【幻想の国 エキゾチックモロッコ10日間旅行記】10日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
日本に帰国の途へ?!
ビジネスクラスのアメニティー
こちらはフライトアテンダントさんに強引に貰った女性用のアメニティーです。
ブルガリのポーチを開けて中身を見てみる事に。
すると小さなポケットにはブルガリの化粧水や乳液や香水などが収められています。
他にはコンパクトや歯ブラシやヘアーブラシなどが入っていました。
こちらは男性用のアメニティー。こちらもポーチはブルガリですが、ポーチの形や色も女性用とは全然違いますね。
エコノミークラスのアメニティーとは雲泥の差ですね!
ポーチを開けると手前には香水やアフターシェービングローションなどブルガリ製の製品が入っています。
それ以外に髭剃り&シェービングフォーム、制汗剤、ヘアーブラシ、歯ブラシセット、ティッシュなどが入っています。
この旅7回目の「ボヘミアン・ラプソディー」はすでにBGMのようになっているので「地球の歩き方 モロッコ編」を見てモロッコの復習をします。
機内食の寿司!!
そんなモロッコの復習をしていると、フライトアテンダントさんがテーブルクロスを敷きに来てくれて機内食の時間が来ました。そしてボクが選んだのは勿論お寿司!!
左手前に乗っているのは鰻のようです。
カリフォルニア・ロール。海外ではこちらの方が人気があるみたい。
サーモンのにぎり。ちょっと色が美味しそうな感じではないように見えたが。。
ちゃんとガリとワサビも用意されています。醬油差しは見慣れたお魚のもの。一気に日本感が出てきました!
まずはサーモンからいただきます!寿司の食べ方は昔に読んだ漫画「美味しんぼ」で学んだように、醤油はシャリには付けずにネタ側につけます。
それにしても飛行機内でこんな風景のように、ゆったりワインを飲みながらお寿司を食べれるなんて想像にもしていませんでしたね。。
窓の外は映画「君の名は。」ではないけど”黄昏時”のような景色が窓から見えます。
お寿司を食べ終わる頃には7回目の「ボヘミアン・ラプソディー」で一番好きなエンディングシーンが流れていました。
何回見ても鳥肌が立つ瞬間です!!
窓の外はだいぶ明るくなってきました。
機内のラウンジへGO!
ただ飛行機に乗っているだけでは勿体無いので、この飛行機でもラウンジに行きます。すると他の日本人の先客がカウンターを占領していました。
その脇には上に上がって来ていた添乗員さんが乗務員さんと交渉をしていました。というのもビジネスクラスに乗られた1人のオジサンの席のリクライニングシートが故障していて、全然動かない状況になっていたのですが運悪くビジネスクラスが満席になっていたので、席替えしようにもできないと言われたようです。
「そこを何とか・・・ビジネスクラスが開いてなければファーストクラスでも・・・」という交渉だったようですが結果としては「空席が無いので、その席で我慢して下さい!」との事でした。温和な性格の添乗員さんも「キツくは言えないので・・・」と言っていましたが、ビジネスクラスに乗っている人は、わざわざエコノミークラスと比べると高い料金を払っているので故障したシートに座らざるを得ないオジサンは怒っていました。しかし飛行機を降りる際にそのオジサンに会ったら「その代わりにビジネスクラスのアメニティーを追加で2個貰えたよ!!」と嬉しそうな顔をしていましたね!
そういう添乗員さんと航空会社の乗務員との交渉事と言われて、思い出すのが”パパさん”から旅行中に聞いていた話。細かい内容は忘れてしまったのだが、同じように添乗員さんと空港の航空会社担当者が交渉していたが、全然こちらの要求を受け入れようとしてくれなかったそうだ。そこで”元大企業重役だった歴戦の強者のパパさん”がそこで話し合ってもラチが開かないので添乗員さんに「自分の会社に連絡して、会社からその要求を伝えさせなさい!」と言ったらしい。すると大量購入で航空券を安くは買っているが大口旅行会社の得意先なので、そこからの要求に航空会社側としては受けざるを得なかったので、すんなり要求が通ったそうだ。
自分も会社員だった時代があって、担当者レベルで話がまとまらない時は会社の上層部を動かして交渉を有利に手早く進めるという手段を使った事があるのを思い出した。
そういう意味では今回の添乗員さんは添乗員さんばかりを抱えている人材派遣会社に所属している人だったので、阪急交通社側の人間を上手く使えなかったのかもしれない。というよりは今回のトラブルは飛行中だったので、そもそも電話自体出来なかったですね・・・。
それはさておき、またこれも余談ですが元大企業重役だった”パパさん”も機内でひと悶着あったみたい。というのも先程の機内食でお寿司を頼んだのだが、CAのお兄さんが間違えたのを持ってきたので「違うよ!オレは寿司を頼んだんだ。替えてくれ!」と言って交換させました。しかし中々お寿司を持ってこないので、待ちきれずにCAを呼ぶと「申し訳ありません、お寿司が品切れになってしまって・・・」となって”大魔神になった”・・・ではなくお怒りになられたそうです。
”パパさん”がお怒りになった理由は頼んでいたお寿司が無くなったからではなく、問題を起こして相手に迷惑をかけたのにすぐに対応せずに放置したから。
ボクも会社員時代に仕事をしていた経験上、問題を起こしてトラブった時程にレスポンス(反応・対応の意味)を早くする事がとても大事であった。呑気な現場が「手が空いてから対応するわ!」とか言って、素早く対応しなかったりするとお客さんが怒り出し、そうなると手のつけようが無くなったりする。
”パパさん”もその対応の悪さにコンコンと説教したら、CAの責任者の女性までお詫びをしに来て、更にファーストクラス用に用意されていたお寿司が出てきたそうです。
その話をこのラウンジで会った時に嬉しそうに教えてくれましたね!
だいぶ話が横道に逸れましたが、飛行機内のビジネスクラスのラウンジでジントニックではなくモヒートを頼みました。ジントニックは普段から良く飲むので、たまには違うのをと思って。
日本へ帰る飛行機内には他のツアーとかの日本人が増えるので、一気に”日本感”が甦ってくる感覚になります。まあ、あと数時間も経てば日本に到着するんだけども。
あっさりとさっきのモヒートを飲み切り、お次は大好きなジントニックにチェンジ!
このラウンジで飲んでいると”パパさん”も参戦して、先程の寿司を巡る経緯を教えてくれました。ただ百戦錬磨の方なので、それぐらいの怒りは瞬時に忘れ去ってにこやかな表情をされていましたね。そういう所に大物感を感じます。それと結構ワインが好きで飲んでいらっしゃいました。
そんな楽しい人生の大先輩の方々と喋っていると盛り上がってきて、3杯目のカクテルを飲みます。すっかりデキ上がってきているボクちゃん。。
酒臭かったのか、酔っ払いから絡まれたくなかったのか、こちらのお姉さんの上半身が逃げていましたね・・・・。
”パパさん”も盛り上がってきてドリンクのお代わりをしています。76歳ではありましたが、まだまだ元気ですね。この団塊の世代は本当に頑張って働いてきた代わりに、その分も今では考えられないような遊びを経験してきた人ばかりなので、元気な人が多い。
エミレーツ航空のフライトアテンダントさんの化粧について社内規定があるのかを聞いてみたら、特に「ここをこうしろ!」とかはないが”赤色だけはエミレーツ航空の指定色がある”みたい。それ以外化粧の濃さとかは本人に任されているらしいが、周りが濃い化粧をすると同じくらい濃くしないといけないと思ってしまうらしい。。
こうやってラウンジのイスに座ってツアーで仲良くなった人達とお酒を飲みながら楽しくお喋りが出来るのも、ビジネスクラスに乗った特権でもある。人生の大先輩の方々は本当に話の引き出しの数が多過ぎて、話が止まらない・・・。
「じゃちょっとパパさんと記念写真でも・・・・」と思っていたら、”名古屋マダム”もラウンジに現れたので一緒に記念撮影!
そうしているともう1人のオジサンも現れて、もう一回記念撮影!
ちょうど今はインド付近の上空のようだ。
こちらのお兄ちゃんはエジプト出身のフライトアテンダントさん。”パパさん”曰く、この彼が間違えて料理を持って来てその後の対応が悪かった張本人らしい・・・。このスマイルが”お調子者”のスマイルに見えてしまう。。
こちらのお二人も話が盛り上がっている模様。
そしてラウンジを担当してくれたフライトアテンダントさんが日本人に変わったので、ここぞとばかりに日本語で質問攻めにする。
話を聞くと滋賀県甲賀市出身の26歳との事。そう言われて一気に親近感が湧いてくる。外人の美人フライトアテンダントさんとか、見ているだけでは「おおっ~~!」と興味が行くがやっぱり日本語で細かいニュアンスまで意思疎通出来て、思いやり精神のある日本人女性の方がよく感じてしまう。。
そんな可愛らしい滋賀県出身のフライトアテンダントさんと、酔っ払い君との記念写真!
2回目の機内食
機内食のメニューを見ている時は「懐石料理はもういいかな~~?!」と思っていたが、結局日本的な味を食べたくなって懐石料理を頼んでしまった。。
「果たして次ビジネスクラスに乗れることがあるだろうか?!」と想像するだけで「この蕎麦の味を脳裏に焼き付けないと!!」と思うけど、食べ物にはこだわりがないのですっかり忘れてしまっているのであります・・・。
こんな懐石料理とともに普通のフルーツって組み合わせもどうかと思うけども。。
この旅で通算8回目の「ボヘミアン・ラプソディー」を見終わり、9回目を見る時間が無かったのでサウンドトラックで我慢する。
そろそろ関空に到着しだす時間になって、慌ただしくメイクを始める前方の女性。メイクをしなくても充分に可愛いハズ(勿論ボクの勝手な想像ですけど・・)なのにといつも思う。そう思うと女性って何気に大変だなと感じる。
関西国際空港に無事到着!
今回も無事に関西国際空港にランディング!
到着時に雨が降っていたけど、槍が降っているよりはマシ!
雨が降っていても帰り道は殆ど電車で、駅から家まで歩いても5分少々。今更濡れても困る事もないしね。
やっぱり日本語を見た瞬間に、とてもホッとする。日本という国の有難味を感じる瞬間でもある。
日本に帰国し、帰宅の途へ
帰りの飛行機内で全然寝れなかったので、一気に疲れが出てきた感じだが何とか気力を振り絞る。荷物は無事問題なく出てきたし、税関も問題なくパス。ツアー参加者の方々とは添乗員さんと共にここでお別れ。みんなの姿を見送ってボクも添乗員さんにお別れを済ませて、帰路に。
電車に向かう道に見た事のある真っ黄色のパーカー女子を発見。学割で付いてきた無料のWi-Fiを返却している様子。この春から、とあるアミューズメントパークで就職が決まっていてそちらで働くそうだ。この旅を経て培った経験を仕事にも活かして欲しいと切に思う。
ふとエスカレーターに乗って、見えたTOTOの看板を見ると中国人向けの表示内容になっているのだろうか?!いずれ日本も中国の植民地に成り下がる時代が来るのだろうか??
関西国際空港からはJRで家まで帰ります。その連絡通路の柱はちょっとお洒落な感じ。
帰りは豪勢に特急はるかに乗って天王寺まで帰ります。カッコつけて”豪勢に”と言ってるけど、実は自由席なんですがね。。
雨が結構降っていたのと疲れがピークに差し掛かっていたのもあって、天王寺からタクシーで家まで帰る事に。そのタクシーの運転手さんに「今まで海外はどこに行った事があります??」って聞いてみると「一回だけあるけど、その時の飛行機でテロ予告があってその検査で出発予定時間が大幅に遅れて、もう海外には行きたくない!」と言ってましたね。。
人生は何事も経験で、後はそれをどう活かすかだけだと感じました!
早速スーツケースを開き、お土産類だけを先に取り出しオカンに優先権を与えて選んで貰います。こちらはビジネスクラスのラウンジに置いてあったおつまみ類。今回の旅の戦利品とでも言いますかね。
ちなみにタクシーの運転手さんにも1つプレゼントしました!
こうして今回も大変楽しかったモロッコ旅行は幕を閉じるのであった。。
<総括>
今回のモロッコ旅行は今までの旅行の中でも一番楽しかったと言っても過言ではない位、素晴らしく楽しめた旅行であった。と言っても毎回旅行後はその旅が一番良かったと思っているのだが・・・。
しかし今回はそう思う根拠として、まずは往復エミレーツ航空のビジネスクラスに乗った事が挙げられる。今まで夢に見ていた世界に自費で27万円上乗せして、自己投資の意味合いで自分の気持ちを貫いて体験してみた。周りの慣れた人から見ると「そんなはした金で騒いで、小さい男だな~~!」と思われるかもしれないが、そんな事はボクにとってはお構いなし。
自分の人生は自分の物。
「周りにどう思われるか?!」を気にし過ぎると、”自分らしさ”を殺してしまいかねない・・・。
このツアーにビジネスクラスで申し込む時に費用の件と共にちょっと脳裏をよぎったのが「若いのにビジネスクラスに乗って・・・アイツ!!」と妬まれるかもという事。
確かに逆の立場だとそう思いかねないが、それは相手が勝手に思う事。気の合わない人間が居たとしても、その人間に合わせて自分を曲げてまで生きるつもりはボクにはない。
実際ツアーに行ってみると、そういった声は全然無く「羨ましい~~~」としか言われなかった。それと共に「大富豪の息子」というイメージが勝手に付いたみたいだったけど(笑)。。
実際には無職で会社員時代にせっせと貯めた貯金を切り崩して、自分への投資と強引に思ってビジネスクラスに乗った程度の人間なんだけどね。。
でもビジネスクラスに初めて乗ったので、色んなものがエコノミークラスの対応と違い過ぎた。それにとても感動してしまった。ボクが会社員を辞めたいと思った1つの理由に「違う世界を見てみたい!」がある。
その世界がビジネスクラスにあった。今までは他の人と同様に「ビジネスクラスに乗るのであれば、そのお金で2回旅行に行った方がいい!」と考えていた。そんな考えの人が多過ぎて、自分はそうは考えたくないと思った。それもあって思い切ってビジネスクラスに乗ったのもある。
あまりクドクド伝えても仕方ないので、まとめると「ビジネスクラスに乗って、本当に良かった」と思った。その費用の価値はあると思う。ただ費用的にまたビジネスクラスに乗れるかは別だが。。
モロッコ旅行をとても楽しめたもう1つの要因は、来ていたメンバーとの交流である。この1人参加限定旅は他の普通のツアーに比べても、参加者同士で仲良くなり易い。
今回のツアー参加者は24名と多かったので全員との交流は難しかったが、特に波長の合ったこちらの2人の面白さというか、ノリの良さには感心した。毎回その旅行で初めて会う人とこれだけ仲良くなれるのかと思うが、今回もとても仲良くなれて好き勝手な事を言い合える仲になれた。
と言うか、いつでも誰にでも好きな事を言うボクですが・・・(笑)
やっぱり食事が終わった後も別個にお酒を飲みながら、各自好き勝手な事を言い合える時間が作れればとても仲良くなれて楽しい旅になりますね!
勿論モロッコという国もとても素晴らしい国でした。
写真的に一番気にいっているのは、サハラ砂漠に朝日鑑賞に出かけた際のラクダ隊が歩いている風景です!
他にもアイト・ベン・ハッドゥも素晴らしかった。その他にも実際にモロッコに来るまでのイメージとは全然違っていて、素晴らしい場所ばかり。そして想像以上に緑が溢れる国であった。
ちなみにこんな事を言っているボクですが、この後に北海道・チュニジアと行って「チュニジア最高~~!」と言っているので全然アテにならないですけどね~~(笑)。
ともかく今回のチュニジア旅行はメンバーにも恵まれて、最高に楽しかった。自分としても「ヘタに遠慮して気を使って・・・」とかしていると楽しめないので「素直に自分らしさを出して楽しもう!!」と思っているのも幸いしているのかと思う。
本当に毎回シュクラン(感謝)、シュクラン(感謝)の気持ちである。
ここまでブログを読んで頂いた貴方にもシュクラン(感謝)、シュクラン(感謝)である。
『1つの旅が終わる瞬間。しかしそれは新しい旅の始まりにしか過ぎない!!』
by 管理者ヒロくん
以上。 ご熟読ありがとうございましたorz
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