【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】5日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日
夜の旧市街地に迷い込む?!
ひたすらブラ歩き!
このエルサレムで城壁に囲まれた旧市街地に惹き込まれるように、あてもなく進むと賑やかな場所に出てきた。この辺りからはユダヤ人街のようだ。
こちらは「カルド」(Cardo)と呼ばれる、ヨルダンの聖ジョージ教会で見た床にあるモザイク画の”マダバ地図”でも記載されていたエルサレム内のメインストリートである。何も考えずに適当に歩いてきたけど、それなりの場所に出てきたようだ。
この辺りはショッピング街になっており、アーケードの建物もある。
「よくぞ、適当に歩きながらもここまで辿り着いたもんニャ!ユダヤ文化というものをしっかり見ていき給え!」という顔をしていた猫ちゃんであった。
こちらのライトアップされて綺麗な建物は「フルヴァ・シナゴーグ」(Hurva Synagogue)という1700年にポーランドから移住したユダヤ人の為に造られたものだが、その後破壊され1856年に再建されるも第一次中東戦争で破壊されて、現在建っているのは2010年に造られた3代目の建物である。
この辺りも明るく、21時半頃の時間だったけど子供達も大勢遊んでいた。
こちらの面から見ると、ユダヤの色である”青&白”でキレイにライトアップされているのが見える。
こちらは「金で作られた7分岐燭台」として旧約聖書に出てくるユダヤのシンボル的な燭台で、モーゼの時代から使われていたとされている。最もピュアな最高級のオリーブオイルを使って毎日ランプを灯していたそうだが、これは勿論そのレプリカである。
そんなシナゴーグと、ユダヤ・カラーでもある”青&白”のライトアップと、金で作られた7分岐燭台。ここはモロにユダヤ人街であったが、アジア人であるボクがこの辺を歩いていても全然周りの人達は気にする素振りさえ見せなかった。
こちらの猫ちゃん達は・・・・ではなく、ライオンの像だった。。
向こうの方には、ライトで照らされてその黄金に光が反射している”岩のドーム”が見える。
遅い時間だけど、とても賑わっているユダヤ人街。ただあのユダヤ人独特な恰好をしている人は、半分くらいの割合で全員ではなかった。
近くのお土産店に何か面白そうな物が置いていないか、ちょっと寄り道する。
エルサレムでは結構このように面白いというか、ふざけたようなデザインのTシャツが沢山陳列されていて、それらを眺めているだけでも楽しめた。
このアイスクリーム屋さん、お客さんのユダヤ人の男性はみんな山高帽と黒づくめの恰好をしている。
そんな厳格なユダヤ人もアイスクリームは食べたいのだという事が分かった瞬間である!
ユダヤ人街の広場の景色 動画
ちょっとこのユダヤ人街の広場で、ベンチに座って現地の雰囲気を少しゆっくりと味わってみる事にする。殆どの男性はテレビでしか見た事のない”キッパ”と呼ばれる、円形の被り物を後頭部に乗せて歩いている。まさにカッパのようにも見えるが。。
とりあえず街の夜景を求めて、再び歩く事にする。こちらの右下ではテニスコートがあって、こんな時間でも煌々と灯が点いていてテニスに興じている姿が見えた。
もう少し小さな城壁沿いに歩いていると、向こうの丘の街の夜景がキレイに見えるスポットにやってきた。
エルサレムで街の夜景を眺める 動画
この辺はちょっと暗いけど、この城壁の上を歩けるようだ。
そんな城壁の石沿いに眺める夜景。とても綺麗な景色で、ここまで歩いてきて良かったと噛みしめる時間である。
夕食後ホテルの部屋に戻って、ゆっくりと過ごすのもいいけど、やっぱりこうやって街歩きをして色んな景色を見てみるのがとても楽しい!思いもかけずにこんな綺麗な景色が見れた時には思わずスキップして帰ってしまう位のテンションになってしまう!
もう少し進むと、イスラム教の聖地である”岩のドーム”が中央左側に見えてきた。正面の壁はユダヤ人の聖地である”嘆きの壁”である。ちなみにこの時はあまりエルサレムの事を知らなくて、たまたま歩いて辿り着いた場所にそんなのがあるなんて夢にも思っていなかったので、実はこれらに全然気付いていなかったのである・・・。
ここまで歩いたのだから、この奥の丘の上に見えるライトアップされた時計塔を見に行こうかと思っていた。でもさすがにだいぶ遠いようなのでそろそろ諦めて引き返す事にしよう。
こちらの門も何も考えずに通り過ぎたが「糞門」という、何とも下品な名前が付けられている。昔この門を通って人間の排泄物(ウンチ)を運び出していた事に由来するらしいが、もう少しマシなネーミングにしても良かったのでは?!
そんな糞門を出て、右側に向かって坂道を登っていく。エルサレムの街は犯罪対策か、だいぶ街灯が黄色っぽく明るく灯されていた。大阪でも夜間の犯罪発生率を下げる為に橋本知事時代に、街路灯は黄色に変えられた。
真っ直ぐ行こうかと思ったけど、さっきのシオン門に戻るとする。
そんなシオン門をくぐらずに、手前の道を進んでみる事にする。ちなみにこの道も全然ひと気がなく、怖がりの人にはちょっと歩くのが嫌になりそうな道だけど、街灯はシッカリ明るく灯っていて道も汚れていないので全然怖くなかった。
その道を進んで突き当りの丘の上から、向こうの方から大きな歓声が聞こえてきた。どうやら何かのコンサート会場で誰かが歌っているようだ。
丘の上から見下ろしたコンサート会場の様子 動画
そのコンサート会場がよく見える場所に行ってみると、その付近で数人のカップルたちが同じようにそのコンサートを眺めていた。
丘の上から見下ろしたコンサート会場の様子 動画2
夜風が気持ちいい8月のエルサレムの街。初めての場所で、少し緊張感を持ちながら歩いているのが余計に気分良く感じさせるのであろう。
明日は本格的なエルサレムの街観光、今日はちょっとその事前準備運動的な感じをして楽しんだ。
そうしてダビデ塔が見える場所に帰ってきた。この時は「ダビデ」と聞くと「ダビデ像」のイメージしか出て来なくて「何故ここにダビデ?!」と実は思っていた。でもイスラエルの王様だったダビデがいて、そのダビデの彫刻が作られたという流れなのである。
旅行後に振り返ってブログを作っているけど、改めて自分の無知さには驚く。
しかし無知には「知らないものの強さ」もあるのだ!
さっき見たエルサレムのアルファベット・オブジェを後方から眺める。
新市街地では22時30分頃ながら、まだまだ人が沢山居て賑わっている。
こちらのオジサンは相方に子供を連れて、演奏していた。
新市街地で路上パフォーマンス 動画
新市街地をちょっと入ったストリートでも、人が沢山いてテラス席は賑わっている。
まだまだ帰りそうにない人々。こうやって遅くまで遊ぶ活力があるエルサレムに21世紀に伸びる国のパワーを感じたような気がした。
まだまだ眠らない街のエルサレム、こんな景色を見ているともうちょっと街歩きがしたくなってくる。。
お店のシャッターも無地より、こういった絵が描かれている方が雰囲気があっていいと思う。
こちらでも街中で演奏をしている人を見かける。ユダヤ人は厳しい戒律があるものの、楽しむ時は徹底的に楽しむようだ。土曜日は安息日という、何もしてはいけない日があるものの、仕事の生産性自体は悪くならないようだ。
新市街地で路上パフォーマンス 動画2
せっかくエルサレムに来たのだから、ユダヤ人が被っているこの帽子”キッパ”を欲しくなり、まだ開いていたお店を物色してみる。
渋い感じのデザインが欲しかったのだが、このようにMLBやNBAやNFLのロゴ・デザインやアニメ・キャラクターのデザインなど品揃えが凄かった・・・。
それらをゆっくり見ようとしていたら「もう閉店だ!」と店主が言ってきたので、諦めて退散しようと思ったがまだ開いているお店を見つけたので入ってみる。
こちらの店主のオジサンは片言の日本語を喋ってくれて、もてなしてくれた。これだけあるとどれにするか迷ってしまうので、思い切ってエルサレムっぽいデザインのキッパを購入する事に。
無事、夜歩きを終えてホテルに帰還!
ホテルを出発して、エルサレムの街歩きはベオグラードに続いて今回も3時間。
たっぷり楽しめたので大満足である!
こちらは先程のお店で購入したキッパ、15ドルといい値段だったがハンドメイドでしっかりした生地で作られていた。
明日はこれで笑いを取ろう(笑)!
寝る前にまだ中身は濡れているラクダちゃんと晩酌をする。明日はいよいよ観光ラストの日で、キリスト教の聖地である場所を巡りイエス・キリストが歩いたとされる道を歩きます。
その様子はまた次回に続きます!
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