カッパドキアの「ウチヒサール・カヤ・ホテル」で楽しみにしていたハマム体験-トルコ旅行記49

【トルコ周遊10日間ツアー】6日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年7月中旬

ウチヒサール・カヤ・ホテルにて

 ホテル周辺を散策タイム!

カッパドキア地方のウチヒサールという街でホテルにチェックインし、それから夕食を食べてまだ時間が早いので、ホテルの周辺を散策してみる事にしました。

 

 ホテル周辺の景色 動画

 

この辺りは住宅街というよりも、観光客用のホテルや宿泊施設と、それを目当てにしたお土産物屋がある場所のようだ。

 

こちらは崖沿いにある、眺めがいいレストラン。これから夕暮れになる景色を見ながら食事を食べれるとあって、お客さんが入りつつある時間のようだった。

 

この辺りは高台にあるので、周辺の景色が一望できる。

 

近くには現地ツアーの会社があったが閉まっていた。4WDのバギーに乗ってカッパドキアを疾走するツアーが人気らしいが、結構ケガをする人がいるらしい。

 

海外ではよく街とかで国旗を見かける。日本では街中を歩いていてもほとんど国旗を見かけないが、国民の愛国心の差なのだろうか?!

 

ホテルからまっすぐ歩いてきたロータリーの周辺に何軒か、大きくないけどお土産物屋さんやコンビニ的なお店がある。

 

ロータリーの真ん中には案内板が沢山付いたポールが建っている。ただこんなに細かく案内しているものは初めて見たような・・・。

 

まずは「ARASTA」と看板が出ている雑貨店に入って見る。

 

こちらでは色鮮やかな水差しが目に付いた。なかなか見かける事の無いカラフルな色使いで、とてもお洒落!ただ買うまでは至らなかったが、見ていると店員のお兄ちゃんが寄って来てわざわざ商品をそれぞれ丁寧に床に商品を並べてくれた。

それよりもTシャツ等の実用的なものが欲しかったが、ここにも置いてありトルコ国旗のデザインのTシャツ(1000円)とトルコ帽(20TL)をセットで購入する。ちなみにこの店では日本円も使えた。

 

そして隣のお店に移り、アルコールを物色する。ワインは1人で飲むには大きすぎるし、小さいワインは置いてなかったのでパス。

 

ビールは珍しく1000mlも入っている缶を見つける。晩酌用に数本ビールを購入。

 

先程の雑貨店で合流した”クマちゃん”と別の奥様ともここで合流。このお店では値札が貼ってないので、値段を知りたければわざわざ店主に渡してバーコードを読み取って値段を調べてもらう必要があり、少々手間であった。。

 

”クマちゃん”は小さいビールを購入。ただしこのパッケージのビールはアルコール度数がちょっと高めの物。ちなみにこの”クマちゃん”は、モノを選ぶときに物凄く時間がかかるタイプで横でその様子を見ていたが彼女の周りだけゆっくり時間が流れているかの如くスローモーションで動いているような感じだった。。

 

さっきの店で買い物を終えるも、まだまだマッサージ予約までの時間があるのでもう少し周辺を散策する事にする。

 

こちらの像は何をモチーフにしているのだろうか?! ちなみにタイトルは「誰かの靴に入った?!」という感じ。。

 

この辺りは小さいけど、そこそこお土産屋さんが並んでいた。

スローモーションな”クマちゃん”を連れて、こちらの木製品のお店に寄ってみる。

 

すると店のご主人が嬉しそうな顔をして、我が子を抱いていた。

とてもいい顔をしていたご主人!

このお店の作品は全て手作りらしい。そんな中、ボクの目を引いたのがこちらの切り株にサボテンの絵を描いたコースター。10TLと全然高くないけど、欲しいデザインのコースターは周りが少し欠けていたので購入するか迷う。。

すると頭の中から「「迷ったら買え!」って自分で言っていただろう!!」という声が聞こえてくる。自分で言った言葉には責任を持たないといけない。それが出来なくなると、クズのような人間に成り果ててしまう。会社員時代に在籍した会社で無責任な発言をする上層部から学んだ教訓である。

 

という事でこちらのコースターをお買い上げ!ただ表面をコーティングしていないので、コップから水が滴り落ちるとそれで塗装が取れちゃうので、扱い方には注意が必要ですが。。

 

ここでもお土産を選ぶのに、十二分に時間を掛けるスローモーションな”クマちゃん”。お土産物を選ぶより、可愛らしい子供に気を取られている様子。

 

途中、大きな音でアザーンが流れてきた。イスラム教の国では普通の事だけど、その音を聞き慣れていない日本人にはほぼ騒音レベル・・・。

 

スローモーションな”クマちゃん”のお土産物選びで、いつまで経っても決まりそうに無いので強引に後押しして商品を決めさせてお店を出る。

すると近くには先程の騒音レベルのアザーンを流していたと思われるモスクのミナレットを発見!このアザーンも昔は人が声を出して、周辺に知らせていたものだが機械の発達でスピーカーに切り替わった。ただそれになってから、かなり騒音レベルが上がったのかもしれないね。。

 

お店の外に出てみると、すっかり暗くなってきていた。

 

スローモーションな”クマちゃん”のおかげか? 浦島太郎のような気分になった。。

 

ホテルへの戻り際に、また別のお土産物屋さんがあった。ここでオリーブの小さいハンドクリームを大量買いする”クマちゃん”。27歳で海外旅行に来る位なので多少は英語が理解できるのかと思いきや、お土産物屋さんで店員さんが喋ってくる簡単な英語レベルも全然理解出来ていない様子だった。店員さんに何か言われると、ゆ~~っくりこちらの方向に首が向いて来て「今この人、何て言ったんですか??」という顔をして、こちらに通訳を求めてくる有様。。

ま~~これが”クマちゃん”のキャラクターというか個性なんだろうね!

ボクはこちらのお店ではカッパドキアの現地ガイドブックを購入。地球の歩き方などの本では、その地方の歴史とかが細かく載ってなかったりするので、各地の勉強用に今後ガイドブック等の購入を強化していくつもりです!

 

 ホテルに戻り、一旦休憩!

ホテルに戻ってきたのは21時前。まだまだ時間があるのでホテル内を散策してみる。洞窟ホテルという割に想像以上に綺麗な廊下。長い絨毯が真っ直ぐに延びていた。

 

「Bar」とあるから、お酒が飲める場所かな??

 

ここの広間は雰囲気のある場所だったので、こういう所でツアー参加者さんを誘ってお酒を飲んだりするには良さげな場所。

 

ただし周りには全然人の気配は無かったけど・・・。

 

こちらの手の形をしたイスが何とも言えない雰囲気を醸し出していた。。

 

そこから見えるプールはライトアップされていて、何とも幻想的だった。ちなみにこのプール、一番深い所は2m近くあるそうだ。プールサイドの表示には140cmと書かれていたので油断していたら、足が付かなかったと実際にプールで泳いだ人が言っていた。

 

 ホテルでハマム・マッサージの体験!

そろそろ予約時間が近づいてきた。一緒にマッサージを受ける”お父さん”とは予約10分前にロビーに集合としていた。このホテルではマッサージの予約をして、先にフロントで料金を支払い予約券を代わりに受け取りそれを提示してハマムに入れるのだが、”お父さん”はそのチケットを部屋に置いてきたとの事。

そこで”お父さん”はチケットを部屋に取りに戻るのであるが、これまたスローモーションな”クマちゃん”ばりにゆっくりな動き。しかも几帳面な性格で、スーツケースを開けてそこにはクシャクシャなビニール袋で2~3重に色んな物を詰め合わせしているので、そのチケットを取り出すにも時間がかかっていた。さらに今度は取り出した荷物を直すのにも、元々詰めてあったビニール袋に戻す作業をゆっくりとしていたのでどんどん時間が過ぎていく。。

「ゴメンね、ゆっくりで!」で謝る”お父さん”に平静さを保つボクだが、刻一刻と時間は過ぎていく。。

 

そして何とか予約時間通りにハマム受付に辿り着き、ホッとする。

 

ここでは温水プールもあると聞いていたけど、これみたいだった。しかもここは料金を払った人しか入れない場所だったし。。

 

コースによってはこういう部屋でマッサージをしてくれるみたいだけど、今回はハマムだったのでここでは無かった。

 

奥の部屋で着替えをする。一応更衣室のようなものがあり、そこでハマム体験用のパンツに履き替える。ちなみにここでも着替えるのがゆっくりな”お父さん”だった。。

 

そしてこちらのサウナ室のようにムワッとした部屋がハマムのお部屋である。

 

そんな石焼のような台に寝て、これからのハマム体験を楽しみにはしゃぐ男!

 

そして”お父さん”とも記念に写真を撮る。意外とマッサージの女のコが気を利かして写真を撮影してくれた。ただし肝心のハマム&マッサージの感想はと言うと・・・・一言で言えば「残念!!」という感じでした。

 

こちらではまず上向きに寝て、順番に温かいお湯を掛けてくれて、その後はうつ伏せになりこちらもお湯を掛けてくれます。その後はこの様にタオルを使って大量の泡を作り、それを使って”ごく簡単なマッサージ”を行ってくれました。その後はちょっと荒めのアカスリ用手袋を使い、”簡単なアカスリ”をしてくれてそれで終わり。およそ所要時間は15分といったとこでした。

日本人はマッサージというともっと丁寧にしっかりしてくれるものだと思い込んでいるのか、ここでハマム&マッサージを体験したツアー参加者さん達は全員口を揃えて「期待外れだった!」とか「全然ダメだった!」とかと感想を言ってました。その他にトルコでハマムを体験した事のある人からも「期待外れじゃなかった??」とかメッセージが来たり。

いつもは温厚な”お父さん”も「もう、これで終わり??」って言う位だったようです。

 

恐らくハマムというのは、サウナ室のような所で体を簡単に洗ってくれるだけのサービスで過剰なマッサージなどを期待する場ではなかったようです。しかも現地ガイドさんが「他のホテルのマッサージより、こちらのホテルのマッサージの方がオススメだ」と言っていたのも火に油を注いだようです。

逆に現地ガイドさんがオススメというのに、実際に体験してみるとこのレベルだったので思わず「裏に何かあるのか??」と疑わずにはいられませんでした。この程度のマッサージを勧める位だから、裏で金銭面のバックマージンの存在が頭をよぎりました。ここに限らず他の連れて行かれたお店でも、そういうのを感じる瞬間もありましたが、それは別にどこでもやってて不思議な事はありませんが。

 

こちらの注意書きにはしっかりした日本語でも記載されていました。

 

ハマムを出ると、次は顔に泥パックを塗ってサウナに入ります。こちらの従業員は東南アジアから来ている若い女性3人が働いていました。もし気持ちいいマッサージを希望するなら、ここのホテルではなく明日泊まるアンカラのホテルのマッサージの方が断然良かったみたい。

 

そんな期待外れだったハマム&マッサージも「どんな時でも楽しむ!」をモットーにしているボクは、それを逆手に取って楽しみに変換する能力を持っています。

なので個人的にはこのハマム体験は楽しい思い出しか無かったですね!

泥パックを顔じゅうに塗ってもらったら、そのままサウナに5~10分程入りシャワーを浴びてこのパッケージコースは終了です。客観的にみると、これに参加した人達からは不満が続出するのも仕方ないレベルでした。

もしこちらをご覧になってから、このハマム&マッサージを受ける人は「ここはマッサージを受けれる所ではなく、あくまで”ハマムを体験”できる擬似的な所」という認識を持って受けた方がいいのかもしれませんね。

 

受けた全員が不満と言っていたハマム&マッサージを受けても、この2人の前では笑顔が輝いている。そしてこの後に入るサウナでは暗い狭い部屋で”お父さん”と2人きりになって、文字通り裸の付き合いになる訳だがそこでとても素晴らしい話を聞けて、とても良かった。

別にこちらから誘導した訳ではなく、お父さんから自発的に喋りかけてきたのだが「ボクは生涯、現役でいたい!」といきなり言い出した。「いつまでもそういった若い気持ちを持って生きていきたい!」という事で、いきなり何の前触れも無くそう言い出したので「???」と頭が少々混乱する。深呼吸をして冷静さを取り戻し、質問をしてみる。

「もしかして、アソコも現役って事ですか??」と返すと「もちろん!」と嬉しそうな顔をするお父さん。そして「この事は女性陣には内緒にしといてね!」とも言っていたが、翌日早速女性陣にこの話を広めてしまった。。

 

この時に聞いたお父さんの過ごした人生を簡単にまとめると・・・

・奥さんは早くに亡くなり、それ以降はず~~っと独身を貫く
・子供は娘2人、その孫は5人
・自分の家系は60歳代で皆死んだのでそろそろ自分の死を感じている
・すでに生前贈与を始めていて、娘&孫7人にそれぞれ100万円ずつ渡しこれからも毎年渡していく予定
・元々はエンジニア系の仕事をしていた
・途中で営業職に移動になり、口数が少ないタイプなのでとても苦労した
・でも相手担当者の先に技術者がいて、その人達と接する事ができて楽しかった
・仕事は毎日遅くまでしていて、ある時、車での帰り道に信号で止まった時に思わず居眠りをして、今後事故をする可能性があるかもしれないので早期退職をした
・早期退職して暇になったので介護福祉士の専門学校に通った
・介護福祉士の専門学校に60歳を過ぎた人間が行くと周りは若い子だらけで最初は恥かしかった
・しかし積極的に若い子にも混じるように頑張ったら、周りも受け入れてくれて仲良くしてくれた
・介護に必要な料理の知識を付けようと、若い二十歳前後の女の子ばかりの料理教室に通う
・同年代の人間みたいに「若い子には付いて行けない」とは思いたくない
・70歳を過ぎた頃から体にガタが出てきて、最近は歩き方もおかしくなってきた
・現在は合唱部やカラオケサークルなど3つに所属して、積極的に活動している

等々。

 

そのお父さんの話で一番感動したのはというと・・・・

「ボクが大事にしているのは”迷ったら進め!”という事。たぶん君もそう考えだと思うけど一度きりの人生だから、後悔はしたくない。進んでダメだったらまた戻ってやり直せばいいだけ」というお父さんの根本にある考えであった。

このサウナに入っていたのは僅かな時間であったが、貴重なお父さんの話を聞けて今まで見てきたお父さんの動きが理解できた感じがした。トルコの旅行でチョコチョコとお土産を買い、今日は絨毯屋で悩みながら絨毯を買っていたのも”お父さんの優しさとこの考えが根本にあったから”だというのがとても納得できて、素晴らしい時間を過ごせた。
※ちなみに翌日寄るトルコ石屋さんで爆買いするお父さんの姿を見ても、安心でした(笑)

 

なのでこのハマム&マッサージを体験した時間というものは、ボクにとってとても素晴らしい時間を過ごせるものになった。なので個人的には全然不満はありませんが、ツアー参加者さん達の意見を代弁して、一部記載させて頂きました。

 

 

 ハマム体験後、部屋で晩酌を楽しむ!

そんな楽しかったハマムを終えて、部屋でさっき購入したビールを飲もうとしていると、ちょっと部屋の外が騒がしい感じだったのでその声が聞こえるフロントまで様子を見に行ってみる事にする。

 

するとフロントではボクらの後にハマム&マッサージを受ける予定だった奥様2人が、予約時間23:30に行ったら閉まってたとの事。ちなみにフロントの男性曰く「予約券には23時と書かれていて、もうその時間をだいぶ過ぎているので対応できない」との事。

横では先程マッサージをしてくれた従業員の女の子が私服に着替えて帰る準備をしていた。

するとちょっとしてから添乗員さんが慌てふためいた感じで「ハ~~ハ~~」とまた大きく荒い息遣いをしながらやってきた。そしてフロントに今の時間から対応できないかを交渉していたが、全く相手にされなかった。。

その経緯を横で見ていて、それをまとめるとこういう事だった。

・奥様2人が予約したのは23:30
・ホテル側は23:00の枠が空いているので、それを添乗員さんに打診
・添乗員さんは早い方がいいと判断し、 23:00の枠で予約する
そして添乗員さん23:00の枠で予約した事をその奥様2人に伝え忘れた・・・
・奥様2人が23:30にハマムに行くと閉まっていた
・勿論マッサージは受けれないし、その返金も無し
・その払った費用は添乗員さんから返金対応

ホテル側は勿論、遅れてマッサージを受けれないのはそちら側の責任なので返金も出来ないと主張。海外では自己責任がまかり通っているので「予約した時間に来なかったら連絡してくれたらいいのに!」という考えは、優しい日本でしか通じない考えである。。

ただこの奥様2人は事前にこのハマム&マッサージを受けた人からの最低な感想を聞いていたので「逆にマッサージを受けれなくて良かった!」と言ってました。

今までの阪急交通社でアテンドしてくれた添乗員さんは皆さん、しっかりした人ばかりだったのでちょっと今回の添乗員さんには色々とガッカリする面があったのが個人的には残念だった。ただ色んな人がいるので、毎回満点な仕事をしてくれる人ばかりではないので今回の事はいい経験となりました。

 

そうして騒動もありつつ、旅は過ぎて行きます。ホテル前にあるお土産物屋さんで購入したカッパドキアのガイドブック。これを今から読み出すと眠れなくなるので、封を開けずに眺めながら晩酌の友とします!

 

そして続いて2本目の缶ビールが登場。さっきTシャツを購入した店でこちらのトルコ帽もセットで購入。これらを明日着用し”即席トルコ人”に変身する予定です!

 

こちらは後輩君へのプレゼントです。何だか分かりますか??

 

こういった感じで今日も楽しい時間を過ごして、眠りにつくのである。

また楽しい明日の様子は次回に続きます!

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