【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】5日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日
夜のエルサレムの景色?!
夜の街を独りでブラ歩き!
ここエルサレムの街でも、夕食を食べた後に恒例となってきた夜の街歩きを開始します。ホテルを出発したのは20時前頃でダビデ塔のある旧市街地の方を目指して行く事に。
とりあえず歩く方向はこの路面電車に沿って行けば、旧市街地を囲む城壁に辿り着くハズ。勿論1人での夜歩きでも何も荷物は持たずに手ブラです。地理はある程度頭に入れて、後はスマホでオフラインの地図を見ながら、おおよその現在地を把握。
エルサレムの夜は結構明るく、人通りが多い。この路面電車の道は車は進入できずに歩行者天国のようになっていたけど、路面電車が静かにやって来るのでなるべく線路の上には近づかなく歩いた方がいい。
そこそこ本数が多く、人もそこそこ乗っているエルサレムの路面電車。乗るには現地のお金で、ICチップのようなお金をチャージしたものを前もって購入する必要があるようだったが、歩いて行けそうな距離だったので乗らなかった。
この辺りは新市街地で、路面電車沿いはメインストリートなのか、だいぶ明るく賑やかであった。
歩いている人達も子連れも多く、若い人達が多く治安も良い感じを受ける。
昼間は暑かったけど、夜は太陽が沈んでいるので気温的にはちょうどいい感じだった。
大昔から幾たびの戦乱に巻き込まれていたエルサレムの街も、今ではすっかりと落ち着いた街になっている様子。
ちょっと変わった噴水のようなオブジェもある。
夜のエルサレムの街での景色 動画
昼間の暑さもどこかに消えてしまったような夜の街。思ったよりも子供連れの家族が多かった。ベビーカーを押しながらの家族連れの姿が目立つ。
ユダヤ人の子供の多さの影響だろうか、それとも夏で夏休みなのか?
ホテルを出て、路面電車の道沿いに歩く事、15分ちょいで城壁が見えてきた。
この辺りはエルサレムでも新市街と旧市街地の中間で、人の多いエリアのようだ。
この信号を渡った先の広場に「I♡JLM」とアルファベットのオブジェがある。エルサレムは英語で「Jerusalem」となり、それを略して「JLM」としているのだ。
さらにそこから城壁の方まで進みます。こちらの現在残っている城壁はオスマン・トルコ帝国時代にスレイマン1世が指示して1541年に完成した物。1辺約1km弱の四角形の城壁で、高さは場所によるが5~15mあり、本来は6つしか門がなかったという。
元々あった城壁は1219年に当時の王様が(第四次)十字軍にエルサレムを占領された場合に、この城壁がある事によって奪還できないのを恐れてあえて自ら壊してしまったそうだ・・・。そんな防御が弱くなったエルサレムの街からは人々が段々と逃げ出して行ったらしい。
今回この街歩きの動機は、この正面に見えるダビデの塔で夜間に行われている「音と光のショー」の様子を探るものであった。外側から少しだけ塔にライトアップされている光が見えるものの、殆ど眺める事が出来ない。。
エルサレムの中心地だけあって、夜間でも交通量は多い。世間的にはイスラエルの首都はテルアビブだが、イスラエルは首都をエルサレムとしている。
夜のダビデ塔付近の景色 動画
ご覧のようにとても明るい城壁付近。それと小さい子供を連れた家族連れも見かける。
どこの首都も通勤時間のピーク辺りは渋滞が多いようだ。
こちらは城壁の西側の真ん中付近に設置されている「ヤッフォ門」と呼ばれるもので「ヤッフォ」とは現在のテルアビブにある港街の名前で、その街とエルサレムを繋ぐ道がここに繋がっていたのでそういう名前が付けられた。
そのヤッフォ門をくぐり、旧市街地の方へ進んで行きます。
ダビデ塔の入口付近に来たけど、中のライトアップ・ショーの様子は流石に全然見えない・・・。周囲には高い建物も無いので中を見る事は出来なさそう。受付では予約は必要のようで、紙にプリントアウトして持って行く必要があるとの事。入口のガードマンは来た客にその紙を見て、通していた。
そして一番の問題点は、このライトアップ・ショーは”撮影禁止”という事。基本カメラで写真を撮って残す事が大事なボクには、この言葉を聞くとゲンナリする。。
という事であっさりダビデ塔のライトアップ・ショーは諦めて、トイレを探しにいく。ここは近くにあるショッピングモール的な通りで、世界的なブランドも入っていたのでどこかにトイレがあるハズ。
意外と簡単にはトイレが見つからなかったけど、何とか探し出して用を済ませる。
そうして帰路に着く。勿論帰りも歩きです。
この時20時45分頃で、ホテルを出発して50分位しか経っていなかった。とりあえずここのベンチに座って休憩するも、やっぱり夜の街をもっと開拓してみようと思い再び旧市街地に向けて進む事にする。
どうせなので、さっきとは違う道を歩いてみる事にする。ちょっと暗い道の方が緊張感もあって楽しいだろうと。。
ダビデ塔でのライトアップ・ショーは見れなかったが、こちらの建物でのライトアップ・ショーを見て少しだけ楽しむ。。
「新門」から旧市街地へ入ってみる!
こちらは7番目に造られた「新門」と呼ばれる、その名の如く新しく造られた門。1898年にドイツのヴィルヘルム二世がこのエルサレムの街を訪問した時に開けられたもので、他の城壁は侵入しにくいよう防御の為に門から入って曲がる道になっていたが、この門はただ城壁に穴を空けただけの形状になっている。
この21時位の旧市街地は電気は付いているものの、全然人影がない。先程までの人波とは違って、寂しい感じだけど、とりあえず思い切って前に進んでみる事にする。
この旧市街地は黄色い街灯のおかげでだいぶ明るかった。防犯の為にこういう照明にしているのだろうか?!
旧市街地も地区毎に宗教が区切られている。この辺りはキリスト教徒が住んでいる場所だけあって、十字架を目にする。
旧市街地だけあって道が真っ直ぐになっておらず、クネクネと曲がっているのでちょっと迷いそうな感じもする。けど夜は建物がライトアップされていて、綺麗な建物が多いのでそれを見たいが為に進む事にする。
昼間はお店が開いているのだろうが、この時間はシャッターがみんな降りていた。でも全然怖そうな雰囲気もないし、いざとなったら走って逃げればいいし!
道を進んで行くと、ちょっとだけ人がいる道に出てきた。この団体に付いていって、道を登っていくと・・・
先程のダビデ塔がある場所に辿り着く。色々適当に街歩きすると、多少迷って時間を潰すけど、その分そこらあたりの土地勘を得れるのでブラ歩きが好きなのである。
ダビデ塔のライトアップ・ショーをちょっとだけ・・・動画
旧市街地のアルメニア人地区に進む!
ちょっとだけダビデ塔のライトアップ・ショーが見れたけど、まだ帰るには早いのでもうちょっと散策してみる。こちらの車がよく通る、あまり広くない道を進んでみる。
こちらの地区にはアルメニア人が住んでいる場所である。ただし当分は壁に囲まれた道が続いている。この先に行けば何があるのかは全然知らずに「ただそこに道があるから!」という理由だけで突き進む。
そんな広くない道には歩行者は少なく(というか、ほとんどいない・・・)、代わりにドンドンと車がやって来る。。
そんな道を進んで行くと、ちょっと開けた場所に出てきた。この辺りは駐車スペースとなっているようだ。このエリアの住民も駐車スペースがあまり無さそうなので、ちょっと喧嘩しながら車を停めあっていた。
そしてこちらの門を見つける。「シオン門」と呼ばれる、旧市街地の城壁では最南端にある門。
こちらの門も内部はL字に折れ曲がっている。ちなみにここは車も通るので、下手な運転手だと何回か切り返しをしないと通れない道。この門はダビデの墓に最も近いので「ダビデ門」とも呼ばれるらしく、第一次中東戦争ではここで激しい戦闘が行われ、その時の銃撃の跡が門に残っているのである。
こんな夜のエルサレムは次回に続きます!
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