バルト三国旅行記:7日目
阪急交通社ツアー「バルト3国周遊 8日間」-2019年12月17~24日
バルト三国も終わり・・
さてバルト三国旅行で6回目の朝がやってきました。タリンのホテルで朝食の時間です。
昨日の朝食に続いて連泊のホテルなので、同じ料理が並んでいます。海外のホテルにはハムというか、サラミの薄切りはだいたい何種類かが置かれているのをよく見かけます。
今日の予定は観光は無し。午前9時にホテルを出発し、午前10時出発のフェリーに乗り込み、ヘルシンキに向かいそのままヘルシンキの空港からフィンエアーに乗って日本へ帰国します。
後で写真を見返すとビュッフェながら、昨日の朝食とほぼ同じ内容を選んで取っていた。本日はお昼ご飯は付いていないけど、食い溜めも出来ないので普段通りの朝食となった。そして朝食会場で昨晩クリスマスマーケットで別れた”第二のお父さんオジサン”を見つけて、昨日ホットワイン屋さんで出会った可愛らしい女の子の報告をする。
こちらは一昨日の晩にRIMIスーパーで見つけれなかった、リンゴ型エコバッグ。添乗員さんに2個ぐらい残っていないか聞いてみたら「ちょうど2個余ってますよ!」と、譲ってくれた。
ホテル出発までに昼食代わりのサンドイッチを近くのスーパーで購入。
短い滞在だったけど、充分に楽しめたタリンの街。

もし次に来る事があれば、暖かい時期に来たい!
ホテルに戻ると、エレベーターに一緒に乗り込むワンちゃんの姿が見える。このホテルは珍しくペット同伴OKだった。ただどうりで泊まった部屋が動物臭した訳だ・・・。
さて後は帰国を残すだけなので、忘れ物の無いように荷物チェックをして荷造り終了。
帰国の途に着く
さてタリン港までは短い距離だけど、またバスで移動します。そんなバスに乗り込むと、新顔の女性が乗り込んでいて何かを配りだします。
先程の女性は昨日タリン旧市街地を案内してくれた、現地ガイドのエリックさんの奥さん。今日はタリン港までの短い間だけど、一緒に行ってくれるみたい。こちらのクルミみたいな種はタリンの習慣で、相手の幸せを祈って渡すものらしい。でも個人的には貰ったものの、食べれる訳でもないし、どうしようもないので捨てるしかないと思うけど・・・。
という感じでバスは短い間ですが、フェリーターミナルに向かって走り出します。
こちらは最初にヘルシンキからタリンにやって来た時に宿泊したホテルで、モトロポール・ホテル。最後に宿泊したヴィル・ホテルからは近い場所にあります。
タリンの空港は街の南東部分にあり、ここから飛行機で帰れたら便利だなと思っていたけど、帰りも行きと同じようにわざわざヘルシンキまで戻る事に。。
フェリーでヘルシンキに向かう
バルト三国に来る時に、こちらも使用したフェリー乗り場に到着。ホテルからは7分程で来れました。
北九州市からお越しの元中学社会科先生だった”自称エロ坊主オジサン”。寒い冬のヨーロッパ8日間の旅行にも関わらず、スーツケースは持って来ていなくて、ご覧の通りリュックサックとビニール傘一本という装備のみ。日本のお隣にある韓国には50回以上も行った事があり、タイには数年間在住していた経験もあるので、荷物は必要最小限にまとまっているようだ。
ちなみに毎日洗濯しているのかと疑問があったので聞いてみると、「パンツはコンビニで紙パンツを買って、使い捨てている。5枚入って100円程で買えるよ!環境にもいいし」と教えてくれた。旅のノウハウはこういう旅慣れた人を見て、覚える事もあるのだ。
こちらはリトアニアのサービスエリアで購入した”シャコティス”が入った箱を、大事そうに抱えるお姉さん。バームクーヘンの原形とも言われるお菓子なので、重たくはないけど大きいので嵩張る・・・。ちなみにこちらは飛行機も手荷物で持ち込むようだ。。
こちらはフェリーの搭乗券、ちゃんとこんなチケットにもWi-Fiのパスワードなどが記載されているのは、IT王国でもあるエストニアっぽい所かもしれません。
ちょっと早いけど、フェリーターミナル内に入り、搭乗時間が来るのを待ちます。
遂にこれでバルト三国から去ってしまう瞬間が来る。ただいつもながら楽しかったけど、旅程的にはバルト三国間の往復バス移動の時間が長過ぎたようにも感じたけどね。。
フェリーターミナル内にもカフェがあって、買い食いできる。だけどこういう所は”いいお値段”がするので、どうしても必要という場合以外は購入しないようにしている。
まだ午前9時過ぎなので、酒盛りするにはまだ早いしね・・。
今回の旅で仲良くなった、お1人で参加していたこちらのオジサン達のメールアドレスを貰う。左の”自称エロ坊主オジサン”は携帯電話を持たない派なので「たまにだったら自宅でメールを見ますよ」との事。
10時30分出発のフェリーは約30分前に搭乗開始となり、続々とフェリーに進む乗客たちの皆さん。
ヘルシンキからタリンに移動してきた時にも同じフェリーだったので、勝手は少しは分かっているので慣れたもの。
帰りのフェリー内で先程のオジサン達とお喋りしようとテーブルを囲むと、”自称エロ坊主オジサン”がビールを奢ってくれた。「お金ならタップリと持っていますから、飲んでください!」という”自称エロ坊主オジサン”のお言葉に甘えるボク。
タリンのクラフトビールと共にスーパーで購入したという、オイルサーディーンを酒のつまみにする事に。
他にもハムも持っていたりと酒飲みは必ずツマミを持って来ているという、旅のアルアル話。
せっかく開けてくれたオイルサーディンだけど、ひと瓶丸々は結構量が多過ぎて食べ切れなかった。そうすると”自称エロ坊主オジサン”は他の奥様方に配って回っていた。
アルコールも入って舌も滑らかになったからか、三人で色々と喋っていると話がとても盛り上がる。すると近くにいた、ある奥様から「私何回かツアーに参加しているけど、男の1人参加の人がこんな仲良く盛り上がっている姿は初めて見ました!」と言われちゃいました。ただボクからすると、こういう旅行に参加する時点でツアー参加者さん達との間には見えない共通点があり、それを感じた瞬間にとても仲良くなれるのである。
そしてついでに仲良くなった、福岡からお越しのご夫婦も入れて再び写真撮影。

”自称エロ坊主オジサン”がビニール傘をアピールしている所が笑える!(笑)
こうして最初タリンへ来る時は長く感じたフェリー搭乗時間が、帰りはとても短く感じた。そしてこのビールも美味しかった。
ヘルシンキに近づくと、小さな島が沢山見えるようになってきた。でも本当に小さい島ばかり。。
ヘルシンキに到着
フェリーに搭乗する事、約2時間でヘルシンキに無事到着する。飛行機もそうだけど、着いたら真っ先に降りようとまだ降り口が開いてないにも関わらず、多くの人が出口に押しかけて順番待ちをしている。。
乗客と共に大きなトレーラーも載せていたフェリー。移動には不可欠なフェリーは、生活物資の運搬にも欠かせない手段にもなっているのだ。
さて一週間ぶりにヘルシンキに帰ってきました。ただこちらも残念ながら寒いだけで、雪は降ってはいませんでした。
フェリーの乗客には物価の安いタリンでアルコールなどを沢山購入して、ヘルシンキへ持ち帰っていたフィンランド人のような人を沢山見かけた。バルト三国の中でもエストニアは一番の北欧かぶれだけど、実際の物価は北欧の方が遥かに高いみたい。
ある奥様が「前田さんは前に出会った事があるので!」と何回か言っていた。てっきりツアー参加者さんの事かと思っていたけど、実際にはヘルシンキで空港間をアテンドしてくれた現地に住んでいる日本人男性でした。帰りにこの奥様は余ったカイロを全部プレゼントしていました。寒い海外に住む人には、とても喜ばれるプレゼントのカイロでした。
ヘルシンキの空港まで送ってくれるバスの電光掲示板には、このように「オカエリナサイ」と流れていた。さりげない、おもてなしの気持ちがこんな所にも表れている。
そんなバスに「ただいま!」と応える、サンタ帽を被った男。せっかく昨日購入したサンタ帽を、日本に帰るまで被る事にしたのであった。
ヘルシンキの街も初日に約1時間だけ、中心部を観光しただけ。それだけなので全然フィンランドについては、来たというイメージが付かなかった。まあ今回のメインはバルト三国なんで、仕方ないけどね。。
12月下旬に訪れたフィンランドも雪だらけだと、訪れる前は勝手に思い込んでいたけど、このように実際に来てみると全然雪は見られなかった。だから実際に自分の足で世界を訪れるという事の重要性を、改めて認識する。
タリンの到着したフェリーターミナルから、バスで約30分の移動でヘルシンキ空港に到着する。
ヘルシンキ空港に到着
気付かなかったけど、バスのドライバーさんもサンタ帽を被って、クリスマスムードを盛り上げていてくれた。
こちらは「ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(Helsinki-Vantaan lentoasema)」で、フィンエアーが拠点としているハブ空港でもある。
1952年にヘルシンキで開催された、夏季オリンピックに合わせて開港したこの空港。ちなみに1952年にヘルシンキで開催されたのは、元々1940年に東京で開催される予定だったオリンピックが、日中戦争の激化を理由に開催先がヘルシンキに繰り上げ開催へ変更になった。しかしその後に勃発した第二次世界大戦の影響で、オリンピックの開催は延期になり、その後1952年にやっとヘルシンキで開催されたのである。ちなみに日本が第二次世界大戦で敗北した後に、初めて夏季オリンピックに参加したのは、この時のヘルシンキ・オリンピックである。
空港の中に入る斜めに動くエスカレーターは段がない反面、スーツケースは気を抜いていると転げ落ちていくので、体の前に置いて下の駒の部分に足を置いて、転げ落ちないように固定しておく必要がある。
そしてヘルシンキ空港内に到着。遂にこの旅が終わる時がやって来ました。
そんな様子はまた次回に。そして次回が今回の旅の完結編になります。
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