「なっとくのスペイン9日間」旅行記(日本旅行ツアー)の続きです。
スペイン旅行記(日本旅行ツアー) 6日目
セビリア市内+コルドバ市内観光~マドリード
スペイン:セビリア市内のカテドラル(大聖堂)。
”サンクリストバルの門”は近くで見ると彫刻がすごい細かくて感動するレベル。
大聖堂としての大きさは、世界で3本の指に入るほどの大きさ。
ヒラルダの搭に登る
大聖堂に入場し、早速ヒラルダの搭に登ります。約94メートルの高さの搭ですが階段ではなくスロープ状になっているので歩きやすい感じでした。ただひたすら上を目指して歩くのを我慢できれば・・という感じで体力的にはしんどくはありません。
登る途中には窓というか吹き抜けっぽい所があって、外の様子を垣間見れる。段々上に上がってくると景色が変わってくる。そんな景色を見て、上に登ってきているのを実感できる。
やっと頭頂部に到達。観光客が沢山います。上には鐘が並んでいます。
セビリア市内を一望できるヒラルダの搭。あんまり高いビルとかは、この街には無さそう。
満足気にセビリア市内を見渡す岡ちゃん。彼であればもっともっと高い塔の方がよかったかも。
見渡す限りは特に特徴のある建物は見当たらない。
こちらの方面は右奥になんかのタワーみたいなのが建っている。
”セビリア・タワー”で高さは180メートル。セビリア市の事務所が入ったビルだそうだ。
下に見える木はオレンジの木。ただしここに生えているオレンジの木は食用には向いていないらしい。
日本では見られない昔ながらの建物が並ぶ街。日本では同じようなビルやマンションばかりなので、こういった街並みに見とれてしまう。
途中、上部の鐘が鳴り響いた。時報の代わりかな?
ここでも中国系の観光客とバトル発生!どんどん観光客が上がってきて、景色を見れるスペースを回転させて次に譲っていくところをずーっと占領して動かない中国系観光客。
しびれをきたして、強引に割り込む。「何やコイツ!」みたいな顔で見返してくるも、「お前は邪魔だ!!」という姿勢を出していると相手も何となく気付くみたいで引き下がっていく。
言葉が通じなくても、行動で示していく必要があるのを再認識した瞬間であった。
そんな中国系観光客を押しのけて、下の広場を見下ろして撮った写真。さっき見た聖母マリア像かな。
充分に見渡せたセビリア。どんどん人がやってくるので、そろそろ降りよう。
セビリア大聖堂内にて
大聖堂の上部にはステンドグラスがあって、そこから光が差し込み明るくキレイ!
とても天井が高い。「とりあえずデッカイ大聖堂を造ろうぜ!」って感じで建てたらしい・・。
中央には大きな銀の祭壇があります。
その反対側には「コロンブスのお墓」があります。
「コロンブスのお墓」を抱えているのは当時のスペインを構成した4王国(レオン、カスティーリャ、ナバーラ、アラゴン)の国王。
こちらのショットは棺を下から撮ったもの。底まできれいに装飾がされています。
ちなみにコロンブスの本物の骨が入っているのらしいですが、量はたったの150gしか入っていないそうです。
コロンブスの遺骨は元々はセビリアにあったがその後、サント・ドミンゴ(ドミニカ共和国)→キューバ→スペインと移動していった。ちょっと前にコロンブスの息子の骨とお兄さんの骨が残っているので、それらとDNA鑑定して本物のコロンブスの骨として認定されたそうな。。
※こちらの鑑定は諸説ありますが・・。
コロンブスがスペインに貢献した実績を考慮し、こういった豪勢なお墓になっています。
ただしスペインにとってはコロンブスは新しい大陸を発見し、”黄金”や”奴隷”などを沢山持ち帰ったので彼の偉業は讃えられています。しかし逆に虐げられたアメリカ大陸側は”残虐な人間”として捉えられています。
コロンブスについて調べてみると、初めてアフリカ大陸を発見し島に辿り着くと先住民が出迎えて食事まで食べさせてくれました。しかし先住民に大した武器がない事を知ると、彼らを惨殺しだし支配しました。そして年貢代わりに”一定の黄金”を差し出すように要求し、それが出来ない場合は男女構わずに手首を切り落としたそうだ・・・。
そしてその後も一方的な惨殺・強盗・強姦を原住民に繰り返し行い、相当な数の人間が犠牲になったそうだ。昔は戦争で負ければ、全てを失って何も文句を言えない時代だったのだろうが現代から見てみると”負の歴史”であり、素直に”コロンブスの偉業”を讃える事が出来ないようになってきている。
”コロンブスのお墓”と共に大聖堂の天井を見上げる。
ただしスペインにとっては大航海時代の先駆けを作り、スペインに富をもたらしたので英雄にあることには違いない。
豪華な彫刻がならんでいます。
床にはお墓が並んでいます。日本人には馴染みないが、ヨーロッパの大聖堂で床にこういったデザインが入っているのは”お墓”でこの下には骨が埋葬されているのです。
こうやって見上げると、太陽の光が差し込むのって凄い癒される空間を作ってくれているんだなと実感できる。
圧倒されるセビリアの大聖堂の内部。
豪華な装飾のパイプオルガン。一見パイプオルガンと見えない位・・。
豪勢な大聖堂の内観を充分に楽しんだので後にします。
まだまだセビリア市内観光は続きます。続きはまた次回に!
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