【チュニジア世界遺産紀行8日間】2日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
バルドー博物館で?!
バルドー博物館見学はまだまだ続く
2階に登って、見えるのは鳥や動物、植物や食料などのモザイク。
こちらには神話に出てきそうな感じの顔をした人達が描かれています。
この中でも細かい描写がされているのが、こちらの机で賭博をしている様子の作品。
昔は自然豊かでその辺、動物だらけだったんだろう。
この中央の賭博している様子の画だが、背の低い右の男性が奴隷で左のいい椅子に腰かけているのがその奴隷の主人。だが勝負すると奴隷の方が強く、仲介人から「主人を勝たせろ!」と足を踏まれて指示されている場面の描写である。
そういう細かい所まで解説しだしたら、どれくらい時間があっても足りなそうなバルドー博物館巡り。。
次のブースまで歩いていきますが、2階の作品は”あまり解説せずに通り過ぎながら見るだけ”が多かったような。。
博物館内の様子 動画
真ん中の冗談には、”海洋神”であるオーケアノスが描かれている。その下のポセイドンの婚礼を祝っているという。
今年公開された映画「アクアマン」のワンシーンのようだ。「アクアマン」では闘いの時にサメとかに戦士が乗っていたが、こちらは鳥に戦士が乗っているようだ。。
どんどん進んでいくので、ゆっくり見ている時間がありません。。
この辺りになると大きなモザイクが沢山展示されています。
正面上には”生命の樹”を巡って、争っているライオン2匹の姿が見えます。
人物よりかは動物などを描いた作品の方が多かったような気がした。
ちょっと変わった幾何学模様的なマーク。
この時代には闘技場が盛んだったのだろうか、右の画では闘技場に入れられた奴隷がライオン相手に闘っている様子が描かれている。
現地ガイドさんが色々と教えてくれていたハズなんだけど、この頃になると肝心のガイディングレシーバーを耳から外していたような。。だって聞き続けていると耳が痛くなるもんで・・・。
百獣の王:ライオンが凛々しく描かれている。その昔は野生に沢山生きていたライオンだが、闘技場が流行った頃に人間によって捕獲されて奴隷との戦いで見世物にされていって個体数が減っていったのである。
これを見ると熊同士も戦わせていたのだろう。人間って無残でもあるね。
こちらはちょっと損傷が大きく、分かりにくいが飼育していたダチョウの姿を描いていたのかな?!
しかしこれだけの大量のモザイクがこんなキレイに残っているなんて・・・「チュニジアのルーブル」と言われる所以である。
こちらは円形闘技場内で沢山の闘牛を放ち、戦わせている様子。
こちらは猛獣から山羊、鹿などを入れてサバイバルさせて見世物にしていたのだろう。闘技場は「猛獣VS奴隷」ではなく、「猛獣VS猛獣(動物)」の方が多かったみたい。観客は勿論人間なので、人間が猛獣に食い殺される姿はあまり見たくは無かったのだろう。
色々と熱心に教えてくれる現地ガイドさん。ちなみに後日聞いた話だが、ある人がバスの前側に座った時に現地ガイドさんが色々とチュニジア情報を喋ってくれるものだと期待していたら、スマホでゲームを始めて全然喋ってくれなかったそうだ。それでその人が添乗員さんにクレームを入れて、添乗員さんから現地ガイドさんに指摘が入り、そこからバスの移動中でもよく喋るようになったとか。。
ちなみに闘牛士と闘牛との闘いって、正々堂々と戦っているのかと思いきや、牛が元気過ぎると危ないから闘う前に牛を負傷させて弱らせて闘っているのだとか。。それでも時によっては闘牛の一撃で死亡するマタドールは後を絶えないそうだが。
ちょっとその話を聞いて、ガッカリしたな・・・
初っ端の観光から、脳をフル回転して覚えていかないといけないって結構シンドイね・・・。
さっき下から見た宮殿部分の2階に進みます。
豪華なルネッサンス調を思わせる建物。
2階部分から先程下で見ていた画の全容を見る事が出来ます。
見下ろしたらこんな感じ。
この廊下にも展示物がショーケースに置かれています。
こちらは「宮殿の間」というエリア。そのままの名前だが。。
「宮殿の間」の様子 動画
こんな宮殿に住んでみたいけど、掃除も大変なんだろうな。。
手すりも凝ったデザインになっている。
こういう何気ない手すりにも”こだわり”が詰められているのだろう。
ボク1人「宮殿の間」をあれこれ撮影していたが、ツアー参加者の皆さんはトコトコと現地ガイドさんの後を真面目に付いて行っていますね。
こんなに細かい彫刻と色塗り仕上げには、かなり時間が掛かったのだろう。
天井にもこだわるのが、粋だね!
こちらのショーケース内には小さい像達が沢山陳列されている。
神話に出てくる女神の像かな。
食い入るように見つめるオジサン達。ガラス越しだと、写真を撮る時に自分の姿が入ってキレイに写せない場合が多い。。
人間の頭部の形の上にコップを付けた陶器?!お供え用かな?!
こちらはワインやオリーブオイルを入れる容器かな?
こんな頭部のコップにお酒でも入れて、お祈りの道具にしていたのかもね。。
カルタゴ遺跡から出土した”背中を持って王座に座っている妊娠中の母親の女神像”など、細かい作品があれやこれやと展示されていた。
もうそろそろ皆さんもお疲れが見えだした頃かな。とてもこういった美術品に興味のある人は別にして、一般の人は最初は感激して見ているけど途中から段々同じような物ばかりに見えて疲れてくるんですよね。。
ゼウス神のような像。
昔の墓石のような感じの彫刻。
この辺りになると皆さんの歩くスピードも知らぬ間に上がっていたような。。
この辺りになると作品が大き過ぎるし、画もキレイになっているのであまり感動がなかったのかもしれない。。
この足元にあったモザイクも立ち入り禁止になっていたので、ちょっと特別なモザイクだったかもしれないがスルー・・・。
飾られているモザイクもどんどん大きくなっていきます。。
この様子はまだまだ続きます。
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