【チュニジア世界遺産紀行8日間】2日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
チュニジアのモザイク?!
バルドー博物館見学もそろそろ・・
ここでもギリシャ神話に登場するポセイドン(ネプチューンとも)が描かれており、その息子トリトンも長いホラ貝を持った姿で入っている。
こちらの画もポセイドンにまつわる話が描かれている。
ただ原画の1/3位しか残っていないので、それ以外の所は絵が描かれている。
こうやって昔の人々の生活環境を振り返る事ができるが、人間の本質自体は大きくは変わっていないのであろう。「人間は煩悩の塊である」は変わらないハズ。
それでも色んな技術は考えられない位に発展した。というか発展し過ぎているような感じがする。近い未来に映画「ターミネーター」のように人間が不要な時代が来るだろうと思っている。AI(人工知能)が地球を支配したとすると、まず真っ先に地球に悪影響を及ぼす要因を排除するだろう。そしてそれは増え過ぎて地球環境を汚し続けている人間に他ならない。
芸術家ってのはどの時代でも、どれだけ自分の作品にこだわりを持って魂を注げれるかで作品の価値が変わってくる。
この部屋にはデカイ棺のようなものが真ん中に置かれている。ただ棺ではないそうだが。
チュニジアが日本人にとって知名度が増えたのが、2002年の日本と韓国で開催された「FIFAワールドカップ」の予選で日本と同じ予選リーグに入った時の事。そこから徐々に日本人観光客が増えだした。現時点では日本語を喋れる現地ガイドさんは4人のみだそうだ。
しかし2015年の過激派による銃乱射事件で日本人観光客が3人犠牲になった事で、それからはピタリと日本人観光客が来なくなったそうだ。そういう事件は起こったものの、チュニジアは治安の悪くない国なのでもっと多くの日本人観光客に来てもらって、チュニジアのいい面を知っていって欲しいとの事。
棺でないという事は何かもモニュメントかな?
古代から馬は人類にとって重宝されていた。それと共に砂漠があるこのアフリカ大陸では同じくらいにラクダも大事にされている。ただこのアフリカ大陸に生息しているラクダは全部「ヒトコブラクダ」で背中のこぶが1つの種類。
猟犬を使って狩りをしていたようだ。客観的に見ると、やっぱり人間って他の動物達と比べても数倍も頭がいいのだろう。
こんな時代は魚を取っても取っても大漁続きなような気がするけど、神様に大漁祈願とかしていたので取れない日も多々あったのかな。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」などの合戦シーンで見るような、象などの大きい動物の上に鞍のような籠を作って操っていたが本当にそんな闘いをしていたみたい。
ギリシャから派生した文化が海を渡って、イタリアやチュニジアの方に流れていったようだ。
こちらは修復された壺。僅かに原形のものがくっ付けられている。
こういう修復も最近性能があがった3Dプリンターの登場で、再現性が段違いで上がっているみたい。
同じ形は3Dプリンターで作る事はできるかもしれないが、その作品が過ごした歴史までは再現できない。。
でもほぼ原形を留めていない壺でここまで形にするなんて・・・スゴイ!。
これは大昔の変人?が作ったような品物。足先が人間の物のようにも見えてしまう。。
中途半端な形の体の像も、正直どう扱えばいいのか迷っているのではないかと思う。だってこれだけ見ても誰だか分からないし、それが分かった所で頭などが無ければほぼ意味無いし・・・と感じる。
イオニア式様式の柱の上に付いている部分。何故か、そこだけ展示されていた。。
昔のファラオが使っていたようなベッドもどき?!
「ヴェルギリウスの肖像」
最後に見たこちらの作品も、このバルドー博物館を代表する作品である。このヴェルギリウスとはローマ時代初期の詩人である。ローマ帝国の実質的な初代皇帝アウグストゥスの帝国創業を讃えて、叙事詩『アエネイス』を著する。この『アエネイス』は ラテン語で書かれたラテン文学の最高傑作の一つとされている。そして死去する時に遺言で「この原稿を焼き払うように」と残したが、アウグストゥスがそれを禁じた。これが後に「神曲」を作ったダンテにも影響を与えたのである。
このモザイクはヴェルギリウスの肖像としては世界最古のものとされている。
この説明板はその手前にあるブースの「マハディアの沈没船の宝」のもの。ちょっと前に見たものがそのお宝だったのかな。。
とりあえず現地ガイドさんから「この博物館でも重要なものです!」と言われたので、ほぼ全員がこのモザイクに知識があるかは別として写真を撮っていましたね。
これにてバルドー博物館の見学終了。下を見るとフリースペースで誰かが作ってきた作品の販売会みたいなのが行われていた。
バルドー博物館内にあるお土産ショップは大した物が置いてありませんでしたね。。入口は帰り際見るとライトアップされていました。
後でガイドブック等を見て復習したら、どうも「母なる教会の間」(初期キリスト教モザイク)には入っていないようです。改装中だったのかな?!
とりあえず外に待機しているバスに乗り込みます。早速チュニジア初日から沢山の写真を撮りましたね。沢山撮り過ぎると帰ってからの作業量が増えるのですが”少ないよりは大いに越したことはない”という考えで沢山撮ってしまいます。どうしても頭で記憶できる量が限られているので、細かく写真を撮らざるを得ないですね。。
こうして満喫したバルドー博物館を後にして、ホテルに向かいます。
バスでホテルまで移動
チュニジア初日は半日にも満たないが、バスの先頭席を確保。ここだと前方の写真が撮れるので、本当は毎日でも座りたいのだがツアーでは満遍なく座らないといけないのでそういう訳にはいかない。
ケロアンのホテルまで移動するのに約2時間、バスに揺られます。途中にトイレ休憩があります。ちなみに初日のホテルについてですが、ある奥様曰く「初日のホテルはあまり良くないで!そうブログに書いてあったから!」との情報が。。 .
人によっては来る前に、泊まるホテルの情報とかも全部調べられているみたいで少々ビックリしましたね!
チュニジアに着いて、まだ初日。どんな旅になる事だろうか。
郊外の街に行くと、どこの世界でもあまり違いがないような。。
とりあえずアザーンが流れていそうなミナレットが沢山見えましたね。
ちなみに天気はあまり良くないみたい、というか曇っているような感じで雨が降る訳でもなかったが。。
チュニジアは日本車の割合は多くないみたいだが、ここ最近いすゞ自動車の工場がチュニジアに出来てトラック関係の車両の割合は増えているそうだ。
路上に便器を陳列している。なかなか路上に便器が置かれている光景は見かけないだけに珍しい・・・。
チュニジアも思った以上に緑が多い。チュニジアは砂漠の緑地化に積極的に取り組んでいるそうだ。その為にチュニジアにおける砂漠の割合は年々減っているそうだが、世界的には砂漠化する場所が多いのでその活動も微々たる影響しか及ぼさないみたい。
モロッコもそうだったけど「アフリカ大陸」って聞くと、どうしても砂漠のイメージが出てくるけど想像以上に緑が溢れている。というよりは”緑をとても大事にする国々”なんだろう。
高速道路の料金所に差し掛かります。現金払いではなく、無人のICカードリーダーで読み取ってポールが開くみたいなのですが、このバスの時だけ全然ポールが上がりません・・・。
その為、強引にバックをし出して別のゲートに向かいます。最初に入ったゲートは他の車やトラックが通過していくので、そのゲート自体に問題はないようです。
別のゲートに向かいますが、そこでもポールが全然反応しません・・・。
またもや強引にバックし出して、仕方なしに有人のゲートに向かいます。その前では物売りの人達の姿も見えます。車道に立って、信号で止まる車に物を売ったり窓ガラスを掃除したりする光景は日本では見れないので、外国に来た甲斐があるように感じます。
郊外を走ると、そこにはオリーブの木ばかりが見えてくるようになります。チュニジアの特産品は地中海沿岸でその殆どが栽培されているオリーブなのです。
オリーブの生産量はスペインが一番なのですが、オリーブの耕作面積が一番多いのはチュニジアだそうです。ただここ数年に植えられた木が多いので、それらが実をつける10年後位にはチュニジアが生産量でトップに出てくるハズと言っていましたね。
それとチュニジアは物価が安いので、他の国に比べれてまだ安価にオリーブオイルを入手できます。
オリーブオイルの最高級といえば「バージンエクストラ」となっていますが、チュニジアでは更にその上のランクで「バージンエクストラ:コールドプレス製法」というオリーブオイルがあります。是非お土産はこちらのオリーブオイルをお買い求めくださいとのアナウンス。
コールドプレス製法とは”30度以下の低温で処理されたもの”です。高温で抽出されたオリーブオイルは栄養成分が少なく、トランス脂肪酸が発生している可能性もあるそうです。
後オリーブオイルを沢山お土産で購入される際は、帰りの飛行機預け荷物の重量を意識しておいて下さい。容量だけではなく瓶の重さも含まれるので、意外とスーツケースが重たくなる場合がありますので。。
という事でまた次回に続きます!
↓↓↓↓チュニジア旅行記:初回↓↓
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