【充実の台湾北部周遊3日間】3日目
【阪急交通社(トラピックス)ツアー】2019年9月6日~8日
帰国するまで旅は続く!
遂に台湾での日程は終了し、台湾最大の台湾桃園国際空港に到着します。最初に台北に着いた時のバスに乗った乗り場にバスが着き、そこからスーツケースをガラガラ引いて空港内に進みます。
台湾桃園国際空港にて
空港に入ると長い斜めになっているエスカレーターで上がっていきます。こういうエスカレーターだとカートも一緒に運べるので便利ではありますが、スーツケースを持っている時は下手したら転げて落ちていく可能性があるので、しっかり持っておくか、スーツケースの下側の滑車の後ろに足を置いてストッパー代わりにしておきましょう。
こちらのベンチは何とも台湾らしいデザインだった。ただこんな端っこに置かずにもっと色んな場所に置いてたらもっと良かったのだと思うが。
空港内を黙々と進む一同。ジーサンズの1人のオジサンは、ツアーに組み込まれている昨日寄ったお土産物屋さんで大量に買っていて、専用のキャリーケースを貰っていた。お土産物屋さんでこれだけ買う人を初めて見たが・・・。
空港内の免税店ってどこにでもあるものばかりで、見ていても面白く感じないけど需要があるからこれだけ商品や店舗が置かれている訳である。
更に上の階に向かって進んで行きます。なお、航空会社のチェックインまでは現地ガイドさんが同行してくれるので楽な所です。
エバー航空にチェックイン!
やっとエバー航空のチェックインカウンターに到着。ここでは機械が並んでいて、全員機械でチェックインする事に。
ただジーサンズ5人組のような高齢の方々はヘルプが必要っぽいので、現地ガイドさんが手伝ってチェックインを行っていた。
甥っ子と旅行に行く時は、経験の為に甥っ子にこういった作業をさせるのだが今回のお供はオカン。という事で今回はオカンにチェックイン作業をさせる事に。まずは言語を日本語に選択。
順調に進んで行って最後の画面まで行ったものの、最終的にエラー表示が出て航空券が発行されず・・・。もう一度やっても上手くいかなくエラー表示・・・という事で仕方なしに有人チェックインカウンターに向かう。
チェックインの機械でエラーが出た事を伝えて、航空会社のカウンターにてチェックインを行う。気が付けば同じツアー参加者の殆どが同じように、機械ではなくてこの有人カウンターでチェックインを行っていた。同様のエラーが出ていたようで「やっぱり機械ではなく人だね!」とジーサンズが言ってたな。
なお、台北からエバー航空に乗る時に【重要な注意点】があります。
日本とかだと空港内にアナウンスをしてくれますが、海外ではそこまで優しくありませんからね!
もしここで荷物がはねられても、航空会社は面倒を見てくれないのでほったらかし状態になってしまう。海外は自己責任の国ばかり、荷物も自分で管理しろという事のようだ。ただこういう事もやっていけば覚える。そうやって海外旅行に行くと色んな経験値が増えていって成長できるのである。
エバー航空はキティーちゃんともタイアップしていて、こんな可愛らしいデザイン絵が張られていた。
このスペースにはキティちゃんの形をしたチェックイン機械が置かれていた。こんな端っこに置かずにさっきのメインの所に設置した方がみんなが使えるから、いいのではと思った。
めでたく全員有人カウンターにてチェックイン完了し、荷物もはじかれなかったので保安検査場へ進んで行きます。ここでお世話になった現地ガイドさんともお別れです。やっぱり現地ガイドさんは日本人がいいですね、最後の最後まで優しく対応してくれました。
今回の現地ガイドさん○○、お世話になり有難うございます!
そうして空港ターミナル内に入ってきました。搭乗予定時間まではまだ40分位あるので1人ラウンジに向かう。
エバー航空の利用は今回が初めて。可もなく不可もなく・・・といったところかな。
そして空港内にあるラウンジを発見、プライオリティパスで入れるラウンジである。ただオカンはプライオリティパスを持っていないので、ここで別行動に。
プラザ・プレミアム・ラウンジにて
こちらがそのラウンジの入口です。いつも通りプライオリティパスと搭乗券を提示し中に進みます。
ここでは缶ビールではなく、ビールサーバーから自分で注ぐセルフサービスのスタイルとなっております。普段ほとんど自分でサーバーから注ぐ事がないので、初めは慣れませんが何回かお代わりする内にすっかり手慣れたものになります!
そんなに広いラウンジではないので、席には余裕があまりありませんでした。
ラウンジではアルコールを楽しみにしている人や軽食を楽しみにしている人、様々な人々が滞在しています。
下手な時間に食事をすると、ついつい食べ過ぎてしまうので軽食類には手を付けないようにしています。
ビールの他にもワインやソフトドリンクなども置かれていて、飲み放題です。「いざ飲み放題!」と思っても意外と飲めないもの。やっぱりお酒は誰かと一緒に飲むと楽しく量も飲めるけど、1人でガブ飲みすると万が一その場所で寝落ちしてしまったら困るのでそこまで飲めないのである。
ビール2杯飲んで、お次は白ワイン。普段はビールばかりで、こういった場所でしか白ワインを飲む機会がない。
搭乗までの時間があまり無かったので、早々にラウンジを退出し搭乗ゲートへ向かう。女性に大人気のゴディバも今ではトルコの会社に買収されている。
空港内にはモスバーガーなどもあり。色んなお店があるけどプライオリティパスを所持してからはラウンジで食事や飲食を済ませれるので、そういったお店でお金を使う必要が無い。
エバー航空とタイアップしているキティちゃん。そのライセンス料も安くはないだろうと予測する。
搭乗ゲートに向かう際中に、その辺にオカンが彷徨っていないかを確認したけど姿は見当たらない。一応搭乗ゲートで集合としていたので、ちゃんと辿り着けているか、ちょっと心配ではある。
空港内で最後の最後まで台湾元を使い切ろうとする人々?!
搭乗ゲート付近に来たけどオカンの姿が見当たらない。ツアー参加者さん達とお喋りしながら待っていると、奥からトコトコと歩きながら近寄ってきたオカン。しかし搭乗ゲートの手前でこちらに気付かずに椅子に座り込んだオカン・・・あまり社交的な性格ではないので、まだ会って時間の経っていないツアー参加者さん達と気軽に話が出来ないようだった。
エバー航空で関空へ向かう!
さて飛行機への搭乗の時間がやってきました。この搭乗ゲートからバスに乗って、飛行機のある場所まで移動します。
こちらはエバー航空の航空券。ただツアーでの団体チケットだった為に、ANAのマイレージは対象外の席クラスでちょっと残念。。
意外と揺られる空港内を走るバス。飛行機が走る場所でてっきり真っ平に造られているのかと思いきや、空港によっては結構バスは揺れるのである。
こちらがこれから乗る飛行機、ぐでたまとのタイアップのデザインが外側に塗装されている。
順番に飛行機に乗り込んで行きます。それにしても至る所で写真を撮る人がいるが、ボクも他人にそう見られているのだろう。
飛行機の外側をぐでたまとかのデザインにしていても、中身はフツーなのがちょっと寂しい。
この飛行機の席は左右に各3席ずつの配置。
ただこの飛行機、天井付近から水蒸気のような煙がシュワ~~と噴き出ている・・・こんなの初めてみた。。
飛行機内で発生する煙?! 動画
毎回飛行機内で飛び立つ前にCAさんがレクチャーしてくれる緊急時の対応内容。毎回ほぼ同じ内容を説明してくれるけど、一応確認しておきましょう。やる側からも誰も見てくれてないと思うとやる気を無くすかもしれないので、ボクは毎回CAさんの目をしっかり見ています!
ゆっくりと飛行機が滑走路に移動して行きます。
オカンは台湾から離れるのがちょっと寂しそうな顔をしていますが、内心は「やっと日本に帰れる!」とホッとしていたようです。
相変わらず天井から噴き出る煙はモクモクと出ています。水蒸気にしては手を噴き出し口に当てていても、あまり濡れなかったので結局何の煙だったのかは分からずじまい・・。
そうしているとあっという間に飛行機は上空に達しています。雲の上の景色はどこでもいつでも美しい!
そして離陸後1時間ほどで出てきた機内食。
あまり機内食を食べたいとは思っていなかったけど、お目当てはビールだった。結局台湾の旅で飲んだビールは大半が日本のビールだったな。なるべくその土地の物を味わうという意味では、今回の旅はダメな旅行となったかな。
機内食はパスタが入っていて、イタリアでよく売っていたような面白い形をしたパスタになっていた。こちらはヨットの形をしているパスタ。
こちらはイルカのような形をしたパスタ。あまり美味しいとはお世辞でも言えない機内食ではあるが、こういったお遊び的な要素で楽しむ。
台北から関空まで飛行時間は4時間ほどだが、ちゃんと灯が暗くなってお眠りタイムも用意してくれている。帰りの飛行機のモニターは映画が見れなかったので、少しオネンネタイムに。
いつも10時間越えの飛行機に乗っているせいか、4時間ほどのフライトだとあっという間に感じてしまう。。関空ではどんな日でも真面目に出迎えてくれる大谷君に「無事、帰ってきたヨ!」といつもながら声を掛ける。
帰りのJRでキティちゃんとコラボしている車両を見つける。そういえばどこかで同じようにキティちゃんとコラボしていたのをどっかで見たな?!と思いつつ、オカンと一緒に帰路に着くのであった。。
<まとめ>
オカンとの久々の海外旅行、約20年ぶりであった。
親父とは違い、あまり行動的ではないオカンはボクが連れ出さないと中々遠距離の旅をしようとしない性格。オカンも海外旅行に行きたいという気持ちはあるものの、腰はなかなか上がらない。なので強引に台湾に連れ出す事にした。すると意外とすんなりと「行くわ!」との返事。
そうして始まった台湾旅行。
台湾イチ、高い場所にも登ったオカン。
九份では「千と千尋の神隠し」のモチーフになったとも言われる超人気店『阿妹茶樓』でお茶も飲んだ。
夜になると一気に観光客が増えて、大混雑する九份。まさかこんなに混むとは思わなかった。
そして久々に1人参加限定の旅ではなく、普通のツアーに2人で行ったので他の参加者さんと仲良く交流ができるか心配だったけど、お酒を飲めば新たな楽しい仲間が見つかった。
オカンの今の願望は「死ぬまで歩く!」と書いただけに、とことん引きずり回すつもり。
歩ける内は元気に生きれるハズなので!
断っておくがボクの願いは世界平和ではない。ただ単に目の前の人を喜ばせて、笑顔を増やしたいだけ。
とりあえずオカンを笑顔にする事が出来て良かったかなと思っている。と同時にまた怒らしてしまったけども、それは向こうの問題。よくある事。
台湾では日本軍が数十年間、統治している時代があった。その統治に反対する部族が日本のやり方に非難し、反乱を起こし武力行使によって鎮圧された(殺害含む)。そして日本軍の戦争の為に駆り出された台湾人は約20万人、そのうち戦死者(病死者含む)は3万人を超えるという。
そんな過去があれば、どこかの国みたいに反日感情がもっとあってもいい感じがするけど台湾では日本人観光客はとても歓迎ムード。ただ単に若い世代が多いからあまり昔の感情を引きずっていないだけかもしれないが、そこに感銘を受けた。
それと共に今回の旅で一番心に残っているのは、中国4000年の歴史パワーである。特に象牙を彫った、この多重球体は親子と孫の代まで掛けて命がけで作成した執念を感じた。いくらこれからの時代で3Dプリンターが発達しても、これだけ迫力がある造形物は生み出せないだろう。
そこには台湾の礎となった中国の人々が4000年間で培った、命を懸けて芸術品を仕上げるという”命がけの気迫”があるからだ。
人々が命を懸けたものは作品に魂が籠る。
そんな魂が籠った作品は後世の人が見ても共感できる素晴らしい作品となる。
そんな魂というか、執念が籠った作品に出会えてとても誇りに思う。
そして今後台湾が中国に吸収されないように頑張って欲しいと、個人的に思う今日この頃であった。。
<完>
↓↓↓↓台北周遊旅行記:↓↓
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