サンタルジア教会から大西洋を眺めて、ヴィアナ・ド・カストロの中心広場へ-ポルトガル旅行記-8

ポルトガル旅行記:2日目

阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日

大西洋を見下ろす!

ヴィアナ・ド・カストロにて

このポルトガル旅行、最初は北スペインからスタートしましたがやっとポルトガル国内にやって来ました。ここはポルトガル北部のヴィアナ・ド・カストロという街の高台にある場所。スペイン語とポルトガル語は似ているようで、挨拶の言葉も違います。しかし気軽な「やあ!」という意味合いの”オラ”は共通語。

なので困った時は「オラオラ!」を使えば、両国でも通じるので大丈夫?!

 

 

 

 

サンタ・ルジア教会にて

標高約250mのサンタルジア山の頂上に君臨する、カトリックの「サンタ・ルジア教会(Santuário de Santa Luzia)」。1904年に建設が始まったものの、完成までは約50年も掛かった建物。

 

ここはこの教会を眺めるというよりかは、目下に広がる大西洋の景色を眺めるベスト・ポジションでもある。しかし下記動画にもあるように、高台なので大西洋から吹き付ける風を思いっ切り受ける、とても風の強い場所なのだが。。

 

サンタルジア教会を眺める 動画

 

人間が造り出した街並みとかも綺麗だけど、このように自然が創り出す景色は更に美しい。”所詮人間は地球に生かされている”と感じる瞬間でもある。

 

山頂から大西洋を眺める 動画

 

しかしこんな高台でしかもこれだけ風の強い場所で、このような教会を造るのも大変な作業だったと思う。我々はバスで登ってきたけど、徒歩でここまで登るなら片道30分は掛かるという。

 

 

キリストと聖ルジアを祀る教会で、この時は入れなかったけど教会内の展望台からは周囲360度のパノラマ景色を見渡せる人気スポットとなっているようだ。

 

「ミゲル・テラ(Miguel Ventura Terra)」という建築家の元、1904年に建設が始まったが1919年にこの建築家が亡くなり、彼の弟子が意志を引き継いで1959年に教会を完成させたのである。

 

山を登って礼拝に訪れて、ついでに素晴らしい大西洋の眺めを堪能して山を下りる。運動も兼ねて、景色も見れて行き甲斐のある場所だったハズ。

 

勿論徒歩で頂上に登るのがシンドイ人向けに、ちゃんとケーブルカーも走っています。

でもこれ位の高さの山なら、自分の足で登った方が感動を味わえるので、なるべくなら歩いてみよう!

 

こちら側にはヴィアナ・ド・カストロ旧市街地の街並みが見える。後ほど旧市街地の観光に行くのである。

 

雲の切れ間に青空が見えてきた。やっぱり青い空ほどに綺麗なものはないのである。

 

ポルトガルのヴィアナ・ド・カストロという街にある、高台に造られたサンタルジア教会の写真

今回のポルトガル旅行はいつもながらあまりコース日程を見ずに申し込んだけど、ポルトガルを北から巡るにはポルトの街に飛行機で到着してから北上して戻るよりも、北スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ経由で下って行った方が世界遺産の見学が1つ増えるし効率が良かったのかもしれない。

 

とりあえずポルトガルに来て最初に訪れた場所なので、ポルトガルらしさを得ようとするけど、辺りには素晴らしい景色以外にはお土産屋さんもなく、強い風が吹き付けるだけ。。

 

大西洋上には雲の切れ間から、差し込む光が暗闇を照らしているようでとても神秘的な光景が見える。

 

教会から街中に向かう途中の景色 動画

 

 

ヴィアナ・ド・カストロの街にて

ヴィアナ・ド・カストロの街は海に面していて、港町としても発展してきた街。人口は8~9万人との事。

 

ヴィアナ・ド・カストロ市街地の様子 動画

 

こちらは「ジョアン・アルヴァレス・ファグンデス (João Álvares Fagundes)」という、このヴィアナ・ド・カストロの街出身の探検家であり航海士。1500年前後に活躍した人物の像である。

 

ポルトガルのヴィアナ・ド・カストロの街出身の探検家であるジョアン・アルヴァレス・ファグンデス (João Álvares Fagundes)という人物の像

大航海時代の航海士というと、ヴァスコ・ダ・ガマ(インド航路を開拓)やフェルディナンド・マゼラン(率いた艦隊が世界一周)などが有名であるが、その他にも大勢の航海士が未開の海へと繰り出して行ったのである。

 

先程サンタルジア教会から眺めた、大西洋上の景色はこちらからは夕焼けとなって見える。といってもまだ16時頃なんだが。

 

駐車場でバスを降りると、一目散に海沿いに走っていくボク。

美しい景色を見ると、走らずにはいられないのである!

 

銅像の奥には救護船のような白い船も見える。中世の頃はこの辺りから多くの探検家が、見果てぬ海原の先にある大地を求めて旅立っていったのだろう。

 

正面奥には先程頂上まで登った、サンタルジア教会が山の上に見えている。あそこで標高は250m程。

 

さてポルトガルで最初に訪れる街は、どんな感じなのでしょう。最初の第一印象はとても落ち着いた街に感じます。

 

こちらのショーウインドウ内に飾られているマネキンが着ている衣装は、毎年夏の時期に行われる祭の際に女性達が着用する伝統的民族衣装だという。

 

1月だからかもしれないが、街は閑散としている感じ。夏場とか観光シーズン真っただ中だと、もっとテラス席などが賑わって、多くの人で溢れているのかもしれない。

 

こちらにはデザインの違う民族衣装も置かれている。こちらは違ったシチュエーションで使われる衣装かもしれない。

 

この市街地には同じような感じの建物が隙間なく建てられていて、それらの建物が続いている街並みを歩いていく。

 

市街地を歩いていく様子 動画

 

石畳っぽい道には、ご覧のように路上駐車の列が並んでいる。しかもよ~~く見ると、車の向きが前を向いていたり、後ろを向いていたりと様々。これがポルトガルらしさかもしれない。

 

この辺りは住宅が並んでいるのか? あまり人通りはなく、特に住宅以外は何も見えない。

 

こちらのちょっとメイン通りっぽい所には、クリスマス時期に取り付けられた装飾がそのまま残っているようにも見える。のんびりしたポルトガル人は”休暇の為に仕事をする”性格なんだとか。

 

こちらの壁には見た事のある人物の顔が描かれている。日本人にはお馴染みのアメリカ合衆国の元軍人さんである。

 

ポルトガルのヴィアナ・ド・カストロという街の壁に描かれていた、ダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)の絵

第二次世界大戦で敗北した日本に乗り込んできた、連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)である。このパイプを吹かす姿とフィリピン帽を被ったイメージが印象的な人物だが、長らくフィリピンに駐留していた為に軍務規定違反となるフィリピン帽をかぶり続けた。

 

道端には未だにスノーマンが溶けずに置かれている。本物のスノーマンだと溶けてしまうけど、このような造り物は溶けずにいつまでも放置されてしまうポルトガル。。

 

思ったより寒くなくて、人通りも少なくて、快適に街歩きが出来てとても気分がいいヴィアナ・ド・カストロの街。

 

 

近年は夏場はとても暑くなる、イベリア半島。だから下手に夏に来ると暑すぎて観光どころではない状態になるという。そういう意味ではちょっとシーズン外れの、このような1月などに来た方が街は空いているし旅行費用は安く済むしで、色んな意味でお得なのかもしれない。

 

こちらの建物は「ヴィアナ・ド・カストロ大聖堂(Cathedral of St. Mary the Great, Viana do Castelo)」。15世紀に建てられたロマネスク様式のカトリック大聖堂で、当時は要塞としての防御機能もあったので、ご覧のように窓は細くて小さいのである。

 

そして歩いていると、街の中心広場に差し掛かる。正面中央に見えるのは「ミゼリ・コールディア教会(Igreja da Misericordia)」で18世紀に建てられた教会。中に入るには1ユーロの入場料が必要だけど、”アズレージョ(azulejo)”と呼ばれる伝統的なタイルに絵が描かれた装飾が壁一面に飾られていて、その景色は素晴らしい。ちなみに後程、その教会内に入ります。

 

こちらは「レプーブリカ広場(Praça Da República)」と呼ばれる、このヴィアナ・ド・カストロ市街地でも中心地である。

 

真ん中には噴水もあり、この広場に面するレストランなども見える。ただしポルトガル人の夜が始まるのは遅いので、まだ全然賑わいを見せていないけどね・・・。

 

レプーブリカ広場の景色 動画

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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