オビドスで更にチョコレート入りのジンジャまで飲んで、シントラの街へ向かう-ポルトガル旅行記38

ポルトガル旅行記:5日目
阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日

去り難い街、オビドス

ここは首都リスボンから車で約1時間走った所にある、ポルトガル中部の街オビドス(Óbidos)。この街名物である”ジンジャ(Ginja)”というお酒を少し飲んだので、気分良く街を散策中であります。

 

 

オビドスの街にて

元々はアラブ系の住民が住んでいた地方だが、ポルトガル王国が出来た頃具合にレコンキスタとかの影響でイスラム教徒が追い出された時期にポルトガルの街になった。だからポルトガル国内でもイスラムチックな雰囲気を残している街並みでもある。

 

小さい街だけど、メインストリート沿いに立ち並ぶお土産屋さんには、このような可愛らしいデザインの雑貨などが沢山置かれている。

 

他の街に比べてもお洒落で可愛い雑貨などが沢山売られているので、それらを見て回るだけでドンドンと時間が過ぎていくのである。

 

こちらの建物の上には、ポルトガル国王ディニス1世の王妃であった王妃イサベルがイメージされたような置物が見える。

 

ポルトガルのオビドスという街の街中に設置されていた、王妃イサベルをイメージした展示物

1288年にこの地を訪れた王妃イサベルが気に入った様子を見て、彼女にこの街をプレゼントしたという。

街1つをプレゼントという豪快さ! これも中世ならでは!

 

このメインストリートにはこの街名物のジンジャが至るお店で売られている。だいたいが小さいカップで1杯1ユーロで飲めるので、甘いお酒が好きな酒飲みには誘惑だらけの街である。

 

それにしてもこんな大きな大瓶より更に大きい特大瓶まであるみたい。さすがにこの特大サイズの瓶は店頭では売られていなかったね。

 

ポルトガルで伝統的なアズレージョのタイル、可愛らしい柄が多いので1枚ぐらい買っておけばよかったかなと少し思う。

 

さっきオイルサーディンの缶詰を買ったものの、あまりイワシを好きではないので他人へのプレゼント用であるが。

 

やっぱり白い石灰とブルーのペンキで塗られた建物は、綺麗に見える。

空の青空と雲のコンビネーションのように、世界で一番素晴らしい組み合わせだからかな?!

 

買い物が好きな人にはいくら滞在してても楽しい街だと思う。でも旅行慣れしてくると、だんだんと荷物が少なくなって、お土産を買う量も減っていくという。

ちなみにボクはまだその境地までは至ってはいないが。。

 

ここには大量のブタの形をした貯金箱が、ご覧のように大量に置かれていた。こんな大量に売れそうもないのに、何故こんな沢山ここに置かれているのだろう?!

 

王妃が愛した可愛い街では、春にはチョコレート祭を開催している。街の至る所でチョコレートが販売されるというので、チョコに目が無い人にはある意味、恐ろしい祭である。。

 

ただこのオビドスの街はあまり大きくないので、メインストリートであるディレイタ通り(Rua Direita)を歩いていたら、あっという間に終わりが見えてきた。

 

「オビドスの街も、もう少しで抜ける・・」と思っていたけど、ここにはそんな街名物であるジンジャにチョコレートを入れたお酒があったので、ここでも味見してみる。

 

チョコが混ざったジンジャと共に”クール・ビューティー”的なお姉さんにも釣られたのであったが、美人によくある”塩対応”でしたね・・・・。

 

今気付いたけど、このチョコが混ざったジンジャもチョコで出来たカップに入れてくれたんだね・・・勿論このカップもチョコという事に気付かずに、食べずに捨ててしまいました。。

 

オイルサーディンの缶詰にもあるように、伝統的に魚料理がポルトガルでは昔から食べられてきたけど、海から離れた中部の街では肉がメインだったりするそうだ。

 

このように元々は扉があった場所を改造して、ジンジャ販売カウンターにしているのだ。小さな街のオビドスだけど、これだけ街中で一口飲みサイズであるお酒が販売されているのは世界的にも珍しいと思う。

 

 

先程のチョコレートの混ざったジンジャを販売していた”塩対応”のお姉さんは、こちらの狭いスペースに入っていたのである。

 

以前にチョコレート・リキュールというお酒も飲んだ事があって、そんなお酒が大好きなボクは勿論このチョコレート&ジンジャを気に入ってしまって購入する事になる。再び”塩対応”のお姉さんが居るカウンターに向かう。

 

ここでは流石に甘すぎるお酒だからか、量が小さい数種類のボトルが販売されていた。

 

その中でボクが購入したのは、こちらの200ml入りの瓶で7.90ユーロ。このチョコレートが混ざったジンジャもアルコール度数は20%のようだ。

このお酒は、ジンジャとチョコレートが融合して、更に甘いお酒となっていて美味しかったです!

 

こちらの文化ではジンジャの試飲として飲むのではなく、1カップ1€のショットとして飲むのがメインのようである。リスボン市内にもこのジンジャの立ち飲みショット屋さんがあるそうだ。

 

そうしている内にオビドスの街も終了。入口まで戻って来てしまいました。。

 

帰りの門で、壁にもたれるオバチャンらしき人を発見。待ち人を恋焦がれて待ち続けているように見えたけど、韓国系観光客のようで記念撮影をしていただけみたい。

 

 

シントラの街へ向けて出発

さてジンジャが美味しかった、オビドスの街を後にします。甘いお酒が大好きなボクにとっては、ポルトとオビドスの街がとても気に入ってしまった。

ただし甘いお酒は糖分が多く含まれるという事でもあるので、帰ってからポートワインとジンジャを飲み過ぎたボクの体重は過去最高を記録する事になってしまうのであるが・・・

 

次の目的地シントラまでは、車で約1時間ちょいで約90km離れている街です。

 

このシントラの街の観光は、ツアー日数が少ないポルトガルツアーでは含まれない事があり、その場合とかはオプショナルツアーとかに組み込まれている街なんだとか。

 

シントラ(Sintra)の街に到着

オビドスの街でアルコールを少々飲んだので、グッスリ車内で眠ってしまった。気付けばシントラの街に到着していた。

 

 

 

今回の日程では、本日の昼食は含まれておらずに自由食になるという。細かい所まで旅程案内書を見ていなかったので、ここで初めてそれを知るボク。

 

今回シントラの街の観光は王宮だけ内部見学をするけど、他には立ち寄らない。だから昼食タイムを活用して、何も食べなくてムーア人の要塞ペーナ宮殿に走ってもいいから行ってみようかと思っていたら、添乗員さんに「そこまでは絶対行けません、止めてください!」とハッキリ言われたので諦める事にする。。

 

なお、ムーア人の要塞ペーナ宮殿に行く際にはこういうカートでも連れて行ってくれる。勿論有料ではあるが。。

 

このシントラの街は1995年に文化遺産『 シントラの文化的景観』として、世界遺産に登録されている。

 

この街も坂道だらけで、早速階段が見える。それにしても、ポルトガルの街って階段が多いイメージがするような。。

 

さて中央の建物の奥にそびえ立つ2本の白い塔のような物が見えていて、アレがシントラ王宮跡なのである。ちなみにあの塔が何なのかは、この王宮を見学すれば理解できるのである。

 

このシントラ王宮は元々はこの地に住んでいたイスラム教徒の建物だったが、レコンキスタでポルトガルの土地を取り返したポルトガル王国がここを王宮とする事にした。先程オビドスの街を王妃にプレゼントした、ディニス1世の時代からここが王宮として使用されたという。

 

そんなシントラの街はリスボンから約30kmと近く、バスでも約40分で来れるし、世界遺産に登録されている街なので大勢の観光客で賑わっていた。

 

この王宮がある広場周辺のレストランは人気らしいけど、その分”いいお値段”がするみたい。

 

元々はイスラム教徒であったムーア人が住んでいた宮殿跡。今ここで見られる建物の大部分は15世紀以降に、増改築されたものだという。ただそれでもイスラム建築やゴシック様式やマヌエル様式などの色々な建築様式が混合している建物である。

 

そしてここで一旦解散する。今の時刻は13時頃で各自昼食を食べて、この王宮前広場に集合するのが14時30分。意外とゆっくりと出来そうな位に時間が与えられる。

 

 

ただ日本国内でもあまり1人でレストランなどに入らないボクは、ここでも何か食べるかを迷う。。

 

街の上に見える要塞やその先にある宮殿を見たかったけど、添乗員さんにキッパリと断られたので、真面目なボクは諦めるのであった。

 

特に何かを買いたい訳ではなかったので、とりあえず添乗員さんが案内してくれる方面に付いていく事にする。

 

この辺りで一番手っ取り早く、かつ安く昼食を食べるにはサンドイッチなどを買うのがいいのと事。とりあえず周りのツアー参加者さん達の様子見をする事に。。

 

こんな旅はまた次回に続きます!

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