ポルトガル旅行記:5日目
阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日
酒飲みにも楽しめる街!
今回も引き続き、ポルトガル中部にあるオビドス(Óbidos)という、中世の王妃が愛したという雰囲気が現代にも残っている街並みが女性観光客に大人気の街を散策する。
オビドスの街にて
このオビドスの街は城壁に囲まれた、人口は1,000人にも満たないような小さな街。そんな小さな街を囲む城壁に登ってきました。しかしボクが登ってきた階段の所には、このように柵が設置されていました。でもその先に人が立っているのが見えます。
城壁から外を見ると、見事に住居などの建物は殆どなく、畑や林などが広がっている。見事なまでの城壁の外側には街が築かれていない。
城壁の上を歩いてみる
そんな城壁の上の柵の前でモヤモヤしていると、向こう側に”メルハバおっちゃん”の姿が見えた。どうやって城壁の上に登ったかを聞いてみると、どうも奥側から登る階段があったみたい。
という事で城壁の上に登ってはダメではなく、”もし城壁から落ちても自己責任なのでヨロシク!”という意味合いだと理解し、柵を越えて進む一同。
こうやって柵にしがみついている時にもし柵と一緒に落下しても、文句は言えないのでご注意ください!
このオビドスの街の雰囲気がのどかで穏やかな感じに思えたのは、人口が少なくてガツガツした住民はあまりおらず、昔ながらの街並みを維持して生きている人が多いからだろう。
この今城壁の上に登っているけど、外側は外壁があるので外には落ちないけど、内側には何も柵がないのでバランスを崩したら落ちてしまう可能性がある。その城壁の上の通路は幅1メートルもないので、人とすれ違う時とかは特に注意。
何事にも多少のリスクというのは存在する。だからそのリスクを考えてばかりいると何も手に入らない。でも城壁の上に登ると、オビドスの街が上から見下ろせる景色が広がっている。
こちらの先にはポサードという高級ホテルに今はなっている、オビドスの城が見える。この城壁の上よりも、あの城の塔の上の方が僅かに高いように見える。
11時位で太陽が定位置に近づき始めると、一気に気温が暑くなってきた。急に汗だくになって、我慢できずにトレードマークになっている真っ黄色のトレーナーを脱ぐ。。
このように城壁の上で人とすれ違う時には相手にも配慮して、慎重に進みましょう。
落ちてからは文句が言えなくなるかもしれないので!
15世紀頃に建てられたオビドスのお城を改装したホテルは全部で客室が17部屋しかなく、いつも予約が入っている人気なホテルなんだとか。ドイツのライン川沿いのお城跡をホテルに改装したりして、このように昔の建物をホテルにするというのは面白いアイデア。
1月のポルトガル、冬だけにちょっと寒そうと思っていたけど、完全に裏切られた・・・。脱いだトレーナーが完全に邪魔な荷物になってしまった・・・。
城壁の上から眺めるオビドスの街 動画
こちらからは可愛らしい、上がブルー色に塗られた煙突も見える。こんな所にまでオビドスの街のこだわりが見えた瞬間。
このオビドスの街も、さっき通ってきたメインストリートである”ディレイタ通り”以外は、補修とかペンキの塗り直しは頻繁には行われていないようで、街外れの建物はあまり綺麗でなかった。
小さなオビドスの街では、目立つ大きな建造物は先程のホテルと化した城と、こちらの中央に見えるサンタ・マリア教会のみ。他はほぼ民家である。
このオビドスの街では毎年7月に”中世の市場(Óbidos Medieval Market)”という当時の雰囲気を再現する祭が開かれるという。
2019年の中世の市場祭の様子
それと最近は春のシーズンに「Festival Internacional de Chocolate de Óbidos」という”チョコレート祭”が開催されている。
チョコレートが好きな人には、堪らない祭のようです!
2019年のチョコレート祭の様子 動画
小さい街なので観光客があまり通らない裏道は、このように壁の補修というか塗装があまりされていないのはご愛嬌。。
でもこの道はオビドスを訪れる殆どの観光客が通らない道だからね。
ちなみにボクはこういった街の裏まで見るのが好きなのである!
裏道の辺りは完全に民家になっているのだろう、本当に観光客と出会わない。みんなドコに行ったのだろうか?
ディレイタ通り(Rua Direita)にて
オビドスの街のメインストリートである”ディレイタ通り(Rua Direita)”に戻ると、早速この街の名物であるサクランボ・リキュールのお酒”ジンジャ(Ginja)”を味見している”メルハバおっちゃん”と”常に元気な奥様”を発見する。
「うん、なかなかいいね、ジンジャ!」という顔をしているように見える”メルハバおっちゃん”。ちなみにこの時一緒にいた”常に元気な奥様”もアルコール大好き人であった。。
ジンジャは小さい1カップで1ユーロ。一口サイズなので、女性にも飲みやすいサイズ。
右側の苺が入ったコップは何だったんだろう? これ1カップで2ユーロな訳ないだろうしな・・・。
という事でアルコール大好き人間であるボクも、このジンジャを味見する事に。
甘いリキュールが大好きなボクには、どストライクなお酒でした!
という事で迷う間もなく、早速ジンジャの大きな瓶をお買い上げ。1本16ユーロでした。
そしてメインストリートを歩いていると、またジンジャを店頭で販売していた。こちらの店頭に立っていた店員さんが”オビドス美人”だったので、こちらも迷わずに1カップのジンジャを注文する。
するとこの時は全然気にしていなかったのだがこの”オビドス美人”のお姉さんが「ホワイト or ダーク?」って聞いてきたので「???」と思いつつ、適当な性格のボクは思わず「ホワイト」と返す。すると白い小さなカップにジンジャを注いでくれるお姉さん。
オビドスに向かうバスの中で、添乗員さんの説明で「オビドスでは・・・・チョコが白かダークかを選べます!そしてこれはお土産としても、持って帰れるようになっています!」と言っていたような記憶がチラチラと頭の奥底のゴミ箱から、少し顔を覗かせてくる。
でもこの時には「こんな小さいジンジャを飲む為の専用カップまでお土産に付いてくるんや!」と思っていたボク・・・
お皿の上にわざわざペーパーナプキンまで敷いてくれて、「えらい丁寧なお店やな!」とだけ思っていたこの時。さっきのお店に比べて1.50ユーロと50セントだけ高かったけど、全然気にもならなかった。そしてこの白いカップでジンジャを飲んだ後に、近くにあったゴミ箱に飲み終えたこのコップを捨ててしまった。
しかし!!!
この時の小さなカップがなんと添乗員さんの説明にあった、チョコレートで出来たジンジャを飲む為のカップなのであった・・・orz
確かに後で写真を見れば見る程に、チョコレートで出来ているカップだから、わざわざ箱にああいったようにジンジャと一緒に梱包されていて、更にお皿の上にもペーパーナプキンが敷かれていたのである。。
そんな事に気付かない状態のボクは、更にこのお店でもジンジャを1本購入。こっちのお店ではジンジャ1本19ユーロと先程のお店よりはちょっといいお値段。
するとお酒の匂いを嗅ぎつけた、こちらもまたアルコール大好きな”自称後期高齢者オジサン”がジンジャを飲みに姿を表していた。
こちらはこの時に購入したジンジャの瓶で、左が後のお店で19ユーロ、右が先の店で16ユーロ。ここでは裸状態ではなく、わざわざ箱に入れてくれたけど、両店ともに同じデザインの箱だった。
今ブログを作っている時点では左の瓶に入ったジンジャしか飲んでないけど、美味しかった。そして瓶の中にはサワークリームという酸っぱいサクランボの実が何個か入っていた。
ちなみに瓶のラベルのデザイン的には、左のポルトガル初代国王のアフォンソ1世の絵が入っているので、こちらの勝ちである!
続けざまにジンジャを2杯、引っ掛けたけどまだまだ酔っ払うには飲み足りません。でも徐々にいい感じの気持ちになってきて、晴天の天気と可愛いオビドスの雰囲気にも引っ張られて、テンションがとても上がってきました。
教会の横にある、こちらの建物は昔の市場跡だとか。
スーツケースの重量制限とか無ければ、もっとジンジャを買いたい気持ち。それを助長するかのように、ジンジャを店頭に並べているお店ばかり・・・。
こちらのお店はジンジャの誘惑が店頭には見えなかったので、ちょっと入ってみる事に。
すると店内に居た同じツアー参加者さんの奥様が「奥には入らない方がいいかも・・・」と言っていたのだが、お店の奥に進むと・・・
そんなお店の奥には、このような”男性のシンボル”がカラフルに色付けされた置物が、天に頭を向けて勃っていた。。
そういえばドコかの国のスーパーでは、こんな容器に入ったウォッカも売っていたような。。
他には、トルコでも見かけた派手&カラフル&可愛いデザインのお皿なども置かれていた。
この雑貨店は可愛らしい置物とかが沢山置かれていて、それら商品を眺めているとすぐに時間が過ぎてしまう・・・。
メインストリートの上側の裏道は見たけど、下側はまだ見てないので行ってみようと思って坂を降りていくと途中で
ドンッ!!!
と鈍い音が辺りに響いた・・・。
なんとこの坂でコケてしまったのだ。。
折角のオビドスの街に馴染むような白いズボンに、このように泥が付いてしまった・・・orz
しかしそんな泥も手で拭いても落ちないだろうし、「オビドスの街の泥をお土産に出来た!」と前向きに気持ちを切り替える!
別のお店では甘そうなお菓子が1個1ユーロと魅力的な値段で販売されている。甘いもの好きな女性には、たまらないお店だろう。。
そしてこちらの引き出しに入れられている商品は、オイルサーディンの缶詰ではなく、それ風のパッケージデザインされたチョコレート。お土産で女性にプレゼントする場合は、普通のオイルサーディンよりもこのようなチョコレートの方が喜ばれるだろう。
ちなみにこちらは別のお店で購入した、”本物のオイルサーディン”。特に美味しいかとは全然分からなくて、当然の如く見た目だけのパッケージ買いである。
こちらはそんなオイルサーディンの缶詰を日本に帰ってから、開けてみた時の写真。
このオイルサーディンのお味はというと、オカン曰く「普通にイワシやな!」という一言が返ってきましたが。。
こんな旅はまた次回に続きます!
↓↓↓↓ポルトガル旅行記:初回↓↓
【コメント欄】