先に大聖堂を見学してから、小さい頃から夢見ていたピサの斜塔の前に立つ-イタリア旅行記22

イタリア周遊10日間 ひとり旅ツアー(阪急交通社)口コミ旅行記-4日目

ピサ観光

 

ピサの大聖堂 内部見学

ピサの大聖堂の内部写真

そのまま大聖堂の中に入って、見学です。広い室内で高い天井。

 

ピサの大聖堂の内部写真2

この大聖堂は建設後にイスラム様式の改修があった為に、スペインのコルドバにある「メスキータ」のような赤と白のアーチ状の柱になっています。

 

ピサの大聖堂の内部の天井

天井は作る側からしたら、気が遠くなりそうなぐらいの細かい彫刻が。。

 

ピサの大聖堂の内部写真3

先程外から見た大きな扉の裏側。

 

ピサの大聖堂の内部 広い室内の様子

奥の中央部にはキリストと思われる人物のモザイク画が見える。

 

ピサの大聖堂の内部にある大きな絵画

横にはデッカい絵が並んでいる。誰かの戴冠式のように見える。

 

ピサの大聖堂の内のアーチ

この辺りはイスラム様式に改修された部分だろう。

 

ピサの大聖堂の内のアーチ2

古い大聖堂も時代の変化に応じて、その姿を変えて今日に至る。

 

ピサの大聖堂の内部の天井2

こちらの天井は16世紀に完成したそうだ。ホント細かい造り。16世紀頃に火事で一部が破損し、フィレンツェのメディチ家が再建させたそうで中央にはメディチ家の紋章が配置されている。

 

ピサの大聖堂の内部の床のお墓

床にはお墓のレリーフがある。初めての人はこの下にお墓があって、人骨が埋められているとは思えないがこれはヨーロッパの教会や大聖堂の”あるある話”である。

 

聖ラニエリを祀る祭壇

ピサの大聖堂の内部の祭壇

ピサの守護聖人である「聖ラニエリ」を祀った祭壇で、中央の透明な棺には「聖ラニエリ」のミイラが保管されています。12世紀に生きた人でキリストの苦しみを体現する為に週5日の断食をしたそうで、晩年はピサの人々のために全霊をささげた。その中で数々の奇跡を起こした事により、生前中から聖人として崇められたそうだ。

 

ピサの大聖堂の内部の祭壇2

そんな「聖ラニエリ」は亡くなってもまだ人々に崇められ、肉体は永遠に地に還れない状態・・・。

 

ピサの大聖堂の内部にある大きな絵画2

これぐらいのサイズの絵を描くのに、どれくらい時間がかかるのだろうか?

 

ピサの大聖堂の内部のマリア様の絵

至る所にイエス・キリストにまつわる絵が飾られている。

 

大理石でできた説教壇

ピサの大聖堂の内部の説教壇

ピサ出身の彫刻家「ジョヴァンニ・ピサーノ」により14世紀に造られた彫刻の説教壇。

 

ピサの大聖堂の内部の説教壇のアップ

上部には細かい人々の彫刻が刻まれている。完成まで約9年の歳月がかかったそうだ。

 

ピサの大聖堂の内部の説教壇の柱

柱まで人の顔が彫られている。

 

ピサの大聖堂の内部の説教壇のライオン部分

その柱を支えるのは獅子。しかもよく見ると馬みたいなのを押し倒している状態で柱を支えている・・・というより”支えさせられている”という感じかな。

 

ピサの大聖堂の内部の説教壇2

なお、この彫刻が凄い所はこの説教壇が”一つの大きな大理石からできている”ところ。失敗の出来ない人生を掛けた彫刻作品である。

 

ピサの大聖堂の内部の風景

正面奥のモザイク画には「イエス・キリスト」と洗礼者「ヨハネ」「聖母マリア」が描かれている。

 

ガリレオのランプ(シャンデリア)

ピサの大聖堂の内部のガリレオのランプ

こちらの天井から吊り下げられているシャンデリアは当時の「ガリレオ・ガリレイ」がこれの揺れを見て「振り子の法則」を発見したという逸話が残っている。ただし科学の世界ではこれは”作り話”だとされている。

 

ピサのドゥオーモ広場の夕暮れに佇む洗礼堂

洗礼堂が夕焼けになりつつある曇り空の下でひっそりとたたずんでいる。ここも内部の見学ができるみたい。

 

ピサのドゥオーモ広場の夕焼け

時間は15時を過ぎて、少し日が落ちつつある。

 

ピサのドゥオーモ広場の芝刈り機

横の芝生では芝刈り機が手入れ中。

 

ピサのドゥオーモ広場の芝刈り機で手入れ後の芝生

ホント観光地に芝生があると、それだけで2倍以上そこがキレイに見えてしまう。マチュピチュ遺跡も緑がキレイに管理されているのでキレイに見えるのと同じ。

 

ピサのドゥオーモ広場の芝刈り機で手入れ後の芝生2

段々ピサの斜塔に近づいていく。

 

ピサの斜塔の前でポージングするおばあちゃん

何やら笑顔のおばあちゃんが見える。

 

ピサの斜塔の前でポージングするおばあちゃんのアップ写真

楽しそうにトリック写真を撮っている。もうそろそろピサの斜塔が間近に見えるハズ。

 

ピサの斜塔(Torre di Pisa)

ピサの斜塔とご対面

本来は「ピサの大聖堂の鐘楼」であるが、この傾き加減が世界的に有名になり「世界一有名な搭」である。建設は12~14世紀の間に断続的に建設され、8階相当の高さになっている。この傾斜は建設途中から地盤沈下の影響で傾き始め、それを考慮して建設を続行された為にカーブして造られている(もし地盤が真っ直ぐになるとおじぎをしているように曲がっている)。近年の工事の影響で斜塔の傾斜は安定しており南側に約4度の傾きを維持しており、塔の内部は入場制限付きだが入場観光ができる。

 

ピサの斜塔とにらめっこ

ピサの斜塔と同じ”4度”の傾きで屋上を見上げる男。

 

ピサの斜塔の迫力

足元には軍隊が守っている。確かに下から見上げると、左側にうっすらカーブしているのが分かる。

 

ピサの斜塔の足元

こちらの扉から入場する。その前に手荷物を預けるクロークへ向かう。こうやって足元を見る4度以上に傾いているような感じがする。

 

ピサの斜塔の足元から上を見上げる

ヨーロッパにある斜塔で円形のものって、そういえばあまり見ないような気がする。

 

ピサの斜塔裏の芝生に横たわる像

こちらの芝生には頭が割れて上半身が残っている像(もしくはこういう風に意図的に造られたものか?)が見える。

 

ピサの斜塔前に荷物を預けるクローク

こちらが手荷物を預けるクロークがある建物。

 

反対側から見たピサの斜塔

違う角度からもピサの斜塔を見てみる。

 

ピサの斜塔前に荷物を預けるクロークの内部

こちらのクロークでは係員が居て、コンピューター制御で預かってくれるので盗難の心配はないとの事。

 

反対側から見たピサの斜塔と標識

傾斜する「ピサの斜塔」をバックに、傾斜する「広場内の標識」

 

ピサの斜塔の入場口

ピサの斜塔の足元は、このように階段が付いておりここで身体検査をしてから入場できます。ガイドレシーバーやスマホなどは持っていても検査は問題ありませんでした。

 

ピサの斜塔の入場口付近でガイドさんとお別れ

こちらで現地ガイドの「ローラ」さんとはお別れ。

「グラッチェ!チャオ!」と挨拶します。これからピサの斜塔の内部に入っていきます。

 

この続きはまた次回に!
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