ヴィリニュス大学で伝統の「四季」フレスコ壁画を眺める-バルト三国旅行記-13

バルト三国旅行記:3日目

阪急交通社ツアー「バルト3国周遊 8日間」-2019年12月17~24日

いにしえの大学

すっかり暗くなってきた、リトアニアの首都ヴィリニュスの街。夜になると設置されていたクリスマスツリーも綺麗にライトアップされていて、雰囲気が出てきています。

 

ヴィリニュスの街にて

昼間見た文字のボードも、やっぱり暗くなってライトが灯った方が雰囲気が出ていてGOOD!

 

こちらの建物は「ケンピンスキー・ホテル」で五つ星ホテル。ドイツの高級ホテルチェーンの店舗。

 

こちらの奥でライトアップされている宮殿のような建物は、リトアニア共和国大統領官邸。ここもリガのように大統領官邸前であっても警備は厳重ではなく、銃を持った兵士などは見当たらなかった。

 

こちらのアルファベット「Linkėjimai」は、リトアニア語で「よろしく!」という意味。

 

ヴィリニュス大学にて

そしてこれから見学するのがリトアニアで最も古い1579年に設置された、国立ヴィリニュス大学。世界的にも古い大学の部類に入る、歴史ある大学である。

 

日本では自分がその大学に通っているという理由以外には、所属しない大学になんて入る機会は殆ど無いけど、このようなパックツアーではそこそこ大学構内に案内される機会がある。

 

ここの大学の見学は有料みたい。現地ガイドさんが人数分のチケットを代わりに購入しています。

 

ヴィリニュス大学のキャンパス内に足を踏み入れていきます。

 

この大学が造られた16世紀はポーランド・リトアニア共和国の時代。長い歴史があるだけあって、それと共に戦争などの影響を受けて3度のポーランド分割ではロシア帝国の領土になったり、またポーランドの領土になったり、はたまたソ連の占領下に置かれたりとそれぞれの時代に翻弄されたと言っても過言ではない大学である。

 

大学のキャンパスというと、もっと若い大学生が溢れているイメージがあったけど、夜だったからかあまり大学生の姿は残念ながら見れなかった。

 

リトアニアは初等教育~中等教育(6~16歳)までは義務教育で授業料は免除される。その為にリトアニアの子供達の識字率はほぼ100%なんだとか。

 

キャンパス内にはこちらの教会のような建物があります。こちらもキャンパスかと思いきや、やっぱり見た目通りに教会のようです。キャンパス内に教会があるとは、さすがヨーロッパならではだと思う。

 

聖ヨハネ教会に入る

という事でこちらの教会にまずは入って行きます。

 

こちらの教会内には小さい礼拝堂があり、その壁にはこちらの彫刻が壁に飾られていました。

 

通常の十字架ではなく、木に磔されているイエスキリスト。こちらの木は旧約聖書に出てくる”生命の樹”でしょうか??

 

後で帰ってみて調べたら、この大学の本屋や古書室の内装が素晴らしいみたいだったので、そちらを見れたら良かったんだけど・・・。

「今更キリスト教の教会を見た所で・・・」と腹の中で思っていたとは、口には出しませんが・・

こちらの像達は何か変わった物を持っているように見えます。何でしょうかね??

 

これらの像、着ている服装は金色の服を着ているけどもあまりパッとしない顔をしている・・・。服にこだわるよりかは、精悍な顔つきに造った方が良かったかもね。。

 

礼拝堂には小さいながらもパイプオルガンも設置されている。

 

その国やキリスト教の歴史について興味がある人からすると、色んな所を巡って現地ガイドさんの説明を聞いたりするととても勉強になる。けど大半の人達は写真に撮るだけ撮って、海外に行った気分だけで満足する人が多いんじゃないかと思う。

 

ボクもそう言いながらもあまり国の歴史や宗教には興味無かったけど、海外旅行を重ねてその後ブログで色々とアップしていくと、後からその国の歴史や宗教を調べるようになり、知らぬ間に段々と少しずつだが興味が出るようになってきている。

 

こちらは昔のリトアニアの地図と思われる。もう「とりあえず写真に何でも撮っておけ!」という感じのツアー参加者さん達。。

 

教会の内部はそこそこ広い。

 

こちらの上には先程のパイプオルガンよりも大きいものが設置されている。

 

素晴らしい教会の内装だけど、もうあまり皆さま興味が無いようで、足早に通り過ぎる・・・

 

そして教会から別の棟へ移動し、階段を登っていく。

 

そしてこの大学見学のメインでもある、言語学部講堂の2階にある部屋に入ります。

 

「四季」のフラスコ画を眺める

こちらの間は天井や壁一面に”自然崇拝”をテーマにした、四季折々の季節を過ごす裸体の人物像が描かれています。

 

シャンデリアって今の時代では、蛍光灯のような電灯になっているけど「昔はそれぞれにロウソクを使っていたのだろうから、手入れが大変だったのでは?」と毎回見てると思ってしまう。。

 

ただ古い大学だけに、このフレスコ画も古い物かと思いきや、このフレスコ画は1976~1985年頃に掛けて描かれたもので比較的最近の物のようだ。

 

フレスコ画というのは壁に漆喰を塗った後に、それが渇く前に上に水性の塗料を載せないといけなかったので、絵を描く時間が限られており、尚且つ失敗が許されない画法であった。ちなみにこのフレスコとはイタリア語「FRESCO=新鮮な」の意味から来ている。

 

これらの絵を描く発想力というのは、一般人には無い変人にしか描けないように感じる。

 

こちらには小さい子供を抱いた、母親と見られる人のレリーフがある。

 

このフレスコ画が作成する時は物凄く技術を要するけど、その代わり仕上がった絵は水に強い為に保存状態には優れているんだとか。でも早く絵を描かないと、下地の漆喰が渇いちゃうとペロ~~ンって上に載せた塗料が剥がれてしまうらしい。

 

それにしても壁全体にも描かれているけど、壁のコーナーにもまたがって絵が描かれているのは面白いポイントだと思う。

こんな風に角にまで絵が描かれているのは、あまり見た事が無いと思う!

木の上から、人間の頭が映えていたり、逆に人間の頭から根っこが生えていたりと、好き放題の内容の絵・・。

 

「四季」の間の絵画 動画

 

一応それぞれの絵には枠があったけど、そんな枠を飛び出して動き回る動物達。”枠に囚われない”という、作者の強い思いが描かれているのかもしれない。

 

人間の裸体を描いているけど、そこには全くいやらしさも汚らしさも感じない。だけど綺麗さも感じないけどね・・・。

 

中にはそろそろお疲れの人達もいて、中央にあった椅子に腰かけて景色を眺めているのか、それともただ単に休憩しているだけなのかは不明・・。

 

「寝ている最中に地震があって、思わずその辺の物をとりあえず掴んで家から飛び出してきました!」という感じ?!(笑)

 

大きな木の枝に絡まる人間達。

 

枠を無視した作品にすることにより、それぞれの絵に躍動感が出るのかもしれない。

 

それぞれの絵も作者の意図があるだろうが、なかなかそれが読みにくい画法。。

 

それにしても天井まで隙間なく、これだけの絵を描いたというのは”根性”以外に、何も言葉は浮かばない。。

 

という感じで十二分にここの素晴らしいフレスコ画を堪能して、部屋を後にします。

 

ツアー参加者さん達の大半は今見たフレスコ画の事など、頭から消えたように楽しそうにお喋りしながら歩いて行っているように見えました。。

 

それにしてもヨーロッパの夜は、ただでさえ綺麗な建物がライトアップされているので余計に綺麗に感じる。

だからヨーロッパの夜の街歩きが辞めれないのである!

こんな旅はまた次回に続きます!

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