【幻想の国 エキゾチックモロッコ10日間旅行記】4日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
フェズの街で
ぐっすりと寝て、朝はホテルの朝食会場に向かいます。
この階のエレベーターホールには豪華な感じのテーブルセットが置いてありますが、誰も利用してはいませんでした・・・。
ホテル内で朝食バイキング
朝食バイキング会場は昨晩の夕食会場と同じ。既に同じツアーの人達の姿がチラホラとありました。
最近あまり甘いものを飲みたいと思わないので、色んなジュースがあっても水を選ぶようになってしまいました。
ミカンが置いてあります。
サラダ類は豊富にあります。
何気にボクにとっては嬉しいポイントであります!
朝からあまり沢山食べれないので、ちょっとパン類を摘まんで後は野菜類を頂きます。
あとハムやチーズ類をとりあえず取ってみた。そこそこの味。
ホテルの部屋からの景色
昨日の添乗員さんのメモには「周辺の治安が悪い」と書かれていたが、そんな感じには見えない街の様子。
この旅行時期は2月末。聞いていたとおり、朝は冷える。かといって厚着しても後で邪魔になるだけ。道中の移動はほぼバスなので、厚着はせずに陽が当たる場所にいれば耐えれると判断する。
ホテルを出発!
部屋に戻って歯を磨いて、連泊なのでスーツケースは置いてバスに向かいます。
バスに乗って脇を見ると、同じ日本人の団体ツアーが写真が一杯並んだ棚を見ていた。この人達はクラブツーリズムの同じようなモロッコの日程の方々で、途中何度か遭遇した。
以前ペルーのクスコに行った時のようにカメラマンもどきの人がこっちを興味津々に撮影していて、後日写真を売りに来ていたのを思い出す。
今日はフェズの街を観光、特に歴史のあるメディナ(旧市街地)は迷いやすいので注意が必要みたい。
昨日のシャウエンの旧市街地もクネクネとなっていたが、それよりも広いフェズのメディナ。そして約1,000年の歴史も持つ。
今日の天気は良さそうだ。ただし直射日光もキツイので帽子やサングラスなども必要になる。
街の観光をする時は常にスリに警戒する必要がある。普段日本に住んでいるとあまりスリに遭遇しないので、日本人は油断しやすい。特に子供とかが「そんな事しないだろう!」と思いがちだが、子供のスリも多いのである。
モロッコでは警備している兵隊さんに向けて、写真を撮ってはいけない。最悪禁固刑になるらしいので、くれぐれも写さないように・・・。
バスが停まろうとしてゆっくり動いているタイミングに道端を見ると、手に何かの袋を持ってこっちのバスを見つめている男性が見える。
その男性は我々がバスを降りるとすぐに寄って来て、財布を売りつけ始めた。モロッコの観光地に行くとどこでもこういう物売りが近寄ってくる。
興味を示すと買うまで付き添ってくるので、興味無い時は”完全無視”をした方がいい!
フェズの観光はまずは王宮の門を見学する。残念ながら王宮には入れないが、その門だけを見る事に。
フェズのアラウィート広場(Pl.des Alaouites)にて
別名「王宮前広場」とも言われる「アラウィート広場」に到着。ここから王宮前の正門を見学します。
こちらの広場には沢山の木と街灯が整備されています。
かつてマリーン朝(13~15世紀)の時代に王様が住んでいた王宮。その後は改築・増築が重ねられて今ではモロッコ国王がこのフェズの街に滞在する時のみこちらの王宮を使用するとの事。
王宮(Dar el Makhzen)前の正門
王宮内には勿論入れないので扉は固く締められている。
細かい幾何学的な模様で美しい門である。
こういう扉の形は日本では全然見かけないが、こちらのイスラム教の建物ではよく見かける形である。
重く閉ざされている扉の前に寄ってみます。
扉の表面には幾何学的な模様が装飾されています。
ドアノブもオシャレな感じ。ドアの裏側の鍵はかんぬき錠のようになっているのかな?!
その豪華な扉の前で立つ現地ガイドの「ジャジド」さん。ジュラバ(JELLABA)という民族衣装を着ていて、絵になるのでみんなで彼を写真撮影しだす。
そんな現地ガイドさんとみんな記念写真も撮りだす。普通に写真を撮っても面白くないので、彼に抱き着いてみた。ちょっとテレた表情の現地ガイドさんでした。。
そしてこの広場で見かけたカメラマンのような人。我々の団体を何気なしに写真に撮っていく。恐らく先程ホテルを出発する時に見た記念写真用に我々を撮影しているのだろう。
この広場には花も植えられていた。それを管理する人もいた。
メッラハ・ユダヤ人街(Mellah)
こちらは旧ユダヤ人居住区である。その為ユダヤの特徴のある家が目立つ場所。
そこを進んでいくのだが、先程バスを降りた時の物売りがまだしつこつ我々の団体に付いて来ていた。
どうも財布を買って欲しいみたい。。
海外でこういう物売りを見るけど、見ている限りあまり売れていないので生計をちゃんと立てれているのか?と思ってしまう。逆に見れば生計が立てれないので、こういう物売りをせざるを得ない状態になっているのかも。
結局しつこく付いて来ても1つも売れませんでしたが。。
左の壁は王宮なので、近くには王宮を警備する兵隊さんが居る。そこは写真に撮らないように注意が必要。
中世の頃にスペインの地を追われたユダヤ人が住み着いた街。しかしイスラエルの建国により、ここに住んでいた多くのユダヤ人は移住して居なくなっていった。
後部ガラスにベンツのマークが入ったベンツ。モロッコのフェズでもこんな高級車に乗る人は居てるみたい。
この辺りの2階部分はユダヤ人の特徴がでているそうだ。
ベランダが繋がっていて回廊のようになっている2階部分。
そんな建物が続く街。
そんな写真をカメラに収める一行。日本人はどこでも写真を撮るのが好きな感じ。というボクもひたすら写真ばっかり撮るタイプであるが・・・。
まだ朝早いのでそこまでは混雑はしていない旧ユダヤ人街。
中の部屋も見てみたい。どんな感じなんだろうか?
モロッコではそんなに見かけない自転車に乗っている人が通り過ぎる。よく見るとまださっきの物売りさんが頑張っている様子。でも誰も物に興味を示していないのだが・・・。
こんな感じで建物を見ながら、写真を撮りながら進んでいきます。
この通りには色んなお店が並んでいます。
ただそんな店をゆっくりと見る時間はパックツアー旅行にはないのである。
車道は危ないので、歩道を歩いていきます。
ユダヤ人って、そういえばあまり会った事が無いような。。日本に居ればそう簡単に会う機会もないのだが。
進んでいくと要塞の入口のようなものが見えてきた。
こちらはタクシー乗り場の看板のようだ。
こちらは「フェズ・エル・ジェディド通り(Grande Rue de Fez el Jdid )」という商店が立ち並ぶ路地に通じる「スマリンの門」。
この奥には衣料品や日常品が売られているアーケード街がある。
スマリンの門の上を見ると、コウノトリが巣を作っていた。ちなみにこの光景はモロッコでは人工物の上に作られた”コウノトリの巣”をよく見かけた。
そんな光景を見ながらも足は止めずに歩いていきます。
道端ではおじいちゃん達がコーヒーではなく、ミントティーを飲んで団欒していた。
古そうな建物。四角くてあまり手の込んだ造りの建物っぽくない。
この辺りで先回りしていたバスに乗り込んで移動します。
この続きはまた次回に!
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