忠烈祠で”衛兵の交代”行事を見物し、中正記念堂で中華民国の父:蔣介石像を眺める-台北周遊旅行記3

【充実の台湾北部周遊3日間】初日

【阪急交通社(トラピックス)ツアー】2019年9月6日~8日

 台北定番の観光コース

  忠烈祠で衛兵の交代を見守る!

台湾・台北にある戦死した兵士を祀る「忠烈祠」で1時間に一回行われる”衛兵の交代”が、ちょうどこれから始まるようなのでその様子を見守る事に。

 

 衛兵交代の様子 動画

 

この観光客と思われるアジア系観光客のお兄ちゃんは、ひたすらスマホで動画を撮り続けながら、スマホを持ったままカメラで撮影したりと大忙しの様子。後ろから覗き見していたら、スマホで撮っている動画がブレブレだったけど・・・。こういう様子を見ていると「後でその撮ったものをちゃんと活用できるのかな?!」と思ってしまう。。

 

この場所が観光コースになっている一番の目的が、この衛兵の交代行進の見学。彼ら衛兵は軍隊でもエリートで、ひたすらこの衛兵用トレーニングを積んでいるという。目を極力瞑らないとか、銃剣をクルクル振り回すとか。

 

ただ一人の兵士は油断してか、クルクルと銃剣を振り回している時に手が滑って落としていた・・。たぶん後で長官にこっぴどく怒られるのだろうが。。

 

 衛兵交代時の行進 動画

 

中にある本堂に向けて行進する衛兵さん達。そしてその周辺にはその様子をカメラで撮ろうと、群がる観光客たち。

 

人によっては後ろから撮ったり、先回りして正面から撮ったりしている。すっかりこの衛兵交代の行事は観光化していて、見せ付けるものになっているので余程衛兵の進路を邪魔したりしない限りは規制はない。

 

 衛兵交代時の行進 動画2

 

衛兵たちは門をくぐり、本堂の方へ入って行く。ただし我々観光客はここまでしか入れない。

 

本堂の手前まで行き、衛兵交代の儀式を行う為に進んで行く衛兵たちと、その後ろ姿を写真に撮り続ける観光客。。

 

それにしてもスマホの普及によって、写真を撮る事が簡易になったのでどの観光地に行ってもスマホをかざす人ばかり。

 

台湾の近代は主に外的政権から支配されて、圧制で多額な税負担を強いられていた事が多かったので当時の市民達は常に不満が溜まっていたようだ。そうして最終的には蜂起運動や独立運動が起こる事になるのである。

 

知らぬ間に他の日本人観光客団体も加わって、あまり海外の感じがしなかったけどね。

 

衛兵が通り終わった道には全然人が居なくなっている・・。

 

元々この場所に日本軍が統治していた時代には神社が建てられていたそうだ。第二次世界大戦では台湾の人々も戦争に駆り出されて日本の為に闘ってくれたそうだ。

 

そうして本堂で衛兵交代の儀式を終えて、再び歩いてきた衛兵たち。ただし世界ではこういった衛兵の行進はよくある儀式なので、そろそろ見飽きてきたのだが・・。綺麗なオネーチャンが行進するならまだしも、堅苦しい衛兵が行進しているだけなんで。。

 

一緒にいたオカンもそんな衛兵の交代に飽きていたようで、台湾国旗の前で記念撮影をするも残念ながら風がイマイチ吹いておらず、旗がなびかなかった・・・。

 

という事で旗を引っ張ってあげる。ただし旗の位置が高すぎたので、イマイチ国旗をうまく写せなかったな。。

 

他の人達は衛兵の行進に合わせて、門の方へ戻っていっている。

 

そして衛兵交代の最後の見せ場。門の前で1人ずつ足踏みをしたり、銃剣を振りかざしたり。

 

ここで戦死者の霊を弔う事はせずに衛兵交代の行進だけを見守って、ここの観光は終了。敷地内にあるトイレで用を済ませてバスに戻ります。

 

  中正記念堂にて

お次の観光場所はこちらの門を入った先にあるようです。ただ門の前ではバスを停めれないらしく、少し先の場所にバスが停まるようです。

 


「大忠門」から中に入って行きます。先程バスの窓から見えた門です。

 

その門から見える大きな建物が「中正紀念堂」で高さは約70mもあるようで、1980年に完成した建物。1975年に亡くなった蒋介石に哀悼の意を示し、功績を讃える為に造られた。

 

門には桜のマークのような紋章もあった。この敷地内には桜も数種類植えられているそうだ。

 

台湾(=中華民国)の初代総統だった「蒋介石」(本名=蒋中正)。日本の有馬温泉を訪れた事もあったそうだ。

 

意外と広い敷地。正面の門から入った訳ではなく、横の門から入ってきたようで、こちらの道の方が近道なんだとか。

 

この建物の壁には大理石で造られているようで、なんとも豪華な造り。死後造られた建物の大きさに比例して、その人が残した功績が分かる。そう思うとギザの大ピラミッドは4000年近く前にあの大きさの物が造られたという事は、とても凄く感じる。

 

こちらから建物の中に入って行きます。

 

  中正記念堂の建物内に進む

建物内に進むも、1階部分は至って普通。ただ天井はとても高い。

 

入口を入ってすぐの場所にはここのミニチュアが飾られている。こちらは正面入り口の門付近。

 

そしてこちらが蔣介石の像がある建物。周辺には緑がふんだんに配置されています。

 

まずはここでちょっとした説明を受けます。この現地ガイドさんは台湾人女性と結婚し、台湾に移り住んだとの事。

 

この先にある扉もとても大きかった。ここもアンドレ・ザ・ジャイアントが来ても対応できるように造られているのか?!

 

中にはイベントスペースもあり、台湾の国旗カラーにデザインされたお魚が置かれていた。この場所は台湾(中華民国)を象徴する場所でもある。

 

台湾では全然似つかわしくないガーフィールドの展示会も行われていた。

 

それを横目にエレベーターに向かいます。

 

このエレベーターで4階まで上がります。

 

そして4階に着き、光り輝く先に進むと・・・・

 

アメリカのワシントンにある、リーンカーン像をモデルにしたとも言われるような造りで蔣介石が椅子に腰かけている像が見えてきました。

 

ここはあまり大きな声を出す場所じゃないようで、このような看板が置かれていた。

 

この壁に使われている大理石はアメリカにあるリーンカーン記念堂と同じ大理石をわざわざ使用しているそうだ。そこまで真似なくても・・・と思うけど。

 

天井には台湾の国のマークも入っている。

 

 蒋介石像を眺める 動画

 

孫文の思いを託された蒋介石は、中華民国の統一を果たして最高指導者となったものの毛沢東率いる中国共産党に破れて敗退する形で台湾に移った。

 

蒋介石の像から見える景色。蒋介石は台湾に渡ってから中国本土に帰る事は出来なかったので、せめてとの思いでこの像は中国本土の方に向けられているのである。

 

あまり像に近づけなかったので接写して写真を撮れなかったが、微笑んだ顔で造られている蒋介石の像。本人にとって楽しい人生を過ごす事は出来たのだろうか?

 

正門から中正紀念堂まで続く道。こっちの道を歩いてきた方が雰囲気があって良かったのだろうが、時間の段取りなどを優先してか、この道を通る事は無かった・・。

 

中正紀念堂の景色 動画

 

初日の台湾は天気が良かった。だけどメインの観光地「九份」は年間半分以上が雨の天気模様になるという。

 

そろそろ夕陽が差し込む時間になってきた。

 

何とも立派な建物、蔣介石の存在の大きさが建物を見てるだけで分かる。ただし今は外側の大理石の張替え作業を行っているようで、周囲にはポールが置かれていて壁に近づけないようになっていた。

 

アジアにはあまり来ないけど、まだ海外に来た実感は湧いてこない。やっぱり建物とかはまだヨーロッパなどに比べると日本に似ているからだろうか?!

 

そろそろ晩御飯がどんなレストランに連れていってくれるんだろうという考えが頭に浮かんでくる。人に台湾って言うと「小籠包が美味しいんとちゃうの?!」って聞いてきたけど、個人的には小籠包位しか美味しいのが無かったような。。

 

こちらは張替え作業していた大理石の板。今日の作業は終了していたようだった。

 

これだけの大理石を張り替えるのは、とても大変な作業だろうな。今も昔も大事な建物の外壁に大理石を使用する事に変わりはないようだ。

 

そして入ってきた門とは反対側の門の方に降りて行く。今度はこっち側の門の先にバスが待機しているようだ。

 

こうやって振り返ると、建物の大きさがよくわかる。台湾を代表する観光スポットで、ここも台湾を訪れる観光客が必ず訪れる場所だそうだ。

 

という事で先程の門とは反対側にある、こちらの門から外に出ます。

 

何とも不気味な感じの美術展が行われているようだ。。ちょっと見てみたい気がする。

 

今回の旅行ではこのバスが最初から最後まで送り迎えをしてくれた。日本の国旗のような、白地に赤丸でその中に鶴が飛んでいるのが目印。

 

そして中正記念堂を後にします。こちらは正面の門から中正記念堂を見た景色。もし時間があればここからの景色を見たかったね。。

という感じでこの旅行は続きます。

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