商売の神様「関羽雲長」を祀る行天宮編-オカンと行く台北周遊旅行記ブログ-17

【充実の台湾北部周遊3日間】3日目

【阪急交通社(トラピックス)ツアー】2019年9月6日~8日

 神様の祟り?!

  ホテルの朝食は!!

台湾旅行3日目の朝、宿泊していたホテルで朝食バイキングが付いていたがこれ程気の進まない朝食は今までの旅行人生で初めてかもしれない。

 

まあ食べれるだけマシかなと思い、食べれるものだけをチョイスする事に。

 

まあホテルの朝食バイキングでパン1種類しか置いていない事もあったので、僅かにでも種類があるだけマシという思考に切り替えよう。

 

だけどこんな色の黒い卵なんて、全然美味しそうに見えない・・・。

 

左側は台湾名物のまぜそば?? 個人的には全然口に合わなかったけどね・・・。

 

ソーセージも全然美味しく見えない・・・。

 

とりあえず目に付くものはとってお皿に盛る。ただご飯は意外とそこそこ美味しかった。やはり日本人は米さえあれば、何とかなるもんだと思った瞬間であった。

 

こちらは2泊した台北にある「一樂園大飯店(ONETEL)」、オプションプランでホテルのグレードアップも選べたけど追加料金を払う気は無かった。朝食バイキングは残念な感じだったけど、ホテルは基本熱いシャワーを浴びて寝れればオッケーなのでそこは何の問題もなかったので可ではある。

 

最終日のホテル出発は午前9時30分とちょっと遅め。ホテルの真向かいにある八百屋さんは朝早くから開いていたけど、お客さんが入っている感じは全く無かった・・・余計なお世話かもしれないが。。

 

この3日間の台湾旅行も2日目の昨日の旅程がハイライト、今日は台湾イチ高層建造物の「台北101」に寄る位だ。

 

  バスで「行天宮」へ移動

今日も台北の天気は良さそうで、誰も体調を崩している人はなく、いい感じである。

 

台湾の工業は農産物加工業がメインだったが、日中戦争が勃発後は第二次世界大戦突入もあって軍需関連産業が著しく発展する。その為に鉄鋼・紡績・科学・金属・機械などの近代的工業が大幅に発達した。工業化に伴い、台湾国内のインフラも整備され今日の台湾経済の基礎を築く。

 

中国文化では「投票から政治が生まれる」のではなく、「鉄砲の元、政治が生まれる」という言葉がある。まさしく力が強い者が支配できる国なのである。

 

”流亡政権”とも言われる国民党:蒋介石が一党独裁で現在の台湾を築いた。肥沃な土地と勤勉な住民のおかげで今日の台湾があると言っても過言ではないようだ。

 

道端では道路に立って、赤信号で止まっている車に物を売る人の姿も見える。これは日本では絶対に見られない光景だけど、海外に行くと結構その辺で見られる光景である。

 

バスの車窓からの景色 動画

 

  「行天宮」に到着!

ホテルを出発して30分程で行天宮近くに到着します。元々は初日に訪れる予定になっていたけど、現地ガイドさんの考えで3日目にチェンジ(龍山寺と入れ替え)。

 

この行天宮では商売の神様「関聖帝君(かんせいていくん)」と呼ばれる神様を祀っている。

 

そしてこの「関聖帝君」という神様は三国志を知っている人ならご存知の、蜀の武将である「関羽」である。忠義心に熱く、非業の死を遂げた関羽は後世で神格化されて今では商売の神様として崇められているのである。

 

入口の門の上には鳳凰や龍が飾られている。

 

龍の爪は4本、台湾の寺院にはこれらの龍が所狭しと付けられている。

 

そしてこの門の向かいに置かれている、こちらの丸い石は「景観円石」と呼ばれていて触ると願い事が叶うと言われているそうだ。そう言われると触りたくなるのが人間の本性のようで、早速こちらの旦那さんが石をスリスリとしだす。

 

続けて他の人達もこの石に触ろうと、次々と寄ってくる。こんな石を触って願い事が叶うなんてあり得ないのに、それでも触っておこうとみんなは思うみたい。

 

続いてオカンもスリスリしている。こんなみんなが触っている石なんて、ただ手垢で汚いだけにしか思えないのだが。。

 

みんなタダで幸運にあやかれるとあって、とりあえず触っておこうという考え。

 

そんな石に触って幸運が訪れる程、この世は甘い世界では無いのは分かっているのにこうやってこの石に触れる人は多いのである。

 

そんな風に石をスリスリとお触りした後は、寺の中に入って行きます。

 

商売繫盛の神様、日本ではえべっさん的な感じの場所みたい。

 

行天宮の中では真剣にお祈りしている人が沢山居るので、あまり騒いではいけません。

 

行天宮の境内の景色 動画

 

商売の神様を祀る行天宮だけど、全員が商売繁盛を祈っている訳でも無さそうな感じ。

 

こちらは正門の裏側、ここの門は開いていなかったので横の入口から中に入った。

 

ここのボードにお祈りの仕方が書いてある。両膝を折り曲げて、そこから上半身をうつ伏せし頭を下げる。

 

「関聖帝君」という三国志の武将:関羽が神格化されて、その像が中央に置かれていてそこに向かってお祈りを捧げる人達。

 

この辺に居る人達は皆さん熱心にお祈りをしていた。台湾の人は熱心に祈る人達なのか? それとも熱心に祈る人達だけがここに来て祈っているからそう見えるだけなのか?!

 

個人的には神に祈る時間があれば、その時間を何か別の事に使って勉強するなり努力するなりすればいいと思うのだが。もしボクが神様だったら、自分の為に祈る人々にそう言いたい。

 

行天宮内では周りの雰囲気は写真を撮れるような雰囲気ではなかったけど、写真撮影が禁止な訳でも無いので思い切って写真を撮る。もしボクから写真撮影を取ったら、単なるタンパク質の塊に過ぎないのである・・・。

 

そしてここの御守りを無料で貰う。神を信じないボクは荷物になるから、御守りはパスする。

 

三国志には大勢の武将たちが登場するが、そんな猛者を差し置いて現代でも崇拝される関羽。曹操も現代で関羽がこれほど崇拝される存在になるとは、思っていなかっただろうな。

 

行天宮を出てバスに戻ろうと歩いていると、急に黒い雲がやってきて雨が降りだした。

 

ご覧のように地面には雨の跡が、一瞬にして増えていく。

 

行天宮で神様に祈らなかったバツだろうか?!でも昔の人達にとって雨は”恵みの雨”だったので、雨が降る事が罰には当たらない。逆に喜ばないといけないのである。となるとやっぱり神様に祈らない方がいいのでは?!

 

行天宮近くで急にゲリラ豪雨に見舞われる 動画

 

大阪に比べるとだいぶ南国寄りの地域にあるので、スコールのように急に雨が降りだす。

 

こちらは自転車。後ろの雨除けもこれぐらい大きいとスカートとか履いて乗っても、汚れにくいだろう。

 

通り雨だったようで5~10分程で雨が小雨になったので、その隙にバスに乗り込む。ちなみに奥に見える路線バスの外装広告には阿部寛が使われていて、あまり外国って感じがしない・・。

こんな様子はまた次回に続きます!

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