カフェ・ブリストル入口にある著名人の名前が入った壁を眺める編-ポーランド旅行記-59

ポーランド旅行記:7日目

阪急交通社ツアー「おひとり様参加限定:決定版ポーランド8日間」にて–2019年11月–

ワルシャワを訪れた著名人

ここはポーランドの首都ワルシャワの中心街。真っ直ぐ歩いていけば王宮が見られる、ワルシャワでもメインストリート沿いにこちらの老舗ホテルがあります。創業約100年の五つ星ホテルですね。

このホテルは第二次世界大戦中に破壊されずに、そのまま現存している為にちょっと建物が古く、新しいホテルの部屋に比べると不満が出る可能性があるらしいけど、ホテル側の対応は素晴らしいという。

 

ワルシャワの見学

色々と楽しかったポーランド旅行で残された滞在時間は既に半日だけ。その残された僅かな時間も全力で楽しんで行きます。

 

 

CAFE BRISTOLの中へ

そんな老舗ホテル内に併設されているカフェ「CAFE BRISTOL」内に入っていくようです。「ここでお茶する時間でもあるのかな?!」と思ったけど別の理由で入ったみたい。

 

 

というもののカフェ・ブリストル内に入る訳ではなく、その入口横にある壁を見せたかった現地ガイドさん。

 

優雅な雰囲気のカフェ・ブリストル。ポーランドでは人気のチョコレートがたっぷりと載ったケーキが、とても人気があるようだ。

 

1901年創業のホテルと共にカフェも営業し続けている。老舗ホテルに入っているだけあって、それなりに”いいお値段”がするハズだけども。

 

ここに訪れた世界中の著名人の名前がこのドアノブのような金属に名前が入れられているという。勿論日本人も数人、名前が入っているらしい。「ミナサ~~ン、日本人の名前を探してクダサ~~イ!」という感じの現地ガイドさん。

 

こちらの奥様は早速誰かの名前を見つけたのか、至近距離で撮影しています。

 

ボクがまず発見したのは、右端側にあったこちらのローリング・ストーンズの名前。まあ彼らバンドは世界中に演奏に行っているので、海外には沢山来ているからあっても不思議ではない。

 

そして今や長期政権になった安倍晋三総理大臣の名前も入っている。この記事を作成しているのは2020年3月上旬だけど、コロナ対策で後手後手に回ったと批判され続ける安倍総理。何しても批判されるという面では総理大臣の仕事はとても大変だと思う。

 

そして日本人なら絶対に知っている、こちらの人物の名前。

「AKIHITO」って誰か分かりますか???

 

こちらには元アメリカ合衆国大統領のビル・クリントンさんの名前もある。バルカン半島の一部の国では彼の名前が入ったストリートや銅像なども設置されていて、彼の行った平和政策が評価されている国もある。ただしNATO軍に攻撃されたセルビアは逆に彼の事を非難しているが。

 

こちらで目に留まったのは真ん中上にある「エミリー・ブラント」(Emily Blunt)の名前。ハリウッド映画に出演する女優さんで『プラダを着た悪魔』(2006年公開)や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年公開)などに出ている。

それ以外にも久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』で一世風靡した「NAOMI CAMPBELL」や、こちらもトップモデルとして有名な「CLAUDIA SCHIFFER」の名前もある。

 

オール・ユー・ニード・イズ・キル エミリー・ブラント-2

個人的には『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が好きなので、そこでの色んなシーンが結構印象に残っている。

 

こちらの中央にはノーベル平和賞を受賞した、アメリカ合衆国元副大統領の「アル・ゴア」(AL GORE)の名前もある。

 

右側には元アメリカ合衆国・国防長官だった「JOHN KERRY」などもあるが、ボクが注目したのは左側ある「DAVID HASSELHOFF」の名前。こちらはアメリカの俳優さんで、アメリカのドラマなどに出演していて一世風靡した人。こちらを知っている人はアメリカンドラマ好きな人だと思う。

 

DAVID HASSELHOFF-ナイトライダー-2

1987年頃に日本でも放送されていた『ナイトライダー』で主演を務めたデビッド・ハッセルホフ。人工知能を搭載し、会話が出来る「ナイト2000」という車と共に事件を解決するというストーリー。

ボクの兄が車好きで、このドラマにハマっていたので、幼きボクもその横で見ていたのを思い出す。当時はそこそこ人気があり、テレビでは民放のゴールデンタイムに放映もしていたので、とある世代の方の中では認知度があると思う。

 

今でもたまにドラマに使われていた音楽などがテレビ番組のワンシーンとかに、流されていたりする。そんなテレビ番組のワンシーンでこのドラマの曲が使われていたりすると「ボクらと同じ世代の人が番組の音楽を選定しているんだな!」と感じるのである。

 

さらには「YOKO ONO」さんもある。こちらもある有名人の奥様で、世界的にも知名度がある方ですね。

 

「HOTEL BRISTOL」。老舗ホテルって聞くと凄く素晴らしいイメージがあるけど、意外と建物内は古く老朽化しているという事でもあるので快適ではない事も多々あるという。だから快適さを求めるというよりかは「その歴史に浸るホテル」という感じなのかもしれない。

 

ホテルの前で写真を撮っていると、こちらのお兄さんが喋りかけてきた。「ドコからキタノ??」と聞かれたので「ジャパン!」と言うと、「こんにちは!ありがとうございます!」と流暢な日本語で喋りかけてきた。さすがポーランドでも老舗で超一流ホテルのホテルマンだけあって、簡単な日本語はペラペラ。

という事で定番の寿司キーホルダーをプレゼントすると「私はお寿司、大好きです!」と更に日本語で答えてくれましたね。

 

 

ポーランドの首相官邸にて

さてホテルを通り過ぎて歩いていると、銃を携帯した兵士が立っていた。昨日の晩も通った首相官邸である。

 

海外では警官や兵隊さんを写真に撮ったり、こちらが意図的に撮影していなくても相手から自分の事を撮ったと思われると、下手したら拘束までされかねない事もあるので、警官や兵隊さんの居る付近での撮影には注意しましょう。

どうしてもそんな人達の写真を撮りたければ、ダメ元で「アナタの写真を撮ってもいいですか??」と言えばたまに「イイヨ!」と言ってくれる人もいますけどね。。

 

首相官邸前の広場には2010年に飛行事故で無くなった、当時現役のポーランド大統領レフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)夫妻及びその乗客乗員96名の慰霊碑がある。

 

現役の大統領が乗った飛行機が墜落して死去するなんて、映画の中でしか起きないと思っていたけど実際に起きたのである。まあ一部の人からすると”陰謀説”があり、とある国が画策して時限爆弾を設置し飛行機を爆破して殺したと主張している人もいるみたい。

 

第二次世界大戦で破壊された建物をそれまで建っていた時と近い状態で復元したワルシャワの街。日本だったら、どんどん新しいデザインに変えていく場合が多いけど古き良き伝統を残す国である。

 

1780年にイタリア人の画家が描いた、こういった作品などを参考にして再建された建物群。これだけ精密な絵を仕上げるのに、どれくらいの時間が掛かっていたのだろうか?

 

ミツキェヴィチの銅像

ポーランドを代表する詩人「アダム・ベルナルト・ミツキェヴィチ」の銅像が、ひと際高い位置に設置されている。

 

そんな銅像を囲む柵もこういったような花びらの形で造られていて、趣がある感じ。

 

この銅像が造られた当時はポーランドは独立した国ではなく、近隣諸国の支配下にあった。その為ポーランド人の銅像を設置するのにその高さ制限が課せられていた。そこで一案を投じて、銅像自体は制限されている高さ内で作製したものの、その銅像を載せる土台に関しては制限がなかったのでこのような高い土台を造ったのである。

屈辱に耐え忍んでいたポーランド人達は、ひと際高い位置に造られたこの銅像を眺める事で虐げられていた民族の誇りを保ち続ける事ができたのであろう。

 

こちらの古そうな建物は郵便局で、昔はワルシャワにあった駅の建物だという。そしてワルシャワでの英雄ショパンが1830年にウィーンに向かう事になるのだが、その時はここの駅から出発していった場所だという。

 

クリスマスが近い11月20日頃だったからか、そろそろクリスマスマーケット用の置物がチラホラと準備されつつある。

 

このオブジェが「きかんしゃトーマス」に見えてしまうのはボクだけかな?!

 

日本ではあまり馴染みが少ないけど、ヨーロッパではクリスマスマーケットは12月に入ると一斉に始まり、年明け1月上旬まで約1ヶ月間も行われる。

 

そんな長いイベントなので、凝ったオブジェなどが用意されるのである。

 

今回は11月中旬であまり天候が良くない日が多かったけど、夏の前後に来たら暖かくて天候も良くて、ポーランドがもっと素晴らしい国に感じれるんだろうな。

 

この辺りの車道では30kmのスピード制限がある。だからゆったりとした落ち着きがある街が維持されている。仕事の生産性よりも都市の景観を大事にするヨーロッパらしい。

 

この道路ではトラムのチケットも売られている。日本の公共交通機関券売機とは違い、ヨーロッパなどでの海外の券売機は、クレジットカードを使える。日本ではあまりクレジットカードを使うのに消極的な風習があるが。

 

ポーランド語は世界でも難しい部類に入るらしいけど、学校でキチンと教育を受けた若者たちは英語も喋れる子が多いそうだ。

と言ってもボクは殆ど英語は喋れないのだけど・・・

 

そんなカフェの前には、ご覧のようにシンプルな形をしたワッフルの看板が置かれていた。ワッフルってベルギーのイメージがあるけどね。

 

どんよりとした天気のワルシャワ。今まで海外旅行で訪れた国で、まだ繰り返しリピートで行った国はない。どうせ海外に行くなら、同じ国だと刺激が少ないからまだ行った事のない国へ行きたいという気持ちが強いけど、また行ってみたい国も沢山ある。ボクの中では今回のポーランドが一番に位置しているのであるが。

 

ジギスムント広場が見えてくる。ワルシャワの写真では一番、このスポットを撮影した物が使われるので名実共にポーランドを代表する場所である。

 

 

ワルシャワ中心部の景色 動画

 

そんな動画を撮っていたら、後ろにいた奥様はポーランド人の男性から何やら喋りかけられていた。彼は日本が大好きらしく、その思いをたまたま目の前にした珍しい日本人に伝えたくて仕方なかったらしい。

 

ヨーロッパでは結構日本のアニメが人気だけなんだけど、お寿司などもポーランドでは今とても人気がある。このワルシャワ内にも沢山のお寿司屋さんがあった。

 

こちらは17世紀にクラクフからこのワルシャワに遷都してから、ポーランド王国の王様が居城にしていた王宮。ポーランドの象徴的な場所でもあるが、第二次世界大戦で侵攻してきたナチスドイツ軍に破壊されてほぼ崩壊してしまうのである。

 

ワルシャワ王宮の火災

こちらはポーランド侵攻のあった1939年の写真。王宮の屋根が燃えている。。

 

今ではそんな跡もなく、すっかり元通りの状態に復元されたワルシャワ旧市街地。焼け野原状態からでもここまで回復した、ポーランドの人々の頑張りには心から尊敬してしまう。

 

さてこれから先に進む前にちょっとトイレ休憩タイム。こちらの改装中の建物に下にトイレがあるようだ。

 

ヨーロッパのトイレの手洗い場では、このようにダイソンの手洗い器を度々見かける。さすがダイソン社のものだけあって、形状もちょっと凝っている。

 

昔の電気系統を操っていた基盤みたいなのが見える。こういうのを見ると、昔のコンピューターはこれ位大きかったけど、今の時代はそれよりも数百倍も処理能力がある小さなノートパソコンの方が性能が勝っている。人類の科学の進化というのは、こうやって目にすると驚くべき速さで進んでいるのを実感する。

 

この辺りは特にお土産物を販売する屋台みたいなのもないし、押し売りもないしで落ち着いている。

 

今こうして一応平和な時代に生きていると、この辺が焼け野原状態になったりという争いが多かった時代を全然想像できない。でも人類の歴史は争いの歴史でもあり、そういった戦争の為に開発されたものが日常生活にも役立ったりしていて、少し皮肉ではあるものの「戦争があるから人類は進化した」と言っても過言ではない。

 

こちらは「ジギスムント3世王」の像。この約22メートルの高い位置から、ワルシャワの酸いも甘いも見続けてきたのである。

 

こんな旅はまた次回に続きます。

↓↓↓↓ポーランド旅行記:初回↓↓

【ポーランド旅行記①2019】阪急交通社ツアー参加での周遊旅開始!
阪急交通社/トラピックスのツアーで訪れたポーランド旅行記の口コミブログ。まずはポーランドの国を簡単にお勉強!

【コメント欄】