ポーランド旅行記:6日目
阪急交通社ツアー「おひとり様参加限定:決定版ポーランド8日間」にて–2019年11月–
古都クラクフの中心地
ポーランドでも人気の世界遺産の街クラクフ。その旧市街地が広がる中心地まで歩いて向かいます。
クラクフ中心地へ向かう
そんな旧市街地にはご覧のようにトラム(路面電車)も走っているが、モダンなデザインの車両でレトロさは残念ながら感じられないが・・・。
クラクフ旧市街地を進む 動画
こちらの先に見えるのはドミニコ修道会の聖三位一体教会という建物。ポーランドにはこのように三角形の尖がったような形をしたファザードの教会が多い。
その反対側にも教会が見える。こちらは聖フランシスコ教会であるが、キリスト教徒じゃない人間からしたらこれだけ密集して同じような教会を複数も建てる必要があるのかと思ってしまう。。
ツアー参加者さん達は初めてかもしれないけど、ボクは数回通った事のあるこの広場とヴァヴェル城を繋ぐ道路。すっかり見慣れた景色となってきたね。
こちらのお店「Karmello」はポーランドでも人気のチョコレート店だそうだ。ただこれまでに既にスーパーでそれなりにチョコレートを購入済なので、もう購入する必要はボクには無いんだけどね。
クラクフ旧市街地を進む 動画2
こちらはポーランド名物「ポンチキ」という、ドーナツが沢山売っている。
ただしこういったお店で甘いお菓子などを買い食いする事は殆ど無いボク。ただ女性陣は「別腹」という、恐ろしい最終秘密兵器を持っているのでこちらのドーナツをターゲットに設定したような目付きをしている人もいたような。。
こんな旧市街地の道では平然と馬車が走ってきます。だから下手にボクのように道の真ん中を歩いていると、車みたいにクラクションが無いので追突されるかもしれません・・・ただ馬車が近づいてきたら馬の足音がパカパカと聞こえるので事前に接近を察知できるのですが。
中央市場広場にて
そんな馬車の行く先がクラクフでも中心地になる「中央市場広場」である。ポーランドの色んな街にある旧市街の広場のように、この広場が中心となって周囲に街が広がっている。
夜に2回歩いてこの広場に来ていたけど、今日は昼間。だからライトアップされていない景色を見るのはこれが初めてである。
ここに見えるどちらかの建物がこの広場でも古いレストランだったと思う。ただ古いからといって、別に特段美味しくはないそうだ。逆にあまり美味しくないような事を現地ガイドさんが言っていた・・・。
中央市場の景色 動画
昼前の時間からビニールシートで囲まれたテラス席で、くつろぐ人々。老後のゆとり生活を悠々自適で送っていそうな雰囲気を感じる。
こちらは「聖ヴォイチェフ教会」といって、ポーランドでも最も古い石造りの教会の部類になるという。建てられて約1,000年を経過するこちらの入口は、今の地上から4m程地下にあるという。というのも建てられた当時よりも今の地面がそれだけ傘挙げられている為に、入口が地下になってしまっているという。
こちらはこの広場でもその中心に位置する「織物会館」と呼ばれる建物。昔は織物を売っていた為にそういった名前が付いたらしいけど、今では雑貨などが1階で販売されている。そこのお店ではポーランドでは珍しくユーロなどの外貨も使えるという。
こちらは「聖マリア教会」で、12世紀に建てられたが13世紀にモンゴル勢のタタール族の侵攻によって破壊される事になる。その後、教会を再建して今日に至るという。
そんな建物が集う中央市場広場だけど、ポーランドでもここはスリが多発している場所らしい。だから周囲に怪しそうな人物がいないか、警戒しながら観光を行う必要がある。
こちら織物会館前に鎮座する銅像は「アダム・ベルナルト・ミツキェヴィチ」(Adam Bernard Mickiewicz)である。彼はポーランドでは”国民的詩人”とも評される人物で、彼の名前が付けられた「アダム・ミツキェヴィチ大学」がポズナンにある。そして彼もポーランドの英雄として、ヴァヴェル大聖堂内に埋葬されている。
クラクフの街は第二次世界大戦時にはあまり戦争の被害を受けなかった為に、昔の首都時代の建物がそのまま現存しているという。なので昔ながらの美しい街と評されるけど、実際にそんな建物に住むとなったら、配管などが錆びていたりエレベーターがなかったりと結構不便なようだ。
夜の中央市場広場には見られなかった、お土産物屋さんの屋台も見える。クラクフの伝説になっている、美しい女性を食べるドラゴンの人形かな?!
ポーランドの”京都”とも例えられる、ポーランドでも屈指の人気があるクラクフの中心地だけあって観光客が沢山います。
ボクとしては既に夜歩きで来た場所なので、目新しさは無いので、逆にこの辺りに居るであろうスリを探してみる事に。するとこちらのベビーカーを押した奥さんみたいな人が、全然面識が無いと思う左の男性にお金を恵んでもらっていました。
しかも堂々と「子供を育てる為に、お金をワケテクダサイ!」という感じで頼んでいたので、それに少々ビックリしたが。。
スリの特徴として”怪しそうな外見や人相をしていない人の方が怪しい”という勝手な持論があるボク。特に子供だったり、そんな子供をダシにしたような感じの人物が近くに居ると、ボクのセンサーが反応するのである。
ず~~っと観察していたら、右側にはお姉さんのような人が居て、その人も同じように子供を連れていた。怪しいと思ってマークしていたけど、接近する事なくス~~っと離れて行きました。。
周辺を見ていると結構荷物を油断して、持っている人が多いのが目立つ。しかし日本人とは違って外国人はあまり財布に多額の現金を入れていない事が多いらしく、あまり財布を取られても痛手がないんだとか。
織物会館の中に進む
さて「織物会館では、スリには特に気を付けてください!」と言われていた織物会館に進んで行きます。
既に先程ベビーカーを押していた人が怪しく見えたので、周辺にいるベビーカーを押した人は皆怪しく見えてしまいます・・・
この織物会館は1階には色んなお土産が売っているが、2階や地下は博物館になっているという。興味ある人は昼食後にフリータイムがあるので、その際に見学してみてくださいとの事。
確かに次から次へと観光客の団体が押し寄せて、買い物できる場所で油断した観光客を狙うにはこの織物会館が一番いいのかもしれない。
観光地の資料としてのガイドブック以外には、あまり興味を惹かれないお土産物。特にこの年(2019年)は沢山お菓子(主にチョコレート)などを買い過ぎたので、この2020年はもうあまり買わないように決めた。
このようにポーランド土産になりそうな雑貨などが沢山置かれていそうなお店が並んでいる、織物会館の1階スペース。
ただし観光客が多いお土産物屋さんとかでは、客馴れしているので値段交渉には強く、あまり値下げはしてくれないみたい。大阪人の「負けてや!」という戦法はあまり海外では通用しない事が多い。
逆に「多く買うからトータルで負けて」という戦法が海外では一般的なので、大阪的な負けて戦法で攻めると相手を怒らす場合があるので注意して使用してみてください。
織物会館内部の様子 動画
そんな織物会館の入口の上には、何やら先が尖った刃物のようなものが吊るされています。これは一説によると、ここから見える聖マリア教会の2つの塔をそれぞれ建築家の兄弟が分担して建てました。
すると「最初は同じ高さにしよう」と打合せしていたハズなのに、いざ仕上がってみたら自分のよりも高く造られていたという。それで裏切られたと頭に血が昇って、激怒した方がこのナイフで相手を差したとか。
ただこんな話は眉唾物みたいで、長年伝えられる際に内容が変わっていった可能性が高いようで信じるか信じないかはアナタ次第だそうです!
ただこんな所に吊るしているのだから、多分何か意味があって吊るされていると思うんだけどね・・・。
某人気ガイドブックの「〇〇の歩き方」やウィキペディア(Wikipedia)に載っている事が、いかにも真実のような感じがするけどそれが本当に正しいかは分かりません。過去の事を実際に目撃した訳でもないのですからね。
こちらは旧市庁舎で唯一残された搭。こちらはこの広場の場所を広くする為に、本舎が壊されて特徴的な搭だけが残されたという。さっきの件じゃないけど、ボクもそんな事実を実際に見た訳でもないので「だろう」とか「らしい」といった表現を使うようにしている。
あとは読まれる皆さまの解釈次第という事で、宜しくお願いしますorz
しかし旧市街地の建物は、一見はそんなに古い建物に全然見えない位に綺麗な外装である。まあそれだけ外壁の修復は定期的に綺麗を行っているという証拠なんだろうけども。
クラクフのヴァヴェル大聖堂では、歴代のポーランド王の戴冠式を行っていた。1596年にワルシャワに遷都された後も、戴冠式だけはクラクフで行われるのであった。
さてそろそろ正午に近くなってきたので、そろそろ昼食タイム。それにしてもポーランドの料理はとても日本人の口に合う。
勿論ボクだけでなく、ツアー参加者さん達みんなが同じように言っていたし!
ちなみに昼食後は約2時間のフリータイムがあるので、ここは映画でも有名になった「シンドラーの工場跡」に行く事に決めた。まあ、それ以外に行きたい場所もなかっただけなんだけどね・・。
織物会館の柱にはこのように細かい装飾が施されているものもあった。こんな人物像の目玉に監視カメラを仕掛けても面白いと思うけど、逆に監視カメラに気付けないので犯罪抑止力はないだろうが。。
織物会館脇にある、カフェかレストランでは昼間っから大きなビールジョッキを頼んでいる人が居た。700mlは入りそうな大ジョッキ。。
壁も所々、このように昔の外壁のようなものが使われている箇所もある。昔のものを活用しているのか、それともこういった現在のデザインなのか? 不明である。。
他のツアー参加者さん達はだいたいこの広場周辺で自由時間を過ごしたみたいで、シンドラーの工場跡まで行ったのはボクだけだった。ちなみにここの広場からシンドラーの工場跡まで歩くと、30~40分掛かるのでいい運動になるのである。
こちらのトラックにはクラクフのこの広場のデザインが車体に印刷されていて、意外と旧市街に馴染んでいるようなトラック。
これから向かうレストランではお魚料理が出てくるという。このクラクフでは伝統的なマス料理があり、それを食べれるんだとか。
さて今日も楽しいポーランド旅行。まだまだクラクフの街歩きは続くのである。
そんな様子はまた次回に続きます。
↓↓↓↓ポーランド旅行記:初回↓↓
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