「ショパンの生家」横にあるレストランでポーランド料理を味わう編-ポーランド旅行記-7

ポーランド旅行記:2日目

阪急交通社ツアー「おひとり様参加限定:決定版ポーランド8日間」にて–2019年11月–

 

ショパン生家の見学を終えて

ここはポーランドの首都ワルシャワから西約50kmにあるジェラゾヴァ・ヴォラという街というか村にある、かのショパンが生まれた生家がある場所。その見学を終えてトイレ休憩も兼ねて再びお土産物屋コーナーに立ち寄ります。ショパンのオルゴールはお土産に良さそうですが、手回し式だったので回した時にしか音楽がならなかった・・。

 

ポーランドでの最初のお買い物タイムとあって、早速真剣な顔でショパングッズを品定めするツアー参加者さん達。人に寄って、求めるお土産物が違うので観察しているだけでも勉強になります。

 

ボクはというと勉強用にこのショパンの生家の説明が書かれた、唯一日本語で記載されている書籍を購入。この本の日本語はちゃんと理解できる内容だったけど、海外で売っている日本語のガイドブックの中にはでたらめな日本語になっているものもあったりする。

なので日本語のガイドブック等は、購入する前に内容を要チェックする必要あり!

さてショパンの生家の見学を終えて、建物を出たけどまだ午前11時。昼食にはちょっと早いけど、この後はトルンの街まで約3時間バスで走るのでこのタイミングで昼食を食べるのがいいようだ。

 

添乗員さん曰く「すぐ横の建物が本日昼食を食べるレストランです!」との事。開店してそうな感じがないけど、大丈夫かな?!

 

ジェラゾヴァ・ヴォラで昼食タイム

昼食を食べるレストランは、こちらの看板が出ていた『Przepis na KOMPOT』というポーランド料理のレストラン。

ポツリポツリと雨が降るジェラゾヴァ・ヴォラの天気。午後に訪れる世界遺産にも登録されているトルンの街は約180kmも離れているので、雨降りじゃない事を祈ろう。

 

レストランの中に入ると、まだ準備中といった感じで入口付近は電気が点いていなかった。確かに午前11時位だったので、まだ他に昼飯を求めて来る人はいないみたい。まあでもボクらはツアーで来ているので、事前に予定が連絡されているので対応はちゃんとしてくれるハズ。

 

ショパンの生家の近くにあるレストランだけあって、早速ショパンの肖像画がお出迎えしてくれたけど、店内で掛かっていたBGMは落ち着いた音色のジャズ。。なんでここでショパンのBGMを掛けないのかな?!

 

冷静に考えると、情熱的でアップダウンが激しいショパンの曲は食事時に合わないと判断してジャズを流していたのかもしれない。

 

個人的にはここで流れていたジャズがとても店の雰囲気に調和して、いいムードが出ていたと思う。

 

さて食事時の最初の難関「どこに着席しようかな?!」タイムです。ただ普通のツアーに比べて、周りに遠慮せず好きな席を選べるのがこの1人参加限定旅のいい所。

初めてこの1人参加限定旅に来た人に感想を聞くと、必ず「普通のツアーと違って、座る席で気を使わないのがいい!」と言いますね!

こちら店内の奥には暖炉があります。たまにこういった暖炉っぽいのを置いてあるレストランはありますが、ここは本物の暖炉でしたね。お店によっては偽物というか、インテリアとしての暖炉を置いてある店とかもありますがここは本物で近寄ると暖かかったですね。

 

昨日の夕食はバイキングだったので、今日はどんな料理が出てくるか楽しみです!

 

なんだかんだで知らず知らずに女性陣は女性同士で固まって、テーブルを囲みやすいのかな?! と言っても男性と女性では、女性の方が参加人数が倍近く多かったので必然的にそうなりやすいだけだったかも。

 

「さて、本日の昼食はチキンとトマトスープです!」と添乗員さんより説明があります。

 

この1人参加限定ツアーで参加者同士が仲良くなるのは、この食事時が一番でしょう。ゆっくりお食事をしながら、それぞれの参加者の話に耳を傾けてアルコールも飲んでいると、気が付けばとても楽しくなっているという事が多い。

 

こちらの奥様の後ろのテーブルなどは、なかなか日本では簡単には見る事の出来ない雰囲気のインテリアになっていたので、わざわざここをバックに記念撮影されている人もいましたね。

 

さてまずは温かいトマトスープが運ばれてきました。スープの見た目からしても、結構濃厚なトマトスープのように見えますね。

 

スープの中にはご覧のように麺のようなものも入っています。ポーランドのスープの種類は世界でも一番らしく、ポーランド人のスープへの愛情は尋常じゃないみたい。そしてスープの中にこういった麺が入っているけど、日本人がラーメンを食べる時には”麺の為のスープ”という考えで人によってはスープを残すけど、ポーランド人は”スープの為の麺”と考えるのでスープは残さずに必ず飲み干すんだとか。ちなみにポーランド語では「スープを飲む」のではなく「スープを食べる」と表現するのだそうだ。それだけポーランド人がスープを愛しているという証拠なのだ。

 

そして食事時には欠かせないビール。500ml入りで15ズローチ(約450円)、ボクにとっては食事時に欠かせないものです!

 

さて早くもメインのチキン料理が運ばれてきました。

 

なかなか美味しいチキン。それと共にポテトとキャベツっぽい野菜をあっという間に平らげてしまった。というかポーランド料理はまだ出てきたばかりだけど、結構口に合いそうだ。ポーランド料理の特徴としては、他のヨーロッパの国と比較するとちょっと濃い口なので日本人の舌に合うんだとか。

 

あっという間に食べ終わったボクらのテーブルだけど、周りの人達はゆっくりと食事を楽しみつつ、会話も楽しんでいるみたい。

 

まあまだ昼食タイムには早すぎたので、ボクら以外にはお客さんの姿はなし。。そんなに人口密度が高い場所でもないので、沢山お客さんが来るイメージがしないけど。

 

こちらはレストラン内のトイレ。ポーランドの少年たちはみんなショパンを目指して、ピアノを頑張るのだろう。

 

さてこれから約3時間のバス移動なので、トイレで搾るだけ搾ってお店を後にします。

 

外はまだパラパラと雨が降っています。他の皆さんは「せっかく日本から折り畳み傘を持ってきたから使わないとね!」という感じで傘を開いています。

 

ショパンの生家の周りは全然人影がない・・・・オフシーズンなので仕方ないのかもね。。

 

次のトルンの街を目指してバス移動

バスに乗り込み、これから長時間の移動です。ツアーだと色んな場所へ連れて行ってくれる反面、どうしてもその道中はバスで揺られる時間が長くなります。仕方のない事だけど、一生で一度しか来れない可能性が高いので出来れば色々と連れていってくれる方が有難い。

 

これから向かうトルンの街は1997年に世界遺産に登録された街で、昔は”ハンザ同盟”によって栄えて第二次世界大戦では戦火を逃れたので昔の街並みがそのまま残っている。「地動説」(天が回転しているのではなく、地球が回転している)を唱えた、天文学者コペルニクスが生まれ育った街でもある。

 

バスから眺める景色 動画

 

途中、サービスエリアにて休憩

道中3時間もバスで走るので、半分位の時間でトイレ休憩をします。昼間にビールを飲むとどうしてもトイレが近くなるのでこういった休憩は必須です。

 

「POLSKA」とはポーランド語で「ポーランド」の意味。英語ではポーランドだけど、現地ポーランド語ではこの「ポルスカ」と発音する。

 

それにしても世界中で目にするケンタッキーフライドチキンのお店。

カーネルサンダースさんの力は偉大なり!

こういったサービスエリアではガソリン補給と共に、休憩できる場所が設置されている。

 

サービスエリアの店内に入ると真っ先にトイレに向かう。男性陣はそんなに気にならないけど、女性陣はトイレが混み合う事が多いので早めに行くか、敢えて遅れていくかと大変。。

 

男性陣のトイレは早く済むので、いつもながら集合時間までは店内でどんなものが売っているかを物色する時間。海外で売っているものは日本国内では見れないものが多いので、こういった時間がとても楽しい。

 

ツアー参加者さん達はだいたい食べ物とかお菓子とかに流れるけど、こういった情報誌などは興味深い。勿論文字は全然読めないけど、現地の人達がどういった事に興味があるのかとかを僅かではあるが知ることができるアイテムである。

 

こちらは細長~~いサラミ。「なかなか美味しいですよ!」と添乗員さんが言っていたけど、1人で全部食べるにはちょっとしんどそうな量。

 

こういうサービスエリアではアルコールが置いていない場所もあるけど、ここでは沢山のアルコールが売られていた。別にここで購入しないけど、ラベルのデザインを見ているだけでも楽しめる。

 

食事時には必ずアルコールを飲むけど、移動中のバス車内まではアルコールは飲まない。たまにお茶のペットボトルにウイスキーなどを入れて、隠し飲んでいる人もいるけど。。

 

世界的なビールチェーンの銘柄も置いてあるけど、やっぱり食事と一緒でせっかくこの国に来たのだから現地のビールを楽しまないとね!

 

この右側に置かれている「DESPERADOS」は昨日スーパーで買ったけど、テキーラとビールを合わせたものやラムとビールを合わせたものなどもあって今回の旅行中に数本飲んだ。ちなみに言葉の意味は「ならず者」「無法者」を意味している。デスペラードと聞くと思い出すのは、アメリカの歌手:イーグルスの名曲である。

 

こちらはインスタントスープ。スープ大国であるポーランドのお土産には最適なものだけど、沢山買うには味見をしてから購入した方がいい。ちなみにボクは味見せずに適当に購入したけど、実際に飲んでみるとショッパイ味だった。。

 

ヨーロッパでは何ともド派手なデザインをしたモンスターの缶を度々見かける。ちなみにボクは殆どこういったエナジードリンクを飲んだ事はない。

 

さてサービスエリアで色々と物色したけど、何も買わずでバスに戻る。すると、とある奥様がさっきの長いサラミを購入していてみんなに配っていた。

 

こちらはその頂いたサラミ。勿論元々は1本の長いサラミなので、千切り取る必要がある。なかなか美味しくて酒のツマミにはいいけど、日本に持って帰れないのが残念である。。

 

再びバスでトルンを目指す!

この1人参加限定旅の旅だと、高確率でバスの座席を2席確保できる。荷物を横に置いてゆったりと座れるのでくつろげる。普通のツアーで参加者がそれなりに多いと、夫婦で隣り合わせに座って窮屈だったりするので、それに比べるとゆったり座れるのはとても幸せな事である。

 

トルンへ向かう道中の眺め

 

トルンまでの道のりは長いので、先程購入したショパンの生家のガイドブックを読む。ただしこの内容は、ショパンの生涯についてはあまり触れられておらず、あくまでもショパンの生家に関する事がメインだった。。

こんな感じで旅は続きます。

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