キリスト生誕の地、ベツヘレムのレストランでイスラエル料理を食べる-イスラエル&ヨルダン旅行記29

【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】5日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日

 イスラエル・ビールの巻!

 ベツレヘムの街にて

イスラエルのベツレヘムという街にある、イエス・キリストが生まれた場所とされる”生誕(降誕)教会”の見学を終了。教会内に入ってから待つ時間が意外と長かったので、そろそろ13時過ぎになっていてちょうどいい昼飯タイムとなりました。

 

その生誕教会を後にしてバスが停まっているショッピングモールまで、来た道を引き返します。

 

エルサレムは西暦638年に分裂した元ローマ帝国の東ローマ帝国(ビザンチン帝国)支配下だったが、新興教であるイスラム教徒の軍勢に占領されてイスラム教の支配下に入るのである。その後一時は十字軍の遠征により、エルサレムはキリスト教徒に奪還されるも再びイスラム教に攻められてまたもやイスラム教の支配下に落ちる。そしてその後を受けたオスマン・トルコ帝国の支配が続く20世紀初頭まで実に1300年程イスラム教徒に占領された都市であった。

 

ツアー参加者さん達が警察署を写真に撮っていて、海外では警察を撮ると罰せられる場所もあるので大胆だな~~と思っていたら警察の守衛さんが「オマエも写真に撮れよ!」というジェスチャーをしていた。そして何があるのかと思って見るとパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長の写真が飾られていた。

アラファトも初期は対話路線ではなく、過激派でイスラエルに対してテロを行っていた。しかしその後方針を変換し、1993年にはガザ地方とヨルダン川西岸の地域をパレスチナ人の暫定自治区として定めた「オスロ合意」を調印しノーベル平和賞を受賞するのである。右側の人物は2004年に死去したアラファトに代わり、パレスチナ自治区の次期大統領となったマフムード・アッバースである。

 

ただオスロ合意の後は想定したよりもパレスチナは上手く経済的に発展しなかった。というのもパレスチナ解放機構(PLO)は抗議や闘う為の組織であって、国を舵取りし国家を発展させる能力はなかったのである。そして組織自体はアラファトのワンマンだったようで、パレスチナ人の国というよりもアラファトの国という表現をされていた位だったそうだ。

 

 ベツヘレムの街の景色 動画

 

このイスラエル付近の中東も欧米諸国の利益の為に、振り回されている。みんなで決めたパレスチナの領土を奪い取ったイスラエルは何のペナルティーもなく、アメリカの国益の為に見過ごされている。

 

個人的にはイスラエルやパレスチナというのに拘らなくて、融合すればいいのかなと思うけど実際にここに居る人達からすればそういう問題ではないようだ。彼らからすれば「日本と韓国が融合したらいいじゃん!」と言っているようなもんなんだろう。

 

ここのケンタッキー・フライド・チキンでは、店頭にはカーネルサンダース人形はなく、代わりにパネルがあった。どうもあの人形が無いとケンタッキー・フライド・チキンのイメージが欠けるような・・・。

 

ショッピングモールの駐車場に停まっているバスに乗り込みます。そのバスの手前まで物売りのお兄さんが「カバン、買って~~な~~!!」という感じで寄ってきました。。

 

ちょっと歩いただけで、イスラエルの日差しの強さを体感できた。ここは中東なので暑くて当然なのだが。。

 

前の会社の後輩が、以前イスラエルでインテルの契約社員として現地で働いた事がある話を聞いていたので楽しみにしていたイスラエル。特にユダヤ教の日常は我々日本に居てる日本人には理解できないものばかり。安息日の土曜日はどこのお店もシャッターが降りていて、何も買えないとか。。

 

 ベツレヘムのレストランで昼食を!

こちらでバスを降りて、この「Grot to Restaurant」というお店に入ります。

 

中は結構広く、沢山テーブルがありますがあまり人はいませんでした。

 

外のベランダにはテラス席もあり、その向こうは丘になっていて眺めも良さそうだ。

 

このレストランでは水が置かれていた。ここでこういう風にさり気なく水を入れてあげるという行為をすんなり出来る人は、優しさの塊である。

 

テーブルには最初から料理が置かれており、これらをそのテーブルで座っているメンバーでシェアして食べるのである。

 

こちらは色んな野菜がまとまって入っている。

 

ユダヤ教では基本”不浄”とされる物は口にしない。けどそれで甲殻類や貝類やトンカツなどが食べれないのは勿体無いような気がする。。聞いた話だが、イスラム教徒が日本に来てトンカツを食べてみたら、あまりに美味し過ぎてイスラム教を辞めようかと真剣に悩んだらしい・・。

 

だからコーランや新約聖書の教えに従って、トンカツが食べれないユダヤ教徒やイスラム教徒は既に人生を損しているような感じにしか思えないのである・・・。

 

こちらはコーンやイモなど、日本でも普通に見かけるもの。

 

こちらには人参があったり、豆をペーストしたような味付けソースのようなものもある。

 

こういった小麦を使ったパン生地はどこでも定番である。

 

このようにお皿にそれぞれをちょこっとずつ取って、パン生地と共に食べるのだ。

 

普通のツアーでは2人1組が一般的なので、食事の際はペア組などが優先してテーブルの席順が決まる。なので1人で参加していれば、その席が決まらないと自分は席を決めれないようだ。でもこのように1人参加限定旅では、旅行会社用に決められたレストランのテーブルであれば席は好きに選べる。初めて1人参加限定旅に参加した人達の話を聞くと、それが助かるという意見をよく耳にする。

 

このようにパン生地に全部詰め込んで食べると楽で、美味しく感じる。

 

こちらはイスラエル・ビール1号。「SHEPHERDS」というのは羊飼いという意味。1本4ドルなり。

 

そんなビールもあっという間に無くなり、ヨルダンではあまりビールを飲んでいなかったのでその反動でお代わりのビールを注文。2本目は違うイスラエル・ビール。個人的には1本目の方が口に合ったが。

 

お隣は45歳の沖縄からお越しのお兄さん。常に腰が低く、誰に対しても優しい。アルコールは飲めないそうで、可愛らしくキウイジュースを飲んでいた。

 

ヨルダンではイスラム教だったので、あまりアルコールが飲めなかったけどイスラエルでは沢山のビールが飲めそうでこれからが楽しみである!

 

お次はチャーハンのような炒めたライスが出てきた。

 

ボクは既にビール2本目にいっていて、そんなに食べないタイプなのでちょこっとだけチャーハンを頂く。

 

大皿をみんなで分けて食べるのも、コミュニケーションの出番。こういった何気ない仕草にもその人の性格とかが出てくるので、それを見ているだけでも楽しめる。

 

そしてメインの肉料理が出てきた。ユダヤ教ではラクダやブタは食べれないので、牛っぽい。

 

”よくイスラムの国とか行くと食べれるお肉の味”といった感じの感想。

 

まだ調理仕立てのアツアツ状態で、お皿から湯気が立っているのが見える。

 

さらに次は別のウエイターが何かを配っている。

 

こちらは小さいジャガイモのようなイモっぽい。

 

意外と美味しかったお芋ちゃん。

 

昼間から瓶ビール2本飲んで、気分もいい感じ!お値段はというと2本で8ドルなり。

 

更にデザートまで出てくる。美味しかったのだけ覚えている・・・。

 

最後にはイスラエル・コーヒーも出てくる。このコーヒーはオスマン・トルコ帝国支配の影響もあったからか、トルココーヒーに似ていて上澄みだけ飲んで全部は飲まないコーヒーのようだった。

 

昼食を食べ終わり、トイレに行ってからレストランを出ようとすると店内には入ってきた時とは全然違ってお客さんが沢山入っていた。大体がツアー団体お客さんのようで、ベツレヘムなので生誕教会の見学を終えた人達ばかりなのだろうか?!

 

早めにレストランを出て、周辺を軽く散策する。ボクは現地をひたすら歩く事が一番その土地を理解できる手段だと思っている。

 

その辺で座って休憩しているよりも、辺りをブラブラ歩くのが好きな男である。

 

バスが停まっていた場所の近くにお土産物屋さんを発見して、早速中に入ってみる。そこにはイエス・キリストが入口付近で出迎えていて、数千ドルという値札が張られていた。。

 

男はこういったアクセサリー類には全然見向きしないけど、女性陣はこういったのが大好きである。

 

こちらは今回イスラエルで乗ったバス。海外では結構このようにベンツのエンブレムを付けたバスに乗る機会が多い。

 

さっきのレストランで飲んだビールの看板が見える。3本目のビールも飲もうと思ったら飲めますけどね。。

 

こちらはバスドライバーさんの名前と電話番号かな?!現地ガイドの日本人さんが「エリコ、エリコ」と言っていたが、日本人からするとエリコは女性の名前なので頭が混乱する・・・オヤジ・ドライバーがエリコとは・・・。

 

若手女性陣は活動的なので、このお土産店にも進出してきた。やっぱり旅行に行くなら、若いに越したことはない。歳を取ってきている人達はすぐに休憩したがる。でもせっかく旅行に来ているのだから、休むのはホテルに着いてからにして、それまでは精力的に活動すればいいのにと思う。

 

そんな感じでほろ酔い気分になった所で、次の目的地に向かうのである。

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