首都ベオグラードでNATO軍に爆撃された建物を眺めて、街中心部を散策-バルカン半島旅行記45

【バルカン半島周遊6ヶ国】7日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年5~6月

中心地は・・!?

 首都ベオグラード市内にて

バルカン半島周遊ツアーの最終地、セルビア。その首都のベオグラード市内に入ってきました。

 

中心地だけあって、辺りには大統領官邸や国会議事堂も見えてきます。

 

この先には「昇天教会」と呼ばれる建物の見えます。こちらもセルビア正教の教会です。

 

 バスから見えるベオグラード市内の景色 動画

 

そしてこの左手に見える、廃墟となっているような感じの建物がNATO軍に空爆された時にダメージを受けた建物をそのまま保存しているものです。

 

 

 

こちらにある3つの建物に残る空爆跡。NATO軍の攻撃を遺憾と感じるセルビアが、抗議の意味でそのままの状態で残している。“アライド・フォース作戦(Operation Allied Force)”と名付けられたセルビア勢力を攻撃するNATO軍の作戦。主にセルビアの政府施設などを狙って空爆が行われた。

しかし中国大使館まで空爆にあった。中国はセルビア側を支持していたのでその為だったり、撃墜されたアメリカのステルス機の残骸の一部が中国大使館に運ばれていたという話があり、証拠隠滅の為にあえて誤爆と見せかけて空爆したという説もあるという。。

 

日本で2002年に公開された映画「エネミーライン」では、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでセルビア勢力に撃ち落とされたパイロットの逃走劇を描いていた。

こちらの建物の壁には、それぞれに人の顔が刻まれている・・・。

 

この辺りのエリアはUAE(アラブ首長国連邦)より、なんと”3500億ユーロ”という想像も出来ない程の出資により再開発が行われている。3500億ユーロというと、日本円に換算すると約42兆円という金額になる。

 

そんな大金が動くベオグラードの街。これからバブルになっていくのだろうか??

 

10年後にこの街を訪れると、様子が様変わりしていそうだ。

 

この奥には鉄道の駅が見えるが、今となっては機能していない。

 

そんな鉄道の駅は機能していないが、その前には路面電車が走っている。

 

この辺りはまだ再開発の匂いがしないが。。

 

この階段を登った上には別に道がある。ちなみに翌日の午前は自由時間があったので、ここまで来てこの階段を試しに登ってみた。

 

夜になると、なんとも怪しい感じになりそうな場所。ちなみにここも今日の夜の1人で来てみた。

 

この場所は只今遊歩道を造っている最中で、その両脇には沢山のお店も造られるそうだ。このサヴァ川付近の場所は大きく変貌を遂げようとしているのである。

 

この先、中央に見えるのはフランス大使館。

 

そして左側に見える建物は、オーストリア大使館。

 

この辺りには大使館や美術館が多く立っていて、ベオグラードでも中心地という感じが見える地域。

 

そろそろこの辺りでバスを降りるようです。

 

街中には、果たして銀メッキされた銅像なのか?それとも大道芸人なのか?パッと見では区別がつかないものが見えた。

 

 バスから見えるベオグラード市内の景色 動画2

 

 ベオグラード市内の見学開始!

この辺りでバスを下車します。その正面に見えるこの建物エリアは、ベオグラード大学の建物が並んでいるようです。

 

その右側には生物学部が入っている建物。

 

この辺は学問機関が入っているエリア。

 

ここから、まずは歩いていきます。

 

こちらの大学施設の間の通りを進みます。

 

こういう風に街中の看板が落書きや貼り紙がされていると、あまりいいイメージが湧かない。。

 

この道を進むと右側に中華のレストランが見えてきます。その店の手前には中国人観光客と見られる人達がいます。中国人ツアー団体は基本中華料理屋さんを訪れる傾向にあるそうだ。

 

この辺りは大学施設が多いので、大学生が道端で喋っていたのかな??

 

少し進むと、歩行者通りが出てきて、その街の建物もいい雰囲気になってきた。この建物も改築を繰り返したから、下と上で色が違うのかな? ヨーロッパの建物は一度建てたものは壊さずに再利用し改修して使用する場合が多い。

ちなみにこの建物は1922年建造の「セルビア科学芸術アカデミー」

 

このエリアは完全に歩行者天国となっており、多くの人々が行き交っている。

 

ヨーロッパ調の建物が広がる場所。

 

落ち着いた街並みに感嘆する一同。実質最終観光日を楽しむ。

 

 ベオグラード中心部の景色 動画

 

ここは「クネズ・ミハイロヴァ通り」と名付けられていて、この両脇にはベオグラードの富豪達が建てた建物が並び、ベオグラードの中でも一番地価が高い場所である。

 

この辺りにはブティックやカフェ・レストランが多くあり、テラス席だらけ。そこで優雅にくつろぐのが至福の時間のようだ。

 

片足を椅子の上にのせて、お喋りしている女性。

 

まあカフェでくつろぐなんて、いつでもできるので我々は観光をと。

 

東ヨーロッパの中でも有数の場所であるだけあって、建物も豪華!

 

これぞ、ヨーロッパに来たという感じがする。ちなみにコソボ空爆では政府関連施設を限定して行い、市民の犠牲を防ぐ為に市街地には爆弾を落としていない。

 

綺麗な街並みではあるが、所々の壁には残念ながら落書きが見受けられる。こういう落書きが放置されているのは残念である。。

 

それにしてもヨーロッパの人々はテラス席が好きだ。レストランとかもテラス席がないと、お客さんが来ないのだとか。

 

 ベオグラード中心部の景色 動画2

 

元々はオスマン帝国支配時の建物などが並んでいた場所だが、19世紀にエミリヤン・ヨシモヴィッチというセルビア人の都市設計家のアイデアの元に生まれ変わったベオグラードの街。

 

ただ一部の場所では下水道管の付け替え作業をしていた。古い街並みはこういったように上下水道管などが劣化している箇所が多い。

 

そんな落ち着いた街並みを楽しみながら、歩き続けるツアー参加者一同。

 

夕方の早めの時間から、テラス席でビールを飲んでいる。夕方のビールはとても気持ちがいい。しかもこんなテラス席で飲むと、開放感も手伝って至福の時間だろう。。

 

こちらのカフェは見事に女性ばかり・・・別に女性専用のお店ではないと思うが、女性のパワーを感じた瞬間である。

 

ベオグラードの街で続いて観光する。セルビア正教大聖堂が奥に見えてきた。

 

こちらの四番目の案内に『?』という店が記載されている。後ほどその店の前を通るが、本当に店の名前が『?』となっていた。ちなみにその店を呼ぶときは「クエッション(?)マーク?!」と呼ぶのかな??

 

その手前の左側に見えるのはルビツァ公妃の館だそうだ。第二次セルビア蜂起でオスマン帝国からセルビアの自治権を勝ち取ったミロシェ・オブレノヴィッチの屋敷。その夫人の名前を取って「ルビツァ公妃の館」と名付けられている。

こんな感じでベオグラードの街歩きは続きます。

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