イタリア周遊10日間 ひとり旅ツアー(阪急交通社)口コミ旅行記-7日目
マテーラ観光
マテーラの街の観光はまだまだ続きます。
こうやって見る限りは穏やかな街。キレイに管理されていて、全然汚れていないし。
そろそろ目的地付近。
サングラスをした可愛らしいお姉ちゃんが乗ったオート三輪車。こういう乗り物は現地でよく見かけた。ごっつい車より、この街ではこれぐらいのサイズの方が機動力があって重宝されているのだろう。
サン・ピエトロ・カヴェオーソ広場(Piazza S. Piero Caveoso)
この付近の「サッソ・カヴェオーソ地区」の中心的広場。ここからグラヴィーナ渓谷の絶景を眺める事ができる。
丘の上のチヴェタ地区も見える。
フラフラ~とパトカーがやってきて、警官同士がお喋りしていた。のんびりして平和な感じ。
【洞窟教会】マドンナ・デ・イドリス教会(Madonna de Idris)
この丘の上にあるボコボコした岩山はなんと教会なのです。しかも入場のできる教会、ですが我々のツアーは素通りですが。。内部にはフレスコ画があるみたいですが、痛みが激しく修復の為に外部に移管されたものも多いとか。
サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会(S.Pietro Caveoso)
こちらは聖ペテロと聖パウロを捧げる為に造られた教会で14世紀初め頃に完成した。横はグラヴィーナ渓谷でスレスレの場所に建てられている。「建設中に誰か落ちたのでは?」と思うような場所。
グラヴィーナ渓谷
なだらかな岩山に緑がかっている。
この洞窟住居も元々はこんな岩山だったんだろう。
ここもマテーラの撮影スポット。パノラマに撮るのもアリだ。
サン・ピエトロ・カヴェオーソ広場の景色 動画
こちらの教会の正面には3つの像が飾られている。「聖母マリア」と「聖ペテロ」と「聖パウロ」の像である。ちなみに左側の鐘楼は後から付け加えられたものだそうだ。
こちらの教会も内部の見学ができるみたいで、フレスコ画が飾られているようだ。
上の岩山なんて教会には見えない。。
バチカン市国にもあるように「サン・ピエトロ」というのは「聖パウロ」の意味である。
教会の脇を進んでいく。向こう側は崖である。
岩山がそびえている。
この渓谷にそって、街が形成されている。
下には川がある。あまりキレイな感じではなさそうな。。
グラヴィーナ渓谷の眺め 動画
後ろはごわごわした岩山がそびえる。なんとか頑張ったら登れそう?!
しばしこの渓谷からの景色に見とれる一同。もう少しで洞窟住居の内部見学できる場所がある。
この辺りの洞窟住居は古いものが多い。
この先に洞窟住居で暮らしていた当時の生活環境を再現した見学施設があります。
この辺は何軒か見る事ができるようだ。
こちらがその入口で入場料は3ユーロ。
洞窟住居の内部を見学
中に入ると家具などが所狭しと置かれている。
天井はそこそこに高い。勿論空調設備はないが、暑くもなく寒くもない。
こちらは台所だろうか。ちゃんと窯のようになっており、火を使って料理していたようだ。
こんな狭い空間で10人位がここで生活していたそうな。夜は寝るだけだったんだろう。
農耕用の道具が多数置いてある。
なんとこの洞窟住居では家畜も一緒に住んでいたそうだ。牛や馬なんて、遠くで見ていれば気付かないが近寄るとその臭いはクサイ・・・。その家畜と同じ屋根の下で暮らすと想像するだけで劣悪な環境だったのだろう。
当時はとても質素な生活だったのだろうな。今の物が溢れた時代に住んでいる人間からすると想像すらつかない。。
小さい頃からこういう所で暮らしていれば、それが普通になるので家畜と一緒に住んでいても気にならないかもしれない。「住めば都」という言葉もあるし。
勿論当時は電気がないので、自然光を取り入れて照明代わりにしていたのだ。
糸を織る機械。お母さんの昼間の仕事道具だったのかな?
ここは雨水を管を使って引き寄せ、トイレにしていたそうな。。
改めてマテーラの洞窟住居について感慨深く感じる。岩山をあんなにうまく活用できるなんて。。
今となっては一部は電気が通っていますが、最近この付近に住みだした若手の建築家は水道と電気のない生活を送っているとか。。
この辺りの柔らかい岩を加工したお土産などが並んでいる。
岩が名物なマテーラ。岩が名産物な街である。
何万年もかけて、この水流が渓谷を刻んでいったのだろう。気の遠くなりそうな時間がかかってこうなるだ。
上の方に向かって階段を登っていく。
この辺りの洞窟住居は廃墟になっているのか、それとも人が住んでいるのかは見た感じだけでは分からない。
そろそろお疲れモード、「早く昼ご飯が食べたい!」と思っているのでこんなパネルも気にせず進む。
街中で岩を掘った作品を売っているお土産物屋さんがある。
オジサンとオバサンがやっているみたい。
ただここに置いてある岩を加工したものも、興味を引くほどのものが無かった。
こういう置物を買っても、その時はいいが時間が経てば邪魔になるだけやし。また買って持って帰るのも注意しないと割れちゃうし。。
おもむろにタバコを吸って、一見ヤンチャ系なオバサン。指にもタトゥーを入れて、ちょっといかつい感じ。。。
この置物、笛にもなっていて息を吹くと音がする。イカツイ感じのオバサマだけとこういう所は可愛く見える?!
充分にマテーラを歩いて満喫!
意外と岩山に緑が生えている。やっぱり緑は人間が生きていく為には欠かせないものと再認識する瞬間。
そんなマテーラの観光はまだまだ続きます!
↓↓イタリア旅行記:初回↓↓
【コメント欄】