イタリア周遊10日間 ひとり旅ツアー(阪急交通社)口コミ旅行記-3日目
ベネチア観光
これから楽しみにしていたゴンドラに乗船予定。しかし水位が高く、ベネチアの街内の運河は通れないとの事。その理由がこの橋を見れば分かる。
高さの低いこんなボートがやっと通れる高さしか、ないからだ。ましてゴンドラの場合は漕ぎ手「ゴンドリエーレ」が船に立って操縦するので、とてもじゃないけど無理。街中をゴンドラで回るのを楽しみにしていたけど、仕方ない。「乗れるだけマシ」と気分を切り替える。
□POINTゴンドラの漕ぎ手は「ゴンドリエーレ」と呼ばれていて、この街で900年以上の歴史を誇る伝統的な職業。かつては世襲制だったが、人気職業となり最近には女性にも門戸が開かれた。イタリア内では給料水準が高い職業の1つで彼らがよく行くレストランが美味しい店が多いので、レストラン内で彼らを見つけたら入ってみる価値がある。
日本にいる時に「ベネチア沈没!」のニュースを見ていると、もっと水位が高そうなイメージだったがそこまで水位は高くはないみたい。
ゴンドラ乗り場付近の動画
上は緑色のモンベルの撥水パーカー、ズボンはお気に入りの白、そして靴カバーはオレンジとカラフルな色使いの服装。ツアー参加者の方から「いい色合いで似合うよ!」とのお言葉を頂きました!
遊覧ゴンドラに乗船
こちらの乗り場からゴンドラに乗船します。1つのゴンドラには5人しか乗れないので、グループに分かれて乗船します。こちらの一見、汚そうな外見のオジサンが乗船を手伝ってくれます。ただ乗ると「すぐに座れ!」と指示をしてきます。
ゴンドラ乗船時の注意事項
ゴンドラは細くバランスを取るのが難しいので乗ったら指示に従ってすぐに座りましょう!
□POINT個人でゴンドラに乗船する場合は事前に料金を確認しましょう。基本料金は30分80ユーロ。観光地の目玉の乗り物は全国どこでも”ボッタクリ”が多いので注意しましょう!
オヤジ5人グループを乗せて、サン・マルコ運河に出発していきます。
まず目に付くのは、さっきも紹介した「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」。
「どんぶらこ~どんぶらこ~」とゆっくりゴンドラが進みだします。
ゴンドラ乗船の様子 動画
目の前中央には「ドゥカーレ宮殿」が見えてきました。
中央右側の赤い建物は「パラッツォ・ジュスティニアン(Palazzo Giustinian)」という15世紀に建てられたゴシック様式の邸宅。その建物から横に短いトンネルのような廊下が繋がっており、3列窓と開廊が特徴的な建物だそうだ。
ゴンドラ船の漕ぎ手「ゴンドリエーレ」
こちらが今回乗船したゴンドラ船の漕ぎ手「ゴンドリエーレ」。ぱっと見は”浮浪者”っぽく見えた・・・。ちょっと肌寒いので、上着を着ているので「ゴンドリエーレ」の着る縞々の服が目立たない。
カメラを向けるとにっこり!でも添乗員さんに聞くと「下船時にチップを要求される事が多々ありますので、1ユーロ硬貨を用意しておいてください」との事。
日本人にはチップの感覚があまり馴染みが無いのであるが、「ありがとう」の”挨拶代わり”という感覚に思えば気楽に渡せる。
鼻歌を歌うかな?と思っていたが、残念ながら無し。すっきりしない天候に気分もあまりよくなかったのかな?
「ドゥカーレ宮殿」
「ドゥカーレ宮殿」は814年に造られたベネチア共和国総統の城を基に建設し、その後改築を繰り返し15世紀前半に完成した。その内部は現在美術館になっていて、豪華な壁画や天井画を見られる。また有名な「ため息橋」はこの宮殿から向かいの牢獄に渡る為の橋である。
前の方にブイが浮いていて、ゴンドラ遊覧もこの辺りまでみたい。ここでUターンをして引き返します。
他にも3隻、同じツアー参加者のゴンドラが後ろに。そのゴンドリエーレ達はちょっと若めでそれっぽい。
ゴンドラ乗船の様子 動画2
そして咥えタバコのマイゴンドラのゴンドリエーレが、近くの若いゴンドリエーレに何やら指図をしています。「あれ?まさかライターを貸せっ!」って言っているのじゃ?と冗談で言っていると本当にライターを借りました。
恐るべしベネチア!
後で訪問するサン・マルコ広場。あんな光景になっているとはこの時点では露も知らず。
タバコを吹かしながら、ご満悦のマイ・ゴンドリエーレ。安全運転でしたが。
高い鐘楼が見える。97mの高さがあり、8ユーロを支払えば登れて、屋上からの眺めは素晴らしいそうだ。
こちらは別のオヤジ組が乗っているゴンドラ。お互いに写真を撮り合う。
こちらはババ・・ではなく、女性組。寡黙なオッチャンのゴンドリエーレが漕いでいる。
「いえ~~い!ゴンドラに乗れましたよ!」と報告のポーズをする男。
そうしている間にもゴンドラは初めの乗船場に戻って行く。
遊覧ゴンドラ 下船
あっという間のゴンドラ遊覧。20分位だろうか。降り際に岸で手を貸してくれたゴンドリエーレが、近くの箱を指差し「チップはあそこに入れてくれ!」みたいなジェスチャーをしていたような気がした。がそこまでしつこくなかったので無視して降りる。
そしてサン・マルコ広場に向かって歩いていきます。
そしてこちらの先にある橋がさっきゴンドラからも見えた「ため息橋」。
□POINT宮殿から牢屋に連行される囚人がこの橋の窓から外を見て「もうこの世界とはお別れだ・・・」とため息をついたのが、その名の由来となっている。
そんな橋の前でハッスルする男。
この橋は写真スポットで観光客が溢れる場所。
足早に”いい場所”を確保して、さっと撮影するのが大事です
周りは観光客だらけ。
他にも同じようなツアー団体が靴カバーを履いて歩いている。彼らに負ける訳にはいかない!?
これからサン・マルコ広場に行きます。
その様子の続きは、また次回に続きます!
↓↓イタリア旅行記:初回↓↓
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