イタリア周遊10日間 ひとり旅ツアー(阪急交通社)口コミ旅行記-3日目
ベネチアの街 観光
サン・マルコ広場の入口にやってきました。2つの円柱が目印になっているここが「サン・マルコ小広場」と呼ばれていて、聖マルコの象徴である「翼の生えた獅子像」とかつての街の守護神「聖テオドロス」が橋の上で見守っているようにも見える。
温暖なシーズンであれば、テラス席でコーヒーを飲む人が多いのだろうがこの雨季シーズンはイスとテーブルが無造作に置かれているように見えて、ちょっと虚しくなる風景。
サン・マルコ広場(Piazza San Marco)
かつて1000年に渡り栄えたベネチア共和国の中心地となっていた広場。11世紀までは小さな広場と運河だけだったが埋め立てられ、その後は東方貿易で儲けた富を使いサン・マルコ寺院・ドゥカーレ宮殿・鐘楼・時計塔などが建設され、19世紀初めのナポレオン支配時に再度整備され、現在の広場の姿となった。
ナポレオン曰く「世界で最も美しい空間」と呼んでいたそうだ
正面右に見えるのが「サン・マルコ寺院」で後ほど内部見学をする予定。左側に見える鐘楼は高さ97メートルでひと際目立つ建物。
ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)
こちらは「ドゥカーレ宮殿」で、ベネチア共和国の最高権力者であった総督の宮殿跡。内部は有料で見学ができ、世界最大級の油絵『天国』(ティントレット作)が「大評議会の間」という所に飾られている。
年間40日ほど、膝上まで冠水するベネチアの街ではその対策に仮設の足場が用意されている。ワンちゃんもここを歩いて観光?!
普段行かない人間からすると、「うわ~~大変!!」と思うかもしれないが現地の人は慣れているのかな。でもカフェによっても店内まで浸水してくる場所は毎日掃除が大変なんだとか。
冠水するサンマルコ広場の様子 動画
この”冠水するベネチアのサン・マルコ広場”もこの時期ならではの光景。これも思い出と記念撮影するカップル。
冠水対策の足場に乗ったオレンジ色の靴カバーを装着した男の記念撮影。
ここでベネチアの街を案内してくれる現地ガイド「アントニオ」さんと合流。ちょっとダンディーなオジサン。ちゃんと長靴を装備しグラサンも用意している。
聖テオドロスの像
こちらは広場入口にある左側の門番?である「聖テオドロス」という元々この街の守護聖人の像。キリスト教の聖人である彼はキリスト教を信じて育ち兵士となり、その後ローマ帝国の神殿を焼いた罪により火炙りで処刑されたとされている。
広場はびしょびしょなので、横の建物である「行政長官府」内を歩いていく。ここには沢山のショップや老舗カフェなどが軒を揃える。
ベネチアの特産品といえば「ベネチアン・ガラス」。この付近では至る所にお店がある。この「ベネチアン・ガラス」を作っている工房があるのは、ベネチア本島ではなく別の島であるムラーノ島である。ガラスを溶かすのに窯を使うので火事になり易い。もしそれらが密集する場所で大規模な火事が発生すればベネチアの街が消失する可能性があるので、ガラス工房は別の島に隔離されたのである。
この辺りのショップはゆっくり見学する時間はないので、足早にウインドウショッピングを楽しむだけで通り過ぎます。
歩いている間もダンディーなベネチアの現地ガイド「アントニオ」さんの口は達者で、流暢な日本語でガイドレシーバー経由で説明をしてくれます。
「時間があればこのドゥカーレ宮殿内を見学してみるといいですよ」と教えてくれる。勿論そんな時間はこの忙しいツアーには無いのですが・・。
葉巻タイプのシガレットには火を付けずに咥えたり手に持ったりして、たまにジョークを飛ばす「アントニオ」さん。中々お茶目なイタリア人。
ベネチアンガラスのお店が何軒かあるが、どれもキレイ。持ち帰る時に割れないか心配ではあるが。
後でツアーに組み込まれている「ベネチアンガラスの工房」に行く予定がある。そこでお土産の購入もできるそうだ。
びしょびしょで冠水するサン・マルコ広場には人がたくさん。みんな「折角ベネチアまで来たのだから」と言わんばかりに、この時期ならではの光景を楽しんでいる感じがした。
大きな鐘楼の足元に来たけど、こちらも登る時間はない。。てっぺんはベネチアの街を一望できる場所なんだけどね。
サン・マルコ広場の鐘楼の上からの絶景
ちなみにこの鐘楼からの眺めはこういった感じらしい。向こうの島は「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島」で大きな教会がある。
反対側の建物群はこういった感じ。イタリアの建築物の屋根は赤っぽいのが多いみたい。
みんな長靴や靴カバーを履いていたけど、中には靴を脱いで裸足で歩いている人もいた。そんな過ごし方もこの時期ならでは。
冠水するサンマルコ広場の様子 動画2
サン・マルコ寺院をバックに現地ガイド「アントニオ」さんとツーショットで記念撮影!ガイドレシーバーのイヤホンを耳に付けたままだと「補聴器みたいに見えます・・」と言われて、思わず外す男。イヤホンが”ぶらんぶらん”してました。
ここの先にあるのが「ヨーロッパ最古のカフェ」だそうだ。
ヨーロッパ最古のカフェ「フローリアン(Caffè Florian)」
ここが1720年に創業されたカフェで「カフェ・ラテ」発祥の地。19世紀に改装され、落ち着いた店内には常に観光客でにぎわっている。
壁の塗装がボロボロなのも味が出てイイ感じ。この店だけはテラス席より店内席の方が歴史を味わえそう。
この最古のカフェの前で優雅にコーヒーを飲んで絵になりそうなイタリア人カップルがいるも、私は「タバコを吸う女性はダメ!」という持論があるので、個人的にガッカリする瞬間。。
サンマルコ寺院の見学の様子は次回に続きます!
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