【チュニジア世界遺産紀行8日間】3日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
円形闘技場の中は?!
円形闘技場の中のマリーナの周りには壁があり、すぐにはその姿を見せません。少し回り道をして進みます。
こちらは地下に降りる階段。ちゃんと手すりも付けられていました。
背の高い天井。低い天井に比べるとこれぐらい高い方が爽快感があってイイのかも。
流石にチュニジアでも人気の観光地だけあって、他の国から来ている観光客の姿がそこそこ見えます。
こちらには観客席があります。こちらにも手すりが付けられていますが、昔造られた当時は無かったのかな?!
出口方向にトイレもあります。なお、このトイレは無料で使う事ができるそうです。
円形闘技場の様子 動画
当時ここで仕方無しに戦わされていたハズであろう、奴隷の視点を想定してアリーナに入場してみる。
初めてこんな舞台にあがると、とても緊張するというか、舞い上がる感じがしただろうなと勝手に推測してみる。
しかもその時はこの観客席には溢れんばかりの観客が居て、騒いでいただろう。
そしてその観客席で騒いでる民衆達は、無残な殺し合いを楽しみに見に来ていたハズ。なのでへっぴり腰でビビりな奴隷戦士だったら、ブーイングや物が飛んできていただろう。
こういう感じで闘っていただろうというイメージ。こちらは映画「グラディエーター」のワンシーン。好きな映画ですが、ちょっと時間が長めなのが難点。。
足元には排水溝のようなものがあります。
上に立って、下を見てみると地下の様子が見えます。こちらにライオンや熊などの猛獣を入れていたのでしょう。
果てしない過去を勝手に想像しながら、円形闘技場の見学をします。それはそれで自己満足だけど、とても楽しい!
このエルジェムの円形闘技場は1979年に世界遺産として登録された。ちなみにボクが生まれた年でもある。
円形闘技場の様子 動画2
ローマ帝国が滅びた後は、ベルベル人の要塞として使われた歴史があります。
7世紀末にこのエルジェムの地で、中東から攻めてきたアラブ人のイスラム教徒軍と「カルタゴの闘い」を繰り広げた。
そして地元ベルベル人は闘いをしている内にドンドン不利になっていき、最後はこのエルジェムの円形闘技場に追い込まれる。そしてそのベルベル人を率いていた女王カヒナは敗北を察知し炎の中に身を投じて自殺した。
その後ベルベル人はアラブ人との混交が増えて、イスラム化が始まり公用語もベルベル語からアラビア語に変わっていった。
アフリカ大陸の先住民であるベルベル人は、肌は黒くなく目の色素も青かったりとアフリカ人のイメージとはかけ離れている。現在でこのベルベル人の血を引いている有名人といえば元サッカー選手の「ジネディーヌ・ジダン」である。
元フランス代表のサッカー選手で、ユヴェントスやレアルマドリードなどでも活躍したスーパースターである。トリッキーなフェイント技を得意として代名詞として挙げられる「マルセイユ・ルーレット」などで敵を交わしていくテクニックは今見ても興奮する。。
それと”フェイント・シュート”はジダンの次元の違いを感じさせてくれる。特にプロサッカー選手であればゴール前で飛んできたボールは絶好のゴールチャンスで、ディフェンダーが目の前で待ち構えていてゴールできる可能性が少なくてもダメ元で蹴るがジダンは敢えて蹴るフリをしてスルーするのだ。。
そのフェイントに3人のディフェンダーが釣られてしまっている。勿論味方も一瞬釣られるがちゃんとボールをゴールに蹴り込むロナウドも凄いけどね。
ここで自由時間約30分になります。集合は入ってきた時に荷物検査を受けたプレハブ小屋付近です。とりあえず記念に写真を撮りますか。
「カ~~モン、ベイビ~~、チュニジア~~」ポーズ?!
「馬鹿と煙は高いところへ上る」じゃないけど、この円形闘技場の上にまずは登ってみる。こちらは先程入って来て正面入り口方向の景色。
まだどんよりとした天気です。
階段を登ると、このような通路になっています。この部分は2階に相当するフロア。
この壁にも穴が沢山ありますが、落書きのように彫られている跡もよく見れば沢山あります。これでも世界遺産なんだけどね・・・こういう光景はちょっと残念・・・。
階段の一段一段が大きく、ちょっと体力のない人にはきつそうに見えますがボクは時間が勿体ないのでサッサと駆け上がって行きます。
どんよりした天気ではあるものの、光が差し込んでいる。
3階部分に当たるフロアなんだけど。まだ上に上がらないといけないみたい。
3階構造かと思いきや、4階部分が一番頂上みたい。もう少し頑張って登りましょう!
最後のハズの階段を登って4階部分に向かいます。右側のパパさんは御年77歳もとても体がお元気でチュニジア旅行の前日も”歩き溜め”とばかりに2万歩も歩いてきたそうだ。。
円形闘技場の全景が見える頂から
上に上がると、同じツアー参加者の人達の姿が見える。
この高台からの眺めは最高!絶好の写真スポットでもある。こちらの”麦わら帽子オジサマ”は広島からお越しの方でした。
ここからだとさっき居たアリーナの全容が見渡せます。
いつもながらこういう高い場所でテンションが高くなり、下手すると落ちてしまいかねないポーズをしたくなるボク。思わず添乗員さんからも「危ないですよ(笑)」と言われながら、記念写真を撮ってもらいました。
ここからの眺めに思わず見とれてしまいますね。
いや~~来て良かった、チュニジアに!!
他の皆さんも嬉しそうです。交代で写真を撮っていきます。このチュニジアは比較的観光客が少ないからか、写真スポットでも他の観光客があまりいなくて記念写真を撮り易かったですね。
円形闘技場の様子 動画3
お金のない庶民はこんな高く遠い場所から試合を見ないといけなかったのだろう。となるとさっき見たアリーナの観客席は特等席だったようだ。
円形闘技場の様子 動画4
奥にはエルジェムの街も見通せる。あまり高い建物は無さそうだ。
ここでも添乗員さんに写真を撮って頂きましたが「落ちないで下さいね(笑)」と言われました。。それに対し「落ちても阪急交通社の保険に入っているから大丈夫!!」と返しましたが。
この奥の方は観客席を造る前の段階だったのか? それとも壊されたのか?
そろそろここの景色も満喫できたので、他の場所に行ってみる事に。
イスラム教の国だけあって、ミナレットが見えます。
建物の大きさの前には人間の存在が小さく見えてしまう景色。。
ちょっと急な勾配の階段を駆け下りて行きます。
闘技場の地下室に潜入?!
さっき見つけた地下に降りる階段を進みます。
地下に降りるとトンネルがあります。その先に光が見えます。とりあえずあそこまで行ってみます。
そこは先程のアリーナの真下。奴隷や猛獣などがここで管理されていたのでしょうか。
上には足場がありますが、昔はどうなっていたのでしょうかね?
円形闘技場の様子 動画5
闘技場で争わせるライオンなどの猛獣は、乱獲されて絶対数が少なくなり絶滅の恐れもある種類も出た位だったそうだ。
この闘技場も色んな道や階段があって、探検気分になれる。とりあえず何も考えずにこの先に進んでみる。
その先の階段を登ってみるとお次はアリーナの観客席に出てきた。さっき上から見ていた特等席の場所だ。
こんな様子はまた次回に続きます!
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