プリシュティナのマザーテレサ大聖堂は、とても大きく綺麗-バルカン半島旅行記30

【バルカン半島周遊6ヶ国】5日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年5~6月

マザーテレサの偉大さ?!

 首都プリシュティナで

コソボの首都プリシュティナで、まずは世界遺産:グラチャニツァ修道院を見学後にマザーテレサ大聖堂を見学しに行きます。

 

こちらはバス停。ただ前の道は通行止めになっていて、バスが走っていなかったので勿論このバス停には誰も座っていませんでしたね。

 

こちらの大きな塔を備えたのがマザーテレサ大聖堂。勿論塔には大きな鐘楼があって、それがある時間になると揺れて音を奏でます。

 

 マザーテレサ大聖堂付近の景色 動画

 

このマザーテレサ大聖堂(Mother Teresa Cathedral)は、未完成の2010年8月26日にマザーテレサの生誕100周年を迎えて、名付けられた。だからこの大聖堂がマザーテレサと”ゆかり”があるという訳ではなく、ただ単にマザーテレサに捧げられた大聖堂。

 

道路には警官が立っていて、「道路からはどきなさい!」という仕草をしていた。

 

「この通りで何かあるのかな??」と思って、道を見ていると・・・奥の方から何かがこちらに向かって進んでくるのが見える。

 

すると高校生のような子たちが続々と、こちらに走ってきました。

 

ちょうどレースの先頭集団でしょうか?

 

 プリシュティナで行われていたレースの様子 動画

 

男の子は青い服で、女の子は赤い服を着ていました。

 

こちら真ん中に見える女の子2人は、あと200m行けば折り返し地点なのに、しんどいからか?中央分離帯をひょいっと乗り越えて、ショートカットしていましたね・・・。

 

 マザーテレサ大聖堂に入場!

マザーテレサ大聖堂の近くに寄ると、とても背の高く大きな建物です。

 

入口の扉は7~8mはあろうかという程の大きさ。アンドレ・ザ・ジャイアントでも余裕で入れる扉である。

 

入口付近にはこの大聖堂を造る為に、寄付をしてくれた人々の名前が刻まれている。勿論大きい名前程に寄付した金額が多いのは言うまでもない。

 

さて、扉から大聖堂内に入って行きます。

 

大聖堂内は白を基調にした、至ってフツーにも見える内装。

 

ステンドグラスが色彩、鮮やかである。

 

こちらはローマ法王を描いているのかな?

 

静かな大聖堂内を進んで行きます。

 

勿論騒ぐ場所ではなく、信者さんが普通に座っているので、声を小さくしてガイドしてくれます。

 

 マザーテレサ大聖堂内の様子 動画

 

まだここ2~3年の間に出来た大聖堂だけあって、内部はとても綺麗です。

 

入口付近には色んな種類の本や聖書も置かれていました。

 

マザーテレサは現在の北マケドニアの首都スコピエ生まれ。このコソボとは関わりがないのだが、一説にはコソボのとある教会に置いてある”黒の聖母マリア像”に両親と共に訪れて祈りを捧げている時に啓示を受けて、伝道師の道を志したとも言われる。

 

このバルカン半島では知名度もあり人気もあるマザーテレサ。彼女が亡くなった後は、色んな国や組織が彼女の残した名声を利用しようと、道や建物に彼女の名前を付けたりしている。果たしてそれが彼女の意向に沿うものかは別として・・・。

 

こちらはコソボの独立に尽力した人達だったような。。

 

こちらの壁にはモザイク画が描かれている。

 

こちらは大聖堂内の祭壇付近。

 

天井には”平和の象徴”である鳩から7つの虹色を放っている様子の画が描かれている。

 

マザーテレサは死後、19年目に”聖人”と認定された。

 

長椅子には鷲の形が彫られている。

 

上部のステンドグラスから、自然光が入り込み、とても明るくキレイな感じの大聖堂内。

 

さすがに本人の名前が入っている大聖堂だけあって、よ~~く見るとマザーテレサの像が壁に設置されています。

 

我々日本人観光客は、こういった教会や大聖堂に入ると珍しさで写真を撮ったり騒いだりしがちですが、ここでお祈りをする信者さんもいるので周りに気を払って行動しましょう。

 

こちらのステンドグラスにはマザーテレサの一生が描かれています。こちらはインドのカルカッタで貧しい人々に助けの手を差し伸ばしている様子。

 

こちらはマザーテレサの死とその後バチカンで行われた列福の様子などが描かれている。

 

大きな柱の陰では修道士がこっそりピアノを弾いていました。

 

 大聖堂内でピアノを弾く修道士 動画

 

こちらにはまた別のマザーテレサのステンドグラスが飾られている。

 

ここバルカン半島に来るまで「マザーテレサ」って言われても、具体的にどんな事をした人か全然知らなかった。。そういう意味では今回バルカン半島に来れて、色んな事を勉強できたので、とても有意義な旅となった。

 

それと共にバルカン半島の歴史にも、少しは興味を抱いて勉強できた。日本人から見れば、同じ民族に見えるが彼らの過ごしてきた歴史や境遇は簡単には捨てれず、それぞれプライドのぶつかり合いが今もある。

 

 大聖堂内の様子 動画

 

前に教会でイスに座っていたら怒られた事がある。それは何故かというと、バスや電車に乗った時にあるような”足置き”に足を置いていたから。それは祈る時に膝を置くものだった。こんな経験も今ではいい思い出である(単なる無知でもあるが・・・)。

 

世界のどんな国でも、行くだけで勉強になる。そしてその時に「勉強しよう!」と思って訪問すると、もっと勉強できる。

だから今のボクはとても成長期!・・・のハズ(笑)

ロウソクが乗った募金箱。

 

そろそろ大聖堂を後にします。

 

外に出ると、さっき道を走っていた走る少年たちの姿は無くなっていました。

 

ここコソボの首都プリシュティナには、あまり歴史的な建物がない。だから多少強引にもマザーテレサの名を付けた大聖堂を造って、街のシンボルにしたかったのだろう。

 

もしマザーテレサが生きていたら、「もしこんな大聖堂にお金を費やすなら、貧しい人々の為にお金を回して下さい!」とノーベル平和賞を受賞した時のようなコメントを言ったかもしれないね。

 

 首都プリシュティナを散策!

マザーテレサ大聖堂の見学を終えて、そのまま歩きでプリシュティナ市内の散策。そのまま旧市街地まで歩いていくので、そこそこ歩く時間があります。

 

右の「LC WAIKIKI」というチェーン店をよく見かけます。フランス系のアパレルショップのようです。

 

今日は日曜日なので、閉まっているお店もあります。

 

 プリシュティナ市内の景色 動画

 

このコソボの首都プリシュティナの人口は約60万人で、コソボの総人口の1/3を占めている。ただ失業率が約33%もあり、なかなか自国内に居ては稼げないで出稼ぎする人が多いようだ。

 

こちらではタクシーが待機しているが、ドアを開けて暇そうな運転手さんが寝っ転がっていた。

 

コソボのタクシーでも、しっかりしてそうな感じのデザインを施した車。実際タクシーには乗らずだったので、あくまで見た印象だけです。。

 

こちらは2003年に設立された「コソボ・エアラインズ」(Kosova Airlines)という航空会社。今日、日曜日はお休みのようでした。

 

こんなプリシュティナの街の様子は次回に続きます!

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バルカン半島周遊6ヶ国旅行記-1 準備編
トラピックスのツアーで訪れたバルカン半島周遊6か国旅行記。バルカン半島ってどんな国があるの???行く前に軽くお勉強を!

【コメント欄】

  1. そう、いつもいつまでも成長期。
    好奇心が成長の源。僕もこうありたいです。

    • 毎日「昨日よりも今日の方が上!」と思って生きてます。

      なのでこれからの日々を過ごす毎にドンドン大きくなっていくハズ!(笑)