【バルカン半島周遊6ヶ国】2日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年5~6月
オスマン・トルコの・・?!
北マケドニアのスコピエ空港に到着し、こちらで現地ガイドさんと合流。今日と明日、一緒に行動してくれるマケドニアの方です。
これから空港の外に出ます。
どんな国なのか、楽しみになる瞬間です!
空港の外にはカフェのテラス席があり、ミニスカートの女性が足を組みながら思いっきりタバコをふかしていましたね。。
スコピエ市内へバスで移動
各自スーツケースを自分で持って、近くに停めてあるというバスまで歩きます。
空港って場所は到着した観光客などが、旅行中一番狙われやすい場所でもある。まだ全然現地に慣れていないので、ボッタクリ商売の人間などが近寄ってくる。
ベンツなどの高級車もチラホラ見かける。
このスコピエ空港(Skopje Airport)-SKP-は北マケドニアで最大の国際空港。2006年にこの地とゆかりのある”アレクサンダー大王”の名前を付けていたが、それが原因で隣国ギリシャと揉める事になる。そして2018年に”アレクサンダー大王”の名前を外す事となるのである。
そこそこに天気のいいマケドニア、しかし雲がもっさりと漂っているが。
とりあえず空港でまずは挨拶代わりとばかりに、写真撮影。
そしてバスに乗り、スコピエ空港を後にします。
バスはギリギリ22名が1人2席を確保できるサイズ。そういえばこのツアーは最大22名だったのはバスの都合だったんだろうな。
どんよりと雲がある、空。周辺には緑が広がっている。
どんな国なんだろう、北マケドニアって。添乗員さんからは「この辺の国の月収平均は約3万円」と言っていたので想像以上に貧しい国のようだ。。
北マケドニアの首都スコピエ市内に向かう程に混雑してくる道路。
色んな像が沢山置かれているスコピエ。いちいち解説してもキリが無いので、銅像についてはほとんど説明が無かった。
ヨーロッパ調の建物が増えてくる。
こちらにはライオンの銅像が置かれている。
スコピエ市内の城塞跡が見えてきた。11世紀に造られたもので中は芝生が美しい公園になっているようだ。ここからはスコピエ市街が見渡せる場所のようだ。
スコピエ市内に到着、観光スタート
こちらでバスを降ります。添乗員さん曰く「現地で走っている車種とか見れば、だいたいその国の経済事情が見えてきます」と言っていたが、旧ソ連の古い車があったりとかで車好きにはたまらないような感じだった。
ムスタファ・パシナ・ジャミーヤ
そこから歩いてすぐの場所に「ムスタファ・パシナ・ジャミーヤ(Mustafa Pasha Mosque)」がある。このスコピエがオスマン帝国によって陥落してすぐの1492年に建てられたイスラム寺院である。
まずはこちらから観光がスタート。早速ガイディング・レシーバーを使っての説明が始まります。
こちらはイスラムのモスクには必ずある体を清める為の噴水。イスラム教ではお祈りする前に体じゅうを清めるという風習がある。
「北マケドニアに残るイスラム寺院の中でも屈指の造形美を誇る」とガイドブックに載っている。
外から見た感じではそこまでの感じはしないような。。
「こんなヨーロッパの国にイスラム教??」って思う人も居るかもしれないが、オスマントルコの時代もあって北マケドニアの宗教では7割がマケドニア正教で3割がイスラム教だそうだ。
勿論イスラム教徒じゃないので、建物の中には入れません。外から見るだけで次に向かいます。
その先にある坂を下って進みます。長時間の飛行機に乗って、そのまま着いてすぐの観光もしんどいと思うかもしれないが、長時間飛行機の狭い座席間で縮こまっていた体をほぐすには動き回るのが一番だ。
ヒト気のない裏道を進んで行きます。
こういった落書きを見ると、治安が悪そうな雰囲気を感じるがこの辺の国は残念ながら落書きだらけ。。
少し歩くと、また別に同じようなモスクが見えてきます。
それを見つつ進んで行くと、左手には写真などで見かけるような傘を連ねて屋根代わりにしているテラス席が。
あくまでも見た目重視で、実用性はあまり無いような傘の屋根。。
そして混みいった道を進んで行くと・・・
オールド・バザールにて
こちらの雰囲気のある街並みは「スタラ・チャルシヤ」と呼ばれるオールド・バザールでバルカン半島でも有数の規模を誇る商業地である。
オスマン帝国の支配時代以後、街の交易と商業の中心となり栄えた。
その為、トルコ様式の建築物が並ぶ街並みとなっている。
オールド・バザールの景色 動画
添乗員さんからも「トルコに行かれた方には見た事のあるような景色だと思います!」との事で、頷く参加者さん。
オールド・バザールの景色 動画2
そこには左右にズラ~~っと貴金属店が立ち並んでいる。
ほんとにこの辺は貴金属店ばかり・・。
こんなに同じようなお店があって、商売が成り立つのか?と疑問に思う程に貴金属店ばかり。
昔のオスマン帝国時代など、それ以降も含めて海外では国内の通貨価値がいつ暴落して紙幣が紙切れに変わるかもしれないという危機を持って生活をしている。日本で生活しているとそんな危機感はないが、国によってはインフレになって、持っていた現金がほとんど価値が無くなる場合がある。
その代わりに世界的に価値が変わりにくい金や銀などの貴金属品に交換し、それを身に付けて資産を持ち歩くという文化がこちらにあるのだ。
そういう文化も日本の中で暮らしてばかりだと、理解できない事である。でも現に海を渡るとそういう考えの国が大半なのである。
日本ほど貨幣に信用の置かれている国というのも、世界的には珍しいのである。
ワンちゃんがフラッと寄ってきた。このバルカン半島ではあまり猫は見かけずに、犬の方が多かったように思う。
「バルカン半島へいらっしゃ~い!・・・」というような眠たい顔をしているようなワンちゃんでしたね。
この辺もどこかで見たような傘を連ねて、お洒落な雰囲気づくりをしている。
ただしキレイに飾っている訳ではなく、一部の傘は折れたりしていてそのまま放置しているので逆効果かもね。。
今回のツアー参加者は70歳前後の方が多かったが、長旅の後でもお疲れを見せずに元気に歩いています。
こちらではトルコ・コーヒーなども味わえて、雰囲気自体はトルコの街のようです。
皆さん、海外旅行経験が豊富な方が多く色んな知識を持っていて、そんな方々の話を聞くだけで勉強になります。
ヨーロッパと一口に言っても場所によって全然文化が違う。
そりゃ冷静に考えればこれだけ広いヨーロッパの土地をまとめてヨーロッパと呼んでいるだけで、多種多彩な民族とそれぞれの文化が混ざっているので、違っていて当然なんだけどね。
この辺りはトルコに近く、その影響を受けているようだ。
色んな場所に行くと、その経験値で街を一目見るだけでどこの文化の影響を受けているかとかが分かるようになるんだろうね。
バルカン半島でも大きな規模を誇ったオールド・バザールも今ではヴァンダル川川を挟んた反対側のツェンタルに、商業地の中心が移っている。その名の通り「オールド・バザール」(古い市場)である。
気温は日本と似たようなもので、ちょっと日本の方が暑いような感じ。ただこちらは天候次第で晴れると暑くなりやすい。
魅力的なヨーロッパ女性に見惚れていると、勝手にカメラが写真を撮る。。
思いっきりカメラ目線で見られていましたね・・・
こんな様子でスコピエ観光は続きます。続きはまた次回に!
↓↓↓↓バルカン半島周遊旅行記:初回↓↓
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