【鹿児島周遊旅行記】2日目
【個人旅行】2019年10月13日~16日
個性的な大将に惹かれる!
鹿児島県出水市で武家屋敷群を見た後にさらに”日本一のお地蔵さん”をしみじみと眺めた後、その出口に面する道の反対側にあったこちらの店に目が止まる。どうやら先程の自販機みたいにボロボロのような外観でもなく、営業中の看板が出ているので昼飯が食べれそうだ。
出水市の仲町食堂で楽しく昼食を
恐る恐るドアを開けて中に入ってみる。店内にはガンダムグッズや沢山のCDが見える。
そして店主らしきお兄さんに「まだやってますか??」と聞くと、「ええ、やってますよ!」と返事が返ってきて安堵する。。
車を運転してくれる”西郷どん”は残念ながら昼食時にはビールを飲めない。本人に聞くと「どうぞどうぞ、オレの事は気にせずに遠慮なく飲んでくださいよ!」と返ってきたので、遠慮なくビールを頂く事にする。
こちらはこの「仲町食堂」のメニューで、結構種類があった。ここで仲町スペシャル定食を注文する。ただ大将からは「あっ・・すいません、もうご飯が2人分しか無いので大盛りは出来ませんけど・・」と返ってくる。更に「三連休初日だから、あまりお客さんが来ないと思っていたのであまりご飯を炊いてなかったもんで・・・」と言ってくる。ボクは別に大盛りのご飯を食べたいとは思わなかったので特に問題なく進めてもらう。
注文してから待つ事、数分で出てきたのがこちらのスペシャル定食。美味しそうな湯気が出ていて、予想以上に期待できそうな定食である!
仲町食堂イチオシのスペシャル定食!
こちらがこの店の大将。何かちびまる子ちゃんの世界で見た事のあるキャラクターにも見える。怪しそうな風貌とは裏腹にお喋り好きな大将で、色々と料理の説明をしてくれたり、趣味の話をしてくれたりとでじっくり話すと大将の面白さを堪能できる。
ちなみに大将が持っているシリコン製の型はオリジナルで作成し、この型でカエル型のさつま揚げを作っているのだとか。
そしてこちらがそのオリジナル型で作った、カエル型のさつま揚げ。大将の作ってくれた料理は見た目以上に美味しく、更にこんな手の込んだ細工までしてくれているとは恐れ入った。。
カエル型のさつま揚げをひっくり返して表側に向けると、ちゃんと目玉も再現されている。「何て芸の細かい事をしているんだ!」と驚く。。
店内には沢山のサインが飾られている。著名人から地元のアナウンサーのサインもあったりで、大将曰く「結構マスコミの方々が取材に来ますよ!」と言っていた。更に「だからこの辺りでは少々有名人になったので下手な事が出来ないんですよ!」とも言っていた。
ちなみにこの左側にあるのがトイレで、中に入ってみるとゆったりした空間に最新型のような便座が設置されていた。大将曰く、最近新たに設置したものだとか。
この頃は14時過ぎで既に昼食のピークは過ぎた時間で他のお客さんは後から入って来た1組だけ。場所的にはあまりこれからの時間は入ってこないようだ。ちなみにこの時に居たお客さんの会計時に5000円札で払おうとしたが、細かいお札を大将が持っていなくて仕方なしにボクが両替してあげる事に。この辺りの”ユルさ”もこの大将ならではの味が出ていた。。
話が意外と止まらない大将は、更にミカンまで出してくれた。これが意外と美味しかった。
大将はキン肉マンも大好きなようでマニアックな知識を持っており、漫画に出てきた超人達のアルアル話が次から次へと出てきた。友人からはキン肉マンのキャラクターが思い出せない時にわざわざ電話を掛けてきて「あの超人、名前なんやったっけ??」と聞かれる事が多いそうだ。
でもそんな電話がかかってくる事がちょっと嬉しそうな感じの顔をしていた。夜はバーもしているようなのでゆっくり夜にお酒を飲みながら大将のうんちく話を聞きたかったけど、まだまだ夜までは時間があるのでそろそろ失礼する事に。その後丁寧にお店の外まで見送ってくれました。
そして受付のお姉さんに再度会いたい為に武家屋敷群の歴史館に立ち寄り「出水市の有名人に会いましたよ!長沢くんみたいな人と!」と言うと、そのお姉さんから「あっ!あの食堂、行ったんですか?!」と長沢くんだけで分かったみたい。やっぱりさっきの大将は有名人みたいだった。
錆びれた感じの出水市のストリートだったけど、中にはお洒落っぽいお店も営業していた。
そんな出水市から更に北東の方角を目指して、車は進む。
途中でこちらの橋を渡っていく。川にしては広すぎるので海のようだ。
ながしま造形美術展を訪問
車を走らせる事、約1時間でこの長島という島で行われている造形美術展会場に辿り着く。
ここ長島町で2年に1度開催される、自然の身近な物や廃材などを使用したアート作品の造形物が展示されている。
※ながしま造形美術展2019は2019.10.12 〜 2019.11.10までの期間限定での開催で、現在では行われていませんorz
長島島も南端の橋から入ってきたけど、この展示されている場所は島の北側に位置していて車で来るのもそこそこ時間が掛かる。ちなみに入場料金は無料だった。
そんな会場でまず目に飛び込んできたのは、こちらの特大なクジラ。ここの作品の多くは地元の子供達などが作成したもののようだった。
こちらの鯨呑は最優秀賞を取った作品のようだ。東京オリンピックを見越して鼻の穴部分にはオリンピックの五輪マークがちゃっかり入れられている。
それにしても2年に1度の美術展だけあって。沢山の手の込んだ作品がズラリと並んでいる。
そんな作品のコンセプトに多かったのは東京オリンピックと令和である。
この造形展を訪れた時は2019年10月だった。そしてこのブログが公開されるのは2020年4月、そろそろオリンピックが近づいてきている時期である。
オリンピックの象徴的なイメージをまとめ込んだ作品。
そしてこの訪問時はまだこの造形展が始まったばかりの連休だったので、大勢の人が押し寄せていた。
でっかいリス、こういうような作品ってどれぐらいの作成時間が掛かっているのだろうか?
こちらはブレーメンの音楽隊のような、動物トリオ。
こちらの人魚は鱗がとても生々しい。
こちらの作品はドアップからまずはスタート。ペットボトルのフタで何かを描いているようだ。ちょっと離れて見てみると・・・・・・
この長島町の名産品、温州ミカンのキャラクターでした。
それにしてもよくこういった作品を作るインスピレーションというか、アイデアが出てくるもんだ。ボクの親父も設計デザイナーをしていて、こういった手作り品を作るのが得意だったけど、その頭の中身は不思議に思っていた。
こちらはペットボトルに色のついたスポンジみたいなものを入れている。こちらも離れて見てみると・・・・
ど~~~ん!令和でした!
こちらは牡蠣の貝殻をくっ付けて造った作品のようです。こちらも離れて見てみると・・・・・
それは出水郡に飛来してくる鶴の造形物でした。こちらはとてもよく出来ているし、地元に馴染みの動物を使用していて素材の材質感がマッチしていて、ボクがここで見た中ではナンバーワンの作品だったと思います。
こちらは何かの空容器で作られたピラミッド。
こちらの蟹の手の部分もホタテ貝の貝殻から出来ている。こちらはちょっとそれぞれに色付けしているようだ。
こちら長島町は温州みかんの発祥地という石碑が立っていた。「温州(ウンシュウ)」とは中国のミカンの名産地でそこから名前が取られたもの。
お次のこちらは何かの瓶のように見える木造の造形物。
反対側に回ると、このようにブラックニッカのウイスキーボトルでしたね。
それにしてもこれらの作品は完成してもここへ運ぶのが大変だろう。だからといってここで作成している訳でもなさそうだけど。
こちらは山を登っているように見える鯉。鱗の感じが表現されていて中々味がある。これも平地に置かれているより、こうやって斜面に置かれている方が躍動感が出て、よりいい感じに見えるのだろう。
それにしても、よくこれだけの物を作ったもんだと感心してしまう。。
向こう側に黄色いよく見るキャラクターが立っている。後ろ姿だけでも分かる位の超人気なキャラクターである。
こちらは優秀賞をゲットしていた作品。となりの○○○ってヤツですね!
こちらは言わずと知れた、日本が生み出した世界的に人気なあのキャラクター。もう既に説明する必要はないと思うので省略しますが。。
こちらの作品は上半身が薩摩焼酎のラベルで一面に張られていて、袴部分の下半身にはカレンダーが使用されている。
こんなクリエイティブな造形展の様子はまた次回に続きます!
↓↓↓↓鹿児島周遊旅行記:初回↓↓
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