【チュニジア世界遺産紀行8日間】3日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
どんなメディナ?!
ケロアンの街で「貯水池」→「シディ・サハブ霊廟」→「グランド・モスク」と観光し、お次はメディナ(旧市街地)を見学します。
メディナは大体城壁に囲まれている昔ながらの街並みが残る場所。元々は7世紀に造られた街のケロアン。ちなみにこの城壁は厚み2メートルで高さは約8メートルもあるそうだ。
さっき見学したグランド・モスクもこのメディナ内にあったようだ。
道を挟んで、新市街が見える。
この辺りはマルティール広場と言われる場所でカフェなどが立ち並ぶエリアで、メディナの入口でもある。
ケロアンのメディナを観光!
こちらの「ショハダ門」と呼ばれる門をくぐるとメディナ(旧市街地)になります。モロッコでも何回かメディナを散策したので、迷子にならないようにと気を引き締める瞬間。
門の前には大きな大砲が置かれています。実際に使っていた大砲だろうか?!
壁の右側に見えるマークが入ったプレートは世界遺産を表す表示である。
ツアー参加者さん達も写真が大好きで、色々と撮影しまくり。ただ観光地では撮影しているスキを狙ったスリも居るので、写真を撮っている時が一番無防備になるので手荷物等には充分に注意しましょう!
モロッコに行ってなかったら新鮮な感じに思えたかもしれないが、モロッコでメディナを経験しているので、どっしりと構えれるようになっていたように感じる。これも成長した証かな?!
ケロアンのメディナの様子 動画
メディナは市民も来る場所なので、お土産物から普段庶民が食べる食材まで何でも売っています。
モロッコのメディナと比べると、あまりごちゃごちゃしていない感じ。
しかも道はバイクも走っているので、ぶつからないに注意しましょう!
途中に服を売っているお店がありますが、現地ガイドさん曰く「この辺のお店で販売しているブランド品っぽい服は全部偽物です!」とのアナウンスがある。もし買われるのであれば、それを承知した上でお願いしますとの事。
屋根がブルーで覆われているのもチュニジアっぽい感じ。
メディナって旧市街地の事だけど、こんな風に内装がとても新しいようなお店もある。
こちらの女性が着る民族衣装も置いていますが、販売員は男性が殆ど。ただしチュニジアでは女性の社会的立場は他の国に比べても高いのである。
ケロアンのメディナの様子 動画2
このように平然とバイクも走ってきます・・・・。
ここはメディナと言ってもそこまで複雑な道はありませんが、後で自由時間がありますが「その際はこのメインの通りだけしか通らないで下さい」との事。
観光客向けだろうか、スーツケースまでも売っている。
メディナを進むと同じような光景が続いているように錯覚しそうな景色。
途中で現地ガイドさんが左手にある場所に進んで行きます。
そこを進むとチュニジアを代表するお菓子「マクルード」を製造・販売しているお店に着きます。
奥の調理場では、せっせとオジサン・お兄さん達がこのお菓子を仕込んでいます。
ここに置かれているお菓子を試食させてもらいます。
お菓子「マクルード」を作る様子 動画
中にデイツ(ナツメヤシの実)が入った餡が包まれており、蜂蜜などが加えられていて甘くて美味しいお菓子です。
こちらのお菓子はチュニジアでは大体どこでも見かけますが、このケロアンの街でのマクルードは大変有名みたいです。
メディナでフリータイム!
この辺りで30分のフリータイムが与えられます。細い横道に入ると迷子になる可能性があるので、このメインの道のみを歩く事に。
モロッコでもよく売っていたバブーシュの靴。
モロッコのフェズのメディナだと、横道が曲がりくねって迷子になるのは当然みたいに思えたが、ここケロアンのメディナではそう簡単には迷子になりにくそうに思える横道。
普段日本では見れないものが沢山陳列されているので、それらを見ながら歩くだけで楽しい気分になります。
ただフリータイムと言っても買いたい物がないのだが・・・・ブラ歩きするだけだね。。
とりあえずメイン通りを真っ直ぐ奥まで進んでみる事にします。
チュニジアの国旗がはためく建物は公衆トイレのようでした。
店頭で見た靴。ナイキのマークが入っているけど、よ~~く見るとシールで貼っているだけのようで、端っこがペロっとめくれていたね・・・。
雰囲気的にメディナっていっても、モロッコより治安は良さそうな感じが受ける。道もそこそこキレイだし。
このようなトンネルのような場所もあります。とりあえず真っ直ぐ進みます。
こちらはまた別のお菓子を販売しているようです。子供の視線がお菓子を見つめていますね。
真っ直ぐ歩いていると、奥にメディナの城壁が見えてきてあれを越えてしまうとメディナから出ちゃうので戻る事にします。
横道もこんなに真っ直ぐなケロアンのメディナ。
ず~~っと歩いてきたけど、特に見てみたいものも無かったな~~。
それより記念撮影をとろう。近くにいたオジサンに撮ってもらいます。
楽しそうな気分が伝わるかな?同じ写真でもこんなGIFファイルにすると動きがあって、面白くなります。
来た道を戻っている途中、靴屋さんにお姉さん方が入っていたので野次馬のように近づいて写真だけ撮りました。
さっき通ったトイレが見えました。今通っているメイン通りの名前は「1月14日通り」(Av.14 Janvier)。2011年1月14日にチュニジアで起こった民衆蜂起による革命(ジャスミン革命)から、この名前が付いているようです。そしてこの「ジャスミン革命」からアラブ諸国に連鎖的に広がった反政府デモが「アラブの春」と呼ばれる騒動(2010~2012年頃)です。
今回のツアー参加者さんにも、この頃にチュニジア旅行を計画していたけど「アラブの春」があったので、泣く泣く旅行が中止になったよ・・・と仰っている人がいましたね。日本はいつでも平和だけど、世界は日本とは全然違う。
高いミナレットはメディナ散策時の目印として、役に立ちます。ただこのケロアンのメディナはそんなにややこしくなさそうだが。。
この横道はちょっとカラフルで、壺が白い壁に埋め込まれたようになっています。
そして道には売店などの障害物もないし、全然人もいない・・・これは絶好の写真チャンス!!
チュニジアも観光で儲けようと思えば、例えばこの通りをもっと”インスタ映え”するようにキレイかつ派手&カラフルにすれば、写真を撮りに来るアジア人観光客を増やせるのではと思った。
先日知人に買ってもらったシャツを着て、ちょっとカラフルな感じ?!
そういう意味ではチュニジアには、あまりインスタ映えしそうなカラフルでお洒落な景色があるスポットは無かったように感じる。
チュニジアは国政で勉強に力を入れていて、それにより大学までの進学率が大幅に上がったが逆に大学卒業時に受け皿となる働き口が少なく、失業率も高いそうだ。だから今それが社会問題となっているらしい。ちなみに平均月収は6万円だとか。
この続きはまた次回!
↓↓↓↓チュニジア旅行記:初回↓↓
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