【チュニジア世界遺産紀行8日間】3日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
最古のモスク?!
先程の「シディ・サハブ霊廟」からまたバスに乗って移動しますが、こちらもすぐにモスクのミナレットが見えてきました。
ここも約5分位で到着です。
こちらはアフリカで最古のグランド・モスクだそうだ。
手前に見える白いものはお墓である。
こちらでバスを降りて、歩いて向かいます。
グランド・モスクの観光!
こちらのモスクは別名「シディ・ウクバ・モスク」とも呼ばれていて、元々は7世紀に建てられたもの。その後9世紀のアグラブ朝時代に改築されて、今残る建物の原形となった。その後も度重なる改修を経て現在に至る。
グランド・モスク周囲には城壁も残っています。
チュニジアン・ブルーの扉。モロッコで見た青は特に名前が無かったが、チュニジアに来るとチュニジアン・ブルーって名前に変わるのだろうか?!
グランド・モスクの入口沿いの道にはお土産屋さんが立ち並ぶ場所。
チュニジアの物売りのお兄さん達はモロッコほどしつこく無かったように感じた。国民性の違いなのかな?!
こちらの入口より、グランド・モスクに入っていきます。
グランド・モスクに入ります!
こちらの大きく重厚感のある扉。それを抜けて進んで行きます。
この建物の特徴でもあるのが、柱はローマ遺跡やビザンチン遺跡などから持って来て流用している事だ。
歴史的な遺産をリサイクルって感じでしょうかね!
こちらがグランド・モスクの中庭。大理石が一面に敷き詰められている豪華な場所。
これらの柱を一から造るのも膨大な手間がかかるので、流用して正解だったかもしれないね。
こちらのミナレットは高さが31.5~35メートル(頂上のポールを入れるか、入れないかで高さの表現が変わる)。この一番下の段はイスラムの世界で最も古いミナレットのようだ。
まだ天気は晴れません。。写真のキレイさは天候に左右されるので、スッキリと晴れてくれたら嬉しいのだが。。
向こうの建物内には礼拝堂があるが、そちらもイスラム教徒しか入る事ができません。
グランド・モスクの様子 動画
こちらは排水口で地下には雨水を貯めるタンクがあるようだ。こちらのホースから地下水を汲み出せるみたい。
それの説明に覗き込むツアー参加者さん。落ちないようにご注意ください・・・。
そんな歴史あるチュニジアのグランド・モスク前で「チュニジアに来たよ~~」ポーズ。
添乗員さんが率先して「お写真、撮りますよ~~」と声を掛けてくれます。1人参加の人ばかりなので、添乗員さんの言葉に甘えて順番に写真を撮ってもらいます。
添乗員さんも写真を撮り慣れている人が多いのだが、たまに写真を撮るセンスのない人も居る。写真をキレイに撮るセンスのある人を見分ける方法として、個人的に思っている事はこのように写真を撮る時に自分の撮りたい構図になるように動いてくれるかだ。下手な人はカメラを渡すとそのまま自分のポジションで普通に撮影するが、上手な人ほどキレイな写真になるように色々と考えてくれてわざわざ態勢を変えてくれたりもする。
最近の旅行といえば、写真を撮るのが一番目的になっているので写真を上手く撮ってくれる人を探す事はとても重要なのです!
こちらの中庭の中央には排水溝があり、雨が降った時にここから地下に雨水が流れていく仕組みになっている。そして中庭の床にはほんの僅かに傾斜があり、この中央部分に向かって凹んでいて、雨水がここに溜まり易くなるようになっている。
今回はツアーなので入場料は旅行会社が手配してくれているので直接払う必要はないが、このケロアンの観光ではこれらの名所が近所にある事もあり「共通券」を1枚購入すればどこでも入場する事ができるみたい。
モスクにあるミナレット(尖搭)の頂上には必ず3つの玉が付いていて、「神の国」「天国」「現世」を表すとされています。ちなみにモロッコにあった「クトゥビア・モスク」にはその玉がもう1つ増えて4つ付いていましたね。
まだ現地ガイドさんから説明が続いているようですが、何だったんでしょうか?全然聞いてなかったですね。。
こちらの扉の奥は礼拝堂になっている。
天井はとても高くなっている。
礼拝堂の中は絨毯が敷き詰められていて、柱にも被せられている。冬場などは地面や柱がとても冷たくなるらしい。お祈りも大変である。。
ここに入るにはイスラム教徒しかダメで、ちゃんと靴は脱いで入ります。
柱はローマ遺跡から流用したのが見て分かるように、色がバラバラに配置されている・・。
グランド・モスクの様子 動画2
古の柱から見るミナレット。古代の人達のこだわりを現在まで繋いでいっているのである。
ほんと青空だったら、もっとキレイな景色になっていたのに・・・。
礼拝堂内にはコーランが置かれている。あまりお祈りしているような姿は見えなかった。
それにしてもさっきの「シディ・サハブ霊廟」とは大きさのレベルが全然違って、断然こっちの方が大きい。
こちらはレバノン原産の「レバノン杉」が使われている重厚な趣きのある扉。このレバノン杉は昔建材などに重宝されたが、使い過ぎて数が少なくなり現在は保護されている。ちなみにレバノンでレバノン杉が生えている場所は世界遺産となっている。こちらの原料のレバノン杉はシリアからプレゼントされた物で、保護されているのを勝手に採ってきた訳ではありませんので・・。
それにしてもこれだけローマ遺跡から流用できる柱があった事にちょっと驚く。。
こちらの柱の後ろには「十字架」のマークが刻まれている。他の遺跡から流用されたのが見て取れる。一応十字架マークは後ろ側に隠しているようだ。
現地ガイドさんの近くにいると、説明してくれている時に目が合うとボクが「ウンウン!」と軽く頷くので話をちゃんと聞いてくれていると思われたかもしれないが、そんな話はほぼ忘れてしまっています・・・スンマセン・・・。
色んな歴史を引き継ぐグランド・モスク。
グランド・モスクの観光終了!
入ってきた入口から出ます。
出た先に見えた扉がお洒落な感じだったので、写真を撮るとその扉近くにいたオジサンに「10ディナール!!」と言われましたが無視しました。無視してもしつこく言ってくる様子もなく、すぐに諦めたみたい。これを写真撮られてチップを要求するなんて、厚かましい!!
そんなのに、ちょっとムカッとするも可愛らしい猫ちゃんから癒されて帳消しになります。
この頭頂部や後頭部辺りをマッサージしてあげると喜ぶ猫ちゃんが多いように思います。
大きなモスクでしたね。
「ここも行ってきたよ~~~」ポーズで締め。
再びバスに乗りこみ、次はメディナの観光に向かいます。
その様子はまた次回に続きます!
↓↓↓↓チュニジア旅行記:初回↓↓
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