【チュニジア世界遺産紀行8日間】3日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
チュニジアのモスク?!
朝イチで貯水池を見学した後は、バスに乗り次の目的地「シディ・サハブ霊廟」に着きます。
こちらもホテルから近く、約5分程バスに乗っていると到着します。
天気はどんよりした曇り空。朝早いからか、ここも全然人が居ませんね。
入口前には怪しげな屋台で物を売っているオジサン方の姿が見えます。
シディ・サハブ霊廟を見学!
こちらは元々7世紀に建てられたものだが、17世紀のオスマントルコ時代に改修されモスクやミナレット、神学校などが加えられてほぼ現在の形となったみたい。
ここの場所の名前でもある「サハブ」はアラビア語で”友人”を意味する。ここはムハンマド(イスラム教の開祖)の同志であり友人だった聖者「アブ・ザマ・エル・ベラウィ」が眠る霊廟(お墓)である。
チュニジアでは猫がとても大事にされていて、至る所で見かけます。そして餌付けされているからか、とても人懐っこいのです。
ただちょっと機嫌が悪そうな顔をしていますが・・・。
この霊廟の前にある広場では、最近までお見合いの話をまとめる場所だったらしく、その影響でこの場所でも婚礼儀式が行われる事があるそうです。ちなみにチュニジアでは女性の社会的立場が強く、また最近ではお見合いより自己恋愛による結婚が増えていてその影響により離婚も多いそうです。
シディ・サハブ霊廟の様子 動画
鉢植えに猫が乗って「ここはボクの縄張りだから、好きに遊んでいるの!!」と主張しているかのように感じます。。
動物写真家の岩合光昭さんじゃないけど、最近猫の写真をよく撮っていると段々猫ちゃんが好きになってきたボク。猫ちゃんが居ると自然にスマホを向けてしまうようになっています。。
ミナレットの上部にはアザーン(礼拝時間を知らせる呼びかけ)を流すスピーカーが設置されています。
ここのお墓に祀られている「アブ・ザマ・エル・ベラウィ」はムハンマドの友人でもあり、専属の散髪担当でもあったそうだ。そしてムハンマドの髭を常に3本持ち歩いており、それも一緒に棺に葬られているらしい。
こちらからモスクの中に入ります。入口の装飾はイスラム調になっています。
イスラム教の国のモスクなどに入る際は、露出のある服装は控えなければならない。ショートパンツやミニスカートなどの服装だと入口で止められる可能性があるそうだ。ただツアー参加者の中には”そんな際どい服装をする人は居ない”のだが。。また女性はショールなどで頭を隠す必要がある。
モスクの中に入ると、モザイクと幾何学模様の装飾が施された内装が見えてきます。
モザイクは昨日バルドー博物館で沢山見てきたが、今日はまだここが一発目なのでゆっくりと見入る事にする。
こんな細かい彫刻のような装飾を見ると、その大変さに思わず恐縮するような気持ちになってしまう。。
ここでも現地ガイドさんが細かく説明してくれます。勿論ボクはその殆どの説明内容を忘れましたが・・・。
鮮やかな色使いで装飾されたタイル。金などを使った煌びやかな装飾とは違い、イスラム的なデザイン。
馬蹄型アーチ状の柱はお馴染みのもの。イスラム系の建物には付き物で、さすがに見慣れてきましたね。
この間の壁には一面、このように装飾したタイルが続いています。
こういったタイルなどと共に真っ白な漆喰壁がコントラストを一段と引き出してくれているので、それがマッチしてより一層装飾の良さを出してくれているような感じです。
チュニジアではスッキリとした晴れの日が少なく、このようにモヤモヤした天気の日が多かったですね。
先程見たミナレットがちょっとだけ顔を覗かせています。
これらの装飾に見入るツアー参加者さん。ツアー参加者は統計的には男性より女性の方が多く(約1/3が男性、約2/3が女性という比率)、年齢層も60歳以上が占める割合が高い。
なので一般的にはバリバリの現役仕事世代のボクのような年齢の男性がこういうツアーに参加する事が少ないので、珍しがられますね!
ちなみに現地ガイドさんの話ではチュニジアの現地ガイドさんで日本語を喋れる人は4人。英語とイタリア語を喋れるガイドさんが多いそうで、最近ではロシア語を喋れるガイドさんが増えているそうだ。
こちらの装飾は全て幾何学模様。几帳面な性格の人が作ったデザインのような印象を受ける。
あの彫刻は木をイメージしているのだろうか?!
屋根裏は木。なので火事が起きたら燃えますね。。
また次の入口を入った内装で”イカつい”シャンデリアがまず目に飛び込んできます。それとともに天井の細かい装飾にも、思わずため息が出てしまいます・・・。
ほんとイスラム教の建築物は幾何学模様が好きだな~~と感じる。
それをしみじみと見つめるツアー参加者さん。
シディ・サハブ霊廟の様子 動画2
そしてモスクの真ん中部分に進んで行きます。
こちらの壁にも先程と同じような装飾があります。
こちらの建物の中に聖者「アブ・ザマ・エル・ベラウィ」が眠るお墓があるそうだ。
シディ・サハブ霊廟の様子 動画3
ただしこういう場所はイスラム教の信者しか入る事が出来ません。。なので外から見るだけですね・・・。
窓には格子があり、中はあまり見えません・・・。
その入口で門番をしている男性。現地ガイドさんとは仲良しの感じで、こちらの男性も「地球の歩き方:チュニジア」にチラッと写っていましたね。何年もここで門番をしているのでしょう。
ここでも絨毯の上に鎮座している猫ちゃんを発見。ツアー参加者の中にも猫ちゃん好きが結構いるので、可愛らしい猫ちゃんが居てると一斉に撮影大会になる場合もあります。
近寄っても全然ビビらない、そんな特徴が見られる海外の猫ちゃん。それと対照的に日本の野良猫とかはすぐに逃げて行きますね。。
動きもゆっくりで走らずにどっしりと歩きます。。
育つ環境によって、性格も変わるのだろうな。
スマホを向けると、ニッコリと笑ってくれて愛想のよさそうなオジサン。
そんなオジサンが何か喋りかけています。なんだろう??
どうもボクらが中に入れないので「中の写真を代わりに撮って来てあげるよ!」と言ってくれているようです。スマホを渡した人も「これってチップが発生するんじゃない??」とちょっと不安な様子でしたが、こちらのオジサンはチップの要求もなくただ単に内部を撮影してくれた優しい人でした。
モスクのお墓がある建物内の様子
こちらの写真はそのオジサンに撮って貰ったものを送ってもらいました。
これがそのお墓のような感じですね。イスラム教徒ならここに入れるのですが、観光客は入れないので貴重な写真です。
それにしてもLINE(ライン)って便利ですね。ボクは頑なに拒否していて去年5月にLINEを始めたばかりなのですが、ツアー参加者の方々と連絡先交換して撮った写真などを共有するのにはとても使い勝手がいいですね!
こちらの天井はまた違った感じの装飾。この建物は造られた時代が違うから、内装も違うのだろうか。
ここのシャンデリアもとても豪勢な感じ。ケロアンの地がイスラム教4番目の聖地と言われる所以を象徴しているかのように感じる。
さっきのお墓のようなものは、こういった格子で囲まれているようだ。
優しかったこちらのオジサン、撮影ありがとうございました!
これにて「シディ・サハブ霊廟」の見学は終了です。
ここに居た怪しげな現地のオジサン2人。こちらの京都からお越しの77歳のパパさんと一緒に写真を撮って「写真を見せてくれ!!」と言って、その写真を見てゲラゲラと笑ってましたね。。
77歳のパパさんに撮って貰った写真。年配の人に撮って貰らうと、写真に指が入る可能性が高くなります。普段スマホを触らない人にその傾向がありますね、まあ仕方ないですけどね。ボクはそんな指が入った写真でも有難く思っているので、活用しますが。。
ちなみにこちらの現地のオジサン2人組はほんと怪しい感じでした・・・この顔を見てもらったら分かると思いますが。。その代わりに害はなく、単なる怪しいオジサン2人組でした。
そしてバスに乗り、また次の目的地に移動します。
その様子はまた次回に続きます!
↓↓↓↓チュニジア旅行記:初回↓↓
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