【チュニジア世界遺産紀行8日間】4日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
神殿前で・・?!
ドゥッガ遺跡でまずは劇場跡を見学した後、別の場所に進んで行きます。
今日もあいにくの”いい天気”ではないが、これが晴れた夏場だと気温が40℃を超える日もあるらしいので気温的には今ぐらいの時期(4月下旬)がいいのかもしれない。
広場や神殿に続く道を進む
「風の広場」と「キャピトル(神殿)」に続く道。昔からの道が続いている。何気なしにローマ時代の道を歩いているがその歴史を頭に思い浮かべて歩くだけで、何かしらの趣を感じれるような気がする。
その道の脇にはドゥッガ遺跡を彩り豊かにしてくれる草花が咲いている。そしてその奥に見えるのが「キャピトル(神殿)」だ。
遺跡でもこういった緑をキレイに管理しているだけで、その遺跡の印象がよく見えてしまう。特にペルーのマチュピチュ遺跡とかは芝生がキレイに管理されているので、余計にいい景色に見えてしまう。そういった意味では人間の脳裏には緑の重要性が刷り込まれているのだろう。
ドゥッガ遺跡の景色 動画
これぐらいの幅だと馬車が1台通れる道だったのだろうか?!ローマ時代の凄かった所は道路と水道を充実させた事。それにより空前絶後の発展を成し遂げた。
このドゥッガ遺跡の中心地にある「キャピトル(神殿)」。3人の神様を祀っていたこのドゥッガ遺跡で一番大事な建物である。
晴れてはいないものの、気温的にはちょうど暑くもなく寒くも無く”いい気温”である。
こういう神殿はギリシャに行った時に見たが、ここチュニジアで見る神殿もまた格別である。
キャピトルの手前には風の広場があり、その手前の左側にあるのは「アウグスタン・ビエティ神殿」で右側にあるのは「マーキュリー神殿」。
ドゥッガ遺跡の景色 動画2
この辺りが「マーキュリー神殿」になるのだろうけど、殆ど残骸しか残っていない。。「マーキュリー」はローマ神話に出てくる神で、ギリシャ神話では「ヘルメス」と同一人物化されており、オリンポスの十二神であり旅人&使者&泥棒の神でもあったという。そしてずる賢く、すばしっこい神であった。
ちなみにファイナルファンタジー(FF)のゲーム中で登場する「エルメスの靴」は、闘い中に「ヘイスト」効果があり時間の経過が早くなるのですばしっこく行動ができる。その靴の名前の由来が今ここチュニジアで判った。
そう思うとチュニジアに来て良かったと思う!
こちらは左側にある「アウグスタン・ビエティ神殿」。
昔の建物の基礎のみが残されている。想像力がないと、単なる石の残骸にしか見えない・・。
ギリシャ神話って有名だけど、ローマ神話って聞いた事がなかった。元々は別々に出来あがっていったそれぞれの神話だが、紀元前6世紀頃にローマ神話をギリシャ神話と同一視し「ギリシャ語への翻訳」を行い、ローマ神話の神々をギリシャ神話の神に置き換えていったそうだ。
例えばギリシャ神話:ゼウスはローマ神話ではユーピテル(ジュピター)に相当する。
キャピトル(神殿)に近づくと、段々大きく見えてきた。その姿にだんだん興奮してくるのを感じる!
その手前には「風の広場」があり、そこには12種類の風の名前が彫られた石がある事に由来するそうだ。
この辺りを説明する板。勿論全然読めませんが、読む気もありませんので・・・。
神殿に近づきます。その辺りから何やら”黄色い声”が聞こえてきますが・・・。
そこには高校生か大学生かの団体が楽しく記念写真を撮っているとこだった。
そしてその大半が女のコ。
ここぞとばかりに近寄って撮影を試みます!
すると、とってもノリのチュニジアの女の子達。ボクがカメラを向けているのを見て、嬉しそうにピースサインをして喜んでくれています。なのでコッチも調子に乗って「オ~ビューティフォ~~!」と言って盛り上げて連写します!
ほんとに気さくでノリノリで楽しい女の子達でした。
いや~~チュニジアって、とてもいい国ですね~~!楽しい!!
こちらの頭の無い像も今となっては記念撮影の絶好の場所になっています。
こちらには倉庫のような建物が未だに残っていますが、当時の建物かどうかは不明・・・。
考古学者がこういった遺跡を発見した時の興奮って、とても凄かったんだろうな。
そしてキャピトルの正面が見えてきます。
こういう神殿の遺跡は今まで雑誌やテレビの中でしか見ていなかったので、こうして目の前で見ると一段と感慨深いですね!
ドゥッガ遺跡の景色 動画3
ここで日本人が珍しいのか、声を掛けてくれたフレンドリーな女の子達と記念撮影。みんな、いい表情をしています!
こちらではオジサンが楽しく像を使って記念撮影中。年甲斐もなく、はしゃいでるポーズ。いくつになっても楽しむ心は大事です!
そんなオジサンの脇に強引に入り込んで、一緒に記念撮影をと。
キャピトル(神殿)を目の前にして・・!
こちらがこのドゥッガ遺跡でもシンボル的な存在の「キャピトル(神殿)」である。近寄って見ると、その大きさにちょっと感動してしまう。ギリシャに行った時にパルテノン神殿を見たが、それに近い位の大きさだ。
チュニジア観光でもハイライトとなる場所の、その一番いい場所でなんとスマホがフリーズする・・・・。スマホの画面を見ると、グルグル回転しているのがいつまで経っても消えなく写真を写せなくなっていた・・。前にもモロッコのシャウエンのメディナに入った瞬間になったので、それを思い出してスマホを再起動してみたが、カメラで写そうとしたらグルグル回転が続いていて写せない。。
「なんでよりによって、こんなタイミングで写せなくなるの~~!」と思って、ダメ元でもう一回再起動をすると何とかカメラが動いてくれてひと安心!!
スマホの調子がおかしい時は、まずどんな機種でも再起動をしてみましょう!
やっとカメラが起動したので、ここぞとばかりに写真を撮りまくる。遠くから見ていたら分からなかったけど、近くで見ると結構表面がボコボコしていた。もっと綺麗な表面をしていると思っていたが。。
この神殿内部の真ん中には6mを超えるジュピター像(ローマ神話でゼウスに相当する神)が置かれていたそうだ。今ではその欠片もないが。。
コリント式の柱の上には屋根がある。
ここにはジュピターだけではなく、他にユーノー(ギリシャ神話ではヘラに相当)やミネルヴァ(ギリシャ神話ではアテナに相当)する像もあり合計3つの神様を祀っていたそうです。
でもそんな空間も今ではポッカリと屋根がなく、何もない空間だけが広がっていた。
ここに祀られていた3つの神像が見ていたであろう景色。もしこの像が現存していたら、この景色は見れなかったハズ。そう思うと感慨深い景色である。。
高さ約8mのコリント式の柱は真ん中がちょっと膨らんでいるのかな?!
さっきまでのスマホの不調を挽回するように写真を撮りまくります。。
およそ2000年前にはこの周辺はとても賑やかだったのだろう
当時の様子を想像して再現された画。
神殿の西側にあったのが「フォルム」といって公共の広場跡。元々は35本の柱で囲われていたそうだが、その残骸が少しだけ残っている。
そんな広場跡も今では芝生が植えられて、観光客の憩いの広場として受け継がれていっている。
ドゥッガ遺跡の景色 動画4
色んな時代をくぐり抜けてきた遺跡は何も語らない。それを読み取れるのは、想像力豊かな人間だけである。
そんな芝生が生えている広場から、神殿を見上げる。その当時は神様は絶対的な存在だったのだろう。
そんな憩いの広場でつくろぐ女の子達。さっき一緒に写真を撮った子達で、ここでもいい笑顔をしてくれた。やっぱりカメラを向けて嫌そうな顔をする子より、こういったように楽しんで笑顔を向けてくれる女のコは素晴らしい存在であると再認識する瞬間である。
こちらには落とし穴か?と思うような穴が空いていた。
こちらの広場の端には、昔あった柱の残骸が横たわっている。
ドゥッガ遺跡もこの神殿で終わりではなく、まだまだ色々と見所があります。バスで片道3時間半かけて移動してきたので、これで終わる訳にはいきませんしね!
77歳のお父さんも本当に体がお元気でした。
ちょっと写真の撮り方で力が入り過ぎているようにも見えますが、パワーが溢れて出ていたのでしょう!
ドゥッガ遺跡の景色 動画5
「そんなドゥッガ遺跡の見学はまだまだ続きます~~!」ポーズ?!
という事でこの続きは次回に!!
↓↓↓↓チュニジア旅行記:初回↓↓
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