エジプト旅行記:阪急交通社(トラピックス)1人旅限定参加ツアー
阪急交通社(トラピックス):1人旅限定参加ツアーのエジプト旅行記の続きです。
カイロ空港に到着
カイロ空港内で現地通貨と両替をします。日本円も両替してくれました。ただ1万円札しか出来なく「エジプトはドルも使える為、少量だけ替えた方がいい」との添乗員さんの助言もあり2人一組で1万円を出し合い両替し半分コしました。
日本円が使える両替所がここしか無いのか、日本人ツアー客の渋滞が発生。並ぶのが嫌いな人は飛行機降りたらすぐに両替所に向かった方がいいかもしれません。
日本円5,000円分を現地のエジプトポンドに両替。当時の為替レートで876EGP(エジプトポンドの略)に。(※1万円で約1,700EGPに)
そして現地係員が用意してくれているエジプトビザ(25ドル)をパスポートに貼ります。※ハンコの無いページに貼ります。
その後、入国審査を受けます。
カイロ空港からそのまま国内線でルクソールに向かう旅程。とりあえず3時間程の待ち時間があります。早速近くの売店でEGPを使い、現地のビールとサンドイッチを購入。
これらをゆっくり嗜んでいると日本円を一緒に出し合った人が寄ってきて軽くお喋り。こちらの方は72才で旅行数日前に鼻血が大量に出て、止まらずに最悪旅行がキャンセルになりかけたそうだ。
それと今回のツアー客の中でこの人だけ「イモトのWi-Fi」を持って来ていた。しかし使うのが初めてで説明書もスーツケースに入れて分からないので電源を入れるのを手伝って欲しいと言われる。その代わり、一緒に使ってくれていいのでと。
この「イモトのWi-Fi」にはだいぶお世話になった。。。そして、このおじさんのお蔭で待ち時間を喋って楽しく過ごせた。
早朝なので、静かなカイロ空港。国内線ターミナルなのでお店も少なめ。中は空調が効いていて、少し涼しめだった。
そして8時になり、やっとこさ国内線の飛行機に乗り込む。ルクソールまでは約1時間程。他には別のクラブツーリズムのツアー客が搭乗していた。向こうも同じような旅程みたいだ。
エジプトは領土の9割が砂漠らしい。ナイル川の付近は川の水を使い、緑色が映えている。ほとんど雨が降らないので、水はナイル川頼り。
客室乗務員さんが現地の人っぽい。こういうのを見るとエジプトに来たって感じがする。
こちらが国内線で乗った飛行機。もっとボロボロな飛行機をイメージしていたが、思ったより新しい飛行機。
ルクソール空港 到着
到着後にバスに乗り込みます。
でっかいヤシの木を見るとなんとなく中東っぽい。
ルクソールの滑走路側から見た外観。
移動ばかりでちょっとお疲れが出てくる段階。
スーツケースをピックアップします。
前回の南米旅行時に懲りたスーツケースの遅延。少し頭をよぎるもあっさりの登場にホッとする。
ルクソールに着いた実感1。
ルクソールに着いた実感2。
ルクソールに着いた実感3。何か親しみのある文字で書いてある。
スーツケースは各自が運んで近くに待機するバスまで移動。
ヤシの木って普段見慣れないので、新鮮でグッド。暖かい場所の感じがする。
こちらで現地ガイドさんと合流。バスに乗り込みます。今回のツアー参加者が合計12名なので、1人2席使用できます。これは意外とツアーで重要な点で、バス移動中はゆったりできます。旅程が似たクラブツーリズムのツアーはこちらの倍以上の30人程を1人の添乗員さんが対応し、バスもゆったり座れなかったらしいです。
ルクソールの街並み。
雨が少なそうな感じの街。
ナイル川とご対面。とりあえず「お~~!」と声をだす。
ナイル川に沿って走るバス。
早くホテルに行きたい・・・という声も出る中、最初の観光地に到着。
そしてツアーの楽な所はチケットは全部現地ガイドさんが手配してくれる事。特にエジプトはチケット売り場付近には怪しい人達が居て、観光客向けに詐欺まがいをしてくる事が多いそうだ。
カルナック神殿
ルクソールはエジプト帝国の首都としてテーベと呼ばれていた。数百年に渡り栄華の中心にあったが、現在はその面影がない。紀元前2000年頃から数回首都がおかれた。紀元前672年の異民族の略奪を受け、その後アレキサンダー大王遠征後のプトレマイオス軍に破壊され、ローマ支配下時代は街は瓦礫の山だったという。
このカルナック神殿はアモン神を祀っていて、東西540m南北600mを壁で囲った壮大な神殿で世界最大の神殿建造物といわれている。
こちらはカルナック神殿の模型。大きい。
現地ガイドの通称アジーさんが今回色々とアテンドしてくれる。アジーの名前にはモハメッドと入っており、エジプト人口の半分にこのモハメッドが付いている。言いやすいようにと「アジー」と呼んで下さいとの事。42才でカイロ大学出身で奥さんは日本人、子供は娘が1人だそうだ。
神殿に向かう。カラッとして暑いが日本ほどの湿気がないので、そこまで暑苦しい感じはしない。
エジプト初遺跡に、歓喜する一同。遠くから早くも写真大会。
入場ゲート。こちらでチケットを見せて入る。
こちらがチケット。カルナック神殿の入場料は120EGP。日本円にすると約800円。
結構欧米人やアジア系の観光客でにぎわっている。
小さなオベリスクがある。段々とテンションが上がってくる。
横にはスフィンクスが並ぶ。スフィンクスと言えば、ギザのが有名だがこちらもスフィンクス。王を守っているのだ。
両サイドに並ぶスフィンクス群。劣化が目立つ。
そのスフィンクス群の間を歩いて、進んでいく。
スフィンクス像(ラムセスⅡ世)
このスフィンクスの手前にいるのはラムセス2世。長生きしたファラオで90才ぐらいまで生きていたとされている。その像がキレイに残っているのがこちらの入口に近いスフィンクス。
数千年の間、何を見つめ時を過ごしてきたのか?
その昔はもっと向こうまで続いていたと考えられているそうである。
近くで見ると結構な高さの壁。
そばに寄ると壁が崩れてこないか、少し心配になる。エジプトは殆ど地震がないらしい。だからかこれだけ昔の建造物がそこそこキレイに残っているのだろう。
温度は37度くらいあり、暑く日差しも強いので一旦日陰に入る。
そして日陰で説明してくれる。太陽の光が当たるか、当たらないかで暑さは全然違う。ちなみに今回の旅行もデジカメは持って行かずに、スマホのカメラ頼りであるが意外な弱点があった。
それは”温度の上昇”であった。暑いエジプトではすぐにスマホの温度が上がり、一部の機能が使えなくなったり写真が撮れなくなったりするので要注意!
内側。所々破損しているが絵や文字が刻まれている。
こういう文字を見るとエジプトに来た感が盛り上がってくる。
残念というか、数千年も経てばこんなもんというか。
流暢な日本語で丁寧に説明してくれるアジー。今となっては何を言っていたか殆ど覚えていない・・・。
全く思い出せない。。。
スエヒログラフ(象形文字)の残る壁画
昔も神様を祀っていた感じ。
王様に貢物を渡している様子?
壁という壁に刻まれた文字。この象形文字は「ヒエログリフ(聖刻文字)」と呼ばれる。
中庭。
沢山の柱が見えてきた。
ラムセスⅡ世の像
その手前にはラムセス2世の像がある。足元には王妃のネフェルタリがいる。当時王妃をこよなく愛していた証拠として見られている。
色んな像がある。ただ顔付近が崩れている。
ずら~~っと柱が並ぶ壮大な風景。
昔のカルナック神殿の絵
約170年程前にデビッド・ロバーツ(david roberts)が描いた絵。
巨大な柱。それにびっしりと文字が記されている。
高さは約15メートル。輪切りにした円形の柱を積み重ねて作ったとされている。
その上の裏側に掘ってあるのがカルトゥーシュと呼ばれる王様ファラオの印。遺跡を作った人(正確には造らせた人)の名前を入れている。しかしその人が亡くなり後年のファラオが自分の偉業として自慢したいがために、この名前を削って自分の名前に差し替えていたらしい。
でねつ造した人間はまた自分の名前が削られるのを防止するために、その文字を深く刻む事にしたそうだ。古代から人間の本質って変わってないんだろうね。
熱く説明してくれるアジー。こちらは暑くてそれどころじゃない・・・。
この柱は合計134本ある。テストで出てくる問題かもしれないので、要チェック!
カルナック神殿のオベリスク群
単純な形状ながらも人々を魅了するオベリスクが登場。
なんか崩れそうな岩。大丈夫・・・?
一番奥にある部屋で一休憩。なんの石か勿論覚えてないが。。。
近くで像を見ると、数千年も前から人間っていい働きをしてるんだなと感じる。
壁に刻まれた象形文字。キレイに残っているので、ついさっきコピーして掘ったのかと思うぐらい。
もうこの辺ではスマホはあっちあち!
こちらの壁も近くの大学生が真似して掘りました~という感じがしない訳でもない・・!?
建造途中に折れて、そのままになっているオベリスク。
当時このオベリスクが折れてしまった時は残念だっただろうね。折った人間はもちろん斬首刑にされていそう。。。そういえば数年前に考古学博物館に展示されているツタンカーメンの黄金マスクを新米清掃員が誤って落としてしまい、あご髭部分を折ってしまったそうだ。
そこでその清掃員は隠れてあご髭部分を接着剤でくっ付けたそうだ。しかし普通の接着剤を使ったので結局バレて国家反逆罪並みに扱われて現在裁判中らしい。しかもツタンカーメンのマスクがその接着剤で痛んで修復作業で半年を費やしたらしい。
スカラベ像
そして古代エジプトで神様として祀っていたフンコロガシの一種「スカラベ」の像。この像を3周すると結婚出来て、5周するとお金持ちになれるらしい。
この話を真に受けて像を回る皆さん。素直な人達?!幸運あれ!
手を体の前で交差するのは、死者のポーズ。
空港で仲良くなった72才のおじさんに写真を撮ってもらうも・・・。スマホに変えてまだ1ヶ月ぐらいなので、写真撮影もぎこちない。
このおじさんは諦めて別の人に撮ってもらう。ツアーで行くと添乗員さんや現地ガイド、ツアー参加者に写真を撮ってもらえるのもいい所。こんな感じでエジプト観光のスタートです。
続きはまた次回!!
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