エジプト旅行記:阪急交通社(トラピックス)1人旅限定参加ツアー
阪急交通社(トラピックス):1人旅限定参加ツアーのエジプト旅行記の続きです。
ルクソール周辺
エジプトに着いてカルナック神殿を見学した後に、ナイル川クルーズの船に向かいます。車道に馬車も通ります。
馬車に乗るのは観光客だけのようです。
ナイル川に横づけされているクルーズ船に到着。
向こうには数隻のクルーズ船が重なって泊ってます。
ナイル川も想像していた以上に広くはない。想像では対岸がかすかに見えるぐらいと思っていた。
クルーズ船乗り場の周囲。
こちらは船乗り場でセキュリティーをしている観光警察の人。肩からマシンガンを下げています。
こちらはAK-47(別名:カラシニコフ)。世界で一番多く使われている軍用銃です。
ニコラス・ケイジ出演の映画『ロード・オブ・ウォー』(Lord of War)でも出ていて、安価で手入れいらずで長持ちします。今回ツアー参加者のおじさんは海外で実際にAK-47を撃った事があるそうです。
細い板を渡って船に乗り込みます。
Princess SARAH(プリンセス サラー)号
今回ナイル川クルーズでお世話になる船はPrincess SARAH(プリンセス サラー)号です。 この船で4泊します。
およそ50部屋ぐらいありそうなクルーズ船。クルーズ船と言えば、もっと大きなイメージがあったがそれは世界を周るサイズ。
プリンセス サラー号 内部の様子
プリンセス サラー号に足を踏み入れます。「どんな船かな~」とワクワク!
このクルーズ船にはエレベーターは付いていません。荷物はポーターさんが運んでくれます。こちらのフロアはロビー。ロビーは2Fになり、3Fはラウンジ&バー+客室、4Fは客室、屋上デッキはプールやベンチがあります。
ナイル川クルーズ船のWi-Fiは全然使えない・・・
ちなみにこのクルーズ船のWi-Fiは24時間10ドルで使用できます。
しかし電波がとても弱く、更にロビー or ラウンジ&バーでしか使えなく、更に離岸してしまうと船のWi-Fiは全然電波が入らずに使えない・・・ので”お金を払って使う価値がない”との事。この情報を事前に知らなかったので、おかげでみんなWi-Fi難民に・・・。
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これからエジプト旅行に行かれる方には是非とも「イモトのWi-Fi」をお勧めします。。
唯一、それを事前にネットで調べて「イモトのWi-Fi」を持って来ていたオジサンは”救世主”のように扱われていました。ただみんなに使わせたおかげで後半は容量オーバーで使えないようになっていましたが。。
カード式の鍵。紛失したら20ドル?程支払わないといけないそうです。無くさないようにしましょう!
ベッドが2つ有ります。
心配していた程、衛生面も悪くなさそう。
プリンセス サラー号での昼食バイキング
部屋に荷物を置いて軽くシャワーを浴びてから、船内での昼食。なおクルーズ船内での食事は全てバイキングです。料理の味があまり合わなかったので、野菜が多めでヘルシーな感じになりました。
そしてお楽しみのビールは「ステラ(STELLA)」。1本59.80EGP(およそ370円)であっさり目に感じる味。ちなみにドリンク代は下船時にまとめて支払うシステム。伝票に部屋番号と名前をサインします。
客室の間にあるリラックスルーム。日本の漫画も少し置いてました。
こちらは4Fの客室の入口です。
一息入れてからルクソール神殿にバスに乗って向かいます。バスに乗るといってもわずか5分程。
ルクソール神殿
カルナック神殿から南へ2.5Kmの場所にアモン神の妻ムート神を祀ったルクソール神殿がある。ルクソール神殿の入口両脇に巨大なラムセス2世の大理石像と左側には高さ25mの巨大なオベリスクがある。
ルクソール神殿の入場チケット。100EGP(約600円)
入口のオベリスクにまず圧倒されます。
エジプト感がどんどん出てきます!アドレナリンが高まってくるのを感じます。
ルクソール神殿の昔の絵
1840年頃にデビッド・ロバーツ(が描いた絵。エジプトの多くの遺跡が砂に埋もれているのが絵を見れば分かります。でもそのおかげで遺跡がキレイに残ったともいえる。
デビッド・ロバーツ氏(david roberts)
デビッド・ロバーツ(david roberts)さん。1796~1864年没。
巨大な像。一応触るのはご法度。
ルクソール神殿のオベリスク
有名な25メートルもあるオベリスク。元々2本あったが、1830年頃に当時の王様がフランスから豪華な懐中時計をもらったお返しに冗談で「良かったらオベリスク1本、持って帰っていいよ~!」と言ったらしい。
すると当時エジプトに遠征していたナポレオンが「じゃあ、持って帰りま~す!」と本当に持ち帰ったという話もあるが本当かどうかは不明。
一応はフランスが交渉して、2本とも移動許可をもらい数年かけてコンコルド広場に設置した。そのお礼に懐中時計をあげたら王様は喜んだが、すぐに壊れた(一応今も現存しているが・・・対価の価値なし?)。2本目も持っていく予定だったが、国交が悪化したのでそのままになったそうな。
こちらがパリのコンコルド広場にあるもう一本のオベリスク。この場所もツアー最後にするエジプト検定に出るので覚えておきましょう。
こちらの像は顔がありません。。。ちなみにエジプトの遺跡で絵や像の顔が削られているのは、主にキリスト教の信者がしたもの。彼らはその遺跡に住み着いていたそうです。
この遺跡の背面はカルナック神殿まで昔は繋がっていたそうです。現在、そのようにするために整備中だとか。
台座にも文字や絵が沢山刻まれています。
ルクソール神殿の入口
いざルクソール神殿の内部へ。
柱一本一本に絵や文字が刻まれている。よくこんなに造ったなと感心する。
斬首されたかのような像たち。足元に首が置いてある。これも勿論キリスト教の人達の仕業。
でも中には首がそのままになっているのもある。当時のキリスト教の人達もいい加減な性格だったのか?
エジプトに沢山あるラムセス2世の像、2体がお出迎え。
長年の月日を経過したせいか、剥がれている。これも歴史を感じさせる。
台座の下部には奴隷の姿が刻まれている。
ちなみに左右の台座で奴隷の顔が違う。アフリカ人とアジア人の奴隷を違いを描いたと考えられている。
こちらは右側の台座。
こんだけ掘ろうとするとどれくらい時間がかかるのか??
ツタンカーメン夫婦の像?
少し入った所にある像。刻まれている名前は「ラムセス2世」だが刻まれている人物の人相が若い。恐らく「ラムセス2世」ではなく若くして亡くなった「ツタンカーメン」の像であったと考えられている。(名前は後世のラムセス2世が書き替えたと)
ちなみに像や柱、壁には劣化を防ぐために接着剤が塗布されているそうだ。
壁とかはおさわり禁止!
礼拝堂に入ります。
内部の絵には一部色が残っているものがあります。これらの絵、すべて昔は色が付いていたそうです。
ただ絵を掘るだけでなく、着色までしていたとは・・・。かなりの時間をかかったのだろう。
3,000~4,000年前に出来たものだから、一部が剥がれてても不思議ではない。逆にここまで残るというのがすごく感じる。
当時は想像上の神様が沢山いたみたい。
ツアー参加者の一部の人から「初めは感動したけど、そろそろ同じの見過ぎて飽きてきたな~」との言葉が。。
中庭の様子
中庭はゆったりしている。
夕方になり、日差しが弱まるもそこそこ暑い。
ラムセス2世像の前で記念撮影する色男。
無残にも首が落ちたのか?切り落とされたのか?
キリスト教の宣教師っていえば、イメージ良さそうな感じがするも実際はそれまでのその地方の文化を踏みにじった感じなのかな。
遺跡には所々穴が開いている。その訳は空気窓と換気用の為に開けたのだ。
ここは遺跡の上にモスクがある。実際に今でもお祈りの時に使用されているらしい。ちなみに入口は写真の中央付近のドア。どうやってここに入るのか?
正解はその当時、大量の砂があって写真の真ん中付近まで埋もれていたので普通に出入りできたそうだ。だからわざわざ遺跡の上に建てたのではなく、建ててみたら下に遺跡が出てきたという事。
エジプト移動初日なので、心なしか皆さんそろそろお疲れの模様。そういえば今晩はベリーダンスのショーが開催されます。どんなセクシーダンスが見れるのか?楽しみを胸に、ルクソール神殿を後にしてクルーズ船に戻ります。
続きはまた次回。
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