ポルトガル旅行記:4日目
阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日
ここでもイワシ缶詰の店が
ここはポルトガルの中部にあるコインブラの街。12世紀頃に首都が置かれていたコインブラには、ポルトガル最古の大学が設置されていて、中世の雰囲気が残る街でもあります。
コインブラの街にて
コインブラ大学の見学を終えてから、坂道を下ってソフィア地区に降りて行く途中に日本人の女の子を発見します。
そんなコインブラで出会った女のコにツアー参加者さんが声を掛けてみると、なんとコインブラ大学の学生だった。日本からの留学生で、コインブラ大学には日本人も数十人在籍しているとか。
そんなコインブラ大学に在籍する日本人の女の子は、すっかりとボクらのツアー参加者さん達に大人気に。彼女もこれだけ大勢の日本人に囲まれたのは久しぶりなんだとか。
このコインブラ大学の学生は約25,000人程いるらしいので、この周辺に住んでいる学生も多いのかもしれない。
ソフィア地区の坂道を歩く 動画
コインブラの街では、この地方独特のファドのようだ。そんなファドの雰囲気を出しているように見える、こちらのバイオリンのオブジェ。
坂道を下る事、約10分位でこちらの門の先に平坦な通りが見えてきました。
バイシーニャ地区にて
こちらの地面に埋め込まれているプレートには、昔この街にあった城壁の出入り口用の門の位置が記されているようです。
このイベリア半島はアラブ系のイスラム教徒が支配していた時期があるので、その時代に造られた城壁跡がこのレリーフに刻まれているようだ。
バイシーニャ通りの景色 動画
このバイーシャ (Baixinha)という名前は、「小さくて低い土地」を意味する言葉だという。だからこの街もそんなに大きくはないのだろう。
こちらは要塞跡が残る”アルメディーナ門”と呼ばれるもので、横には塔のような機能を持った高い建物も見える。名前からすると、昔この辺りに住んでいたイスラム教徒が造ったようなものだったのかもしれない。
コインブラの街でも人気というか、沢山のお店が立ち並び、一応人通りが多い通りのようだ。
そんなコインブラの街で約30分のフリータイムとの事。この時点で11時50分だったけど、食事には行かないんだね・・・予約時間より早く案内が終了して時間が余ったのかもしれない。ツアーでは結構余裕をみている事が多く、その余った時間を調整する為に短いフリータイムが設けられる事もそこそこある。
隣国スペイン人は国旗にある赤色から、情熱的でフレンドリーな性格というイメージがあるけど、ポルトガル人のイメージってあまり思いつかない。多分スペインの隣国だから似ていると思うけど、こっちに住んでいる人達からすると「自分達はスペイン人とは全然違うよ!」と思っているのだろうけども。。
大学の街として文化を長年積み重ねてきた、このコインブラの街。テレビや映画の中で、アメリカの大学の卒業式で被っている帽子を記念にみんなで投げるシーンを見た事があるけど、コインブラの大学では卒業の際にマントをちぎって放り投げるのが風習とか。
このコインブラでもコルク素材の商品が置かれていた。水を撥く素材の帽子だと、雨が降ってきた時の街歩きに良さそう。
こちらのカバンはコルク素材かは分からないけど、こんな風に絵や色付けがコルク素材に出来るのであれば、さっきの帽子なんかにも派手なデザインを入れてくれてれば買ったんだけども。
ここでも自由行動の時間があるとは思っていなかったので「金平糖の起源でもあるお菓子を売っているお店を、希望者には案内しますよ~~!」と言う添乗員さんの後に付いていく人達。ボクもコインブラは大学だけだと思っていたので、それ以外に建物や街並みなどは全然調べていなかった。
だからこの記事を作成している段階で「あっ、こんな歴史的な建物がアッチ側にあったんや! 行けば良かった・・・orz」と思う事も度々である。
バイシーニャ通りを歩く 動画
添乗員さんに付いていった人達はお菓子屋さんに入って行ったけど、そんなお店にはあまり興味がないボクは広場に差し掛かった。こちらはポルタジェン広場(Largo da Portagem)と呼ばれる、コインブラの街の玄関口でもある場所。
モンデゴ川を渡すサンタ・クララ橋の向こうにある、対岸の街には13世紀に建てられた旧サンタクララ修道院など、歴史的な建物などもあるようだ。
モンデゴ川も度重なる氾濫を起こして、川沿いの街というのはそのメリット共にデメリットもあるのである。
この静かなコインブラの街で一番盛り上がるのは、毎年5月に卒業を迎えるコインブラ大学の卒業シーズンである。この奥にある別の広場から酒を飲んで異常なテンションの学生達が、神輿みたいなのを押して行軍してその最終地点がこのポルタジェン広場辺りだという。
のんびりとした雰囲気が漂う、コインブラの街。そこで1人ゆっくり何も考えずに、ボケ~~と過ごすのも楽しい!
こちらモンデゴ川を挟んだ対岸の、右上にある大きな建物は新サンタ・クララ修道院。元々はもうちょっと下に修道院が造られていたんだけど、度重なる水害の影響でちょっと上に移転したようだ。
ポルタジェン広場やサンタクララ橋を眺める 動画
こちらの橋はモンデゴ川に架かるサンタ・クララ橋(Ponte de Santa Clara)。ただこの橋は1954年に開通したもので、そんなに古くからある橋ではないみたいだ。
そんなコインブラの街では新参者扱いされる、サンタ・クララ橋からアルタ地区を見上げる。するとご覧のように高台の山手に建てられている建物群が見えて、その一番上にはコインブラ旧大学の時計塔の上にあるポルトガル国旗がよく目立つ。
ただサンタクララ橋の上はとても風が強くて、橋の上に立てられていた旗は強風にポールが傾いていた・・・。
コインブラの街の玄関口でもあるポルタジェン広場で、一番いい場所に立っているこちらの銅像は「ホアキン・アントニオ・デ・アギアル(Joaquim António de Aguiar)」。1800年代に活躍した政治家で、立憲君主制時代にポルトガルの首相を3度勤めた人物である。
人気の菓子店「BRIOSA」にて
こちらはこのコインブラの街でもとても人気なお菓子屋さんなんだって。さっき添乗員さんが案内してくれたのはこのお店らしく、奥には金平糖の起源となった「コンフェイトー(Confeito)」が売っているようです。
まだ自由時間が余っていたので、こちらのお菓子屋を覗いてみる事にします。ショーウインドウには「フィオス・デ・オヴォス(fios de ovos)」という、玉子そうめんの原形となったと言われるお菓子も置かれています。
お菓子屋さんの中に入ってみると、別の色の阪急交通社のタグをカバンに付けた日本人の姿が見えます。コッチはそれを分かっていて日本語で喋りかけると、向こう側は「ええっ?!」と戸惑う事が多い。特に日本人団体ツアーに参加している人達は、ちょっと閉鎖的な性格でいきなり海外で日本語で喋りかけられると慌てる人が多いように思う。
こんな風に卵そうめんの原形のお菓子の、原形が無くなっているような感じに見えるけど・・・。
他にも見るからに甘そうなケーキが所狭しと置かれています。今から食事だからこんな甘いものは食べる気もないし・・・という事で写真だけ撮っておく事に。
コインブラの街でも繁華街に当たる、このストリート。
そんな通りを歩いていると、改装中の建物の1階部分で派手な内装のお店を発見します。中を見ると女性店員さんと我々の添乗員さんを発見したので、中に入ってみる事に。
すると昨日ポルトの街で夕方寄った時の、イワシの缶詰(オイルサーディン)のお店だった。
ここでは試食用サンプルが置いてあって、自由に味見も出来た。
ここでも缶詰を買う気が無かったので、また寿司キーホルダーをプレゼントする。
こちらのショフの恰好をした女の子も勿論喜んでくれましたね!
このイワシ缶詰のお店、コインブラの街でもあったけど、リスボンの街にも何軒もある人気店。ただ簡単に何缶も買っていくようなお店では無いけど・・・。
ここのお店の奥にはコインブラの街ならではの、コインブラ大学でも人気のジョアニナ図書館内の景色をモザイク画で表現している。だからここでも横に椅子が置いてあって記念撮影してもいいようだ。意外とそんなサービスとかもあって、ユニークな店舗運営を行っている会社みたい。
最初は買うつもりが無かったけど、じっくり見ているとパッケージデザインが面白くて、イワシだけではなくてタコのオリーブオイル漬けもあるようだったので、それを選んでしまった。。
こちらの2020と年号の入ったパッケージのオイルサーディンは7€なり。
ボクが選んだタコの缶詰はナント1缶14.30€もした。店員さんからこちらのように「4缶セットで36€になりますよ!」と声を掛けてくれたけど、その提案は丁重にお断りする。
タコの缶詰が1缶14.30€したけど、お洒落なパッケージと中身のタコの缶詰と、可愛らしい店員さんの笑顔はプライスレスである!!
昨日のポルトのお店もそうだったけど、若い店員さんだったからか、それともそういう雰囲気のお店だったからか、とてもフレンドリーに接してくれましたね。
こちらがこの時購入した、1缶14.30€のタコの缶詰。パッと見ではタコの缶詰とは思えない、大航海時代のイラストが可愛らしい缶詰。店員さんからは「裏を切って開ければ、表面はこのままで残せるから試してみてネ!」と言われた。
ただ家に持って帰って缶詰を見てみたら、缶詰がデコボコ状態になってしまっていたので表から普通に開けてみる。するとご覧のようにタコがギッシリと詰まっていた。
普段見かけないタコの缶詰、しかもオリーブオイル漬け。1缶14.30€の味を噛み締めて、食べるのであった。
こんな旅はまた次回に続きます!
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