地下鉄に乗り込みフィゲイラ広場へ到着後は、夜のリスボン市内の散策開始-ポルトガル旅行記46

ポルトガル旅行記:5日目
阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日

リスボンの地下鉄は乗り放題

今日の夜にやっと辿り着いたポルトガルの首都であるリスボンの街。スーパーでの買い物を済ませて荷物を部屋に置きにいった後は、最寄りの地下鉄の駅からリスボン中心部まで1人で行ってみる事に。

 

夜のリスボンにて

さてリスボンの地下鉄の駅に行くと、改札付近にこのような券売機が数台置かれています。

 

海外のこういった券売機等は日本国内で使っているものに比べれば、海外の物は投入した金が詰まったりという心配があるけど、まあこれしかないので使うの選択肢しかありません。

 

まずは言語を日本語が無かったので英語に切り替えて、タッチパネルを操作。1way片道1回券は1.50€、24時間乗り放題は6.40€。この24時間乗り放題券だと、路面電車やサン・ジュスタ:エレベーターも自由に乗れるので、明日のフリータイムでそれらに乗るつもりだから24時間乗り放題券を選択。

 

なお、先程の金額は乗車料金のみで「Viva Viagem」という地下鉄が発行するカードの発行費用が別に0.50€必要になる。既にこのViva Viagemカードを持っていれば、この券売機に差し込んでチャージすればその発行費用は不要。

 

チケットを選択して購入ボタンを押すと、ゆっくりとした後に地下鉄のカードとお釣りのコインとレシートが出てくる。ただここはヨーロッパなので日本のように、当然選択した分がカードにチャージされていると思い込んではいけない。

たまにカードの磁気がおかしくて、購入履歴が反映されていない時もあるらしいので、レシートは面倒でも取っておいた方がいいとの事。

 

メトロのチケットレシート 

こちらが地下鉄の24時間乗り放題カードを購入した時のレシート。こちらのレシートにはカード番号も記載されているので、もし磁気が反応しなければこれを有人の窓口に持って行けば交換してくれるとの事。

 

こちらがリスボンの地下鉄が発行する「Viva Viagem」カード。材質は紙だけど、厚紙なので簡単にはヘロヘロにはならないみたい。

 

 

リスボンの地下鉄に乗り込む

このホテルから最寄りの地下鉄の路線は、グリーンラインという線。向かうのはテージョ川の方向なので、こちらの「Cais do Sodre(カイス・ド・ソドレ)」というリベイラ市場付近の駅側に向かう。

 

さてリスボンの地下鉄の改札に向かいます。思っていた以上に綺麗な内観の駅です。

 

最初はちょっとドキドキする、海外の改札。特に問題なく、改札のゲートが開いたので内心ホッとする。

 

この駅は地下鉄グリーンラインの「Roma(ローマ)」駅。日本人にはとても覚えやすい名前。

 

地下鉄構内の電光掲示板には現在の時刻と、次の電車があと何分でやって来るのかという時刻が表示されている。ヨーロッパの地下鉄も国によって、色々とシステムが違ったりするのでシェンゲン協定エリアは電車のシステムを統一して欲しいと思う。ドイツのミュンヘンで地下鉄に乗った時は、改札すらなかったし。。

 

日本以外の電車は時間にルーズだと思っていたけど、意外と時間通りに構内に姿を見せた地下鉄車両。

 

毎回新しい街で夜に地下鉄に乗る時は、結構周りを警戒する。特にその国の首都だと色んな所にスリが潜んでいるハズだから、油断はできない。ただこのローマ駅にはあまり乗客が居なかったので、そこまで警戒心を出す必要は無かった。

 

車両に乗り込むとあまり乗車している人は居なかったけど、奥の黒ずくめの団体がギターを車内に持ち込んでいて何やら演奏をしていましたね。こういう風な車両内で平気でギターを弾いて、歌ったりしているのは日本の地下鉄では見れない光景です。

 

こちらはちょっと無機質なつり革。高さはちょっと高めの場所にある。

 

そしてこちらの「Rossio(ロシオ)」駅で降車する。この辺りがリスボン市内でも中心部になっているようで、ここから歩いてまずはサン・ジョルジェ城に行ってみる事にする。

 

リスボン市内の中心部の駅だけど、あまり人が乗り降りしていなかった。思ったよりも街に活気がないのか?

 

地下鉄構内から階段を登ると、こちらのフィゲイラ広場に出てきた。目の前にはバイシャ地区と呼ばれる、リスボン中心部の街並みが見えて、左側の山の上に見えるのがサン・ジョルジェ城。

 

ここでダイソーで買ったスマホ用三脚を持ってくるのを忘れた事に気付く。今日はファドのお店を探して、その演奏の様子を動画に撮ろうと思っていたので、三脚が無いと長時間の動画撮影がシンドイので迷った結果、一旦ホテルまで戻り三脚を取りに帰る事にした。

 

ローマ駅からロシオ駅までは約12分と近いし、チケットは24時間乗り放題なのでちょっとしたタイムロスだけで三脚を手に入れれるのは大きい。

前回旅行したバルト三国でも三脚を忘れて街歩きした時に、街中でタイムラプス動画を撮影するのに数分間カメラを固定して撮影するのがとても大変だった記憶があり、三脚の大事さを思い知っていたので思い切って取りに帰る事にしたのである。

 

という事でホテルまで小さい三脚を取りに帰り、再びローマ駅に到着しロシオ駅行きの電車を待ちます。

 

そんなに多くの路線がないリスボンの地下鉄。何番線とかではなく、色分けされているので分かり易いが色盲の人には不向きかもしれない。ちなみにボクは小さい頃から”色弱”の判定をされ続けてきた。ただ色弱といってもその判定テストでは分かるけど、日常生活では特に気にならない程度であるが。

勿論信号機の色も見分ける事が出来るし、この地下鉄の色付けされたのも判別できる。でも色弱でありながら、印刷会社の営業をやるのはちょっと不安であった。大体の色は判別出来たけど、人物の顔が赤っぽいというのが色覚が正常な人には直ぐ判別出来るものがボクには出来なかったのである。

なので印刷立会いに行った製品で、人物の顔が赤すぎて得意先でNGが出て再生産を行ったりという苦い経験もある。そこで学んだのは全部自分でする必要はなく、自分に限界がある能力は無理せずに優れた人間に任せてやってもらうという事。自分より他人が得意な分野であれば、ドンドンと任せるべきだと感じた。

 

再びロシオ駅を目指します。路線図を見ると、ロシオ駅もグリーンラインとブルーラインの2箇所があるようです。ちなみにこのロシオとは古いポルトガル語で「所有者のいない草原」という意味なんだそうな。

 

 

フィゲイラ広場にて

再びフィゲイラ広場に辿り着いたのは40分後の21時30分頃。某ガイドブックの情報によると、目的の1つであるファドの演奏は夜中までやっている店も多いらしいのでポルトガルでは少々の遅れなど問題にならないのである。

 

このフィゲイラ広場の中央には馬に乗った像が立っており、その像の視線の先にはバイシャ地区がある。このリスボンの街はヨーロッパの中でも地震が多く発生していて、その中でも一番の被害にあったのが1755年11月に起こった”リスボン大震災”で、この辺りの建物は85%以上が倒壊したという。

 

こちらの像はポルトガル国内だったジョアン1世。ポルトガルで大航海時代のきっかけとなったエンリケ航海王子の父でもあり、ポルトガル王国繁栄の礎を築いた人物。

 

それと共にシントラ王宮では綺麗な女官にキスをして、その言い訳で”カササギの間”の天井に沢山のカササギの絵を描かせた人物である。

 

 

最近の海外旅行では、このように1人で街を夜歩きするのが楽しくなってきた。知らない場所で初めての探索であり、また一応治安にも気を付けないといけないので、それらの緊張感もあるのが逆に楽しく感じるのかもしれない。

 

フィゲイラ広場周辺の景色 動画

 

 

バイシャ地区にて

リスボンの街で楽しい所は、色んな軌道を描いて走っている路面電車かな? この辺りはまだ道路を走っているが、アルファマ地区では車が一台しか通れないような狭い道を路面電車が通っていったりとリスボン独特の雰囲気が出ているのである。

 

夜の街を走る路面電車 動画

 

大阪にも通称”チンチン電車”と呼ばれる路面電車があるけど、それに比べても車両は短くて古そうに見えるリスボンの路面電車。

 

そんな路面電車などを見ながら、街歩きを開始して行きます。

 

まず向かうのはサン・ジョルジェ城だけど、この時間では多分入城は出来ないハズ。だけど明日は午後から終日フリータイムになるので、その時に訪れようと思っているサン・ジョルジェ城の下見を兼ねてこれから向かう。

 

丘の上に築かれたサン・ジョルジェ城までは坂道を登って行く。なお、徒歩で上がるのがシンドイ人にはエレベーターが何箇所かに設置されていて、直行は無いけど何回かエレベーターを乗り継いで上がっていける。それ以外にはサン・ジョルジェ城行きのバスもあるので、それを活用するのもあり。

 

ただボクは自分の足で歩いて、その途中の景色などを見るのが楽しいので、基本的には歩き一択である。

 

ただ明日午後のフリータイムは予定に無かった事が起きて、自分のペースが少々崩れる事になるのであるが、この時はそれを知る由もなし・・・。

 

日本のマンションやアパートとは違い、この辺りの建物にはベランダというものがない。だから洗濯物はこのように窓際に張った洗濯紐に掛けて、干すのである。。

 

ポルトガル首都のリスボン市内であるけど、夜はどこのヨーロッパの街でもそうだけど繁華街以外はそんなに人影が見られない。

 

所々の店は照明が点いていて営業しているようだけど、あんまり騒いでいる声とかも聞こえないし。

 

だからこのような全然人通りが無いような道も、一応警戒心は持ちながらも恐れる事なく進むのである。

もし恐れるとすれば、それは相手側である!

 

実はこう見えても全然英語は話せないのである。英語を聞く側だと、何となくニュアンスを適当に把握したりできるけど、自分から英語を話すとなると結構シンドイ・・・。だから夜歩き中は殆どお店には入らずに、一心不乱に歩き続けるのである。。

 

「もっと英語が喋れたら楽しいのだろうけど・・・」と思うけど、実際に日常で英語を話す機会がないので全然覚えない。やっぱり英語を覚えるには日常的に英語が必要な環境に身を置く必要があるのだろう。

 

所々にこのようにサン・ジョルジェ城へ案内する看板があります。ちなみにこの城の名前は”聖ジョージ”(英語読み)と聖人の名前が付けられている城である。

 

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