世界七不思議にも数えられる、アルテミス神殿を訪れるが・・・-トルコ旅行記24

【トルコ周遊10日間ツアー】4日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年7月中旬

何も無い・・!?

 アルテミス神殿跡にて

トルコはイズミルの街から、ちょっと行った場所にある「アルテミス神殿跡」を訪れます。

 

 

この周りでも、ちょっと寂しい感じの露店が出ていてアルテミス神殿にまつわるお土産品などが置かれていた。

 

このアルテミス神殿付近の古代都市エフェス跡は2015年に世界遺産に登録された。元々はそのエフェスという都市の中心であったのが、ここにあったハズのアルテミス神殿。

 

紀元前7世紀頃に最初に建てられたアルテミス神殿。その後2度破壊されるが、その度に再建されて最後は紀元前3世紀頃に再建された。しかし最終的には残骸と思われる柱跡しかなく、歴史の無残さというか、時の流れの無常さを思い知る場所でもある。

 

2度目にこのアルテミス神殿が破壊された時の犯人は無名の羊飼いで、神殿を放火した動機が「自分の名前を世界に知らしめたかった!」だったらしい。現在でもこんな奴がいくらでもいる動機。。

そしてその当時の議会は「この犯人の名前は永久には残さない」と決めて、一切記述には犯人の名前を残さなかったがストラボンというギリシャの哲学者・歴史学者が犯人の名前を残した事により、その犯人の名前は現在まで知れるのである。何とも皮肉な結果である。。

 

今では「多分こんな感じで柱が立っていたハズ!」という感じで、ポツ~~ンと柱が立っているだけのアルテミス神殿。元々湿地帯に建設されたので、今では地面がぬかるんでいるようだ。

 

かつては【世界の七不思議】の中でも、ギザの大ピラミッドバビロンの空中庭園よりも、ここにあったアルテミス神殿の方が「見よ、オリンポスを別にすれば、かつて日の下にこれほどのものはなかった」と称賛される程、壮大な建物だったそうだ。

 

 アルテミス神殿跡の景色 動画

大昔に立派な神殿があった場所をツアー参加者さんは、とりあえず・・・って感じで写真に撮ります。

 

これだけだと味気がないので、現地ガイドさんが資料を使って説明してくれます。

 

こちらのページにはフィルム付きのページがあり、それを柱のページに重ねると神殿が浮かび上がってきます。この神殿は高さ18mのイオニア式の柱が127本あったとされる。「簡単に言うとこの柱を127本、想像してみて下さい!」・・・て想像できるかっ!!

 

後ろでは現地の物売りオジサンが添乗員さんに、日本語のガイドブックを売りつけようとしている。しかし甘い物なら別だけど、全然興味無さそうな顔をしている添乗員さん。。

 

他にも観光客が見えるけど「なんじゃこりゃ!」という遺跡跡。

 

ちなみにこの「アルテミス」とはギリシャの神で、アポロンと双子で”月の女神”でもあった。この地方ではとても崇拝されていたようだ。

 

よ~~く見ると、柱の上にもコウノトリが巣を作っている・・・。ここにアルテミス神殿があった時代に生きていた人達にとって、今この場所がコウノトリの住処になっていると知ったら、どう思うかな?!

 

まあとりあえず来た記念にとある奥様と記念写真を。このアルテミス神殿は1869年に大英帝国の考古学チームが遺跡を発見した。その時に発見された円柱の一部は大英博物館に収められているという。

 

そんな神殿跡を見学し終わって、駐車場に戻ると子供が犬相手に何やら遊んでいるようだ。

 

どうも木の枝に紐を通して、そこから何かを下げて犬がそれに飛びついているようだ。

 

 駐車場で遊ぶ子供と犬 動画

 

 バスに乗り、エフェス神殿に向かう

そして再びバスに乗り込み、この近くにあるエフェス神殿に向かいます。

 

途中にセキュリティーの検問があったが、バスは素通り。

 

怪しい人を止めているというよりは、知り合いとお喋りしているような感じだったけど。。

 

トルコでは色んな農作物が栽培されているが、この植物は何の木だったかは忘れてしまった。。オレンジだったかな?

そういえば現地ガイドさんが近くの農園に入って、ちょっとだけ盗むのは問題なく、誰もがやっている行為だと言っていた。「勿論大量に取ったら、それは泥棒ですよ!」とも。

 

丘の上の方に城壁跡のような石垣が見えてくる。

 

この辺りもエフェス遺跡になるのだろうか。

 

あそこの建物も厳密には昔の建物になるのだろうけど、観光ルートでは無さそう。

 

そしてバスを降りると、すぐにお土産物屋さんが並んでいて、そこにはアジア系観光客が溢れていた。。

 

その人混みをかき分けて、エフェス遺跡の入口に進みます。

 

こちらがエフェス遺跡の入口。近くに別のアジア系観光客の団体が居たけど、間違って付いて行かないように!油断していると、たまに付いていってしまいそうな時がある。。

 

こちらで現地ガイドさんがチケットを購入してくれます。

 

こちらは入場ゲートから道を挟んだ反対側にあるトイレ。入場料は2トルコリラ、もしくは0.5ユーロ。トルコではユーロを使えるお店なども多いので、もし手持ちに余っていれば持って行っておいた方がいいかと。

 

この道沿いにはお土産物屋さんが並んでいますが、特に特徴的なお土産は置いていませんでしたね。

 

世界遺産のマークが。

 

エフェス遺跡の入場チケット、60トルコリラ(約1200円)。

 

 エフェス遺跡に入場します!

トルコの観光地では、ほとんどこのように自動ゲートがあり、チケットをかざしてレバーを押して入場するシステムが多かった。

 

なかなか綺麗な感じのお姉さんが係員をしていたが、背が高そうだった。それか麦わら帽子の奥さんが少し小さめだっただけかな?!

 

入って見えるのは遺跡跡。元々はギリシャから来たイオリア人がエーゲ海に築いた都市。しかしその後疫病の蔓延により、この場所に都市を移転したという。

 

最も繁栄したのはローマ帝国が支配していた紀元前130年頃とされている。その為、ローマ遺跡群が目立つエフェス遺跡。

 

 エフェス遺跡の景色 動画

 

ツアーに参加していると、大体1人位は自撮り棒を持って来ているような。こちらの奥様は娘が使っているのを強引に借りてきたとかで、使い方はイマイチ知らない・・・との事。

 

こちらのアジア系観光客は、韓国系かな?

 

元々あった建物の破片などの瓦礫が落ちている。

 

この辺りのローマ遺跡跡は約2000年は前の建物であるハズ。奥に見えるのはヴァリウスの浴場(Varius Hamami)

 

この辺りには市場があった場所と考えられている(その他に集会や行事も行われた場所)。古代ローマ時代は市場の事を「アゴラ」と言っていたようでギリシャ語です。

 

 エフェス遺跡の景色 動画2

 

ここエフェス遺跡は日陰がないので、この7月中旬に訪れるような暑い時期は途中に水が売っていないので、心配な人は水を持って行きましょう。

 

上を見上げると、一筋の雲に今は太陽が隠れているけど、遺跡を見学中は日が当たってたいぶ暑かった・・。

 

そんな猛暑の時期に、遺跡を見学するには体力と根気が要ります。でも観光シーズンとしてはいい時期でもあるので、暑さを我慢できるかだけ?!まあ日本に居ても暑いのは同じだしね。

 

昔はこの都市の横に湾があったらしいが、土砂などが堆積していって今では跡形も無いそうだ。

 

こちらは南側の入口付近にある遺跡の説明をしている板。ヴァリウスの浴場跡やアゴラ(市場)跡の説明が書かれている。

 

この辺りの広場は当時、とても活気があった場所のハズ・・・。

 

 エフェス遺跡の景色 動画3

 

現地ガイドさんが熱心に説明してくれていますが、暑い人は木陰に避難しています。

 

こちらも木陰でまったりしている、エフェス遺跡の守り神(?!)猫ちゃん。

 

「よくこんな暑いのに、君たちは今はワシ以外誰も住んでいない遺跡を見に来るニャ~~!」と言いたげな顔。

 

ここでも、守り神(?!)である猫ちゃんに挨拶!

 

残骸だらけのエフェス遺跡に足を踏み入れて行きます。

 

皆さんも遺跡入口で猫ちゃんを見つけたら、守り神だと思って挨拶してみて下さい!そうすれば事故やケガは起きないハズ!?

という感じでこの様子はまた次回に続きます!

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