【チュニジア世界遺産紀行8日間】5日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
ケリビアの風は・・・?!
ナブールからバスに乗って1時間強でケリビアの街に入ってきました。そして丘の上に城塞が見えてきました。
ビザンチン時代の要塞跡に到着
早速大砲が見えています。要塞跡に到着しました。
そしてバスを降ります。この城塞の横は海で、日本海の如く荒れ返っています・・・。
入場チケットは現地ガイドさんが手配してくれています。こちらの建物が券売所。
いかにも丘の上に造られた要塞跡。造られたのはビザンチン時代の6~7世紀頃だそうだ。
無残にも大砲の砲身だけが置かれている。。
実際に使われたものかは別として、オブジェにはいい感じの砲身。土台もあればもっといい感じだったんだろうけど。
城塞跡に入場!
こちらの扉がこの城塞跡の入口です。ここから入っていきます。
「ハ~~イ、ミナサン、頭をぶつけないヨウニ~~!」とは言ってなかったと思います。。
入ってすぐは敵の侵入を防ぐ為に曲がり道となっていて、侵入しにくいように細い道になっています。
入ってすぐの壁には説明パネルが用意されています。こちらの図は時代毎に拡張された様子が描かれていました。
このケリビアの街自体は紀元前5世紀頃にフェニキア人によって造られた。それ以来、ローマ帝国やアラブ人などに支配され今に至る。
城塞跡だけに出入口も限られている。どこの城もそうだが造りは侵入してくる外敵を阻むように複雑にして、上から狙いやすいようになっている。
まずは中に入る前に現地ガイドさんからこの城塞跡について説明。真剣に聞いている人、ぼんやり聞いている人、聞いているフリをする人、聞いているけどすぐにその話を忘れる人、最初から聞いていない人など色々居てる。。
崩れ落ちた壁から、一部雑草のようなものが生えている箇所がある。。
こちらの狭いトンネルをくぐっていきます。
ここは照明がなく、出入口の灯を頼りに歩きます。足場は段差がないので、毛躓く事はないと思います。
暗闇から光が開けてきます。どんな光景が待ち受けているのか?!
城塞跡の中は?!
右手にはチュニジア名物?!のブルー色の扉が見えます。
ちょっと先には何か作業をしているオジサン達の姿が見えます。
左は軍隊関係の建物だそうだが、守衛とかはいなかった。
城塞跡と言っても、内側は至ってフツー。。
花の手入れをしているオジサン達。場内の手入れが仕事なんだろうか?!
ここには何かあったのだろうか?今は柱の根元しか残っていないが。。
こちらの城塞跡にはこちらの黄色い花や紫色の花がキレイに咲いていた。花って興味がある人からするとその名前を知りたがるが、興味の無い人間は名前など知りたいとも思わない。だからそんな花に興味の無い人間に「この花の名は??」と聞いても、勿論知る由もない。。
今ではすっかりお花畑と化した城塞跡。争いがなくなった平和な時代を象徴させる。
こちらはトイレ。ただし水が出ない・・・こんな丘の上だからわざわざ水を引いていないようだ。
壁側に進む。だんだん風が強くなってくる。
大きな砲身跡には落書きだらけ・・・・。こんな場所に名前を残す事が何になるのだろうか・・浅はかな人間はどこの世界にもいるようだ。。
とりあえずこんな可哀想な砲身ちゃんと記念写真を。勿論ポーズは先程のナブールの街で習得したポーズで!
城塞跡からの様子 動画
ご覧のように高台&海風が直で当たるので、とても風が強い・・。
城壁の周りは海で、向こうの方にはマリーナが見える。
このケリビアも海がキレイで、チュニジアでも夏は人気のスポットだそうだ。ただ今日の曇り空では、そんなイメージはこれっぽちも無いけど・・・。
荒れ狂う海。激しい波が我々を歓迎してくれている・・・と思い込もう。。
ここの場所の風は冗談ではなく、本当に体が軽い人は飛ばされそうな位の強風だ。こちらのオジサンは髪の毛がないから、風に吹かれている感が分かりにくいけど。ちなみにこちらのオジサンは眉毛まで無かったので、ひょっとしたら精神的な事で体毛が無くなってしまったのかもしれない。昔会社関係の人で精神的に疲れた時に、頭や眉毛など体毛が一切抜け落ちて生えなくなってしまった人がいた記憶が蘇る。。
それにしても人気のビーチに来たとは思えない光景。本当に「荒れ狂う日本海」という言葉がよく似合う海。。
でも写真を撮る為にそんな強風を相手に頑張るツアー参加者。
こちらの奥様は帽子が飛ばされそうになりながらも必死で写真を撮る。残念ながらそんないい景色ではないんだけどね。。
こういう事もあるので、ボクは短髪&帽子を被らないので強風にもマケズ。。
晴れていたらめちゃめちゃいい景色なんだろうけども。まあこれもまたいい味出していると思うしかない!
ここにいた兵士たちも敵が攻めてこなければ、この海で遊んでいたのかもしれない。
”カジ~~”さんも強風の中、砲身と記念撮影。髪の毛がブワ~~っとなってますね。
そんな強風の中、城壁付近を回っていきます。
その内側には高台なので、電波搭がある建物が。
こちらは城塞跡によく見られる”銃眼”で、敵を狙い撃ちにする穴。外が狭くこちら側が狙われにくくしている。
外の荒れ狂う天気とは裏腹に城塞内のお花は優雅に咲いている。
ある添乗員さん曰く「キレイな天気の日の写真はガイドブックなどに載っているようにプロが撮った写真には勝てない。だけど悪天候の写真は現地に来ないと見れないので、天気がいい日よりよっぽど価値がありますよ!」と言っていたっけ。。
まあ物は考え様ですからね!!
城塞跡からの様子 動画2
このケリビアの街は農業と漁業で成り立っていて、特産品はマスカット・ワインだそうだ。
各自黙々と城壁周りを歩いていきます。
でも本音を言えば、スカッとした天気で透き通った海を見たかったな・・・。
でもこれがチュニジア!すべてが経験となり、それを後に活かせるかは自分次第!
銃眼から眺めるケリビアの街。夏場は海目当ての観光客で賑わう。
こちらの角も見晴らしがいい。だけど相変わらず海風が強い・・・。
いつもこんなに風が強いのか、それとも今日だけなのか?
カルタゴ時代に栄えた街もローマ帝国との戦い(第三次ポエニ戦争)の際に破壊されてしまった。しかしその後復興されて今に至る、地理的にも大事な場所だったからだ。
このケリビアの街は人口は約6万人だとか。
城塞跡に生えている黄色い植物は近くで見るとたんぽぽのように見える。元々はユーラシア大陸が原産なんだとか。
こんな様子は次回に続きます!
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