【神話の国ギリシャとエーゲ海クルーズツアー】5日
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
パルテノン神殿の夜景を見る!
デモをしていて、それを見学していたら催涙ガスを浴びたシンタグマ広場から東の方向を目指して雨が降る中歩きます。途中真っ暗な道があったりしますが”怪しいオヤジ3人組”には地元住民もビビッてか?!襲いかかってきません。。
シンタグマ広場からリカヴィトスの丘のケーブルカー乗り場までは徒歩で約20分。
アテネ市内のドミノピザ。
途中の道は全然人気がありません。それに雨も降っていて、ここまで来たら引き返しようもない。。
フラフラ歩いているとやっとケーブルカー乗り場らしき場所に到着します。
【リカヴィトスの丘:ケーブルカー乗り場】
住所:Aristippou 1, Athina 106 76 ギリシャ
営業時間 8:30~26:30頃 ※30分に1本
費用:往復7.50€(片道5€)
駅に到着するとケーブルカーが到着していたので「乗り遅れたらアカン」と思い、急ぎで3人分のチケットを購入する。
このケーブルカーは30分に1本しか、運航していないので注意!
我々の他にはカップルが一組だけ。天気も悪く時間も遅かったので全然人が居ない・・・。
ケーブルカーで昇る途中のトンネル内の景色 動画
ケーブルカーが動き出して、トンネルを昇って行く時にちょっと手の込んだ演出があります!
ケーブルカーで昇る途中のトンネル内の景色2 動画
頂上までは約3分位の道のり。明るい時間であれば徒歩で頂上を目指すのも良さそうだ。
リカヴィトスの丘の頂上に到着。展望台を目指して上がります。
ちょっと雨が小降りになっていたのだが頂上に着いたら雨が土砂降りになっていた・・・。ここまで来たらどれだけ雨が降ろうと気にはならないが。。
リカヴィトスの丘の上に上がるとまず教会が目に入る。ここがアテネで一番高い丘なので、この教会がアテネで一番高い場所にある教会にもなる。
リカヴィトスの丘の展望台からの眺め
展望台の方へ行くと、アテネ市内が一望できる。ただあいにくの雨模様ではあるが・・。
アテネ市内はパルテノン神殿があるアクロポリスの景観を守る為に8階建ての建物しか建てれないそうだ。
尖塔もある。一定時間になると鐘が鳴らされるのだろうか?!
写真中央部に見えるのがアクロポリス。
ただ思ったより遠くにあるのでパルテノン神殿は小さくにしか見えなかった・・
この日は先程見てきたシンタグマ広場のデモがあった影響でアテネ市内は交通規制があったので、その分道路が混雑して車のランプの光が目立っている感じがした。
左側に見えるのは「フィロパポスの丘」。この丘からの方がパルテノン神殿が近いので、パルテノン神殿の夜景を大きく見るならこっちの丘の方が良かったかもしれない。。
フィロパポスの丘
道路の部分が明るく見える。その分車が混雑していたという事。
アテネの夜景もなかなかである。写真では分かりにくいが、雨は土砂降りで状況は最悪でしたが・・。
展望台から見下ろすアテネ市内の夜景 動画
それに風もビュービュー吹いていましたね・・。
頂上にはレストランやバーもあり、23時過ぎの時間でもまだ開いていました。ただ我々は目的を達したので「帰るモード」に気持ちはスイッチしていたのでスルーです。。
明るい時間帯に来れば、それはそれで見所があったと思います。それとスマホは望遠機能が弱い為に、こういった景色は望遠機能があるカメラで撮影した方がよさそうですね。
30分に1本しかないケーブルカーに乗り遅れると大変なので、展望台で写真を撮ってすぐに戻る。こちらは券売機のようだが、最初に往復分のチケットを購入済なので使う必要はない。
こちらのケーブルカーに乗るのも動く10分前位にしか乗り込めない。。
こちらがケーブルカーの乗車チケット。往復分は7.50€。
こちらはレシート。3人分まとめて購入した分です。
こちらが帰りのケーブルカー乗り場。一見自動ゲートで入れるように見せかけて、実際は係員が来ないと動かず入れませんでした・・・。
帰りのケーブルカーの中の”オヤジ3人組”。
「ボクら、全然共通点が無いですね」とある人が言った。
そう言われて、ボクは「あまり人の言う事を聞かないタイプです!」と言う。
とすると、めがねオジサンも「ボクも人の言う事を聞かないね!」と言った。
そしてもう一人のオジサンも「オレもそうだね!」と言った。
「みんな、同じような考えをした人間やん!!」
という事が判明する。
『牛は牛連れ、馬は馬連れ』という言葉がある。
この意味は「似た者同士は自然と集まりやすい」事のたとえである。
たまたま同じツアー旅行に参加して知り合った仲ではあるが、そこには同じような考え持つ人間だからここに居る訳である。聞くとそれぞれに上司からの理不尽な要求に対し、自分の考えを通す事を優先し、勤めていた会社を辞めた経験があった。
我々3人の見えない絆が垣間見れた瞬間であった。
リカヴィトスの丘から帰る事に
アクロポリスの夜景をリカヴィトスの丘から見れて、今晩の目標を達成!とりあえずシンタグマ広場方面に向かって歩くと、通行止めをしていた影響か?全然車が見当たらない。
行きに比べると、一仕事終えたからか?一向の足取りは軽い。手前のオジサンは内心「やっと帰れる・・・」と安堵している感じ。
この頃になるとようやく雨も止んできた。路面は雨に濡れて、灯が反射して何とも幻想的な感じになっていてキレイ!
機動隊員が乗っている警察のバスが前を通る。やっと規制解除されたみたいだ。そういえばリカヴィトスの丘へ向かう途中の脇道を歩いていると、その道に10人位の機動隊員が盾をもって武装して立っていた。その脇をサンドイッチを食べながら通り過ぎて行ったっけ。。
シャッターにオシャレな絵が描かれているお店。
普段は路駐があるんだろうけど、ここまで車が無い道ってヨーロッパでは見かけた記憶が無い位の素晴らしい光景。
電灯の灯がキレイなアテネの街も、落書きが目立つ・・。
幼稚な落書きも目立つ・・・。
こういう落書きは消しても、また描かれるだけなのかな?!
23時過ぎにアテネの街を歩いているが、全然危なそうな感じはない。ただ横道に入ると一気に道が暗くなるので、常に注意は必要だ。
地下鉄の駅を探して道沿いを歩き続ける。
こちらはアテネ市の文化センターみたいな建物。
悩み疲れたオジサンっぽい感じの像。
そろそろ地下鉄の駅があるハズなのだが、見当たらない。このまま歩いてオモニア広場まで行ってしまうと、ガイドブックにも危険な場所であると記載されていたので安全の事を考えるとここで電車に乗る必要がある。
閉まっているお店のショーウインドウから見えた”チャッキーもどき”の人形。。
この周辺に駅があるハズなので、回り込んで探してみる。
王立図書館
すると何やらギリシャっぽい建物が見えてきた。デンマークの建設家ハンセン兄弟が設計したもので19世紀に建てられた王立図書館である。こちらには70万冊を超える著書が保存されている。
アテネ国立大学
その王立図書館の横にはアテネ大学もある。1837年に創設された歴史ある大学である。
いかにもギリシャっぽい雰囲気を出している大学のたたずまい。
その横にもまた別の建物が見える。これら3つの建物は先程紹介したように19世紀にハンセン兄弟が全て設計したものである。
次の建物の上にライトアップされた像が見える。手に槍のようなものを持った女神っぽいので「女神アテナ」かな?!
早く帰りたそうなオジサンを尻目に、めがねオジサンとボクは写真撮影に夢中。。
アカデミー
建物上部の三角形になっている壁部分には「女神アテネの誕生の様子」が彫られているという。そして左の円柱には「女神アテナ」、右には「アポロン神」が掲げられている。
そしてその前には左が「ソクラテス」、右が「プラトン」の像もある。
この23時30分過ぎの時間でもまだ人通りはある。今日はデモがあったから特別なのかな?!
この大学前に地下鉄の駅があったので、やっと帰路につく事に。
帰りの地下鉄にて
地下鉄構内に入る。地下鉄の乗る方向を間違えてしまうと、時間も遅く電車が無くなってしまうので慎重にチェックする。
時間は既に23時45分。明日の朝は出発が遅いので、少しは安心である。
そういえばまだ地下鉄でスリを見かけていない。
1人でいる時より集団の3人でいる時の方が油断しやすいので、ホテルに帰るまでは気を引き締める。
電車がホームに入ってきた。終電までに間に合ってよかった。。
帰りの電車の路線図はランプが点滅するタイプだったので、とても分かりやすい。
ガイドブックの「地球の歩き方」には地下鉄でこの ”手すり付近に立っているとスリに狙われる可能性が高い”ので避けるようにと記載されていた。
ただ辺りを見回しても、全然混雑していなく狙ってくるようなスリも居なかったが。。
電車にはこんなファンキーなお姉さん達もいましたね。。
無事ホテルに帰還!
何とか無事ホテルまで帰還する。そして部屋でアテネ最後の夜を晩酌して楽しむ。
そういえば人生初の催涙ガスを浴びたっけ。これもいいギリシャの思い出となったね!
ビールをあっさり飲み干して、お次は安ワインを頂く。ちょっと甘口のお味で残しておいても仕方ないので飲む。もう明日はギリシャを発つ。
明日は何といってもギリシャ市内の観光で、ギリシャ観光の目玉である「パルテノン神殿」の観光だ。
そんな楽しみを持ちつつ、酔っ払いながら今晩は過ぎていくのであった・・・。
続きはまた次回に!
↓↓ギリシャ旅行記:初回↓↓
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