カサブランカにある”20世紀最高のイスラム建築”とも言われるハッサン2世モスク-モロッコ旅行記10

【幻想の国 エキゾチックモロッコ10日間】2日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】

カサブランカの観光

 ハッサン2世モスク(Mosquée HassanⅡ)に到着!

カサブランカのハッサン2世モスクに到着4

モロッコを独立へと導いた「ムハンマド5世」の息子でモロッコ国王となり、紙幣にも肖像画が描かれている「ハッサン2世」がコーランの一説を基に「海の上にモスクを作りたい!」という思いで完成させたモロッコ最大のモスクである。

ラマダンが行われる時には最大で10万人を超える人員を収容する事ができるそうだ。

 

カサブランカのハッサン2世モスクに到着5

噴水だろうか、幾何学的な模様で地面に彫られている。

 

カサブランカのハッサン2世モスクに到着して写真を撮る

大西洋に面し、9ヘクタールの敷地がある広いモスクでもある。

 

カサブランカのハッサン2世モスクに到着して写真を撮る2

この高くそびえるミナレット(尖搭)はモスクとしては世界で一番高いもの。約200mの高さがある。

 

カサブランカのハッサン2世モスクに到着して写真を撮る3

1990年代に建てられたので、自動ドアやスライド式の屋根、床暖房(ソーラー発電)の設備なども備えられている。

 

ハッサン2世モスクの様子 動画

 

カサブランカのハッサン2世モスクに到着して写真を撮る4

ベネチアの「ムラノ」から取り寄せた55ものシャンデリアが飾られていたり、大理石をふんだんに使用していたりでモロッコ中の職人や芸術家を集めて、豪勢に建てられた。

 

カサブランカのハッサン2世モスクに到着して写真を撮る5

その為に総工費は1,000億以上とも言われていて、その費用の2/3は税金から使われている。なので一部では税金を掛け過ぎて国民に多大な負担を負わしたという批判もあるという。

 

ノイシュバンシュタイン城

それで思い出すのがドイツにある「ノイ・シュバンシュタイン城」。このお城も当時の王様が贅沢の極みで造らせたもの。当時国の財源が厳しい中、無理やりこのお城を造らせて批判だらけだったらしい。がそれから150年以上の歳月が経った今では、ドイツを代表する観光名所となりその経済効果は総工費を大きく超える見返りがあるとの事。

「そういう意味では数百年後の事も考えて、妥協せずに建設するって事も重要なんだな」と感じてしまう。。

 

カサブランカのハッサン2世モスクのミナレット

何といってもこの幾何学的な模様が掘り込まれた200mの高さを誇るミナレットが、このハッサン2世モスクの見所である。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内にて

入口からモスクまでは日を遮るものがないので、天気のいい日はちょっと暑いだろう。。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内にて2

こういう手洗い場、1つをとっても豪勢に造られている。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内にて3

着工から約8年の歳月を掛けて、材料にもこだわりモロッコ中の総力をつぎ込んで造った現代の傑作建築だというこのモスク。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内にて4

こちらのドアから礼拝堂内部を見る事ができる。しかしイスラム教徒以外はこの中に入る事は禁止されている。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内の礼拝堂

ちなみに内部は写真撮影OKとの事で、入口まで行きそこで写真だけを撮る。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内の礼拝堂2

これがイタリアから取り寄せたシャンデリア、1つでも結構いいお値段がしそうな感じである。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内の礼拝堂3

どういう証拠を持っていれば”イスラム教徒”と認定されるかは分からないが、ボクらは見るからに日本人でイスラム教徒とは全く思われないみたい。。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの敷地内の礼拝堂4

ドアの所でみんなで写真を撮っていると「出入りする人の邪魔になるから端に寄れ!」と言われて、遠慮気味に写真を撮る一同。。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの建物の様子

”無宗教”のボクからすると、お祈りをするだけの為にこれだけの建物を造るという考えが理解できない。しかしイスラム教徒は、一日に何回も仕事の手を止めてまでお祈りをするので”お祈り”というものは生きる事に欠かせないものなのである。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの建物の様子3

この建物も数百年後には”歴史的な建築物”と全世界に認定される事になるのだろうか?!

 

カサブランカのハッサン2世モスクの建物の様子4

現地のガイドツアーで内部の見学ができるらしいが、今回は外から見てるだけの観光。

 

モスクの男性用トイレに行く

カサブランカのハッサン2世モスクの男子トイレ

トイレの表示が分かりにくく「それなら誰かに付いていこう」という作戦で、付いていくと怪しげな地下室に進んでいく・・・。ちょっと怪しさを感じる瞬間であった。。

その地下室を進むと参拝者の為に足なども清める事ができる洗い場となっていた。足湯でも入っているのかなと思うような光景であった。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの男子トイレ2

こちらはモロッコでは”ベーシック”なトイレである。足を載せる場所と穴だけのシンプルなトイレ。

 

カサブランカのハッサン2世モスクの建物の様子5

ここで30分程自由時間があるが、特に入れる場所もないしでとりあえず周辺をグルグル歩く事に。

 

ハッサン2世モスクの様子2 動画

 

カサブランカのハッサン2世モスクの建物の様子6

日陰でくつろぐ現地の人達の姿が見える。ず~~っと住んでいても、暑いのは暑いんだろうな!

 

カサブランカのハッサン2世モスクを眺めてみる

イスラム教の人達もみんながみんな、真面目に毎回お祈りをする訳でもない、熱心な人は一日に何回もお祈りするし、そうでもない人は一回もお祈りしなかったりと様々だそうだ。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを眺めてみる2

ミナレットを足元から見上げる。近くで写真を撮ると全体が写真に入らない・・・。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを眺めてみる3

天井裏にも細かい装飾が施されている。こういった場所にも「凝って造られている」というのが伺える瞬間だ。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを眺めてみる4

こういう水飲み場?手洗い場?もよ~~く見れば、上には鳩除けと見られる針山が見える。鳩は糞を落とすと汚いので、対策しているのだろう。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを眺めてみる5

これだけの建物を建てるのも大変だっただろうな~と感じずにはいられない。。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを満喫する

ここは大西洋に面しているので、海風が当って意外と気持ちいい!

 

ハッサン2世モスクの様子3 動画

 

カサブランカのハッサン2世モスクを満喫する4

海の近くまでは残念ながら柵が有って、近づけないようになっていた。。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを満喫する2

建物の方にマシンガンを携帯した兵隊さんが居たが、遠くから撮れば文句は言われない。

ただ近くで兵隊さんの写真を撮ると、怒られるのでご注意下さい!

 

カサブランカのハッサン2世モスクを満喫する3

ハッサン2世モスクの前で女性陣の輪に入って、一緒に記念撮影を。

 

カサブランカのハッサン2世モスクを満喫する5

こちらは「フレディ・マーキュリー・ポーズ」。こんな感じだったっけ?!

 

カサブランカのハッサン2世モスクを満喫する6

「ボクの心は一途です!!」ポーズ?!

 

そろそろ集合時間になったので、バスに戻ります。

 

でもまだ新しい建物は何か、感動をあまり感じなかった。やっぱりそこに長い歴史が加わる事によって、味わいが出てくるように思う。。

 

こちらは現地ガイド&バスドライバー&バスのサポーターの3人が、くつろいでいた。でも彼らの仕事ぶりは真面目で嫌な顔もせずに最後まで真摯に対応してくれて、感激した!

 

そしてバスに乗って、出発。今日の日程は後はホテルに向かうだけです。

 

今回のツアーは1日1本のミネラルウォーター付き。ただ人によっては「スーツケースが空いてるから」という理由で水やお茶を持って来ている人達もいましたね。

 

このモロッコに着いて初日は「どんな旅になるのかな~?!」というワクワクとドキドキが入り混じる気持ちになる。

 

こちらの建物の壁には可愛らしいタッチで絵が描かれている。何かの広告でも無さそう。。

 

太陽がだんだん沈みつつある時間になってきた。

 

そんな光景を見ながら、バスは走り続ける。

 

この門はメディナ(旧市街地)と新市街地の境界線になる。

 

この続きはまた次回に続きます!!

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”幻想の国”モロッコ旅行記(阪急ツアー)-1 準備編
阪急交通社の1人参加限定旅ツアーで訪れたモロッコ周遊10日間の旅行記です。まずはモロッコという国の紹介を!

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