【神話の国ギリシャとエーゲ海クルーズツアー】4日
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
オドンドトス登山鉄道列車に乗車!
これからこちらの列車に乗って”バルカン半島の美しい景色”を堪能しに行きます!ここは敢えてバスの移動でなく、列車でゆっくりと景色を見ながら楽しめます。
ただヨーロッパの電車は時間通りには出発しないイメージがある・・・。現にこの列車も定刻より10分程過ぎて出発したし。。
何やら蒸気機関車が置いてある。まだ時間がありそうなので行ってみようっと。
実際に昔使っていた蒸気機関車を展示している。現在の車両はスイス製の最新式。
その横にはヨーロッパ系の小学生か中学生のグループも居た。
登山列車に乗り込みます
この「オドンドトス登山鉄道列車」は指定席。なので席に余裕はありません。。
こちらが「オドンドトス登山鉄道列車」の片道乗車券。料金は7.10€なり。
ディアコストフ〜カラヴリタまで片道の乗車で距離は約22km、乗車時間は約1時間です
運転士が来る前に操縦席で記念写真を。
ボクが座る席はと言えば「無い・・・・」と思ったら、扉横の補助席。。
添乗員さんが気を使って「ワタシの席と変わりますか??」と言ってくれたが、後ろで1人で座るよりはみんなと一緒の方が楽しいので断り、その補助席に座る事に。
向かいには加古川よりお越しの”ザ・大阪人のオバちゃん”とでも言うべき楽しいオバサマが座っている。カバンにはさっきのレストランで食べ切れなかったメイン料理の「スブラキ」をナプキンで包んで、ちゃっかりお持ち帰りしていた。。
出発時刻を約10分位過ぎて、やっと運転士が乗り込んできてやっと出発します。
登山列車が出発!
辺りにはオレンジの木が見えます。列車の走るスピードは思ったよりゆっくり。生活の為の鉄道ではなく、観光列車なので景色を見やすいスピードで走ります。
こういうキチキチで狭い席の方がかえってツアー参加者との距離が縮まり、皆さん景色もそこそこにお喋りに花が咲きます!
結果的に対面に座っているオバサマのお喋りがとても面白くて、とても楽しめました!!
まずは大きな山々が進行方向に対して、右側に見えます。
各自お喋りしたり、写真を撮ったり、ビデオカメラで動画を撮るのに必死なオジサンの姿も。。
オドンドトス登山鉄道列車からの景色 動画
景色と共に車内でお喋りしている様子もお楽しみ下さい!
この「オドントトス」という名前は「ラック式鉄道(歯軌条鉄道)」という意味で地名とは全然関係がありません・・・。
□POINT鉄道のレールに歯型のような溝が付いていて、列車側にはそれに噛む歯車が付いており急な勾配を登り易くなります。
このような歯車レールになっています。
オドンドトス登山鉄道列車からの景色2 動画
初めは進行方向に対し右側が開けていたのですが、左側も景色が開けてきます。下には濁流が見えてきます。
オドンドトス登山鉄道列車からの景色3 動画
何とも言葉で表現するのが難しい感じの岩肌が広がってきました。
この「オドントトス登山鉄道」は1889年にイタリア人の力を借りて建設を開始しました。当初は半年程での完成を見込んでいましたが、険しい岩山が工事に立ちはだかり約7年の歳月を掛けて完成した。
オドンドトス登山鉄道列車からの景色4 動画
自然の創り出すものは人間の想像力を越える芸術である。そう思わせる岩肌。
こちらのオバサマは”大阪人の天然記念物”に認定されてもいい位に面白い!よくテレビで「コテコテの大阪人のオバちゃん」が出てくるが、まさにそんな感じの御方でした!
どんな話を振っても喰い付いてきてボケてくれる!多少けなしてもそれを笑いに変えて返してくる!
お蔭様でとても楽しい車内になりましたね!
それにしても雄大な景色。「これぞギリシャ!」である。
10年位前にこの路線が改装されるまでは、40年程使いこんだ古い車両でお尻が痛くなる位の木造座席だったそうだ。そう思えば、今何の不自由も無く絶景を楽しめるのも色んな人の苦労の上にある。
何事も感謝、感謝である!
ホントに遠足に来ているみたいに童心に返って、景色とお喋りを楽しむツアー参加者の面々。
手前右のオバサマは前に「ソフィア・ローレン(Sophia Loren)」に会った事があるらしい。
その時点でソフィア・ローレンは60歳を過ぎていたがとても気品溢れていて、シワはあるが胸元を開けていてセクシーな感じだったそうだ。
眼下には激しい濁流が荒々しく流れています。
上を見上げれば高い岩山がそびえ立っています。よくこんな場所に鉄道を通そうと思ったなと感心してしまう。。
こういう景色を見てるだけでも楽しいけど、やっぱりお喋りしているのもとても楽しい!
この「1人限定参加ツアー」だと普通のツアーに比べて、参加者の人達と仲良くなり易いので余計に楽しく感じる。
今回で4回目の「1人限定参加ツアー」、今回も大満足!!
緑もいっぱいで手つかずの自然が残っている。
ここはちょっとした滝のようになっている。
こちらの岩山の穴にはちょっとした工事の残骸が残っているかな?!
座席は日本の車両みたいに回転せずに固定されているので、進行方向側に向いて座れればラッキーである。
この渓谷には向こうの方に橋が見える。岸壁のど真ん中に橋がある・・・徒歩で進む人用の道かな?!
激しい流れで白っぽくなっている川。
ちょっと開けた平野部分に差し掛かる。
粘土質っぽい岸壁の岩肌。それと葉の付いていないヒョロっとした木が、何とも言えない雰囲気を出してくれている。
途中駅のザフロルー駅【Zachlorou】に停車
ディアコフトフ〜カラヴリタに向かう途中にこちらの「ザフロルー駅(Zachlorou)」に一旦停止します。勿論ここではまだ降りませんが。
ここの駅近くにはレストランとかもあり、時間があればここでゆっくりとする事も出来ます。
ホテルもあるみたいで滞在も出来ます。
こんな人里離れた場所でもちゃんとレストランとかあるんやね。
一組のカップルが列車から降りていきましたが、乗ってくる人は居ませんでしたね。
勿論猫ちゃんもテーブルの上に居ましたね。寂しそうな目線を感じます・・・。
今の時期は寒いからあまり人が居ないのかな?暖かいシーズンになれば多くの人が来そうな感じだ。
そして列車は再びカラヴリタに向かって進みだします。
その様子はまた次回に続きます!
↓↓ギリシャ旅行記:初回↓↓
【コメント欄】