【神話の国ギリシャとエーゲ海クルーズツアー】2日
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】
デルフィ遺跡:博物館にて
デルフィ遺跡にあった建物の一部だろう。
「アルゴス兄弟の像」が発掘された時の様子が描かれている。土に埋もれていたからこそ、そこまで損傷がなく現在まで残っていたのだろう。
次のブースはガラス張りの中に展示品が並べられている。
アポロン・アルテミス像
ここには金箔で装飾されたアポロン像とアルテミス像の残骸が展示されています。
アルテミスは月の女神であり、ゼウスの娘で諸説はあるがアポロンとは双子であるようだ。
こちらの像はもう跡形すら残っていない・・・。
金箔が貼られた牡牛の像
こちらは木製の牛の像に金箔が貼られていた、その残り。木の部分が腐食し朽ち果ててしまい残った金箔の部分のみが展示されている。
当時は神聖な動物であったライオンが神殿の上部に飾られていたみたい。後日訪れたパルテノン神殿にも一部にライオンの顔が彫られていた。
ちなみにこちらは横から見てみたもの。
次は透明なガラスに入ったデルフィ遺跡の模型があり、ここでデルフィ遺跡のおさらいをする。
現地ガイドさんが英語で話した後に、添乗員さんが訳して日本語で説明し直してくれる。
昔はここデルフィが神聖な地として扱われていて、ギリシャ全土から巡礼者が来ていたそうだ。
アポロン神殿の前の柱の上には先程見たスフィンクス像らしき物がちゃんと再現されている。
こちらは”勝利の女神”ニケの像。足には羽が生えているみたい。
ライオンの顔と胴体??
こちらの彫刻は損傷が激しく顔部分が残っていません。。右側のは馬っぽいね。
馬車を引っ張る馬みたい。
こちらも残念な位に損傷している。。
獲物に飛び掛かるライオンの像のようにも見えるが。。
こちらは大理石の壁だろうか。
このデルフィ遺跡の中にはそれぞれの宝物庫があり、この絵のように色んな像などが置かれていたようだ。
色々と説明してくれたが大半は覚えていない・・・。
これらの説明もメモするのも大変なんで、次回からは録音でもしようかな。。
大地に神酒を注ぐアポロン
こちらは古代ギリシャの陶器で紀元前400年頃の作品。デルフィの守護神「アポロン」が描かれており、左手には竪琴を持ち、右手で御神酒を地面に撒いている瞬間を描いているそうだ。
ちなみに左側の鳥はカラスでアポロンの使いとされていた。そんなカラスがアポロンの妻の浮気を見つけて、アポロンに報告する。
すると怒ったアポロンは妻を殺してしまう。しかし妻を殺した事を後で後悔し、告げ口したカラスに怒りの矛先を向けてカラスの色をそれまでの”白”から”黒”に変えてしまったとか。。
カラスもたまったものではないな・・・1人の神様の気まぐれで色を黒にさせられたら・・・でもそのおかげで長い時代を生き抜ける要因にもなっているのだから運命って不思議である。。
※あくまでも言い伝えレベルですが。。
その他、青銅で造られた小物類も展示されている。
次から次へと展示品が出てきて、そろそろ説明してくれても頭がパンク状態になって全然入らない・・・。
頭部だけ残っているのも、ちょっとなんとも言えない不気味さを醸し出している。。
こちらはキレイな模様が施されている。
そんな端には大きく口を開けたライオンの顔が。
それだけライオンは人間にとって、”支配出来ない”大きな存在であったのであろう。
こちらには色んな破片も数々展示されている。
こちらはもはやパーツのみしか残っていない像の残骸が。。
首や手も足もない。。
このように建物の上部の壁に埋め込まれていたのだろう。
こちらは柱の後で上と下しか残っていないだろうか。。
その先にもまた像が並んでいる。
踊る少女たちの像
アテネ人より寄進されたものだそうだ。
アギアスの像
古代ギリシャの彫刻家「リュシッポス(Lysippos)」の作品。紀元前330年頃に有名な運動選手「アギアス」の青銅製の銅像のレプリカとして造られた彫刻です。
こちらの像は両腕がありません。。
こちらの像達は衣服を着用しています。先程まで見てきた像とは造られた年代が違うのだろうか??
根本が葉っぱのようなデザインになっている柱。
オンファロス(世界のヘソ)の複製
神殿内の聖域に置かれていたとされる大きな石。オンファロスとは「地球の中心」という意味だそうで、デベソみたいな感じ。。
表面は羊毛に覆われていたそうで、そのイメージを出す為にこのような模様を掘られているのだとか。ちなみに昔はアグレノスと呼ばれる綿の紐で編んだ網で覆われていて、その上に黄金で出来た鷲が2匹乗っていたそうだ。
□POINT大地の中心を決める為に最高神ゼウスが地平線の両端から放った2匹の鷲が出会ったのがこの場所とされている。そのシンボルがこのオンファロスで神聖な石とされていて、冥界の神たちを封じるものでもあったそうだ。
そんな石であるオンファロスは結構デカイ!
ここも色んな像が置かれている。
ソクラテスっぽい像である。
アテネで活動していたソクラテスは37歳の時にアポロンの神託で「ソクラテスより知恵のあるものはいない」という神託を受けた。そしてそれを確かめる為に当時知識人と言われる人々と対話を重ねて「無知の知」という心理に辿り着いたとされているそうだ。
勝手な想像だがソクラテス位の人物であれば「アポロンの神託」を眉唾もので聞いていて、本当には信じてはいなかったのだろうと思うのだが、どうだったのだろうか。。
それ以外の像は顔が無いので、全然誰だかも分からない・・・。
そう思うと、今も昔も顔から上のパーツは誰だか判別する為に大事なパーツであるんだなと実感する。
ここに置かれている像の尖った部分は殆どが削れていた。。
過ごした長い年月の経過で削れたのか? それとも意図的に削られたのか?
こちらの柱には細かい彫刻が刻まれている。
アンティノウスの像
ローマ皇帝ハドリアヌス帝の寵愛を受けていたとされる美少年の像。18歳の頃にナイル川にて溺死します。それを悲しんだハドリアヌス帝が彼を神格化し、沢山の像を作ります。その為、彼の像は沢山後世に残る事となりました。
またナイル川付近に彼の名前を付けた町も造ったそうで、それほど彼の事を愛していたのでしょう。
ブロンズ像の顔部分だけ、こちらは逆に残ったみたい。。
こちらの顔は比較的リアルに造られていますね。
こんな感じで次回に続きます!
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