聖ヤコブを祀るサンティアゴ・デ・コンポステーラの街を散策-ポルトガル旅行記-4

ポルトガル旅行記:2日目

阪急交通社ツアー「お1人様参加限定:決定版ポルトガル8日間」-2020年1月13~20日

巡礼者達の街

サンティアゴ・デ・コンポステーラ市内の旧市街の街並み

今回はポルトガル旅行だけど、その前に北スペインから下っていくという旅程。まずは北スペインでも中世の頃からキリスト教徒達にとって重要な巡礼地であったサンティアゴ・デ・コンポステーラの街を訪れています。

 

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラの街にて

このサンティアゴ・デ・コンポステーラの街では至る所に、この壁にもあるような帆立の貝殻マークを見る事が出来ます。こちらの貝殻マークは聖ヤコブのシンボルマークともなっていて、大聖堂にも刻まれています。

 

そんな大聖堂内の見学は後程という事で、先に街並みを見学して行きます。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラの街並み 動画

 

ここを訪れたのは1月で、観光シーズンではなかったので露店などは見かけなくて、店舗型のお土産店だけ。

 

店頭に置かれている杖には、巡礼のシンボルともなっている貝殻マークが付いている。

 

こちらはチョコレート屋さん。女性陣はとてもこのお店に寄りたそうな顔をしていたけど、後で自由時間があるようなので訪れるならその時間にどうぞとの事。

 

こちらは補修工事中の足組の向こうに、この街でも人気スポットともなっているという”細い道”

 

約1000年にも渡って、ヨーロッパ中から多くの巡礼者が目指してきたこの街。街の至る所にはそんな旅を終えた巡礼者達を受け入れてきたホステルのような施設も多い。

 

ヨーロッパでは12月にだけ行われると思っていたクリスマスマーケットは、1月上旬まで開催されている。だからその後片付けがまだ済んでいないような電飾も見られる。

 

朝は雨が降っていたけど、街歩きをする頃になると天気は回復していないけど、雨は降っていなかったのでラッキーである。

 

観光シーズンではないので、あまりお土産屋さんも営業していないみたい。ちょっと寂しい街並みにも見えるけど、この時期だから街に人が少ないので逆に歩きやすかったりと快適な面もあるのだ。

 

街の南側には大きな公園もあり、そこに向かうようだ。

 

しかしその公園は数日前にあった嵐の影響で、生えている大木が倒壊する可能性があったので、公園入口には黄色いテープが張られていて、入場規制されていた。

 

スペインといえば”情熱の赤”。

だからこういった赤色に思わず反応してしまうボク!

 

スペインではこのような、豚の足が丸ごと吊り下げられているお店をよく見かける。イベリア半島といえば、よく耳にするのはイベリコ豚。

 

南側の公園が入場できなかったので、来た道とは違う道を通って戻って行く事に。

 

こちらは通りの奥にサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂が見える、人気の通り。天気があまり良くなかったからか? シーズンオフだからか? それとも朝は弱い夜型のスペイン人だからか? この通りのお店で開いていたのは限られた数のお店だけだった。

 

雰囲気のある通りを進んで行く 動画

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン:ガリシア州の州都でもある。人口は10万人前後とのこと。

 

そんな通りを総勢23人のツアー参加者さんと、それを率いる添乗員さん&現地ガイドさんと共に歩いていく。

 

こちらは入口横にある彫刻を見ると、帆立の貝殻にフォークが付いているので、レストランというのが一目で分かる。

 

巡礼者達のホステルと共に、食事を提供するレストランも沢山ある街。

 

こちらでは日本人団体のグループを見かけて、餌をバラ撒きに来たお菓子屋さんのオバサン。そしてそんな餌に群がるツアー参加者さん達。。

 

勿論何でも口にして、実際に自分で確かめてみないと分からないので、ボクも餌に群がる事に。。

 

そんな餌はこんなクッキーでした。ちょっと硬めであまり甘くはなくて、そこそこの味わい。

 

ここは北スペインだったけど、ポルトガルの街もこのような建物が多い。

 

こちらは昔ながらの郵便局。ただ内装は今時に新しくされているけど。

 

1985年に文化遺産として世界遺産に登録された、この「サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街地」。昔ながらの街並みを綺麗に維持している街でもある。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を南側から見つめながら、歩いていきます。

 

 

大学図書館にて

そんな通りを抜けて、お次はこちらの建物に入って行きます。

 

ここは特に入場料も要らないようで、そのまま進んで行きます。奥には光が差し込んでいるようです。

 

こちらは今ではサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の図書館となっている建物。中庭にはその歴史を感じさせる木々や建物の汚れが見てとれます。

 

こちらは16世紀に造られた建物で、数百年の雨風を受けて建物の表面が浸食を受けているのが見える。

 

この建物はその時代によって使われ方が変わっていった歴史がある。学校だったり修道院だったり、ホステルだった場所。最後は大学機関になっていたので、今では大学図書館となっているのだ。

 

こちらは正面入り口から中庭に入ったら、必ず目が合う銅像。「アロンソ3世・フォンセカ(alonso de fonseca)」という人物の銅像で、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大司教でもあった。こちらにあった大学の熱烈な支援者でもあったという。

 

勉を積む事がよりよい生活を実現する為に、一番重要だと考えていたアロンソ3世。

 

ここからの眺めは中世の頃のサンティアゴ・デ・コンポステーラを彷彿とさせる光景である。

 

そんな歴史ある建物の回廊をゆっくりと一周するツアー参加者さん達。

 

壁の装飾も細かく手が込んでいるけど、苔が発生していたりと、歴史感を凄く感じる。

 

そしてそんな大学図書館の見学を終えた後に、外でツアー参加者さんが群がっていたのはブリキの置物?!

 

こちらは単なる置物ではなく、ヨーロッパの観光地ではよく設置されている記念コインの販売機。帽子を被って巡礼者の恰好をしている聖ヤコブの恰好に似ていた。

 

料金は1.05€との事。記念コイン好きにはたまらない置物である。

 

次々にサンティアゴ・デ・コンポステーラの街を進んで行く。ただ先程から同じ辺りをグルグルと歩いているだけで、そんなに遠くへは行っていない。

 

角を曲がると先程も見えた馬の噴水と共に、大時計の塔が再び見えてきた。

 

こちらの建物沿いに設置されている標識は何を表しているのか? 学生たちに向けて「走ってはいけないよ!」という標識なのか? それとも「変な人に手を繋がれて連れて行かれそうになっても、付いて行ってはダメですよ!」という標識なんだろうか??

 

本当にこの街は別名「貝殻の街」と言っても過言ではない位に、街の至る所に貝殻マークが施されている。

 

ここの天気は朝は雨だったけど、次第に雨もやみ、だんだんと雲が消えていき青空が垣間見えるようになってきた。

 

 

サン・パイオ・デ・アンテアルターレス修道院にて

続いてこちらの大聖堂の東側にある大きな建物の修道院の中に入って行きます。

 

ここではこのサンティアゴ・デ・コンポステーラの街でも隠れた人気のお土産品が売られている場所だという。しかも一日の販売数は限られていて、売り切れる事が多いので早い来ないと手にできないという。そんな代物が修道院にあるのは何故かというと、この修道院の修道女達がそのお土産品を手作りで作っているからだという。

そんな人気のお土産物の正体は、次回にて!

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