ポーランド旅行記:3日目
阪急交通社ツアー「おひとり様参加限定:決定版ポーランド8日間」にて–2019年11月–
去り難い都市だけど・・・
こちらはポーランドでも古い都市で10世紀頃ポーランド王国があった頃には首都になっていたポズナンの街。そんな歴史のある都市の旧市街地広場に来ています。だけどこのポズナンの旧市街地は第二次世界大戦中に殆どは破壊されてしまった為に、今見える建物は殆ど再建されたもの。
そんな旧市街地広場にもちゃんとこのように車が走ってくるので、無防備に写真を撮らないようにしましょう。そんなにスピードを出す道路でも無いので、ゆっくりとしか車は走りませんが逆にゆっくりと走るので中々気付きにくかったりします。
第二次世界大戦前の写真や絵などを参考にして、戦争前の建物を再現して再建されたこれらの建物達。今の首都であるワルシャワの街も同様に戦争で崩壊してしまったけど、同じように絵画などの資料を基に戦争前の街並みを再建している。
こちらはポズナンの旧市街地のメインである広場に隣接した場所には、ちょっと似つかわしいナイト・ミュージック・クラブ。
昨日の夜もたまたま訪れたこの広場だけど、夜に来た時には全然気付かなかったこういった建物の壁にされている装飾。気に入った場所は昼間と夜のそれぞれ共に訪れると、別の顔を見れるので楽しい。
こちらにある噴水の像は「火星神」の像。古代ローマでは兵士と農民の守護者や戦争と破壊の神とされていたようだ。
こちらはポーランドの国旗が3本も掲げられている。一時は世界地図からも消え去ってしまったポーランドだが、紆余曲折を経て見事再びポーランド国として独立して今に至るのである。
この建物は昔は番所として活用されていたそうな。
左の建物は計量する家だったのだとか。昔は取引する商品の重量などをここに持ち込んで、その重量をちゃんと計ってその後に売買していたようだ。
昔ながらの建物ではないけど、ここまで再現して建てられていたら、ガイドさんとかの説明がなかったら勝手に古い昔ながらそのままの建物がある街だと思ってしまう。。
この辺りは商人が住んでいたようで、外装もそれぞれにオシャレである。当時儲けていた商人たちは挙って周りより豪勢な建物にする為に、このようにお洒落な外観を選んだのだろうか?!
ポズナン旧市街地の広場の様子 動画
こちらは昨晩ここに来た時に真っ先に目に飛び込んで来た「ポセイドンの像」。昼間見ると、また趣が違うね。
こちらは「ネポムクの聖ヨハネ」の像。14世紀頃にチェコ西部にいた司祭でカトリック教会の聖人である。聖ヤン・ネポムツキーとも呼ばれる事があり、1393年にとある事で当時の王を怒らせてしまい拷問を受けて絶命して橋から投げ捨てられた。約一ヶ月後に遺体が川で見つかり、プラハの大聖堂に埋葬された。
その後18世紀に聖ヨハネが列聖かを調査していた時に彼の遺体を確認した所、舌が腐っていなかった為にそれが”奇跡”と認定されて聖人の仲間入りをしたのである。彼はチェコ西部の守護聖人とされていてチェコ・ドイツ・オーストリア・ポーランドなどの教会では彼を祀っている所が多いという。
他のツアー参加者さん達はそんな像など気にせずに、やっと準備し出したお土産物屋さんに興味津々なご様子。旧市街地なんてどこ見ても大体同じだし、そんなヨーロッパのキリスト教の歴史も似たようなものが多いので退屈なようだ。
どこにでもあるようなこんなありきたりなマグネット類。「ヨーロッパのこういったお土産とか、勿論ヨーロッパで造っているハズ!」と思っている人がいるかもしれないけど、安いお土産とかの大半は中国製だったりするのである。Made In Chinaが嫌いな人はヨーロッパでも簡単にお土産は買えないのである。。
最近はこういった絵を買って帰りたいと少しだけだが思うようになってきたけど、もし買って帰っても家の内装や周囲に飾っているものとの調和を考えないと部屋に合わないものになってしまう恐れがある。
そういう意味では絵を買うと一口で言っても、なかなか難しい事である。
そんなお土産にはあまり無関心で、赤い派手なレッドソックスのジャンパーを着てハッスルする男。
でもツアー参加者さん達はお土産物屋さんに夢中。添乗員さんが設定した集合時間を越えても、まだお土産を購入しようとしている人がいたりと自由気ままな人達。。
でも「お土産は買いたいと思った時が一番の買い時!」という言葉もある通り、買うのを迷ったり止めたりしたら後悔しか残らない。
人との出会いで一期一会という言葉もあるけど、お土産物との出会いも一期一会なのである!
ポズナンからヴロツワフへ向かう
ポズナンの見学を終えて、近くに待機していたバスに乗り込み一路ヴロツワフの街へ移動します。
ポズナンからヴロツワフまでは約180km離れていて、バスでの移動では約3時間程掛かります。
ポーランドの郊外の道はちゃんと舗装されていて、バスの走り心地は問題ありません。
最初ホテルを出た時はパラパラと雨が降っていたけど、ヴロツワフの方向に向かって進んでいくと段々と雲が遠ざかっていってお天道様が顔を出してきました。
途中サービスエリアで休憩タイム
こちらのサービスエリアでトイレ休憩。そこからの景色はなんとも夕暮れ時を思わせる感じですが、まだ午前11時半頃です。。
このサービスエリアにはトラックが一台だけポツ~~ンと寂しく停まっているだけでした。トイレしかない場所だったので、あまりひと気がありませんでしたね。
そんなひと気が無いサービスエリアでしたが、トイレは結構綺麗でまた建物も新しい感じ。
ヨーロッパではツアーで使うバスの運転手は厳密に休憩時間などが管理されているので、出発予定時間より早く出発するという事はあり得ません。バスにはちゃんとタコメーターみたいなのがあって、どれくらい走ったらそれくらい休憩しないといけないというのも設定されています。なのでこちらがどのタイミングで停まって欲しいというよりも、ドライバーさんの休憩するタイミングに適した休憩場所が選ばれる事が多いですね。
それにしても何とも幻想的な景色である。やっぱり観光中は雨模様ではなく、晴れるに越したことはない。
今回のドライバーさんは最初から最後まで同じ人だったけど、寡黙で真面目そうなドライバーさんだった。勿論ドライビングの技術も一流で、全然危なく感じる箇所も無かったね。
ひと気が無いサービスエリアだけど「ちゃんと監視ビデオであなた方は見られていますよ!」という感じの標識。
丁度ポズナンからヴロツワフへの中間付近の場所のようだ。
再びバスに乗り込み、移動する
こちらはこれから向かうヴロツワフの街で今ではすっかり人気になった”小人の像”が載っているマップである。添乗員さんからツアー参加者さん達にプレゼントとして手渡されます。
小人マップを広げると、このようにヴロツワフの旧市街地がメインで載っていてそこに番号が記されています。
そして裏面を見ると、このように表面に記載されているそれぞれ番号にどの小人像があるかが載っています。この時点ではあまり楽しみにしていなかった、この小人像探し。
でもヴロツワフの街で自由時間があり、この小人像探しタイムがとても楽しかったですね!
小人マップは下記ホームページにも記載されています。
ここまでトイレ休憩やちょこっとした買い物をしたお釣りなどで、ズローチの下の補助通貨グローシュの細かいコインがチョコチョコと溜まってきている。これらの細かいコインも段々増えてくると邪魔になってくる存在なのである。。
小人マップに見入った後にバスの窓から空を見上げると、空には飛行機雲が何本か走っていた。
ヴロツワフの街付近に差し掛かると、すっかりお天気になってきた。
これで小人像探しにはもってこいの天気だ!と意気込むボクでした。。
バスの車窓からの景色 動画
オーデル川を越えて、ヴロツワフの街に近づいてきました。”小人の像が沢山ある街”っていう、概略なイメージしかないのでどんな街か楽しみである。
バスの車窓からの景色 動画2
このヴロツワフの街も第二次世界大戦で壊滅的なダメージを受けたが、現在ではここもそんな時代があったとは思えない位再建されている街。
バスの車窓からの景色 動画3
ヴロツワフの街には路面電車が走っていて、路面電車用の電線がちょっと街の景観を損ねているような感じに見えてしまうのだけども。。
こちらのアパートのような建物の壁には、落書きでは無くてちゃんとした絵が描かれているようだ。この街で今増殖している小人像も元々はというと共産主義体制に不満を持った市民が造り出したのがキッカケとなっているようだ。
あちらの建物の壁にも絵が描かれていて、そんな景色を見ていると楽しくなってくる。
バスの車窓からの景色 動画4
こちらの建物の壁にも絵が描かれている。こういうのを見ていると、油断してボケ~~っと眺めてられずにカメラを常に抱えたままになってしまう。。
ふと街を眺めているとこちらの中央を歩いている女性が目に留まる。この時期なのに短パン&キャミソールっぽい服装。他の人達はジャンパーを着たりしていたので、思わずこの女性を見てボクらのバスの中が騒然とした瞬間でもあった。。
こんな旅はまた次回に続きます!
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