ジェラゾヴァ・ヴォラにあるショパンの生家に向かう編-”ポーランド旅行記-5

ポーランド旅行記:2日目

阪急交通社ツアー「おひとり様参加限定:決定版ポーランド8日間」にて–2019年11月–

 

ジェラゾヴァ・ヴォラに移動

ポーランド2日目の朝は首都ワルシャワから西にバスで約1時間移動した所にある「ジェラゾヴァ・ヴォラ」という街に移動して行きます。なおワルシャワへは戻らずにそのままポーランドをグルっと回って観光して、最終日手前にワルシャワに戻ってくる日程になっている今回のツアー。

 

 

走るバスから眺める景色 動画

 

ワルシャワからバスで移動する事30分位で郊外に出てくると辺りには農家のように広大な畑とポツンポツンと立っている家が目立つようになってきます。

 

走るバスから眺める景色 動画2

 

1810年に生まれたとされるフレデリック・ショパン。父親が家庭教師をしていた家で住み込んでいる時に生まれ、ショパンが1歳になる頃には既にワルシャワに移住してしまったのでこれから向かうジェラゾヴァ・ヴォラは本当にショパンが生まれただけの街といっても過言ではないのかもしれない。

 

ジェラゾヴァ・ヴォラに到着

ワルシャワからバスで約1時間でジェラゾヴァ・ヴォラの街に到着。ショパンの生家以外には特に見所は無さそうな場所。

 

11月中旬のポーランドは天気も良くないのもあって、ちょっと肌寒い。ただこの時は雨が降っていなかったので、それだけまだ救いである。

 

ポーランドに行ってみると2人の存在が英雄視というか、尊敬されている。その一人は熱き心を持って現代にも語り継がれる名曲を作曲したショパン。もう一人はというとポーランド人として初めてローマ法王に選ばれたヨハネパウロ2世である。彼は今までの歴代ローマ法王とは違い、積極的に海外に出かけていき129ヶ国も訪問し「空飛ぶ法王」との別名もあった。ちなみに日本の長崎や広島といった原爆被災地にも訪れて、戦争の悲惨さを嘆いたという。

 

さてまずはバスの駐車場に停まって降りたけど、まだショパンの生家は見えてこない。この辺りは閑静な住宅街のようで全然人通りは無さそうな雰囲気の場所。

 

ポーランドに着いた初日の昨日は空港からホテルに直行で何も観光しなかったので、ここからの観光が最初の観光となります。まずは信号を渡りますが全然車が通っていない・・・普段ならサッと信号など気にせず渡ってしまうのだけど、ツアーは団体行動なので周りに合わせて信号が変わるのを待ちます。

 

こちらはショパンの生家がある敷地の正門。ただしこちらからは出入りできないのでもう少し奥に進んだ所にあるチケット売り場まで行かないといけない。ちなみにこの正門の正面奥に小さく見える建物がショパンの生家である。

正門からチケット売り場の方に回っていく際に見えたこちらの建物はレストランです。この見学を終えた後はこちらのレストランに寄って昼食を頂く予定になっています。

 

ポーランドはポーランド語という独自の言葉がある。観光地や若者には英語はそこそこ通じる。添乗員さん曰く「ポーランド語というのは世界の中でも難しい言語の1つに入り、覚えるのはとても大変」だそうだ。何が大変って同じ発音でも中国語のように5つ位の音階パターンがあり、文字もローマ字読みではその発音が読み取れないので難儀し易い言語なんだとか。

 

こちらはショパンの生家に入る為のチケット販売所の建物内。比較的新しそうな建物でトイレも綺麗である。

 

ショパンはパリにて39歳で亡くなり、その心臓は彼の遺言通りに愛する祖国ポーランドに持ち帰られた。ショパンが無くなった後に彼のデスマスクも造られたそうだが、この像はデスマスクでは無さそうだな。。

 

こちらの方がリアルなショパン像。「ショパンの曲って知ってる??」と言われてボクが思い出すのが「別れの曲」である。若い頃に見た大ヒットしたドラマ「101回目のプロポーズ」で劇中に流れていたのを思い出す。

 

 

チケットはまとめて添乗員さんが手配してくれるので、その間にまずはトイレ休憩。ツアーで一番重要なのはトイレ休憩と言っても過言ではないのである。

 

たま~~に油断していると男子便所と女子便所を間違って入ってしまう時がある。そういう時に限って、何か考え事をしている時が多いのだが、同じ間違いを繰り返さないようにトイレに入る前には慎重に表示を繰り返し確認してトイレに入るようにしている。

 

ヨーロッパ旅行に来ると、まず男性はこの小便器の高さを見て、ヨーロッパに来た実感を感じ取るみたい。

 

トイレを済ませる。ツアーで来ると女性陣のトイレが大渋滞になって時間がかかるので、その間に近くにあるお土産物屋さんを物色する。

 

ここはショパンの生家があるだけあって、お店の中は一面ショパングッズだらけ。

 

ショパン関連の書籍が沢山置かれていたけど、唯一日本語の本はこれだけ。という事でこちらをお買い上げ、5.50ズローチなり。

 

英語が読めると読める書籍の数が飛躍的に増えるんだろうけどね。。

その前に英語を喋れるようにならないと・・・

こちらにはショパンのチョコレートがあるが、外側の箱が無ければ中身は普通のチョコレートっぽい。。

 

ショパンだけにピアノの鍵盤の柄が入ったマグカップが置かれている。マグカップも家にあるのが結構頑丈で割れたタイミングで買い替えないと、何も考えずに買っちゃうと結構場所を取ってしまう。。

 

下の段はガラスのショーケース入りで、ちょっといいお値段がするのだろうか。ティーカップセットで約1,600円位。

 

ツアー参加者の皆さんはそれぞれ自分の興味あるものを物色している。ここで一番人気があったのはトートバッグだった。海外のスーパーでは買い物時のビニール袋も有料なので、こういったトートバッグを買って使うのもいいのかもしれないな。

 

こちらの棚は全部CD。今の世界ではすっかり時代遅れになってしまった感じのするCD。アップルが始めた音楽配信や動画配信でこういった個体媒体を入手しなくても音楽や動画を楽しめる時代になってしまった。

ちなみにCDは世界中どこでも聞けるが、DVDは国毎にリージョンコードというものがあって海外で購入したDVDを日本国内で見れない事が多いので購入時は注意しましょう。

 

ひたすらにショパングッズ。添乗員さんが「帰りにまたここを通る時に時間を作るので、その時に購入した方がいいですよ!」と言っていたけどショパングッズを目の前にして鼻息が荒ぶる人が数人いたような・・・。

 

ショパンの生家へ

こちらはこの敷地内へ入るのに必要なチケット。ただし受付でチケットを購入した後は、特にゲートとかを通って入場しないのでもう用済み・・・。

 

ショパンの生家を見る前に、先にショパンの頭部の像の撮影大会が始まる・・・。ボクのオカンも一昨年にスマホに切り替えたし、前までガラケーだった世代の人達が多いツアー。スマホを持つと簡単に写真が撮れてしまうので、ついつい写真を撮り過ぎてしまう。

 

さてショパンの家の敷地内に入ります。ちょっと雨がパラパラしてきました。傘は写真撮影の邪魔になるので極力持たないようにしているので、上だけ撥水性のパーカーを着て乗り込みます。ちなみにこちらの建物はショパンの生家とは全く関係がありません。でもボクがこの家を写真に撮っていると、他の人達も釣られて同じようにこの家の写真を撮っていましたね・・・。

 

右側を向くと道が一本奥に伸びていて、この突き当りに見える家がショパンの生家です。その周辺には緑が沢山植えられていて、他にはほとんど観光客が居なくて独占状態でした。

 

1929年にショパンの生家を保存しようと「ショパンの家:友好協会」なる団体が、当時ショパンの父親が家庭教師をしていた家庭のスカルベク伯爵邸跡の現存していた別館を購入した。この別館にショパンの両親が暮らしていて、そこでフレデリック・ショパンは生を受けたのである。

 

その後1931年にショパンが生まれた頃の間取りをそのまま残して別館の改装工事が行われます。しかしそのままではみすぼらしかった建物だったのか、英雄ショパンが小さく見えてしまう事を嫌ったのか、この改装はショパンの家を以前より豪華に改装してしまったようです。。

 

こちらに見えてきた建物がかつてショパンが生まれたという、スカルベク伯爵家の別館だった場所。

 

ショパンの生家 周囲の景色 動画

 

こちらのショパンの生家は1931~1933年の改装によって、まず屋根がかさ上げられた。そして建物に風格を与える為に柱が付いた玄関ポーチも増設された。改装前の屋根の位置は今の半分位の高さの場所だったみたいだ。

 

撥水性パーカーを着て、ポーランドでもご機嫌な様子の男。

 

この敷地内は公園になっていて、とても広大な面積に木々が植えられている。庭園の工事は1933~1937年に渡って行われたようだ。

 

このショパンの生家に近づくと、近くからショパンの名曲が聞こえてきます。上にある煙突もどきから音楽が流されていたのだろうか?!

 

そしてショパンの名曲を聴きながら、生家の中に入って行きます。やっぱりこうやって音楽が流れているだけで、俄然”ショパン!”っていう感じが出てきます。それだけやっぱり人間にとって音楽は重要なんだと再認識する。

 

ショパン生家の中を見学

ショパンの生家の中は写真撮影はOKだが、フラッシュ撮影は禁止!また置かれている品物には触れてはいけない!

 

ショパンの生家内には色々と家具などが置かれているが、実はここに置かれているものはショパンが生まれた頃にあったものではなく、縁もゆかりもないものが置かれているそうだ。

 

このショパンの生家をリニューアルさせた協会メンバーが、ポーランド人の英雄の生まれた家に威厳を与えたくて優雅なポーランド人っぽい風格に見えるこれらの家具などを持って来たようだ。。

 

だからお触り禁止と言われても全然ショパンとは関係ない物ばかりなので、特に触りたいとも思わない。。

 

だから生家内にはピアノが置かれているけど、これもショパンは見た事も触った事もないピアノなのである・・・。

 

だから説明が無いと「こんな感じでショパンの両親は生活していたんだ~~!」と勘違いしてしまうかもしれない。あくまでも彼らが住んでいた場所なだけで、今の内装は当時とは全然違うという認識が必要な場所であった。

ちなみにこの右下にゴチャゴチャと書かれているものはショパンが洗礼を受けた時の教会の記録の一部だという。

 

こちらの作品はクサヴェリ・ドゥニコフスキーが作成したショパンの頭像。1925年頃に作成したものだが、ここに置かれているのは複製だそうだ。

という感じでショパンの生家見学は次回に続きます!

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