最南端佐多岬の展望台で鹿児島の風に吹かれる編-西郷どんと鹿児島周遊旅行記-2

【鹿児島周遊旅行記】初日

【個人旅行】2019年10月13日~16日

 鹿児島最南端にて!

10月中旬の鹿児島は気候的に最適。半袖で充分だし、思った以上に暑くもないしと。それに桜島の噴煙もあまり鹿児島市内には流れてこないし。時期によっては桜島の噴煙が色んな方向に流れるようで、鹿児島県民は桜島の噴煙はあまり気にしていないけど旅行者はちょっとそれが気になる。。

 

  佐多岬の展望台にて

早速灯台が見える展望台に上がる。ここは海原からの風を遮るものがないので、太平洋上を走ってくる風は意外と強い。

 

 

佐多岬の展望台からの眺め 動画

 

展望台の足元にはこの佐多岬周辺の地図が彫られている。そこには種子島や屋久島、硫黄島などの位置や距離なども示されている。

 

少し遠くに見える佐多岬の灯台。九州本土最南端の灯台である。

 

久々に佐多岬に来たという”西郷どん”、鹿児島の中でも最南端にあるだけあって普段はなかなか来れないようでその景色を堪能しているようだ。

 

北側にぼんやりと見える、三角形をした山はてっきり桜島かと思いきや違っていて924mの日本百名山の1つでもある”開聞岳(かいもんだけ)”である。

 

手前を見下ろすと、透き通った海で下の岩まで見えている。

 

”西郷どん”は正面から写真を撮ると、どうしてもこわばった顔をしてしまうので横顔での写真を撮ってみる。すると「意外とテレますね!!」と喜ぶ”西郷どん”

 

見渡す限り、大海原が広がる絶景。しばし時間を忘れて、海の音を聞き、風の音を聞き、その余韻に浸る。鹿児島は大阪に比べると断然自然が多いので、心が休まる。

 

鹿児島を訪れたこの日2019年10月13日は夜、ラグビーワールドカップの日本VSスコットランド戦があった。グループステージ全4戦の内、3戦勝っても最後で負ければ決勝ステージに進出できない可能性があるという何とも恐ろしいシステムのラグビー。

遠くの海上で大きな波しぶきを上げて進む船は「多分、今晩のラグビー日本代表の試合を見る為に急いで帰っているんだ!」と勝手に決めつけるボクら。。

 

佐多岬の展望台からの眺め 動画2

 

この日はちょっとモヤってたので、南側にある島々は残念ながら見えなかった。

 

こちらは東側を見つめる”西郷どん”。台風19号の影響で残念ながら来れなかった”LOVE×4姉さん”を見つめていたのかも?!

 

相変わらずカメラを向けると、いい顔をしようとする”西郷どん”。彼のいい顔とはキリっとした顔をイメージしているので、顔にいつも力が入ったような感じになるが逆にそれが強面になってしまっている。。

 

他には家族連れや女子旅のご一行、更には外人団体もわざわざこんな遠方まで訪れていた。

 

”本土最南端”と書かれてある佐多岬の石碑。本土とあるけど、大阪人からすると本州じゃない鹿児島だけど鹿児島人からすると鹿児島も本州に含まれているイメージを持っているようだ。この辺は地域性というか県民性もあるのかもしれない。

 

そんな佐多岬の展望台で恒例の抱き着き写真!見た目以上に意外とウブな”西郷どん”は、ちょっと腰が引け気味・・・。

 

先程大海原を一望していた場所から降りた所に佐多岬の石碑があります。

 

ここにもさっき見た地図があります。鹿児島県は結構範囲が広く、屋久島や種子島、そして奄美大島までもが鹿児島県に属しているのである。

 

大きな屋久杉を見てみたいけど、次に訪れるのは奄美大島になりそう。奄美大島だとJALで伊丹空港から直行便が飛んでいるので、行き易そうだし。

 

展望台からの景色を満喫した後は、上から見えた波打ち際に行けるハズと思い階段を降りていく事に。

 

辺りには色んな木々や植物が生えていたけど、道は綺麗に整備されていた。近年佐多岬付近はリニューアル工事されたようで、とても綺麗であった。

 

そんな道を歩いていると、人工的に石を積まれた石垣が見えてくる。この辺りに何か建造物でもあったのだろうか?!

 

ここでは歩いている人と交差する時に挨拶をしてくる人が多かった。同じようにこちらも声出しする。

 

この下側の波打ち際まで行けそうな道は残念ながら崩れたようで、通行止めになっていた。

 

鹿児島は日本の南に位置するので昔から台風が直撃しやすいので、台風には慣れっこなんだとか。だから鹿児島県民からすると「台風を鹿児島が受け止めてやってる!」という意識を持っているようだ。そんな台風の影響を多く受ける鹿児島では電柱の深さが本州に比べて深かったりと台風対策のノウハウが沢山蓄積しているようだ。

 

昔はこの辺りに佐多岬の灯台を守っていた”灯台守”の宿舎があったようだ。「灯台下暗し」という言葉が実感できそうな場所。1871年に初代の灯台が建造されたそうで、その後第二次世界大戦で破壊され現在の灯台はその後に再建されたものである。

 

ここの緯度はエジプトのカイロとほぼ同じ位置にあるようだ。そう思うと南国に位置する場所である。

 

そしてまた道を歩いていると、ガジュマルの垂れ下がった枝の奥に鳥居も見える。”西郷どん”は見た目以上に結構真面目な性格で、神社とか寺に行く度にお賽銭箱に硬貨を入れていた。それとは全く逆でボクは手を合わせる事もしないし、お賽銭も殆ど入れない。。

 

同じ日本って思っていたけど、大阪と比べるとだいぶ南国ムードが満載な鹿児島県。今回鹿児島県を訪れるのは人生で初めてである。今までの人生では全然国内旅行も海外旅行もしていなかったので「もっと早くから来ていれば・・・」という思いも出てきそうな楽しい鹿児島県。

 

帰り道、ここの場所は前に襲った台風の影響で地崩れしていたようで再建中であった。

 

さすがに台風が直撃する事に慣れている鹿児島でも、全く被害が起こらない訳ではない。ただ慣れているだけなのである。

 

でも着々と修復中でその内、この道も通行できるようになるのだろう。

 

こちらは先程も通ってきたトンネル。この佐多岬展望台付近は開拓した岩崎グループが所有していた事もあって2012年まで有料だったそうだ。1964年に開かれた佐多岬展望台はその後老朽化し、最南端だけあって訪れる観光客もそこまで多くなく、国立公園内にあり規制も多いので岩崎グループは観光資源として所有しておくのが困難になり自治体にこの土地を譲渡したのであった。

 

それ以降は先程訪れた佐多岬展望台は2018年にリニューアルされたので、先程も見た通りに綺麗な建物になっていたようだ。

 

このトンネルは声が結構響くので、2人で奇声を上げて楽しみながら歩いた。いい歳した中年?!コンビを怪しく思われたのか、周りの人達からは声を掛けられなかった・・。

 

そして先程の佐多岬駐車場に戻ってきた。ここから見ると大きくそびえるガジュマルの木がとてもいい雰囲気を出している。

 

この垂れ下がった枝が地面に突き刺さり、新たにそこが根っことなり栄養分を吸い上げているのだろう。

 

  大隅半島で夕陽を眺める

そして17時前に佐多岬を後にして、今晩宿泊するホテルがある鹿児島の中心地、鹿児島市へまた車で戻る。2時間半~3時間ほど掛かる長旅である。この海の奥に見えるのは先程も見えた開聞岳である。素人は鹿児島でこのような山が見えるとどれも桜島にしか見えないけど、色んな山がある鹿児島県。

 

他にも小さな山が沢山ある鹿児島。やっぱり実際に自分の足で現地を訪れてみるという事はとても大事である。今回の旅で鹿児島には桜島以外にも沢山の山がある事を知ったのだった。。

 

ちょっとこの辺りで夕陽が綺麗に見える場所があったので、小休憩をする事に。そんな場所にはバス停があったけど、こんな田舎では一日一本位しかバスが通らないのではなかろうか?!

ちなみに大隅半島も、ある地点を過ぎるとコンビニが一切無くなる程の田舎だそうだ。

 

バス停の時刻表を見てみたが、剥がされていた・・・という事はバスは全然通らないのかも?!

 

ここからは夕焼けマントが見える絶景な場所のようだ。開聞岳が夕陽と被さる写真スポットでもある。

 

そんな絶景スポットから夕陽を眺める。綺麗で自然豊富でのどかで、人々が優しい鹿児島に一目惚れする瞬間でもあった。でも心では今晩のラクビーワールドカップの日本戦が気になって、始まるまでにホテルに帰れるかが気になっていたボクでありました。。

 

大隅半島から眺める夕陽 動画

 

この様子はまた次回に続きます!

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西郷どんと鹿児島周遊旅行記-1 鹿児島でカンパチ丼を味わい、最南端の佐多岬に向かう編
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