【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】5日目
【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日
色んな時代や文化の遺品!
エルサレムにある「イスラエル博物館」にて、自由時間になってまずはこの建物に入ります。
博物館内の所蔵品を見学!
こちらの博物館内には色んな時代の色んな地方で見つかった古代人の遺物というべきものが所狭しと置かれていた。
こちらは土器で造られたお墓のようだ。だいぶ昔の時代のようで、可愛らしい顔で造られている。
最初のコーナーは最初に文明が始まった頃の物が置かれているようだ。
人骨なんて珍しくないけど、ここに展示されているという事はもっと大昔の骨だろう。科学的には人類は猿などの哺乳類から進化を重ねて人間になったとされている。しかしキリスト教などの宗教では「神様が人を作った」とされているので、キリスト教系の学校では授業などでダーウィンの進化論により、人へと進化したとは教えてはいけないようになっているという。
こういうマスクも闘い用の仮面というよりは、王様が被る仮面であったようだ。
人類は昔から金が大好きだったようだ。
いつから人は神を信仰するようになったのだろうか?
数千年前の遺跡から、土器が発見されている。時系列的に発掘された土器などを見ていると、だんだんとその作りが上達して、大きく繊細になっていった流れがよく理解できる。
この博物館内は意外と進路がありそうで、迷いやすい通路になっているのでどこを今歩いているかが分かりにくかったりする。
次のエリアでは見た事のある形の猫ちゃんの像があった。これはエジプトに行った時にこの小さな木彫りの像をお土産に買って帰ったので、よく覚えている。ピラミッドが見えるホテルの中にあったお土産店で、日本語をそこそこ喋れるオジサンから買ったのである。
古代エジプトはギザの大ピラミッドに代表されるように超大国であった。なお古代エジプト人は”記録魔”とも揶揄される程、記録を残していた為に考古学者や歴史学者にとっては有り難い国であったという。
ツタンカーメンの黄金の棺はあまりに有名であるが、意外とこのような木彫りの棺はたくさん見つかっているのである。エジプトの考古学博物館にはこのような地味な棺が山ほど積まれているのである。
「栄枯盛衰(えいこせいすい)」という言葉じゃないけど、昔から色んな文明が栄えては滅びていったのである。
お次はエーゲ海沿岸で栄えたギリシャ文明のコーナー。
古代ギリシャではギリシャ神話として伝えられる神々が沢山作られた。右側にあるライオンの像はパルテノン神殿でも同じような像を見た記憶がある。
真顔でちょっと怖い顔の像、子供っぽいような体の大きさをしていた。
勿論解説が日本語で書かれていないので、あまり分からずに見た感じの印象だけで置かれているものを評価して、進んで行く。
そろそろモザイク画が出てきた。この辺りからローマ帝国繁栄の時代が来るのだろう。
こちらはローマ皇帝のハドリアヌスの像。彼の先代ローマ皇帝であったトラヤヌス帝の時代に、エルサレムに神殿を再建する案が出て認められたがトラヤヌス帝が急死した為に白紙となってしまったのである。
こちらは胸には魔除けとされていたメドゥーサの顔を彫られている、顔無しの像・・・ローマ皇帝っぽい服装の感じがするけど誰かは分からない・・・。
ローマ帝国時代にモザイクは花開く。その後ビザンチン時代にかけてそのモザイクは細かく描写されるようになり、芸術品へと洗練されていくのである。
ラテンで彫られている壁の一部。日本人が何気なく使っているローマ字の語源は、ローマ帝国から来ていると知って驚く。。
闘いの女神アテネ。オリーブの木を生み出した女神としても有名である。
ペトラ遺跡付近に住んでいたナバタイ人の文明からも、色んな土器が発見されている。ただペトラ遺跡では出入り口付近に博物館があったが、中を見学する時間がなかった。
こういったものも最初はあまり興味が無かったけど、色んな国に行き出すと段々と好奇心が付いて来て知らない内に興味が出てきている。
世界中には色んな文化の跡がある。それぞれの地方毎に個性があり、見ているだけで楽しくなってくる。
ただし1つの文明が大きな力を持って来て支配地を増やしていくと、大国の画一的な文化が支配地に浸透し個性が無くなっていった。
このようなモザイクも細かくて素晴らしいものではあるが、チュニジアでも見れたし他の地域でも見られるので独自性が感じられなく、正直モザイクはちょっと見飽きてきた頃合いである。
こちらはコロッセオが刻まれた硬貨。
ただ色んな物が置かれているが、解説を見ないと単なる置物とあまり変わらないような・・・。
この博物館では、アート館もあり先程までのブースとは違った感じになっている。
ただ観光客はあまりこのアート館には興味が無いようで、そんなに人はいなかった。
館内のピーターパン展にて
博物館の一角に特別展示でピーターパンの展示スペースが少しあったので、ちょっと寄ってみる。ピーターパンの作者である「ジェームズ・マシュー・バリ」(James Matthew Barrie) の写真もある。彼はスコットランド出身の作家で、40歳代でピーターパンを発表した。
その後、ウォルトディズニーによって著作権が買われ1950年代にアニメーションで映画化された。
初回ピーターパン上映時のポスター。小さい頃この映画は何回か見た事があるハズだけど、内容はすっかり忘れちゃった・・・。
このオジサンは誰か分からない・・・。
敵役であるフック船長は原作では右手が鉤手だったが、このディズニーの映画で左手として設定されたので、フック船長の左手が鉤手イメージが定着したのである。
妖精のティンカーベル!どういったキャラクターかは勿論忘れたけどね・・・。
館内は一応見終わったので外に出てみる。まだ集合時間までは20分程あるので、近くを散策してみる。
エルサレムの感想はというと・・・・暑い!・・・という第一印象。
アート・ガーデンを散策!
こちらには「ビリー・ローズ・アート・ガーデン」と呼ばれる、日系のイサム・ノグチ氏が監修した公園があった。
芸術家のセンスは芸術家にしか分からない。。それぞれに色んな思いを込めて作られた作品であるのだろう。
ここでこのツアーで男性最年少参加者のお兄ちゃんと遭遇。とりあえずエルサレムの風景をバックに記念撮影!
アートガーデン内の景色 動画
このエルサレムはこれまでに幾多の戦いがあった場所。そんな感慨深い歴史に興味を持ち始める前の様子。。
昼食にビールを飲むと、夕方にちょっと疲れてくる。どうもドーピングが切れてきた兆候のようだ・・・。
こちらは東京ヤクルト・スワローズのロゴに似ているモニュメント・・・。
多くのパレスチナ難民を出す事になるイスラエル。島国の日本に住んでいると、陸続きで他国と繋がっている国の争いは理解しにくいのであろう。
こちらは死海文書が保管されている場所を輪切りにした絵とその説明板があった。
このおわん型の屋根がある下に死海文書が保管されている。この建物のイメージは、死海文書が発見された時に入っていた壺をイメージしたそうだ。
こちらの木も単なる木ではなく、アートな木である。
そしてそろそろ集合の時間が来て、出口付近に集まります。建物内は空調が効いていて、とても涼しい!
そして博物館を出てバスに向かいます。
初日のイスラエル観光はこれにて終了、後は今晩宿泊するホテルに向かうだけ。
この続きはまた次回に続きます!
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