ペトラ遺跡にある犠牲祭壇まで走って登ったら、自分が犠牲になりそうだった-イスラエル&ヨルダン旅行記19

【神秘のペトラ遺跡&死海&聖地エルサレム巡礼旅】3日目

【1人参加旅ツアー・阪急交通社(トラピックス)】2019年8月23日~30日

 自分の限界を試される山道!

 犠牲祭壇に向けて山道を登る

ヨルダンのペトラ遺跡で一番奥にある「エド・ディル」を見学した帰りに、”とある事情”によりこの山の頂上にある犠牲祭壇という場所まで駆け足で登る事になりました。添乗員さんは「往復は約2時間です、ハイっ!」って言ってたけど、明らかにサバを読んでいるので走れば往復40分位で行けると目測を立てます。

 

こちらはその犠牲祭壇(High Place Of Sacrifice)までの道のり。そこそこにクネクネした山道のようです。

 

意気揚々と最初の階段を駆け足で順調に上がっていく真っ黄色Tシャツ男の後ろ姿。

 

少し後ろを振り返ってみる。誰もこの山道には興味が無いようで。。

 

ゆっくりと登っている時間はない、あと1時間しか無く、それもペトラ遺跡の入口の外にある駐車場まで行かないといけないのだ。

 

なので、足を止めずに階段を駆け上がっていく。意外と順調に行けそうな感じだった、この頃。。

 

あの岩山の上に、旗らしきものが小さく見える。あれが目指す場所なのかな?!

 

道中はトレッキング・ルートを示す案内が一切なく、また夕方の時間帯でもあったからか、全然この山道には人が居なかった。結果的に、この道中ですれ違ったのは2組だけであった。

 

そんな1人果敢に山道を攻めていた姿をしっかり望遠で撮ってくれていたようです。

さすが真っ黄色Tシャツはここでも目立ちますね!

ここまでは軽快にステップを切りながら走ってきたが、そろそろ反動が出てきたようだ。汗が噴き出してきて、心臓はバクバク大きな音で鼓動しているのが嫌でも伝わってくる。

 

この辺りでちょっとだけペースを緩めて、写真撮影タイムに切り替える。最近ハードな運動は全然していないので、体がめちゃビックリしているようだ。。

 

それでも何とか踏ん張って「絶対登ってやる!」という気持ちを持って、スマホの時計と睨みっこしながら登って行く。片道20分と設定しているので、それを超える訳にはいかない。

 

 犠牲祭壇までの山道の景色 動画

 

だいぶヘバってきた頃のボクを捉えた写真。実は内心「引き返すとしたら、この辺りがリミットかも?!」とちょっとダークサイドな自分の心と闘っていた瞬間。

 

ここまではある程度駆け足で登ってきたので8分程しか経っていなかったけど、この辺りで再び左足ふくらはぎの痙攣が始まり、何とか辛抱していると更に左足の太腿まで痙攣し出してしまった・・・。そして水を飲もうかと思ったけど、そういえば全部持っている水は飲み干して空のペットボトルしか無かったのである・・・。「しまった・・・水位買っておけばよかった・・・」と思ってももう遅い、今は全然誰も居ない山道である。

そしてこのちょっと先で出会った二組目の女子ペアに「頂上までどれ位??」と聞いてみると「ン~~アバウト、サーティーミニッツ?!」と言われた。ここから更にまだそんなに掛かるのか・・・orz と意気消沈しかけるも、自分の目測を信じてあと僅かだと頭を切り替えて進む!

 

そのまま登ると、だいぶ上の方まで上がってきた。日が当たる場所まで出てきたので、ここからそうは遠くはないハズだ。

 

しかし相変わらず人影が全然見えないので、ちょっと不安になりつつも「迷ったら進め!」とトルコ旅行で知り合ったお父さんが言っていた言葉を思い出して、痙攣を起こしている左足に力を入れて進む。

 

そして歩き続けると看板が見えてきた。どうやらお目当てのものは右側の方向のようだ。

 

その左側には「TEA」と書かれた休憩所が見える。ここで「水分を早く補給させて!」と自分の心の中に潜んでいたダークサイドな面が飛び出そうとしてきた。「そんなゆっくりとしている時間は無いんだ!先に目的地に辿り着く事の方が大事だ!」と、ダークサイド面と闘い何とか心の奥底に沈める事に成功する。

 

人間っていう生物は一週間水を口にしなくても生きていられるらしいので、少々ここで水を飲まなくても大丈夫だ!・・・という気持ちだったけど、目的地がまだ見えていなかったので不安な気持ちも無くはなかった。。

 

それにしてもだいぶ高い場所まで登ってきた。もう既に全身は汗だくである・・・。こういう時程普段もっと運動しておけばよかったと思うけど、結局家に帰ってみたら全然運動しないんだけどね。。

 

こっちの方に目的地があるハズと思って、歩みを進めるけどまだ何も見えてこない・・・さすがにこれ以上迷っているとタイムオーバーする可能性があるので、この先まで行って何も無かったら諦めて帰る事にしようと決めて進む。

 

 犠牲祭壇までの山道の景色 動画2

 

 犠牲祭壇の頂上に辿り着く!

さっきの時点から少々歩くと、ヨルダン国旗が目に飛び込んできて思わず安堵した瞬間。

だからボクはヨルダン国旗が好きになっちゃったのである!

その横には小屋のようなものがあり、現地民みたいなお兄さんが待ち受けていた。

 

 犠牲祭壇の山の頂上からの眺め 動画

 

とりあえず頂上まで登った記念に、その場にいた現地のお兄さんと写真を撮ってもらう。

 

丁寧にロバも入れてもう一枚、写真を撮ってくれた!

 

この頂上でも水を売っていて500mlのミネラルウォーターを1ドルで購入。そして足早に帰ろうとしたら、もう一人のお兄さんが「お茶を入れてやるから、ちょっと休憩してイキナヨ!」と誘ってくれた。

 

本音では断って早く山を降りたかったのであるが、このお兄さんの”この笑顔”に負けて、呼ばれる事にする。

 

確かにせっかくこんな景色のいい山の頂上まで来て、さっと写真を撮って水を買って終わりでは少々味気が無い。。ここは少し彼らの好意に甘えてみる。こんな山の頂上でもガスを使って火を焚いてお茶を作っていた。

 

そんなお茶にハーブの葉っぱを入れてくれて「ドウゾ!」という感じで出してくれた。身なりが怪しいので「マニー・・」とか言われる事も覚悟はしていたけど、無償で”彼らの気持ち”としてお茶を出してくれたようだ。

 

そんな”彼らの気持ち”が籠ったこのお茶がメチャクチャ熱かった!!グラスまで熱くなっていて、上の端を持とうとしても熱すぎて持てなかった・・。今思うとそれだけ彼らの気持ちが籠っていたのだろうな(笑)。

しかしこのお茶、頑張って飲んでみるとアラブ系の国特有の砂糖が入っていて甘かった!普段はあまり甘い飲み物を飲まないのだが、疲れたこの体にその甘さがとても反応して急に元気が出てきたような感じになったのである。

 

そのお礼にと「カバンに水はあまり入れないけど、ちゃんと寿司キーホルダーだけは入れてますよ!」という”ボクからの気持ち”を彼らにお返し!

ここでもとても喜んでくれましたね!

すると早速袋を開けて中身を取り出します。「ひょっとして彼らは寿司って物を知らないのかな?!」と思っていたら・・・

 

どうやらエビをあげた方の右のお兄さんが「これは魚だ!」と気付いたようです。

 

すると近くにあった水の入ったボウルにキーホルダーを投げ込んで、キーホルダーを泳がして楽しそうに遊んでいる2人。。

 

山頂で無邪気に寿司キーホルダーで遊ぶ2人組。この犠牲祭壇まで登ってきて、いい景色を見れたけど彼らと出会えた事の方がボクにとっては良かったと思った。

 

そんな無邪気な彼らの姿をもうちょっと見てみたいけど、残念ながらこちらには時間制限があるので泣く泣く去る事に。別れの言葉を掛けると「サラバ勇者よ!」みたいな感じで見送ってくれたっけ。

 

 再び来た道を戻る

何とか目標としていた犠牲祭壇まで辿り着けた事にホッとして、再び来た道を引き返す。ただ後でガイドブックを見て分かった事だが、先程の小屋がある場所の近くに「犠牲祭壇」という古代の祭壇があるハズだったのに、あまりのシンドさと彼らとのコミュニケーションに気を取られて、見逃してしまっていたのである・・・残念・・。まあ目標は犠牲祭壇を見る事ではなく、山の頂上に登る事だったので、コレで良しとする!

 

再び登ってきた道を戻り、降りて行くが帰り道は水を持っているのでとても心強い!しかしたった500mlだったのでこの坂道を降りている途中に全部飲み切ってしまったけどね。。

 

 帰りの山道を降りる様子 動画

 

一度は通った道なので、登りの時とは違って全く不安もない。残された時間も意外と予定通りなのでちょっと余裕がでてきた感じ。

 

それにしても誰とも出会わない・・・誰か登ってくる人が居たらさっきすれ違った人達の真似で「アバウト・・サーティーミニッツ?!」って言おうと企んでいたのだけど。。

 

この辺りは階段ではなく、坂道と化していた。

 

でも帰り道はホント早い感じがする。気持ちの問題だったのかもしれないけど、ぴょん~~ぴょん~~と飛んで降りて行ったイメージがある。

 

でも昔のナバタイ人は毎日こんな山道を往復していたのだろう。そう思うと2000年前の人間に比べると大幅に体力が無くなっている現代人である。

 

やっとペトラ遺跡のメインストリートが見えてきた。たださすがに誰もボクの事を待っててくれている人はいなかったね。。

 

そして何とか見事に階段を降り切りました。予定の往復40分より僅かに2分だけ早く駆け抜け見事38分にて完走!あとはペトラ遺跡の出口まで30分なので「余裕でしょ?!」と考える。

 

 再びペトラ遺跡内の道を引き返す

ここからは速足で歩くとする。まだ歩くまでは行かなくても時間的には充分だと計算。

 

そして再びエル・ハズネをチラっと見学。もう夕方なのでそろそろ遺跡観光も終了に近づいているので、午前中と比べてもあまり活気がないように感じた。

 

実はこのエル・ハズネ周辺にもお墓のようなものがあって、そこまで階段が続いていて観光客の人達が沢山登っていたね。

 

いや~~最高に楽しかったペトラ遺跡。もし次来る事があれば、このエル・ハズネの向かいの崖の上に登って、エル・ハズネを見下ろして、ついでにちょっと遠いけどモーセのお兄さんアロンのお墓まで行ってみたいな。

 

 帰りのシークにて

帰りのシークの景色は、まさしく「インディージョンズ3/最後の聖戦」のラストシーンそのもの。ここを馬に乗って駆けていくインディー達のシーンを思い浮かべて、シークを速足で進む。

 

 帰りのシークの景色 動画

 

この時点でタイムリミットまでは23分、全然余裕だと思っていた。だけどてっきりシークを抜ければすぐに遺跡入口があると思っていたけど、そうじゃなかったのをこの時は油断していてスッカリ忘れてしまっていましたね。。

そんな様子はまた次回に続きます!

↓↓↓↓ヨルダン&イスラエル旅行記:初回↓↓

”ペトラ遺跡"死海"エルサレム”旅行記ブログ-1 事前準備&クチコミ編
阪急交通社/トラピックスのツアーで訪れたヨルダンとイスラエルの旅行記の口コミブログ。両国に行く前に行く前にまずは準備を!

【コメント欄】