南米(ペルー&ボリビア)旅行記(HISツアー) 3日目:ペルー(クスコ観光)
旅行3日目。
夜11時過ぎに寝て、朝2時半モーニングコール。4時出発。寝ても何回も目が開いてしまいます。慣れない土地なのか時差ボケなのか。
予定では朝1時頃に届くスーツケースが全然来ない・・・。もし来なかった時の妄想が激しく頭の中を駆け巡る。
2時を過ぎても音沙汰なし。もうすぐモーニングコールが鳴る時間。と思った矢先に内線が掛かってきた。やっと荷物が来たみたい。フロントまで取りに行く。
会いたかったぜ、マイスーツケース! 無事な姿に安堵した。そこから朝食バイキング。そういえばここのホテルは全然種類がなかったんだっけ。昨日と同じようにとりあえずパンをほうばる。
agua,por favor (アグア,ポル ファボール)
「お水を下さい」という意味。 とりあえず最初に覚えたスペイン語。ちなみに南米の水道水は飲んではダメとの事。お腹を壊す確率が高いらしい。
クスコに向けて移動
早朝からバスに乗って空港へ移動。みんなから「スーツケースが届いて良かったね」と声をかけてもらう。本当に良かった。
だいぶ早い目にチェックイン。フライトまで充分に時間がある。
南米旅行はけっこう待ち時間潰しが大変である。フライトがちょっと遅れるとかは当然らしい。30分くらいなら「遅れ」とは言わないらしい。。。
現地ガイドのシルビーちゃんとしばしのお別れ。記念撮影。日本で数年住んでいたらしく、日本語の発音がとてもうまい。ただガイドとしての喋りはこれからって感じ。とてもカワイイ。背が低いので余計可愛らしく見える。
フライト待ちも飛行機が遅れだす。30分やら1時間やらと次々と延びていく。どうも目的地のクスコの天候が悪いらしい。気が付けば2時間近く遅延しだしている。飛行機によってはキャンセルになるものも出てきた。陸路はゴメンだ、デコボコな路面で長時間バス移動なんて考えられない。
と思っていると添乗員さんが機転を利かせてくれて、別の飛ぶ便に変更してくれた。そこから全員でバタバタと移動し何とかその飛行機に乗る。添乗員さん曰く、荷物がキチンと全部乗るか心配との事。ちなみにこの時は荷物1個遅延した。
この飛行機で添乗員さんの横に座ったので色々話を聞いてみた。飛行機も会社によって機種や方針が違うので、こういった悪天候で飛ぶとこと飛ばないとこに分かれるそうだ。値段の高いツアー会社などは、いい飛行機を持っている会社などを優先して使っているそうだ。伊達にいい値段している訳ではなく、そういった時の事も配慮されている。
値段を取るか、安心安全を取るか という所か。
そうしている内にクスコ空港に到着。
クスコ空港に到着
このクスコは標高が一気に3,600mに上がるので、空気が薄く体がしんどくなるので「ゆっくり降りて下さい」とアナウンスを受ける。そのアドバイス通り、最後の方に降りる。ここから高山病との戦いが始まるのである。
そんな極端ではないが、何となく空気が薄い感じがする。ここは焦らずとてもゆっくり歩く。まるでお年寄りのように。
途中、何回か名前を聞かれた。どうも乗ってきた飛行機がこれからもう1か所に行くみたいでそれのチェックみたい。
アルパカの毛を使った服の宣伝が目立つ。 ペルー名産商品なのだろう。
クスコに到着。
アレハンドロ・ベラスコ・アステテ空港 Aeropuerto Alejandro Velasco Astete
怪しげな薬の広告。微妙な日本語が気になる・・・・。
スーツケースを回収。自分のが見えた瞬間、ほっとする。
近くの用意されたバスに向かう。
バスに乗り込むところで1人のおじさんが熱心にこちらを写真に撮ってくる。
何故かとても笑顔。日本人好きなのか?暇人なのか?
他の人もこまめに撮影していた。このおじさんの正体は後日知ることに。。。
空港を後にバスにてクスコ市街に向かう。
途中の街並み。なんかやっとペルーっぽくなってきた感じがする。
緑もキレイ。なお、このクスコにもあのビールの「CUSQUENA(クスケーニャ)」の工場があるそうです。そのビールが美味しい理由として、このクスコは水がキレイなんだとか。
山並みに街があります。なんで標高が高い所に住もうと思ったのだろう。でもそれは標高の低い所に住んでいる人間の発想だろう。彼らからしたら「たまたまそこが標高が高かっただけ」なんだろう。
途中バスが止まる。どうしたのかな?と思っているとその横をヘディングしている2人組が通り過ぎていく。警官にガードされていた。ペルーのサッカー熱が熱くなっているのを感じた瞬間。
程なくしてバスを降りて歩く。石畳。
アルパカのセーターもピンキリだそうだ。安いのは10ドルからで高いのは1000ドルもするそうだ。
クスコ市内に到着
かつてインカ帝国の首都として繁栄した街、クスコ。アルマス広場に到着。
とても観光地っぽい場所。
可愛らしい犬。ペルーって結構犬が居てる。
広場の中心へ向かう。
ここでツアー参加者と記念撮影。彼はハネムーンで来ている。羨ましい!
やっぱり外人の子供は可愛く見える!
アルマス広場にあるレストランに入る。
Tunupa Restaurantで昼食
結構広い。ただ入った時はほとんどお客さんは居なかった。
まずはスープ。コンソメ風なスープ。
スープを飲んでいると何やら演奏が始まった。インカ音楽のフォルクローレ。
今日の昼食のメインはミートソース スパゲティ!私の大好きなヤツ。そういえば今晩もパスタらしい。選択制だったが、なにも考えずにパスタを選んでしまった。
コカの葉が直に入った豪快なお茶。
美味しいデザート。横では3曲目の「コンドルは飛んで行く」(原題El Cóndor Pasa) が流れている。ちなみに最後にCDの販売会がある。1枚10ドル。エルコンドルパサー といえば競馬ファンにはお馴染みの名前。
「コンドルは飛んで行く」の生演奏 動画
一部ファンからは「日本最強馬」の呼び声も上がるほどの馬でした。種牡馬となった3年目の7歳時に残念ながら死亡してしまいました。ゲームのウイニングポストでは毎回エルコンドルパサー系が出来るほど、血統でも活躍します。
大聖堂。スペインからの侵略者達が造った建物。
ここの石畳はインカ時代のもの。隙間なく様々な石がのせられている。日本の城によくある石垣とはまた違う感じだ。
みんなパシャパシャに夢中。この石垣は触れてはいけない。
現地ガイドのカルロスさんが丁寧に教えてくれる。昔ペルー音楽を日本で演奏していた事があり、数年間日本に住んでいたので日本語がとても上手。
大忙しのカルロスさん。
途中に日本語名のお店もあった。
他にもインカ時代の石垣が。これは下側のみインカ時代のもの。上側は後年に積み上げられたもの。スペインからの侵略者は建物は壊したが、石垣は全部壊さずそれを活かして現在に至る。
ぴょこんとサボテンが目に入る。
一番左がペルー国旗。
太陽の神殿(コリカンチャ)を見学。その前にカルロスが雄たけびを上げる!?
中は一部撮影禁止。OKの所もある。
こちらがインカ時代を象徴するレリーフ。ちなみにレプリカ。昔はコンドルを神様からの使者として捉えていたそうな。その他にピューマや蛇も祭られていたようです。
このインカ時代の石垣、実は台形になっているのです。これが特徴です。横から見れば上が少し出っ張っているのが分かると思います。
私の10ドル紙幣を渡すと、この石垣が全く隙間のない事を証明してくれます。そしてこの後、お約束の自分のポケットに紙幣をしまおうとします。コミカルなカルロス。
昔はこのように石に絵が描かれていたそうだ。1つの文化を破壊すると、それまでその文化に生きてきた人達の証が消えてしまうということ。恐ろしい。
ポリスウーマン。
この後はまたバスに乗り、マチュピチュ村に向かう為の駅に行きます。
続く
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